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7月31日(日) リベリアコーヒーノキ

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葉とか枝が違うので、さすがにこれをイチジクとは思いませんでした。ただ、コーヒーノキだと言われても俄には信じられないほど大きな実です。
他種に比べれば大きいのだそうで、前に見たアラビアコーヒーノキの実と比べると、体積で倍は優にあります。当然になかの豆も大きいのでしょう。
その豆は「酸味がなく苦みが強くて味が劣る」(Wiki)らしく、世界シェアはたったの1%でした。上述のアラビアコーヒーノキの生産量が約6割、それにロブスターコーヒーノキが続いて2種でほぼ99%、つまり、たとえ青い実であっても、今回、このリベリアコーヒーノキを写せたことは劇ラッキーなことでした。
と言うか、順序で行けばリベリアの前にロブスターを収録したいところでした。たしかどこかの温室で見た気はするのに、ああ、手順の悪い男です。

過去のきょう 2021 ギンドロ(ウラジロハコヤナギ) 2020 ナンバンサイカチ 2019 ハナズオウとアメリカハナズオウ 2018 スーパーランタナ・ムーンホワイト 2017 アゼオトギリ 2016 ナガバミズアオイ(ポンテデリア・コルダタ) 2015 ハツユキソウ 2014 タブノキ 2013 ジュズダマ 2012 ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト 2011 オオイタビ 2010 トチカガミ 2009 ハナカンナ(カンナ) 2008 ヒツジグサ 2007 キハギ 2006 ナツズイセン 2005 マンリョウ 2004 サンゴジュ

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7月30日(土) アマモ

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DASH海岸(日テレ・ザ!鉄腕!DASH!!)でおなじみのアマモです。なんと、グーグルマップにも「DASH海岸」は表示されるので、そこで撮影できたら面白かったのに、さすがに一般人は立ち入りが不可能な場所(工場敷地?)でした。
かつ、この写真も循環装置のパイプがバレバレで、水槽のお世話になりました。しかもあまり状態がよろしくなくて、「とりあえず見たもんね」画像です。
さて今回の学習事項は海藻と海草の違いです。もちろんアマモは後者で、胞子で殖える藻類ではなくて、海中に生える種子植物=花が咲いて種ができるのでした。その花(かなりわかりにくい)は春に咲くのだそうで、次の機会には三番瀬とかの浅瀬を真面目に探し歩いてみようかな…と一応は考えてみたりします。

過去のきょう 2021 ヒメヒオウギ 2020 カンガルーポー 2019 ミミガタテンナンショウ 2018 シャシャンボ 2017 ツルウメモドキ 2016 ユクノキ 2015 シロバナブラシノキ 2014 キジカクシ 2013 キリ 2012 メマツヨイグサ 2011 ビロードモウズイカ 2010 オオセンナリ 2009 ヒメイワダレソウ 2008 シマトネリコ 2007 マタタビ 2006 アカザ 2005 メヤブマオ 2004 ミズキ

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7月29日(金) ジョウザン(ジョウザンアジサイ)

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アジサイとは名付けられていても、アジサイ属(Hydrangea)ではなくてジョウザン属(Dichroa)…とお決まりの説明を書こうとして、念のためYListを確認したら、あらら、Dichroaはシノニムとされ、標準の属名はHydrangeaでした。
しかも、ふつうはジョウザンアジサイとするのに、標準和名は「アジサイ抜き」です。そのジョウザンは常山と書き、生薬名(アルカロイド成分に抗マラリア作用)でもあるし、中国南部の地名(県名)でもあって、その辺が産地のようです。
せめてアルカロイドに記憶増強効果があるなら、このきれいな花を一つ囓ってみるものを、ヤバそうなのでやめておきます。このあと、濃い群青色の実ができるそうで、せめてそのころまでは上記の面倒なことを覚えておきたいものです。

過去のきょう 2021 アメリカリョウブ 2020 ニンニクカズラ 2019 アメリカハナズオウ・フォレストパンシー 2018 アカザカズラ(オカワカメ) 2017 バアソブ 2016 チリメンジソ 2015 グロリオサ 2014 ハナイカダ 2013 アマチャヅル(雌花) 2012 シマトネリコ 2011 トケイソウ 2010 ベニスジヤマユリ 2009 ヌマトラノオ 2008 ウマノスズクサ 2007 カライトソウ 2006 ママコノシリヌグイ 2005 オミナエシ 2004 ホウキギ(コキア、ホウキグサ)

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7月28日(木) ユウギリソウ

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夕霧草だなんて、てっきりでっち上げのデキ星園芸品だと思いました。なんと、近所の食品スーパーの出入り口に並んでいたのです。
ニチニチソウとかマリーゴールドとか、ありきたりの花が並ぶ棚で、疑いの眼差しにも負けず、花も葉もやたらシックで心にググッと迫ります。調べたら、地中海沿岸に産して、あちらではThroatwortと通称される有名な存在でした。
これはラッキーと持ち帰ったのは良くても、湿気が嫌いという性格の植物は自分には鬼門なのです。つい水遣りをビビっているうち、なんとせっかく咲いていた二つの大きな花房を枯らしてしまいました。途中でちょん切れている茎はその痕です。
かなりのダメージを与えてしまい、これは失敗と覚悟しました。しかし、茎を見ればわかるように、本来はかなりタフでした。水遣りと日光調整の調子をつかんだら、なんと二度目の開花を始めました。蕾もたくさん上がってきています。
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そして、夕霧の意味もこのごろ自分的に飲み込めてきました。一つひとつの花が小さすぎて肉眼ではさっぱり見えないのです。花房全体がまさに夕霧です。
接写して拡大して、ようやく個々の花のつくりがわかりました。こうして見つめる前、てっきり雄シベの葯だと思っていた白いツンツンは雌シベの柱頭でした。その付け根に埋もれているのがどうやら雄シベのようです。
どこがキキョウ科なのだろうと思っていたのに、こうして雄性・雌性の出方とか、5裂した花びらを見るとしみじみ納得です。原産地では多年草で、そもそも暑さ・寒さには強いのだそうで、さあ、ここからはどんどん霞んでいただきましょう。

過去のきょう 2021 カッコウソウ 2020 キンマ 2019 ヒメスイレン 2018 イヌエンジュ 2017 ツタ(ナツヅタ) 2016 ウメモドキ 2015 ギンヨウアカシア 2014 クサソテツ 2013 ミカイドウ 2012 ネジバナ 2011 アルカネット 2010 アメリカホド(アメリカホドイモ、アピオス) 2009 ギンパイソウ 2008 アオヤギソウ 2007 ソクズ 2006 ウマノスズクサ 2005 コガマ 2004 オオニシキソウとコニシキソウ

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7月27日(水) カワイスギ

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このタイトルを見たら、たいがいの人が冗談だと思うことでしょう。ただ、ものすごく真面目でかつワケのわからない名前であることはたしかのようです。
中国に産し、彼の地ではこれを柳杉(りゅうさん)と呼ぶものの、柳を「かわい」と読む謂われはありません。また、この杉に「かわい」氏が関した形跡もありません。
とりあえずなぜ「柳」かと言えば、葉が集まった小枝がふつうの杉のそれよりも長いからだと思われます。と言うか、ほかに柳に通じる点がありません。
中国の杉は元々日本から持ち込まれたものなのに、この杉だけは中国で自生が見つかったそうです。カワイスギ、不思議過ぎのプロフィールです。

過去のきょう 2021 トックリアブラギリ(サンゴアブラギリ) 2020 バンジロウ 2019 エビヅル 2018 ミズカンナ 2017 ウマノスズクサ 2016 アオイゴケ 2015 ルイヨウボタン 2014 キンカン 2013 スパティフィラム 2012 ハナカイドウ 2011 ムクゲ 2010 アズキ 2009 ギンバイソウ 2008 カリブラコア 2007 トウモロコシ 2006 オグルマ 2005 ゲッキツ(シルクジャスミン) 2004 タカノハススキ

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7月26日(火) コモウセンゴケ

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これまで葉が長いタイプのモウセンゴケ(↓)しか見てこなかった目からすると、まるでバラのよう…は言い過ぎとしても、かなり整った見映えです。
このまま冬越しをする常緑性で、寒くなるともっと赤色がきれいだそうです。ならば夏はどうかと言うと、花の季節に該当しています。しかし、そんな気配はどこにもなくて、気を散らさずに肝心の葉をしっかり見なさいということでしょう。
虫を捕らえたのか、いくつかの葉が折りたたまれていて、愛嬌の裏に潜んだ逞しさというか怖さを誇示していました。虫に生まれなくて幸運でした。

<過去掲載のモウセンゴケ類・和名50音順>アフリカナガバモウセンゴケ ☆ サスマタモウセンゴケ ☆ ナガバノモウセンゴケ

過去のきょう 2021 バンドーム(オリエンタルユリ) 2020 ヘリアンフォラ 2019 ウバユリ 2018 カキノキ(枝垂れ柿) 2017 フユイチゴ 2016 ツタウルシ 2015 コバノギンバイカ 2014 ツチアケビ 2013 ミズナラ 2012 コミカンソウ 2011 アレチマツヨイグサ 2010 シカクヒマワリ 2009 ルドベキア・ニチダ 2008 クララ 2007 ルリタマアザミ 2006 セリ 2005 コンロンカ 2004 カクレミノ

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7月25日(月) セイヨウサンシュユ

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サンシュユには見えるのに、なにか違います。セイヨウサンシュユだそうで、「なんだか日本の夏はたまらんのぉ」とぼやいているみたいです。
一口に西洋と言っても広いわけで、この木は南欧~東欧の産です。イメージからしてもう少しカラッとしてくれないとツライのだろうと拝察しました。
そもそも日本のサンシュユの実は秋になって色づくのに、ずいぶんと気早く食べごろに熟していました。このまま萎れて朽ちるだけではもったいないので一粒だけいただきました。底に苦みがあって、葉だけでなく実も本調子ではないようです。
ただ、葉が出る前に咲く花はふつうのサンシュユとそっくりで豪華なはず(花柄が短いので密に咲く)なので、春を楽しみにしておきましょう。

過去のきょう 2021 テキサスセージ(レウコフィルム) 2020 クロツグ 2019 ナギ 2018 ヤブマオとメヤブマオ 2017 カノコユリ 2016 ナタマメ 2015 ハエドクソウ 2014 ヨコグラノキ 2013 ホウキモロコシ 2012 シャシャンボ 2011 ニワウルシ(シンジュ) 2010 キバナミソハギ 2009 フサザクラ 2008 マツブサ 2007 オニユリ 2006 オトギリソウ 2005 ヒレハリソウ(コンフリー) 2004 ブルーファンフラワー(スカエボラ)

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7月24日(日) オオボウシバナ

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過去掲載の2回が2回とも、たった1個の花を大事そうに写しています。それが今度はけっこうな広さに植えられて、少しなら染料(アオバナ)を作れそうです。
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そして、昼を回っていたので、多くは萎んでいました。たくさんある+縮んでいる=1個だけ花を頂戴してもいいかな…ということで、爪の上で潰してみました。滴るほどにジューシーで、そのお汁で皮膚や爪がすぐ染まりました。
面白いので、シャツの裾に擦りつけたら、しっかりブルーに染まりました。さてこれが落ちなければカミさんにお目玉喰らうぞと思いつつ、あえて翌朝まで放置したあとで洗ってみました。きれいに取れました。さすがの下絵用染料です。

過去のきょう 2021 ルリトウワタ(オキシペタルム) 2020 サスマタモウセンゴケ 2019 ラシャカキグサ 2018 タイワンウリノキ(シナウリノキ) 2017 タマアジサイ 2016 ガマズミ 2015 ヤノネボンテンカ(タカサゴフヨウ) 2014 オニユリ 2013 ナンキンハゼ 2012 キリンソウ 2011 シオデ 2010 ショクダイオオコンニャク 2009 コクサギ 2008 ホテイアオイ 2007 ソバナ 2006 ツキヌキニンドウ 2005 ニワウメ 2004 ルリヤナギ

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番外編 : 虫の名前メモ(2022年7月)

Gerridae
<アメンボ> 久しぶりの虫の名前メモです。そのきっかけは「うわ、アメンボがシオカラトンボを!」という驚きでした。
涼しげに水面をスイスイしている姿に騙されていました。コヤツら、肉食なのでした。しかも交尾しながら食事をするなんて、なんちゅう外道じゃ!
…という自分の怒りは単なる無知のさらけ出しです。「針のように尖った口器を突き刺して消化液を注ぎ込み、溶けて液状になった体組織を吸汁する」(Wiki)のだそうで、まったく、涼しさの欠片もありません。
Aulacophora_nigripennis
<クロウリハムシ> グロなアメンボから一転してユーモラスな体型とカラーリングで再登場のクロウリハムシ(冒頭リンク先に収録)です。
瓜の葉が好きなはずなのに、ツツジの葉に止まっていました。サイズを示そうと指を差し出したら、こんなオデブチャンのわりには軽々と飛び去ってしまいました。
Dysaethria-moza<クロホシフタオ> 誰がなんと言おうと、これは奴さんです。蛾の種類だそうで、自分ならヤッコガと名付けたでしょうに、似たような形の仲間がいるようで、重厚なお名前を記憶しないといけません。Rhyothemis_fuliginosa
<チョウトンボ> これはやや「ついで」で、もうとっくに収録したと思っていました。
野原だけでなく、先日はウチの軒下でもヒラヒラしていました。初めてこの蝶を知ったときはとても感動したものだったのに、沖縄でベッコウチョウトンボを見てからは「フーン」とスルーしてばかりでした。

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7月23日(土) カギカズラ

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葉の付け根から釣り針のようなフックが出ています。いや、釣り針にしては返しがないので、荷役作業でよく使われる手鉤のイメージでしょうか。
このフックの役目は単純明快で、ほかの植物その他のものに絡んで己を支えようという魂胆です。絡みつくには髭蔓がポピュラーなのに、あえてこういう危険物を用いることには底意地の悪さを感じます。南方系の植物で、そんじょそこらに生えるものではなさそうでも、林業や農業の人には嫌われ者だと言います。
ただ、アルツハイマー病に薬効があるかもということで研究されていて、なんにでも二面性というのはあるものです。もしかしてお世話になるかもしれないので、あまり仕事の邪魔にならないように、ひっそりと生息していてください。

過去のきょう 2021 アアソウカイ(パキポディウム・ゲアイー) 2020 セイヨウニンジンボク 2019 キダチタバコ 2018 ウスベニタチアオイ(ビロードアオイ、マーシュマロウ) 2017 デンジソウ 2016 キジョラン 2015 コマクサ 2014 マンリョウ 2013 シロギキョウ 2012 コマツナギ 2011 ガクアジサイ 2010 オオアワダチソウ 2009 エゴノキ 2008 クリ 2007 ミョウガ 2006 キヌタソウ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 タブノキ

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7月22日(金) ベニコウホネ

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ふつーの沼がふつーにコウホネで覆われていて、さてあらためてコウホネの花とか葉を写す必要があったかなぁと眺めていたら、エ!? 赤ですか!!
全部の花が赤いわけではなく、目の子、5個か10個に一つの割合でした。それが散在するので画面に複数個入れられなかったのが無念です。
ふつーの黄色に混じって自然発生している感じで、f. rubrotincta=ベニコウホネという名前を持つコウホネの品種でした。変種(v.)とか栽培変種(cv.)とする見方もあるようで、とりあえず赤い花に出くわしました!の記録です。
5枚の萼(花びら状)の付け根側が緑色に変わりつつあって、赤みも咲いたあとから出てくる感じです。河「骨」に血の色ではあまり穏やかな眺めではなくて、こうしてとりあえずは見ることができたのだから、もうOKとしたいところです。

過去のきょう 2021 ハナアロエ(ブルビネ) 2020 アデニウム・オベスム・ドワーフ(砂漠のバラ) 2019 マムシグサ 2018 ベニヒ 2017 イヌエンジュ 2016 エノキウツギ(ウオトリギ) 2015 カシワ 2014 メタカラコウ 2013 センジュラン 2012 キクイモモドキ(八重) 2011 ホシオモト(パイナップルリリー) 2010 ヒメヤブラン 2009 イヌヌマトラノオ 2008 オオダイコンソウ 2007 ヤブカラシ 2006 クリナム・パウエリー 2005 イヌゴマ 2004 ノブドウ

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7月21日(木) オオバアサガラ

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大きな葉がこれでもかと空を覆っていて、せっかくの不気味系の実が写しにくいったらありゃしません。花はたぶん1カ月少々前に咲いたはずで、そのころはすでに葉は繁くなっていたことでしょう。きれいに撮るには時間帯の工夫が必須です。
さてもものすごい量の種を撒き散らそうという態勢です。それにしてはオオバアサガラの大樹林なんて出会うことがないわけで、無駄玉が多いのでしょうか。
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そんな疑いを抱かせる実は、びっしりと剛毛をまとっていました。長くのびて残った雌シベがけっこう硬くて、種が地面に潜るのを邪魔しそうです。
オオバというくらいふくよかな形の葉は先がキュッと詰まっています。もちろん、オオバではないふつうのアサガラがあって、その撮影が急がれるのに、西日本テリトリーだそうで、収録には遠征が必要です。あと、アメリカアサガラがあっても、これはアサガラ属とは違うもので、アサガラの名前だけ借りた舶来品です。

過去のきょう 2021 ニシキモクレン 2020 ナンヨウザクラ 2019 コフジウツギ 2018 ミシマサイコ 2017 ワレモコウ 2016 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2015 マルバアサガオ 2014 オガタマノキ 2013 センコウハナビ(ハマエンサス、ハマエンサス・ムルティフロールス) 2012 ノウゼンカズラ 2011 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2010 ジャノヒゲ 2009 エンジュ 2008 チングルマ 2007 ツボサンゴ・パレスパープル 2006 シロネ 2005 ハナヅルソウ 2004 アカメガシワ

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7月20日(水) ユウスゲ

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本当に陽が沈みかけてきたら花が開き始めました。それまではただただ蕾が並ぶだけ…ユウスゲ(夕菅)の名は伊達ではありませんでした。
これで4時少し前、天気が悪くてそもそも暗い日だったのに、だからといって特に早く咲き出すこともなく、タイマー仕掛けのように律儀です。まさか正確な時刻がわかるわけではなかろうし、光量も毎日異なるでしょうから、さてなにに反応しているものか、考えが及びません。マンネリの感想ながら自然は偉大です。
そんな花ももちろん魅力いっぱいながら、名前の後半を預かった葉も見逃すことはできません。この葉で「菅の笠」を編んだという記述は見つけられなくても、けっこう広くて丈夫で、笠とか篭とか編めそうな気がします。
ただ、そこらにバオバオ生えているならいざ知らず、各地で稀少種扱いされているユウスゲです。編めそうな気はしても、編んでみてはなりません。

過去のきょう 2021 ニゲラ(クロタネソウ) 2020 ブラッシア(スパイダーオーキッド) 2019 イセハナビ 2018 ツルアジサイ 2017 キリ 2016 チャボガヤ 2015 アオギリ 2014 ヤマシャクヤク 2013 ムラサキシキブ 2012 フシグロセンノウ 2011 キダチルリソウ(ヘリオトロープ) 2010 クヌギ 2009 スジギボウシ 2008 ゴウソ 2007 シダルケア 2006 ナンキンマメ(ラッカセイ) 2005 セイヨウハッカ 2004 サツマイモ

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7月19日(火) タイワンコマツナギ

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花穂の立ち方がほかのコマツナギ類と違うかなというのが第一印象です。あと、これだけ枝が繁く走っているのにその方向性がワヤクチャで、キダチコマツナギ(標準和名=トウコマツナギ)ではないことがわかります。
また、そのワヤクチャが肩の高さに収まっていて、上にのびたがっていたキダチではないし、また地を這うふつうのコマツナギとも違うとわかります。
このタイワンコマツナギからは藍色の染料(インディゴ)が採れるそうで、そのためナンバンアイ(南蛮藍)とかキアイ(木藍)という別名も持ちます。
じつはそれを知ってあらためて属名を見たら Indigofera でした。このコマツナギ属全体がindigo(藍)をfero(有する)らしくて、上掲2種のほか、ニワフジまでもそんな特質を持っていたわけで、人は見かけによらないとはこのことです。

過去のきょう 2021 ゼノビア・プルベルレンタ(スズランノキ) 2020 オオバヤドリノボタン(メディニラ・マグニフィカ) 2019 アオギリ 2018 ウワバミソウ 2017 トモエソウ 2016 アカバナルリハコベ 2015 ジュウモンジシダ 2014 ヒペリクム・ヒドコート 2013 アマチャヅル(雄花) 2012 ボタンクサギ 2011 ヨロイグサ 2010 チチコグサ 2009 メハジキ 2008 オオツヅラフジ 2007 チゴザサ 2006 ベニクロバナキハギ(ヤクシマハギ) 2005 コバギボウシ(斑入り種) 2004 ヒメヒオウギズイセンとミズヒキ

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7月18日(月) カサブランカ

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去年のいまごろ、ようやくの体でカサブランカを収録しました。そこで今年は余裕で、花よりも葉の、それもその裏側の美しさに見入ってみました。
ところが、撮るときには気づいていなかったことに驚くという毎度のパターンが今回も適用されたわけで、その注目点は雌シベです。上の花はストレート、下の花はギュイーンとカーブで、2本見たからわかること=雌シベは空を目指します。
なぜ? たぶん自家受粉を避けたいのだと思います。しかしそれだとギュイーンとカーブするのはおかしくて、まっすぐのままの方が自分の雄シベ(葯)からは遠ざかることができます。なのに、そんな危険を冒しても柱頭を空に向けるメリットがあるはずで、他株の花粉が空から降ってくるからではないかと想像しました。
自分の雄シベが花粉を撒き始める前に、どうにかしてよその遺伝子を受け止めたい…そんな切ない執念が雌シベを空に向かわせているのでしょう。

過去のきょう 2021 ルリアザミ(ムラサキルーシャン、ケントラテルム) 2020 オミナエシ 2019 ルイヨウボタン 2018 カヤ 2017 カジノキ 2016 イヌカラマツ 2015 イヌザクラ 2014 タイマツバナ 2013 ウワミズザクラ 2012 スズカケソウ 2011 ニンジンボク 2010 ゴボウ 2009 マツカゼソウ 2008 アオツヅラフジ 2007 シオデ 2006 ノハナショウブ 2005 サトイモ 2004 ジュズダマ

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番外編 : ハブランサス狂乱

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久しぶりの陽光が射したきのう、待ってましたとばかり、ハブランサスが今年二度目の開花をしました。それが一気に30輪、狂おしいばかりです。
しかも、先日書き留めておいた数輪合着タイプがまた一つありました。鉢が8号なので、もう球根が窮屈なのでしょう。花が終わったら対策が必要です。

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7月17日(日) オキシデンドルム・アーボレウム(スズランノキ)

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のんびり屋さんはどこの世界にもいるものです。みんなはとっくに咲き終わって稔りの態勢に入ったというのに、照れもせず、おちょぼ口を尖らせていました。
おかげで面白い絵が撮れました。2輪だけ咲いたその枝の手前には、キッチリと鉛直方向にのび上がった実があります。花は下向きに咲き、その後に膨れる実も、初めは地面を向いているのに、途中から180度方向転換するのです。
イヌリンゴの場合、花から実への向きの変わり方はちょうどこの逆でした。離弁花と違い、壺型の花が上向きでは雨水が溜まってしまうという不具合はわかっても、実が空を向く必要性が理解できません。去年の夏も同じことに首を傾げていて、1年・2年ではスズランノキと同じ気持ちにはなかなかなれないものです。

<追録> こんなレアものをシンボルツリーにしたアパートがありました。趣味の人以外はそのありがたさが理解できないはずです。スズランノキも「気づいてよ!」と言わんばかりに夏の盛りから葉を赤く染めていました。(撮影:2022年7月18日)
Oxydendrum220718

過去のきょう 2021 トウキョウチクトウ 2020 ピンポンノキ 2019 サンゴジュ 2018 ナガバハエドクソウ 2017 オオバギボウシ 2016 シソ(アカジソ、アオジソ) 2015 ヒエンソウ 2014 サワグルミ 2013 ミソハギ 2012 コンロンカ 2011 エンビセンノウ 2010 ヤナギハナガサ 2009 マサキ 2008 ヤナギラン 2007 チダケサシ 2006 トモエソウ 2005 クサキョウチクトウ(オイランソウ) 2004 ヤブツバキ

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7月16日(土) コウヤカミツレ

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コウヤカミツレという名前を知って、まさか高野山に咲く風情ではなし、さりとて荒野で生きるにはややお育ちが良すぎていそうで、はてコウヤ…悩みました。
そこで Cota tinctoria という学名で海外ページを見ると、通称の一つとして dyer's chamomile がありました。なるほど、染め物屋さん御用達でした。
日本には紺屋町という地名がかなり(20~30カ所)あって、それをコンヤマチと読む町とコウヤマチとするところが勢力拮抗しています。小諸市だとコンヤマチで静岡市だとコウヤマチ、タクシーで行き先を告げるとき、とても困ります。
このカミツレをコウヤと名付けたお方は、きっと紺屋をコウヤと読む町のお生まれだったのでしょう。おかげで、コンヤカミツレと名付けられて「今夜どう?」などとオヤジのくだらないネタにされる不幸だけは免れることができました。

過去のきょう 2021 コチョウラン 2020 パキポディウム・エブレネウム 2019 イタリアンパセリ 2018 テンダイウヤク 2017 ウバメガシ 2016 トウジュロ 2015 クリ 2014 シモツケソウ 2013 アオギリ 2012 ワラビ 2011 ヒトツバカエデ 2010 ヒマラヤヤマボウシ 2009 ヤブマオ 2008 モクゲンジ 2007 セイヨウフウチョウソウ(クレオメ) 2006 アサザ 2005 ヒメヒオウギズイセン 2004 リアトリス

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7月15日(金) ネッタイスズラン

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これをスズランと見立てる眼力は自分にはないなぁとほくそ笑みつつ、エラエオカルプス・グランディフロルス(学名= Elaeocarpus grandifloras )ではどうしようもなかったでしょうから、この名付け親さんにはそっと感謝しておきます。
海の向こうも事情は同じようで、「妖精のペチコート」とか「谷間の百合の木」とか、苦しげな呼び方をするようです。
そんな困ったこの木がじつはホルトノキと同属だと知って、つくづく見直しです。たしかに、無数の切れ込みを持つ花びらはそっくりだし、蕾とか葉の形にもホルトノキの面影が強く感じられます。国内でも暖地なら15m以上にも育つのだそうで、それがずらりと並んだ状態でならスズランを連想できるか、自分を試したい気がします。

過去のきょう 2021 グレビレア・プーリンダスプレンダー 2020 マダガスカルジャスミン 2019 アオカズラ 2018 オウゴンオニユリ 2017 斑入りバナナ(ムサ・アエアエ) 2016 アレチハナガサ 2015 バイカモ(ミシマバイカモ) 2014 キンシバイ 2013 ホウキモロコシ 2012 ワイヤープランツ 2011 コエンドロ(コリアンダー) 2010 アーティチョーク(チョウセンアザミ) 2009 イヌビワ 2008 ムラサキバレンギク 2007 イチジク 2006 ヒマワリ 2005 アキノエノコログサ 2004 ユリ(品種不詳・カノコユリ系)

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7月14日(木) ミゾカクシ

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ミゾカクシが本当に溝を隠していました。蔓延った葉の下には浅い用水があって、春(写真左)には見えていた水面がまったく塞がれて(右)います。
オオカワヂシャのように葉が広いならまだしも、この鋭くて細い葉で下を見えなくするのだから、その繁り方は強害草と嫌われる資格十分です。かつて二度、貴重品のように取り上げた身には「大発見」でも、喜び方は抑え気味です。
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5月の末には咲き出していた花が8月まで咲き続けるのだから、その作り出す種の数は膨大なものでしょう。ここなら少しぐらいの花や子房を解剖しても良さそうなので、今度はルーペやピンセットを忘れずにこの「花畑」を訪ねてみます。

過去のきょう 2021 カサブランカ 2020 ムラサキバレンギク 2019 オオグルマ 2018 ランダイスギ 2017 ユクノキ 2016 セイヨウヤブイチゴ(ブラックベリー) 2015 ユリノキ 2014 シマススキ 2013 クロモジ 2012 トチバニンジン 2011 ノウゼンカズラ 2010 ベニバスモモ(ベニスモモ) 2009 ミヤギノハギ 2008 ジュンサイ 2007 チョウセンシラベ・シルバーロック 2006 カランコエ 2005 マルバマンネングサ 2004 ホテイアオイ

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7月13日(水) アメリカシモツケ

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大きな農家が垣根として何本も並べて植えていました。ここには大好きな銅葉を取り上げたものの、葉がライムグリーンの木も混じってお洒落です。
色は違っても、葉脈と鋸歯が明確で軽く3裂する葉は共通で、アメリカシモツケと判断できした。名を借りたシモツケを思わせる花は5月後半のようで、まんまと見逃してしまいました。しかし、実が手鞠型について、花の咲き方を示しています。
属名の Physocarpus を和名ではテマリシモツケ属とするせいで、この木もアメリカテマリシモツケと呼ぶ人が多数派です。しかし、標準和名は「テマリ抜き」だし、少しでも短い方が覚えやすいだろうというのがきょうのタイトルです。

過去のきょう 2021 シダレケヤキ 2020 オマツリライトノキ 2019 ホソバイヌビワ 2018 アマ 2017 コシロノセンダングサ 2016 ホタルイ 2015 ハラン 2014 アオジクユズリハ(イヌユズリハ) 2013 ハス(古代蓮) 2012 シマトネリコ 2011 ハナハッカ(オレガノ) 2010 タマゴタケ 2009 タカトウダイ 2008 チョウセンニンジン(オタネニンジン) 2007 セイヨウニンジンボク 2006 ヒエンソウ 2005 ヘメロカリス 2004 ヘクソカズラ

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7月12日(火) ルリタマアザミ

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このところのカラカラ天気で青息吐息の草木が多いなか、このルリタマアザミはとても元気に大きな茂みを作っていました。特性をよく知らずに取り上げた昔の記事では「暑さはやや苦手か」としていて、あれは取り消しが必要みたいです。
そんな性質の見立て以外にも、前回の内容は要領を得ていませんでした。そこでまずは花の直下につく葉もそれほど小さくないことを確認(↑)です。
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さらにヒゴタイとの違いを言うときに大事なポイントが葉裏です。おお、文句なく真っ白でした。左側に添えたヒゴタイとの差が明白です。
というわけで、ワケも知らずにルリタマアザミを取り上げ、その縁から、稀少種となっているヒゴタイのことを知り、ようやく葉裏比べまで辿り着きました。昔なら「裏を返す」のは艶っぽい遊びの言葉でも、今回の裏返しはとても科学的です。

過去のきょう 2021 ピペル・シルバチクム 2020 トビシマカンゾウとゼンテイカ(ニッコウキスゲ) 2019 ハリガネワラビ 2018 ヘツカニガキ 2017 アカガシワ 2016 ナワシロイチゴ 2015 アカメガシワ 2014 ペンステモン 2013 ハナゾノツクバネウツギ 2012 ハンゲショウ 2011 ヘラノキ 2010 ネジバナ 2009 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2008 キブシ 2007 ヘリアンサス・アトロルベンス 2006 カラスビシャク 2005 ヤブミョウガ 2004 アメリカフヨウ

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7月11日(月) アメイシャ

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せっかく花の時期に当たったのに、今回も冴えない写りでした。冬にたった一粒の実を見たときもそうだったように、木がデカ過ぎて300mm程度では苦しいし、光の回り込みもよろしくないようで、花も実も、名誉回復画像の追録必至(↓)です。
それでもやはりうれしい出会いではありました。黄色い花が赤い実になるんだぁ…という単純な喜びもあったし、意外に盛大な花つきにびっくりもしました。
これなら今年は20~30個も結実するのではあるまいかと期待してしまいます。問題は花粉媒介者に恵まれない温室という環境であって、開花中は出入り口やら天井を解放してみていただくとうれしいんですが、いかがなもんでしょう。

<追録> 早めに追録画像は得たものの、なんともどうにも、おかしな花です。シベの区別がさっぱりわかりません。(撮影:2022年7月18日)
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過去のきょう 2021 エノキ 2020 ハイビスカス(ブッソウゲ) 2019 ツガ 2018 シナノアキギリ 2017 ノカラマツ 2016 マヤラン 2015 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2014 ムクゲ(白花笠) 2013 カラムシ(雄花) 2012 スモモ 2011 クサスギカズラ 2010 ギンバイソウ 2009 コバギボウシ 2008 イランイランノキ 2007 ラムズイヤー 2006 ゴシキドクダミ 2005 アガパンサス 2004 カラスウリ

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7月10日(日) タンジン

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赤く色づいた萼が大きな顔をしていても、Salvia(アキギリ属)なので花は紫です。それはパラパラとしか残っていなくて、撮影時期が遅過ぎました。
しかし、もっと残念なのは名前(丹参)のもとになっている「赤い根」を確認できないことです。参考画像を見ると、それは驚くほど太くて立派でした。
この根から作られる漢方薬が丹参で、またこの植物自体もそう呼ばれます。別名にはカラコトジソウ(唐琴柱草)というゆかしいものがあって、これはたぶん萼の形にちなんでいそうでも、あまりにゆかし過ぎて使いにくい恨みがあります。

過去のきょう 2021 クローバー・ティントヴェール 2020 ニンニク 2019 オオフサモ 2018 ヒイラギ 2017 セイヨウリンゴ 2016 シキザキホソバアカシア 2015 アデニウム・アラビカム(砂漠のバラ) 2014 アンゲロニア 2013 ナンテン 2012 クマツヅラ 2011 ノムラカエデ 2010 ヤハズアジサイ 2009 アブラチャン 2008 カラスビシャク 2007 カラタチバナ 2006 タイマツバナ 2005 サルスベリ 2004 メマツヨイグサ

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7月9日(土) ギンヨウジュ(レウカデンドロン)

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枝先の葉がなにかを包んでいるように膨らんでいて、生長するとここに松ボックリのような花をつけます。残念ながらこれはまだ若すぎました。
テロペアキングプロテアとは広い意味の仲間(ヤマモガシ科)です。そう知ると、枝先に花をつけた状態をぜひとも見てみたくなります。
属名のレウカデンドロンは白い木の意味だし、和名の銀葉樹もそのことを言っていて、本来の葉は白い産毛に包まれているようです。花には若過ぎ、葉はくたびれ過ぎという最悪状態を撮ったようで、またの出会いを期すことにします。

過去のきょう 2021 ハシバミ 2020 リョウブ 2019 ダイダイ 2018 ヒゴタイ 2017 クマツヅラ 2016 ヤブニンジン 2015 ハマボッス 2014 アカガシ 2013 カラスビシャク 2012 ザクロ 2011 ラブパット(ギボウシ) 2010 タイトゴメ 2009 ニガウリ 2008 オオハンゲ 2007 グリーンローズ 2006 カラジューム 2005 ナンキンハゼ 2004 タイサンボク

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番外編 : 揺れるハブランサス

Habranthus220709
去年の咲き出しは6月21日でした。それが今年は7月に入っても花芽がぜんぜん上がって来ず、赤い芽が出たのは5日、咲いたのが7日です。(注)
ただ、ウチで初めて植えたおととしの一番花は7月28日と遅かったので、今年の開花日は中庸というか、ようやく安定してきたとも言えます。とは言え、ふつうの園芸植物としては異様にブレが大きく、気を持たせる存在です。

そして今年はおかしな咲き方をしました。この写真の上方には先に開いたノーマルの7輪があるのに、この花だけ、茎はのびず、地際で開いてしまいました。
しかも内花被3枚・外花被3枚であるべき花びらが20枚以上あり、雌シベは4~5本がかたまっています。つまり何個かの花が1個に凝縮されたようです。
こういう「変なヤツ」をうまく培養すれば八重のハブランサスとか作れるのかなぁとは思いつつ、せっかくのスッキリ美人をワヤクチャにするのは不憫な話です。

<補注> 去年の記事でウチとまったく同じ時期に開花していた4カ所のハブランサスは、今年もウチとほぼ同じ開き具合でした。つまり本文で述べた開花日の大きな揺れはウチの個別事情ではありません。

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7月8日(金) レックスベゴニア・エスカルゴ

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大きな葉なら手のひらサイズはあって、異様というか漫画チックというか、口をあんぐり開けて見入ります。乳白と深い緑のコントラストが見事です。
これまで収録したレックスベゴニアは、大海蛇とか海の妖精とか野火とか、恐ろしげかつ雄大なネーミングばかりだったのに、今度のこのグルグル模様はとてもフレンドリーにデンデン虫でした。たしかに、葉は立体的に盛り上がっています。
残念だったのは、半年ほどにわたって何回か見ているのに、花を見かけなかったことです。白くて大きめの花をつけるらしいので、それはまた先の楽しみです。葉の上にのびた花を水平目線で写せば、葉の盛り上がりもわかりやすく撮れそうです。

<追録> 葉の裏表や茎の毛深さに注目しました。(撮影:2022年7月18日)
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<補注> レックスベゴニア類の交配親になっているタイヨウベゴニアを収録しました。(2022年8月11日

過去のきょう 2021 スターチス(リモニウム) 2020 キンコウカ 2019 パプリカ 2018 アオキ(斑入りいろいろ) 2017 アメリカキササゲ 2016 ハマクサギ 2015 キンギンボク(ヒョウタンボク) 2014 アカバナシモツケソウ 2013 アメリカハナノキ 2012 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2011 イヌリンゴ 2010 ノヤマトンボ(オオバノトンボソウ) 2009 ヤブコウジ 2008 サンシュユ 2007 トリアシショウマ 2006 キュウリ 2005 トウネズミモチ 2004 ビヨウヤナギ

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7月7日(木) セイヨウハシバミ

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全体にイガイガしい感じはするものの、在来のハシバミとどこがどう違うのかと確認すると、うーん、これは難儀です。ハシバミはハシバミでした\(`-´メ)。
いや、真面目に言うと葉の縁に特徴があって、鋸歯の先が糸状に長く尖っていることがイガイガしさの原因でした。逆に果苞の先はふつうのハシバミの方が毛羽立つというか、糸状の尖りが目立っていて、この勝負、痛み分けです。
ただ、はた衛門的に一番うれしいセイヨウハシバミの特徴があって、それは冬にこの木を見つけたときの気づきどおりでした。いつも手の届かない高さに実をつけるハシバミと違い、セイヨウの枝振りはとても鷹揚です。
まるで「はた衛門さん、どうぞ」と言わんばかりの位置にこうして実をつけてくれていて、さてこのままに豊かな秋を迎えてほしいものです。

過去のきょう 2021 ビヨウヤナギ 2020 マタタビ 2019 イヌリンゴ(ヒメリンゴ) 2018 キツリフネ 2017 ベゴニア・ドレゲイ 2016 ハルパゴフィツム(ライオン殺し、悪魔の爪) 2015 スナビキソウ 2014 ザイフリボク(とジューンベリー) 2013 アマドコロ 2012 ゴマキ 2011 ヤマユリ 2010 タケニグサ 2009 トモエソウ 2008 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2007 シャシャンボ 2006 ナス 2005 チヂミザサ 2004 シャグマユリ

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7月6日(水) アメリカハンゲショウ

220706cernuus
花穂がグィーンと長くて、その先端がはっきりと?マークです。ふつうに見るハンゲショウのそこもカーブするものの、ここまで「クセつよ」ではありません。
そして、一枚たりとも白い葉がありません。先っぽだけでも、半分だけでも白くなっていないか探したのに、まったくの愛想ゼロでした。
こういう特徴からして、これはアメリカハンゲショウのようです。大きさは特にアメリカサイズというわけではないし、好む環境もハンゲショウと変わりません。ということは、今後はアクアリウムからの逸出が心配です。
そして、ブログ初年度に嘆いた「白くならないハンゲショウ」は、もしかしてこれだったかと思い始めました。いまとなっては苗の購入先を思い出せなくても、おととい掲載したような「危ない」お店もある状況です。盲信だけは避けたいものです。

過去のきょう 2021 ガルビネア 2020 ツタバキリカズラ 2019 ダリア(炎球) 2018 イヌガヤ 2017 ソテツ(雄株) 2016 カヤ 2015 ウメ 2014 バイケイソウ 2013 サルナシ 2012 サフィニア 2011 カジカエデ(オニモミジ) 2010 イワガラミ 2009 ノカンゾウ 2008 ボッグセージ(サルビア・ウリギノサ) 2007 ハクロバイ 2006 ヤマモモ 2005 リョウブ 2004 モミジアオイ

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7月5日(火) ククイノキ

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ようやく実まで辿り着きました。花を見てから10年です。実がこんな姿だとわかったことで、3年前に寄り道した擬宝珠型の膨らみは蕾だったと確信できました。
そして、この実はキャンドルナッツ(Candle Nuts)という食材だというのが今回得た新しい知識です。この皮のなかにはマカダミアナッツを思わせる白っぽい大きな種子があり、それを加熱調理して食べるようです。
残念ながらさすがにアブラギリ属なので、ふつうのナッツ的な食べ方はしない(できない)ようです。ビールのお供にポリポリは無理でも、そのうちどこかの東南アジア料理のお店でkemiri(クミリ=原産地の一つインドネシアでの呼び方)が使われたプレートにお目にかかるかもしれず、しっかり覚えておくことにします。

過去のきょう 2021 ゴレンシ(スターフルーツ) 2020 ソランドラ・マキシマ・ワリモー 2019 ヤクシマオナガカエデ 2018 カリブラコア・ティペットダブル 2017 ゴマノハグサ 2016 リュウビンタイ 2015 タコノアシ 2014 タラノキ 2013 トチバニンジン 2012 イワガラミ 2011 ノハナショウブ 2010 ビジョザクラ(バーベナ) 2009 オオバギボウシ 2008 ケショウサルビア(ブルーサルビア) 2007 リシマキア・プンクタータ 2006 アフリカハマユウ(インドハマユウ) 2005 ノブドウ 2004 アサガオ

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7月4日(月) コレオプシス・ソランナ

220704solanna
なにぃ、キンケイギクだとぉ~!と焦りました。18年来の捜し物をヤッコラサッコラつい先日見つけたばかりの自分にとって、ずいぶん刺激的な値札です。
しかし、パッと見でこれは別物です。葉がやけに繁くて、しかも花びらが筒咲きなんて、そんなのキンケイギクではありません。よく見れば、値札には「宿根」とあって、一年草という性質がハンディキャップとなった話がぶっ飛びます。
やれやれ、これは世界的な種苗会社であるDanzigerが作り出したコレオプシス(ハルシャギク属)の園芸品で、ソランナ(SOLANNA)という商標がついたものでした。ソランナのなかにはいろいろな品種があって、そのどれかは不明です。
うーん、たしかにキンケイギクもハルシャギク属とはいえ、この値札はあきらかに詐欺・偽りです。天に変わってはた衛門が成敗してくれようときのう確認しに行ったら、店先からは消えていました。持ち帰ったお方、それソランナですからねー。

過去のきょう 2021 カレープラント 2020 ヒメイワダレソウ 2019 ヤマミズ 2018 レザーウッド(キリラ・ラセミフローラ) 2017 ヨーロッパキイチゴ(ラズベリー) 2016 ネグンドカエデ・エレガンス 2015 リョウブ 2014 ヒメアガパンサス(トリテレイア) 2013 クチナシ 2012 ナギナタソウ 2011 ニワフジ 2010 アカメガシワ 2009 クサフジ 2008 キミノニワトコ 2007 ヒツジグサ 2006 コンボルブルス 2005 ワルナスビ 2004 メタセコイア

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7月3日(日) ラバンジン・ラベンダー

220703lavandin
夕暮れどきに徘徊していると、フワ~と芳香が漂ってくることがあり、探すとこの紫の花が見つかります。見かけと同じように、基本はラベンダー香でも、それにメンソール系が混じっていて、昼の暑さを忘れさせるような爽やかさがあります。
この香りと株の様子を覚えてみると、ずいぶんあちこちのお宅に植えられていることに気づきます。Lavandula angustifolia と L. latifolia の交配種だそうで、10種以上の品種があり、その細かい見分けにはもっと学習が必要です。
とりあえずは「ふーん、これラバンジンって言うのかぁ」レベルで素敵な香りを楽しんで回り、少しずつ見かけの違いに気を配ろうかな…と思い始めました。

過去のきょう 2021 シラカンバ 2020 コバノランタナ 2019 ヤブデマリ 2018 キツネノボタン 2017 ナガバハエドクソウ 2016 カレープラント 2015 シデシャジン 2014 ヨコグラノキ 2013 エゾミソハギ 2012 アマチャ 2011 シロザ 2010 ストケシア(ルリギク) 2009 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2008 ウツボグサ 2007 イタチハギ 2006 オカトラノオ 2005 ボタンクサギ 2004 ユズリハ

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7月2日(土) グロッバ・スコンブルギー(ダンシングガールジンジャー)

220702schomburgkii
きょうのタイトルはかなり暫定です。学名の後半部(種小名)= schomburgkiiをどうカタカナ化するかが悩ましくて、とりあえずローマ字読みっぽくしました。
適切な和名があればそれを前面に立てたいのに、グロッバのなかでもまだ珍品らしく、ダンシングガールジンジャーという英名そのままがあるだけです。前に取り上げた「シャムの舞姫」と似た見立てで、どうしても踊ってしまいます。
東南アジアの森のなかにはこういう踊り子が100人以上もいらっしゃるようで、さすがのWikiもそのうち2種の画像しか納めていません。よし、あと1種収録できればWiki超えだぁ!と妙なところで張り切ってしまいます。

過去のきょう 2021 ピンクカサブランカ 2020 ヤブカラシ 2019 クサレダマ 2018 カイノキ(ランシンボク) 2017 トウネズミモチ 2016 オウゴンマサキ 2015 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ) 2014 オゼコウホネ 2013 カシワ 2012 ツノゲシ 2011 トウグミ 2010 ネムノキ 2009 キンコウカ 2008 モモノハギキョウ 2007 ヤマユリ 2006 テリハノイバラ 2005 ツルハナナス 2004 ノウゼンカズラ

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7月1日(金) サワシバ

220701cordata
ようやくサワシバらしくスマートな実に会えました。
と言うか、今度は細身に過ぎたかなと贅沢な悩みです。別名の一つにチョウチン(提灯)シデがあって、それはたぶん小田原提灯をイメージしたと思うのです。あれはここまで細長くはなかったと悩みつつ確認したら、小田原提灯にもバリエーションがあって、桶提灯とか弓張提灯というタイプがピッタリシルエットでした。
やや短すぎる実をここに載せてからもう6年、途中、枯れた実を見て、冬芽に寄り道して、ようやく辿り着いた標準体型です。ありがたや…。
さてこうなると、残る課題は冬芽の記事で誓ったとおり若葉や花です。と言いつつ、あの誓いからでももう春は4回過ぎ去っています。森のなかで課題のシーンに出会ったらピーピー警報を出してくれるアプリ、ありませんかねえ。

過去のきょう 2021 ピンクのアナベル(アジサイ) 2020 ヤライコウ(イェライシャン、トンキンカズラ) 2019 チャンチン 2018 ナンブソウ 2017 ツチグリ 2016 ガーベラ 2015 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2014 クマノミズキ 2013 オグルマ 2012 チシャノキ 2011 サジオモダカ 2010 オオバジャノヒゲ 2009 オニシモツケ 2008 マタタビ 2007 コナスビ 2006 アリアケカズラ 2005 ハルシャギク 2004 ザクロ

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