総括編 : ニゲラ(クロタネソウ)
去年9月に種を蒔いてからこんなドライフラワーになるまで9カ月でした。一方、花が咲いてからはたったの1カ月ちょい、そのあっけなさに涙です。
できたドライフラワーは緑とピンクの2種類です。背が高いものに緑色が目立つことにはわけがあり、最初は立派に育った高身長の茎だけを刈り取りました。それを室内干ししていたら、風船は緑っぽく枯れたのです。
一方、その選考に漏れて屋外に晒された風船はなぜかきれいなピンク色です。全部外で枯らせば良かったとも思うし、2色がかわいいとも言えます。
できたドライフラワーは緑とピンクの2種類です。背が高いものに緑色が目立つことにはわけがあり、最初は立派に育った高身長の茎だけを刈り取りました。それを室内干ししていたら、風船は緑っぽく枯れたのです。
一方、その選考に漏れて屋外に晒された風船はなぜかきれいなピンク色です。全部外で枯らせば良かったとも思うし、2色がかわいいとも言えます。
あと、室内で逆さ干ししていたら、風船の下に黒い小粒が散らばっていたのには焦りました。なにかの虫のウンチかと思ったら、それはこぼれた種でした。
右上の写真に青矢印で示したように、5つに仕切られた子房の頂部が口を開き、そこから種が出るしかけです。逆さにしていたから出やすかったものの、空を向いていたなら、強い風で揺すられるたびにいくつかずつ飛び出すのでしょう。
長い茎が瞬間的に撓うと、投石器のような効果で種は遠くへ飛ぶことができそうで、儚くもかわいいニゲラはまたなかなかの策士でもあるのでした。
右上の写真に青矢印で示したように、5つに仕切られた子房の頂部が口を開き、そこから種が出るしかけです。逆さにしていたから出やすかったものの、空を向いていたなら、強い風で揺すられるたびにいくつかずつ飛び出すのでしょう。
長い茎が瞬間的に撓うと、投石器のような効果で種は遠くへ飛ぶことができそうで、儚くもかわいいニゲラはまたなかなかの策士でもあるのでした。
<補注> 翌年はこぼれ種があちこちから発芽し、5月に入ったとたんに花がたくさん咲き出しました。嫌光性種子だとか、聞いた風なことでナーバスになった去年・おととしがお笑い草です。(2023年5月)
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