4月17日(日) キョウチクトウ
かつては遠くからやっと写せて喜んだキョウチクトウの莢なのに、触り放題の近さと高さでたくさん見ることができました。残念ながら綿毛付きの種はもうすべて飛び立ったあとでしたが、ジトーッと見つめていたら変なことに気づきました。
こういう殻(実の莢)が割れるときは外側に反り返るのがふつうのはずです。それなのに、キョウチクトウの殻はボディブローを受けたボクサーのように内側に屈曲しているのです。一つの例外もなく、見たものすべて内側湾曲しています。
これはいったいなんなのか…たぶん種の飛び立ち調整が狙いでしょう。反って割れれば綿毛が一気に北風に持って行かれるので、子供を守る親のように身を屈し、幾度かに分けて種が飛び立つように図らっているように思われます。
その結果、役目を終えた莢はまるで「交喙の嘴(いすかのはし)の食い違い」を絵にしたような奇妙な姿を春風に晒していて、小さな発見・大きな感動でした。
こういう殻(実の莢)が割れるときは外側に反り返るのがふつうのはずです。それなのに、キョウチクトウの殻はボディブローを受けたボクサーのように内側に屈曲しているのです。一つの例外もなく、見たものすべて内側湾曲しています。
これはいったいなんなのか…たぶん種の飛び立ち調整が狙いでしょう。反って割れれば綿毛が一気に北風に持って行かれるので、子供を守る親のように身を屈し、幾度かに分けて種が飛び立つように図らっているように思われます。
その結果、役目を終えた莢はまるで「交喙の嘴(いすかのはし)の食い違い」を絵にしたような奇妙な姿を春風に晒していて、小さな発見・大きな感動でした。
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