5月16日(月) ニゲラ(クロタネソウ)
咲きそろうのをジッと待ったのできょうの登場にはなったものの、蕾が最初に割れ出したのは前の掲載の翌日でした。意外に気ぜわしい開き具合です。
その経過を並べてみました。花びら(に見えるがじつは萼片)を押し開くように、まず雌シベがのび出てきます。4層に重なった萼が次々に水平まで開くと、雌シベを守り固めるように数え切れないほどの雄シベが現れます。
その雄シベ群の付け根には退化して蜜腺化した花びらがあるはずなのに、いくら探してもわかりません。そして、開いて2日もするとそこらは紫色になります。
その色変化と呼応して子房(心皮)が膨らみ始めます。これらの生長はじつに素早くて、目尻を下げて眺めるうち、すぐに風船ができてしまいそうです。
その経過を並べてみました。花びら(に見えるがじつは萼片)を押し開くように、まず雌シベがのび出てきます。4層に重なった萼が次々に水平まで開くと、雌シベを守り固めるように数え切れないほどの雄シベが現れます。
その雄シベ群の付け根には退化して蜜腺化した花びらがあるはずなのに、いくら探してもわかりません。そして、開いて2日もするとそこらは紫色になります。
その色変化と呼応して子房(心皮)が膨らみ始めます。これらの生長はじつに素早くて、目尻を下げて眺めるうち、すぐに風船ができてしまいそうです。
<追録1> 一番花の萼がハラハラと散り始めたところで、だいぶ膨らんだ子房のなかを点検です。クロタネソウのくせにキ(黄)タネかというくだらない感想は脇におき、1室あたり30個ほどの種が胎座に整然と並んでいます。5室あるので150個、これがすべてクロタネにまで生長するのか楽しみです。(撮影:2022年5月18日)
<追録2> ときが4週進み、種は胎座側から黒ずんできました。個々の種の周囲には棘とは言えないほどのギザギザがあります。
なお、追録1の段階からは種の数が半減していました。脱落した未熟の種が黄色いまま残っているのが見えます。(撮影:2022年6月14日)
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