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7月18日(月) カサブランカ

220719casablanca
去年のいまごろ、ようやくの体でカサブランカを収録しました。そこで今年は余裕で、花よりも葉の、それもその裏側の美しさに見入ってみました。
ところが、撮るときには気づいていなかったことに驚くという毎度のパターンが今回も適用されたわけで、その注目点は雌シベです。上の花はストレート、下の花はギュイーンとカーブで、2本見たからわかること=雌シベは空を目指します。
なぜ? たぶん自家受粉を避けたいのだと思います。しかしそれだとギュイーンとカーブするのはおかしくて、まっすぐのままの方が自分の雄シベ(葯)からは遠ざかることができます。なのに、そんな危険を冒しても柱頭を空に向けるメリットがあるはずで、他株の花粉が空から降ってくるからではないかと想像しました。
自分の雄シベが花粉を撒き始める前に、どうにかしてよその遺伝子を受け止めたい…そんな切ない執念が雌シベを空に向かわせているのでしょう。

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