5月5日(木) ユズリハ
かつての記事のメインにはサーモンピンクの美しい状態を載せているし、今回と同じように黒変した柱頭も追録しています。それなのに「見てないなぁ」という反省がきょうのテーマで、ユズリハの雌花がほぼほぼ同じ季節に再登場です。
問題はピンク柱頭時点よりも倍近くグラマーになった子房の付け根です。前はこのパーツの存在にさえ気づいておらず、もし見つけても萼だと思ったことでしょう。豈図らんや、これは仮雄シベ、つまり男性機能を失った雄シベでした。
それが証拠に、右上の個体の当該パーツ先端には葯の痕跡が認められます。悠久の進化過程のなかで見せる退化の証、じつに感動的です。
おっと、雄株にも新たな気づきです。咲いても咲く前も、どうにもモチャッとしたヤツだと思っていた雄花にも、けっこう美的な段階がありました。ついでに、思わぬ接写となった葉脈の複雑な美にも見惚れて、きょうは再確認尽くしです。
問題はピンク柱頭時点よりも倍近くグラマーになった子房の付け根です。前はこのパーツの存在にさえ気づいておらず、もし見つけても萼だと思ったことでしょう。豈図らんや、これは仮雄シベ、つまり男性機能を失った雄シベでした。
それが証拠に、右上の個体の当該パーツ先端には葯の痕跡が認められます。悠久の進化過程のなかで見せる退化の証、じつに感動的です。
おっと、雄株にも新たな気づきです。咲いても咲く前も、どうにもモチャッとしたヤツだと思っていた雄花にも、けっこう美的な段階がありました。ついでに、思わぬ接写となった葉脈の複雑な美にも見惚れて、きょうは再確認尽くしです。
過去のきょう 2021 耐寒マツバギク(デロスペルマ・ルミナスレンジャー) 2020 カズノコグサ 2019 ヘミジギア 2018 クマイチゴ 2017 ショウキウツギ 2016 ヤチヤナギ 2015 キクザクラ 2014 ニワナズナ(アリッスム) 2013 トドマツ 2012 ムラサキカタバミ 2011 ジョウリョクヤマボウシ 2010 タブノキ 2009 ダイコン 2008 ナラガシワ 2007 イチハツ 2006 ハナイカダ 2005 ユリノキ 2004 ムクロジ
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