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7月31日(土) ギンドロ(ウラジロハコヤナギ)

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成木のギンドロの横にまだ幼い(高させいぜい1m)若木が10本近くもヒョロヒョロと並んでいました。実生が出たのか!と気がはやります。
ギンドロの花や実を見たいと探し始めてもう15年になります。ずいぶん気合いを入れて探しても見つからず、このごろはあきらめるというか、ほぼ忘れていました。そこにこの若木です。隣の成木は雌株だったのかぁ。実もついたのかぁ。
かなり悔しい気持ちでまたまたギンドロのことを調べてみたら、根張りが浅くて横に走るので、そこから蘖(ひこばえ)を出しやすいという記述を見つけました。そうと知ってから写真を見直すと、たしかに横に並んでいるように見えます。
ということで、ギンドロについての知識はチラッと増えたものの、花と実は相変わらずベールの向こうです。この若木が育てば、背がまだ低くて見つけやすいかもしれず、さて爺さん元気なうちに咲いておくれよと願うばかりです。

過去のきょう 2020 ナンバンサイカチ 2019 ハナズオウとアメリカハナズオウ 2018 ランタナ(スーパーランタナ・ムーンホワイト) 2017 アゼオトギリ 2016 ナガバミズアオイ(ポンテデリア・コルダタ) 2015 ハツユキソウ 2014 タブノキ 2013 ジュズダマ 2012 ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト 2011 オオイタビ 2010 トチカガミ 2009 ハナカンナ(カンナ) 2008 ヒツジグサ 2007 キハギ 2006 ナツズイセン 2005 マンリョウ 2004 サンゴジュ

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7月30日(金) ヒメヒオウギ

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5月の末にはここで花を見ています。オリジナルのオレンジだけではなく、白い花の株も並んでいたのに、光線状態が悪くて、撮った写真はボツでした。
あきらめきれずにまた覗きに行ったら、さすがに花は一輪しかなくトホホだったのに、よくよく見たら、あーらら、種がもうこぼれていました。球根植物だからと言って種をこしらえないワケはないよねえ…と照れ笑いしながらの撮影です。
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つまり、花から実への変化がノーマークでした。よし、来年は陽光の下でオレンジと白の花をツーショットし、さらにそれがかわいい(たぶん)実になるのも見てやるぞと誓い、今年の駄作(↑撮影:5月30日)を決意表明代わりとしておきます。

過去のきょう 2020 カンガルーポー 2019 ミミガタテンナンショウ 2018 シャシャンボ 2017 ツルウメモドキ 2016 ユクノキ 2015 シロバナブラシノキ 2014 キジカクシ 2013 キリ 2012 メマツヨイグサ 2011 ビロードモウズイカ 2010 オオセンナリ 2009 ヒメイワダレソウ 2008 シマトネリコ 2007 マタタビ 2006 アカザ 2005 メヤブマオ 2004 ミズキ

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7月29日(木) アメリカリョウブ

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ほぉ~、アメリカにもリョウブはあったのかぁ…と、自分の浅学を恥じることもなく感心してしまいました。ただ、さすがにアメリカさんです。リョウブと言えばあっさりの白い花と思い込んでいた目からは鱗がポロポロのピンク色です。
まじめに調べると、両者はどちらもリョウブ科リョウブ属、ごく近縁の仲間でした。そのわりに、こちらは花色がかわいいし、背丈も2mほどまでとコンパクトで、なんだかいかにも日本向きです。開花期も日本のリョウブよりはやや遅れ気味で、これからがピークです。これはまさに日本のためのリョウブでしょう。
原種のアメリカリョウブ以外に園芸品種がいくつかあって、それらは花のピンク度合いとか葉の色合いとかが微妙に違うようです。しかし、にわか勉強ではとても見分けは無理なので、きょうのところは単純にアメリカリョウブとしておきます。

過去のきょう 2020 ニンニクカズラ 2019 アメリカハナズオウ・フォレストパンシー 2018 アカザカズラ(オカワカメ) 2017 バアソブ 2016 チリメンジソ 2015 グロリオサ 2014 ハナイカダ 2013 アマチャヅル(雌花) 2012 シマトネリコ 2011 トケイソウ 2010 ベニスジ(ヤマユリ) 2009 ヌマトラノオ 2008 ウマノスズクサ 2007 カライトソウ 2006 ママコノシリヌグイ 2005 オミナエシ 2004 ホウキギ(コキア、ホウキグサ)

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7月28日(水) カッコウソウ

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去年のチョロギ騒動は、暮れに塊茎を収穫できたことで一応の終止符を打ったつもりでした。しかし、心の隅に残ったしこりがこのカッコウソウでした。
別名がカッコウチョロギであり、そのせいで本来のチョロギとなにか混乱して考えられているフシがあり、自分の目でしっかり確かめたかったのです。
結果、チョロギとカッコウソウを混同する要素はほとんどないとわかりました。本当は「まったくない」としたかったくらいで、そこまで断言しない要素=若干似ている感じは茎と葉の感触です。茎には4稜があり、ザラつきます。葉は、大きさはチョロギの3~4倍はあるものの、皺が深くて鏃(やじり)型というところが共通です。
対するに、決定的な違いはこちらの根には塊茎がつかないことです。なのにどうして別名であれチョロギなのかという遺恨が消えません。
たぶん、上述した茎と葉の「感じ」が似ているところから、江戸中期に持ち込まれたとき、「郭公の鳴くころに花が咲く、チョロギに似た草」と考えた人がいたようです。300年後の爺さんをこんなに悩ませてくれた、悪い先生です。

過去のきょう 2020 キンマ 2019 ヒメスイレン 2018 イヌエンジュ 2017 ツタ(ナツヅタ) 2016 ウメモドキ 2015 ギンヨウアカシア 2014 クサソテツ 2013 ミカイドウ 2012 ネジバナ 2011 アルカネット 2010 アメリカホド(アメリカホドイモ、アピオス) 2009 ギンパイソウ 2008 アオヤギソウ 2007 ソクズ 2006 ウマノスズクサ 2005 コガマ 2004 オオニシキソウとコニシキソウ

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7月27日(火) トックリアブラギリ(サンゴアブラギリ)

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あららぁ、まさかきょうも「おめでとぉーーー!」とやるとは思わなかったので、華やかな写真の持ち合わせがありません。美誠ちゃん、ごめんなさい。
でも、彼女のあの不思議さにはけっこうピッタリしそうなトックリアブラギリです。決勝だけでなく、ドイツ戦も、トックリと手にアブラさせてもらいました。
試合をキリっと決めたのを祝福するように、葉っぱがキリに似ています。
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そして、この花と花柄は別名どおりに珊瑚です。しかも雄花ばっかりでした。これからさらに男性に取り巻かれてモテモテ~ってことでしょうねえ。

<補注1> トックリでもサンゴでもないただのアブラギリとオオアブラギリは、属違いながらもトウダイグサ科の仲間ではあります。
<補注2> トックリアブラギリは雌雄異花のようなので、今後の課題は雌花と実の撮影になります。また徳利のように膨らんだ幹も写さなくてはいけません。

過去のきょう 2020 バンジロウ 2019 エビヅル 2018 ミズカンナ 2017 ウマノスズクサ 2016 アオイゴケ 2015 ルイヨウボタン 2014 キンカン 2013 スパティフィラム 2012 ハナカイドウ 2011 ムクゲ 2010 アズキ 2009 ギンバイソウ 2008 カリブラコア 2007 トウモロコシ 2006 オグルマ 2005 ゲッキツ(シルクジャスミン) 2004 タカノハススキ

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7月26日(月) バンドーム(オリエンタルユリ)

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詩ちゃん、おめでとぉーーー!で、ユリの花束です。強かったぁ、かわいかったぁ、爺さん、シビレました。お兄ちゃんも渋かった~。ヽ(´∀`。)ノ゚
でも、またピンクカサブランカかい?とあとで自分があわてないように、ちゃんとメモっておくと、これはカサブランカ系と同じオリエンタル百合です。しかし、ああいう困ったネーミングではなく、シンプルにバンドーム(ヴァンドーム)です。
え、でもバンドームってなに?と調べたらフランスの地方名で、パリにはバンドーム広場なんて名所がありました。イメージをお借りしただけなのでしょう。
それよりも特記しておくべきは、これが無花粉百合だということです。百合の花粉に神経質なイトーさんに、ぜひお薦めしたい一品なのでした。

過去のきょう 2020 ヘリアンフォラ 2019 ウバユリ 2018 カキノキ(枝垂れ柿) 2017 フユイチゴ 2016 ツタウルシ 2015 コバノギンバイカ 2014 ツチアケビ 2013 ミズナラ 2012 コミカンソウ 2011 アレチマツヨイグサ 2010 シカクヒマワリ 2009 ルドベキア・ニチダ 2008 クララ 2007 ルリタマアザミ 2006 セリ 2005 コンロンカ 2004 カクレミノ

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7月25日(日) テキサスセージ(レウコフィルム)

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銀白色の葉と赤紫の花のコントラストが、遠くからでもかなり目立ちました。ここのお宅の人には失礼ながら、あまりまとまりのない奔放な枝振りも、通行人の足を止めるにはおおいに役立っていました。
通称がテキサスセージで、アメリカ南西部の産であることから、テキサスを名乗るのはそれほど問題がありません。困るのはセージで、この木はサルビア属(セージ類の分類的な所属先)とはまったく関係がないゴマノハグサ科です。
ただ、柔らかな感触とこの色合いからセージを連想するのは無理のないことで、レウコフィルム・フルテスケンスという本名をなんなく覚えられる超絶記憶力の人以外のために、テキサスセージの名が公認されてほしいものです。

<補注> ウチからはちょっと遠い場所で不便だなと思っていたら、ごく近所で色違い(&ずっと小型)を見つけました。(2021年9月11日

過去のきょう 2020 クロツグ 2019 ナギ 2018 ヤブマオとメヤブマオ 2017 カノコユリ 2016 ナタマメ 2015 ハエドクソウ 2014 ヨコグラノキ 2013 ホウキモロコシ 2012 シャシャンボ 2011 ニワウルシ(シンジュ) 2010 キバナミソハギ 2009 フサザクラ 2008 マツブサ 2007 オニユリ 2006 オトギリソウ 2005 ヒレハリソウ(コンフリー) 2004 ブルーファンフラワー(スカエボラ)

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7月24日(土) ルリトウワタ(オキシペタルム)

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花色が涼しげだし、夏の暑さに強いので、夏花壇にもってこいです。ただ、よく見ると全体が毛深くて、なかなか獰猛な素性であることがわかります。
属名のオキシペタルムで呼ばれたり、あるいはブルースターとされたりしていても、ルリトウワタという素敵な和名があります。無理に横文字を持ち出さなくても、この和名でけっこうイケルんじゃないかと思います。
名前を借りたトウワタと同じように、秋になると莢が割れて、長い毛を持った種がフワフワと飛びます。莢を失敬したら窃盗罪になっても、フワフワと風に漂う種を追いかけるのは罪にならないような気がします。いやいや、それよりはこのお宅の奥様と仲良くなる方がスマートですかねえ。

過去のきょう 2020 ヤツマタモウセンゴケ 2019 ラシャカキグサ 2018 タイワンウリノキ(シナウリノキ) 2017 タマアジサイ 2016 ガマズミ 2015 ヤノネボンテンカ(タカサゴフヨウ) 2014 オニユリ 2013 ナンキンハゼ 2012 キリンソウ 2011 シオデ 2010 ショクダイオオコンニャク 2009 コクサギ 2008 ホテイアオイ 2007 ソバナ 2006 ツキヌキニンドウ 2005 ニワウメ 2004 ルリヤナギ

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7月23日(金) アアソウカイ(パキポディウム・ゲアイー)

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これがアアソウカイの花でした。初めてこの珍なる名前の植物を見てからちょうど10年が経っています。まるで周年記念のような感激のお披露目です。
5年前には勢いのいい株に出会い、開花の予感を得ました。その株に、花の残骸(実の予兆)を見て、どんどん花に近づいている実感はありました。
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花の直径は6~7cmはあり、それがずいぶんと軟質なので、足は早そうです。ただ、開いた花と同数くらいの蕾をまだ持っていて、1週間ほどは楽しめそうです。
さて、こうしてたくさん花が咲いたのだから、あとは順調に実が育ってくれればいいわけです。前回ついていた実らしきものは途中で「消失」してしまっています。異境の地で自分のサイクルを貫徹するド根性に期待します。

過去のきょう 2020 セイヨウニンジンボク 2019 キダチタバコ 2018 ウスベニタチアオイ(ビロードアオイ、マーシュマロウ) 2017 デンジソウ 2016 キジョラン 2015 コマクサ 2014 マンリョウ 2013 シロギキョウ 2012 コマツナギ 2011 ガクアジサイ 2010 オオアワダチソウ 2009 エゴノキ 2008 クリ 2007 ミョウガ 2006 キヌタソウ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 タブノキ

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7月22日(木) ハナアロエ(ブルビネ)

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志木のあたりでは今年から急に目立ち始めて、いま5カ所で観察できます。流行というものはなんでもブレイクするときがあることを実感します。
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アフリカ南部から来た常緑多年草(低木という見方もあり)で、春から秋まで、開花期間が長いというお得な性質です。たしかに、5月初めから花を開き始め、梅雨のころひと休みして、また元気に咲き出しました。暑さには強そうです。
アロエと名付けられても、分類的には無関係です。ムニュッと柔らかな多肉質の葉なので、名付けた人を無碍に非難できなくて、さてどうしたものかと悩む人は、ブルビネという属名で呼べばいいという逃げ道もあります。

過去のきょう 2020 アデニウム・オベスム・ドワーフ(砂漠のバラ) 2019 マムシグサ 2018 ベニヒ 2017 イヌエンジュ 2016 エノキウツギ(ウオトリギ) 2015 カシワ 2014 メタカラコウ 2013 センジュラン 2012 キクイモモドキ 2011 ホシオモト(パイナップルリリー) 2010 ヒメヤブラン 2009 イヌヌマトラノオ 2008 オオダイコンソウ 2007 ヤブカラシ 2006 クリナム・パウエリー 2005 イヌゴマ 2004 ノブドウ

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7月21日(水) モクレン(類)

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疑惑のモクレンです。3月のうちに葉に先駆けて開くとか、4月なかごろ、若葉とともに開くとか、モクレン類の花というのはそういう咲き方だと思っていました。
それが!なのです。葉が大きく育った夏です。梅雨が明けるとともにブワーッとお陽さまが出力全開の真夏です。どうして花が咲くんですか!!
不覚にも、正常な時期のこの木を知りませんでした。したがって、コヤツがなにモクレンなのか、わかりません。なんとなくニシキモクレンっぽくても、さすがにこの炎暑のなかでは花が開ききれず、花びらの内側が見えません。
大きな(樹高3mちょい)木のあちこちに蕾はついて、次々にそれがほどけはしても、しっかり咲ききらないまま茶色のゴミと化してしまいます。
二度咲きしやすい品種があるというネット情報はあっても、夏咲き品種というわけではなさそうです。その意味ではコヤツが一つでも花を開ききったら大拍手で、もう少しジトッと見てやるつもりです。そして、次の春には忘れることなく正体を明かし、きょうはとりあえず「モクレン」としたタイトルを正確に修正したいものです。

<補注> この木から200mちょっとの場所にあるニシキモクレン(春の花で確認済み)も蕾を開いているのを見つけました。どちらの木もすでに蕾はたくさんつけていて、そのうちのいくつかが思い出したようにパカリ・パカリと半開きになっているようです。
季節外の開花要因としては桜の落葉が有名でも、モクレンにそのメカニズムは該当せず(葉は元気なまま)、不思議は不思議のままです。

過去のきょう 2020 ナンヨウザクラ 2019 コフジウツギ 2018 ミシマサイコ 2017 ワレモコウ 2016 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2015 マルバアサガオ 2014 オガタマノキ 2013 センコウハナビ(ハマエンサス、ハマエンサス・ムルティフロールス) 2012 ノウゼンカズラ 2011 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2010 ジャノヒゲ 2009 エンジュ 2008 チングルマ 2007 ツボサンゴ・パレスパープル 2006 シロネ 2005 ハナヅルソウ 2004 アカメガシワ

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7月20日(火) ニゲラ(クロタネソウ)

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このごろはミイラ女子という流行りがあるようで、そういう女子にはこれはたまらんでしょうなあ。いやぁ、女子でなくて爺さんでもグラッと来ました。
先月までは咲いていましたから、ミイラ化作業はかなりスピーディのようです。つい観察を怠ってしまった梅雨の間がその工程だったのだろうと思います。
雨に晒されたあと、カーッと干し上げられて、こんなに抜けてしまったのでしょう。一つだけいただいたこのミイラのなかからは、「越中富山の反魂丹」みたいな小さな丸薬…じゃなかった、真っ黒の種がたくさん(50~60個)転がり出しました。
ニゲラの種は嫌光性なので、深めに土を被せるべし=にわか勉強で秋にはこの反魂丹を播いてみますか。「鼻くそ丸めて萬金丹」にならないでくださいよ!

過去のきょう 2020 ブラッシア(スパイダーオーキッド) 2019 イセハナビ 2018 ツルアジサイ 2017 キリ 2016 チャボガヤ 2015 アオギリ 2014 ヤマシャクヤク 2013 ムラサキシキブ 2012 フシグロセンノウ 2011 キダチルリソウ(ヘリオトロープ) 2010 クヌギ 2009 スジギボウシ 2008 ゴウソ 2007 シダルセア 2006 ナンキンマメ(ラッカセイ) 2005 セイヨウハッカ 2004 サツマイモ

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7月19日(月) ゼノビア・プルベルレンタ(スズランノキ)

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花は俯いて咲いていたのに、実はみんな揃って空に向かっていました。アセビだな、こりゃ。くそ暑いなかを遠くまで撮りに出かけた爺さんはガックリです。
ごくろうさまとねぎらってくれる甘い実を期待したのに、これはもう、この時点から「種」以外のなにものでもありません。果肉ゼロです。
どうも、本命のスズランノキ(オキシデンドルム)の実もこんな蒴果らしくて、同じツツジ科にはブルーベリーだってあるのになぁと涙です。
そうか、いきなり本命の実を見て愕然としないよう、ゼノビアは予習をさせてくれたのか。ううぅ、なんてやさしい奴なんだ…などとは毛ほども思わず、オキシデンドルムの花後のチェックに出かける気が急速に低下した薄情男です。

<補注> スズランノキ同士の実対決はオキシデンドルムに軍配を上げました。(2021年8月12日

過去のきょう 2020 メディニラ・マグニフィカ(オオバヤドリノボタン) 2019 アオギリ 2018 ウワバミソウ 2017 トモエソウ 2016 アカバナルリハコベ 2015 ジュウモンジシダ 2014 ヒペリカム・ヒドコート 2013 アマチャヅル(雄花) 2012 ボタンクサギ 2011 ヨロイグサ 2010 チチコグサ 2009 メハジキ 2008 オオツヅラフジ 2007 チゴザサ 2006 ベニクロバナキハギ(ヤクシマハギ) 2005 コバギボウシ(斑入り種) 2004 ヒメヒオウギズイセンとミズヒキ

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7月18日(日) ムラサキルーシャン(セントラテルム)

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頭はアザミで体がイチゴ、ケンタウルスかお前は!?と呟きました。何気なく見過ごせばそこらの草でも、ジトッと気にすると、かなり「変な奴」です。
名前がまた不思議の宝庫で、一番使われているらしいムラサキルーシャンからして、ルーシャンの意味やら由来がまるでわからないと来ています。誰かが最初にそう呼んだのでしょうから、早く自首して出なさい、いまなら許してあげます・笑。
そしてリンゴアザミと呼ぶ人もいるようで、どこがリンゴじゃ!?と悩みます。葉をこするとリンゴ香がするそうで、お店でそんなことしたら叱られますぞ。さらに、海外サイトではパイナップルの香りとされていて、この線は却下でしょう。
しょうがないから学名で呼ぼうかと思ったら、属名Centratherumがまず読みにくくて、自分はセントラテルムとしておきますが、ケントラセルムとかセントラセラムとする人もあって面倒です。さらに種小名ではintermediumとpunctatumの二つが見つかる始末で、これがシノニムなのか別物なのかも判断できません。
あーぁ、写さなければ良かったと思いながらもこうして載せてしまいます。不思議な姿だってそのうち見慣れるでしょうし、そうこうしているうちに名前だってみんなが呼びやすいものに収束してくるはず…淡い期待です。

過去のきょう 2020 オミナエシ 2019 ルイヨウボタン 2018 カヤ 2017 カジノキ 2016 イヌカラマツ 2015 イヌザクラ 2014 タイマツバナ 2013 ウワミズザクラ 2012 スズカケソウ 2011 ニンジンボク 2010 ゴボウ 2009 マツカゼソウ 2008 アオツヅラフジ 2007 シオデ 2006 ノハナショウブ 2005 サトイモ 2004 ジュズダマ

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7月17日(土) トウキョウチクトウ

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東京と名のつく植物は案外になくて、ハボタンで東京丸葉というのがかなり有名なくらいです。で、これ、東京+チクトウ? チクトウは竹桃かな?くらいまで考えると、あぁ、夾竹桃の頭に唐が着いてるのかぁ…となって、頬が赤く染まります。
別名だとトウテイカカズラで、こっちだって「到底かかずらわらないぞ」とかヤケに力が入ってから、あぁ、唐定家葛ね、とうなずくわけです。
そういう面倒がイヤならスタ-ジャスミンというお気楽路線があって、しかし、常日頃、なんでもかんでもジャスミン呼ばわりはいかがなものか、などと生意気を言っている手前、気安く使えないという自縄自縛があるわけです。
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ああ、暑苦しい!とトウキョウチクトウが怒っておりまして、ご本人はいたって涼しげにビュンビュンと蔓を高くのばします。ここのお宅も、撮影翌日にはチョンチョンに切り詰めていたくらいで、かなり油断ならない精力系です。
そして右側に貼った葉裏写真は毛がないことを示しています。ここに毛が目立つと、仲間のケテイカカズラになるそうで、毛がなくておめでとう!だなんて、なんだか最後まではた衛門をからかってくれるイヤな奴です。

過去のきょう 2020 ピンポンノキ 2019 サンゴジュ 2018 ナガバハエドクソウ 2017 オオバギボウシ 2016 シソ(アカジソ、アオジソ) 2015 ヒエンソウ 2014 サワグルミ 2013 ミソハギ 2012 コンロンカ 2011 エンビセンノウ 2010 ヤナギハナガサ 2009 マサキ 2008 ヤナギラン 2007 チダケサシ 2006 トモエソウ 2005 オイランソウ 2004 ヤブツバキ

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7月16日(金) コチョウラン

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雨に打たれたあとの胡蝶蘭です。ただそれだけなのに、初めて見て、へぇ~でした。思えば、温室で自宅でも、いつも屋根の下でした。
温室では当然ながら頭から水遣りをしても、屋外の驟雨のようには打ち付けないでしょうから、花びらがめくれているのは見たことがありません。ウチでは、このごろはぬるま湯をかけてあげる過保護ですから、花を濡らすなんて御法度です。
たぶん生まれ故郷の密林では毎日スコールを浴びるはずです。このごろの日本の激しい降り方も、外に置かれた胡蝶蘭にとっては懐かしいものでしょう。

過去のきょう 2020 パキポディウム・エブレネウム 2019 イタリアンパセリ 2018 テンダイウヤク 2017 ウバメガシ 2016 トウジュロ 2015 クリ 2014 シモツケソウ 2013 アオギリ 2012 ワラビ 2011 ヒトツバカエデ 2010 ヒマラヤヤマボウシ 2009 ヤブマオ 2008 モクゲンジ 2007 セイヨウフウチョウソウ(クレオメ) 2006 アサザ 2005 ヒメヒオウギズイセン 2004 リアトリス

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7月15日(木) グレビレア・プーリンダスプレンダー

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グレビレア・プーリンダのことはしっかり覚えていました。オーストラリアの大きなナーセリーで、プーリンダシリーズで有名です…お、記憶力いいぞぉ・笑。
その会社が、華麗・豪華・壮麗・素晴らしいというような意味のSplendourと名付けたのだから力が入っていそうです。クイーンとはどっちが上なんでしょう。
おおむね針のように尖る葉が特徴のグレビレアなのに、このスプレンダーの葉は中脈がはっきりわかるほどにふつう形です。スパイダータイプの赤い花が終わったとしても、葉が立派なのでお庭が寂しくならない=素晴らしい!みたいです。
寒さにも強いというので、日本の露地にもお薦めです。玄関前にはシマトネリコ、お庭にはアナベルという画一的園芸に風穴を開けてほしい存在です。

過去のきょう 2020 マダガスカルジャスミン 2019 アオカズラ 2018 オウゴンオニユリ 2017 斑入りバナナ(ムサ・アエアエ) 2016 アレチハナガサ 2015 バイカモ(ミシマバイカモ) 2014 キンシバイ 2013 ホウキモロコシ 2012 ワイヤープランツ 2011 コエンドロ(コリアンダー) 2010 アーティチョーク(チョウセンアザミ) 2009 イヌビワ 2008 ムラサキバレンギク 2007 イチジク 2006 ヒマワリ 2005 アキノエノコログサ 2004 ユリ(品種不詳・カノコユリ系)

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7月14日(水) カサブランカ

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足して2で割るとはよく使う言葉ながら、これほどハマると涙が出ます。
左側は、いつ見たって日陰のお宅です。いい咲き具合なのに、明け方から夕暮れまで直射日光を浴びることがなくて、日陰のカサブランカです。
右は例のイトーさんの玄関先で、陽光バッチリです。しかし、正しい農業・篤実な園芸を好むイトーさんは、蕾が割れるなり葯を除去するのです。たしかに、衣服にあの花粉がつこうものなら、なかなかに取れるものではありません。
ということで、左の花を見つめながら右の明るさを想像し、右の躍動感を愛でながら左の葯を脳裏で合成するという面倒な話になりました。
それにしても、あんな陽当たり皆無の場所で豪華な花がかわいそう…と調べてみて驚きました。カサブランカは強い陽射しが苦手なのだそうです。おーほほ、イトーさん、それ、陽に当てすぎですぜ!って、あとで教えてあげなくちゃ。

<補注1> ピンクカサブランカに先を超されたので、枯れた株しか載せていなかったカサブランカの花を、かなり間に合わせで収録しました。
<追録> それほど日を置かないで、足して2で割る必要のないショットが得られました。(撮影:2021年7月20日)210720
<補注2> イトーさんに喜ばれそうな無花粉ユリがありました。(2021年7月26日

過去のきょう 2020 ムラサキバレンギク 2019 オオグルマ 2018 ランダイスキ 2017 ユクノキ 2016 セイヨウヤブイチゴ(ブラックベリー) 2015 ユリノキ 2014 シマススキ 2013 クロモジ 2012 トチバニンジン 2011 ノウゼンカズラ 2010 ベニバスモモ(ベニスモモ) 2009 ミヤギノハギ 2008 ジュンサイ 2007 チョウセンシラベ・シルバーロック 2006 カランコエ 2005 マルバマンネングサ 2004 ホテイアオイ

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7月13日(火) シダレケヤキ

210713cv-pendula
枝垂れものとしてはわりと代表的です。という言い分と行動が一致していなくて、3月にシダレハナズオウを載せたとき、このケヤキの収録忘れを思い出しました。
過去に何度も何度も思い出してはそのたび後回しにしてきたツケがあるし、少しはきれいに撮ってあげなくちゃなぁと思った結果がこんなド・アンダーです。言い訳をさせてもらえば、この木に近寄ったら、お陽さまが店仕舞いしました。
ここは中学校の校庭です。ほかにマンションの中庭とか、駅前のロータリーとか、幹線道路脇の小公園とか、冒頭述べたように案外と植栽されているのです。ただ、背景をスカーッと青空で抜くのがむずかしい場所ばかりです。
それらの場所で撮って、やれやれウルサい写真だなと落ち込んで、「よし、あそこなら」と最後に訪ねた場所でお陽さまに見限られるなんて、撮る方が悪いのか撮られる方のツキがないのか、ものごとすべて巡り合わせという教訓です。

過去のきょう 2020 オマツリライトノキ 2019 ホソバイヌビワ 2018 アマ 2017 コシロノセンダングサ 2016 ホタルイ 2015 ハラン 2014 アオジクユズリハ(イヌユズリハ) 2013 ハス(古代蓮) 2012 シマトネリコ 2011 ハナハッカ(オレガノ) 2010 タマゴタケ 2009 タカトウダイ 2008 オタネニンジン 2007 セイヨウニンジンボク 2006 ヒエンソウ 2005 ヘメロカリス 2004 ヘクソカズラ

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7月12日(月) ピペル・シルバチクム

210712piper-sylvaticum
ただの斑入りだったらあまり惹かれなかったでしょうに、ピンクに弱いのはオヤジの証拠かなぁと少しへこみます。そして、きれいなだけではなくて、市場にはほとんど出回らないレアものという点にも惚れました。
鰐皮のようにボコボコした表面が存在感を高めます。葉の形としてはコショウ科コショウ属としてオーソドックスでも、こういう質感は、これ以外にはキンマでしかまだ見ていません。ふつうのコショウフウトウカズラも、ごくふつうの表面でした。
そう言えば、その質感が近いキンマが咲かすという花の撮影を忘れたままです。このシルバチクムだって、もしかしたら花が咲いて実がぶら下がるかもしれず、そういう追加の観察が欠かせないとき、レアものというのはじつに困りものです。

<補注> このPiper sylvaticumは国内サイトではほとんど取り上げられておらず、海外サイトにはいくつか見られるものの、そこにあるのは白斑の写真だけです。自分が見たこのピンク斑は、その意味でも稀少種かもしれません。

過去のきょう 2020 トビシマカンゾウとゼンテイカ(ニッコウキスゲ) 2019 ハリガネワラビ 2018 ヘツカニガキ 2017 アカガシワ 2016 ナワシロイチゴ 2015 アカメガシワ 2014 ペントステモン 2013 ハナゾノツクバネウツギ 2012 ハンゲショウ 2011 ヘラノキ 2010 ネジバナ 2009 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2008 キブシ 2007 ヘリアンサス・アトロルベンス 2006 カラスビシャク 2005 ヤブミョウガ 2004 アメリカフヨウ

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7月11日(日) エノキ

Celtis-sinensis1
右の土手上に並ぶのは、この辺では有名な染井吉野の並木です。花どきには銀座並みの人出で、付近住民(ワタシのこと)は迷惑でたまりません。
そんな花のトンネルとなる桜と比べると、1本だけ河川敷に立ち尽くすこの木がなかなかの大きさだとわかります。ずっとその種類を見定めることなく、土手を素通りしてきたのに、きのうようやく訪れた好天につられ、下に降りてみました。
Celtis-sinensis2
なぁーんだ…と言ってはエノキがつむじを曲げるでしょうが、じつはこの上流には大きなサイカチがあって、花も実も楽しませてもらいました。あるいはこの柳瀬川と合流する新河岸川の土手ではオニグルミの雌花を撮らせてもらいました。
そんなことを思い出しながら近づいただけに、エノキくん、別にこんなとこじゃなくてもあなたの居場所はたくさんあるでしょ!と言いたくなったわけです。
川の縁なら水で運ばれた種が芽生える…という短絡思考を破ってくれたのは、カラスだろうかムクドリだろうか、まさかスズメじゃあこの実を飲み込めないよねえ、とか、次はここで鳥番をしてみたくなりました。

過去のきょう 2020 ハイビスカス(ブッソウゲ) 2019 ツガ 2018 シナノアキギリ 2017 ノカラマツ 2016 マヤラン 2015 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2014 ムクゲ(白花笠) 2013 カラムシ(雄花) 2012 スモモ 2011 クサスギカズラ 2010 ギンバイソウ 2009 コバギボウシ 2008 イランイランノキ 2007 ラムズイヤー 2006 ゴシキドクダミ 2005 アガパンサス 2004 カラスウリ

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7月10日(土) クローバー・ティントヴェール

210710trifoliumtintveil
あ、ティントだ!と近所の遊歩道で見つけました。おぉ、ヴェールかぁとわかればたいしたものだったのに、このシリーズは11種もあるのでそれは無理でした。
ただ、開発元の商品紹介を見ると、11種の並び順ではこれがトップです。たぶん、シリーズの基本種なのでしょう。対してウチのワインは次席です。
ただ、その次席さん、このごろ出てくる新葉はどうも先祖返りしたらしいふつうの緑色ばかりです。こういうのはクレームの対象になりますかねえ。うーん、たぶん育て方が悪いと言われるのがせいぜいでしょう。
なんせ、このところお天道さまを見ることが超マレで、陽光大好きのクローバーたちにしてみれば凌ぎどころでしょう。ヴェールもワインも「アッチいよぉ」と悲鳴をあげるくらいの夏、早く来てください。あ、やっぱりほどほどでお願いします。

過去のきょう 2020 ニンニク 2019 オオフサモ 2018 ヒイラギ 2017 セイヨウリンゴ 2016 シキザキホソバアカシア 2015 アデニウム・アラビカム(砂漠のバラ) 2014 アンゲロニア 2013 ナンテン 2012 クマツヅラ 2011 ノムラカエデ 2010 ヤハズアジサイ 2009 アブラチャン 2008 カラスビシャク 2007 カラタチバナ 2006 タイマツバナ 2005 サルスベリ 2004 メマツヨイグサ

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7月9日(金) ハシバミ

210709corylus_heterophylla
期待の新人です。せっかく見つけたわずか一粒の実を途中で見失い、悲嘆の涙にくれたのは7年前の秋(リンクは下欄)でした。あれ以来、ハシバミの木を見かけずにここまで来たのに、思いがけない場所でこの木を見つけました。
いままで見てきた2カ所の木に比べると、勢いがとてもいい感じです。幹も太く、枝張りも豊かで、こんな風に実をつけた枝が4~5本は見えます。
210525
この木の「発見」は5月下旬で、実はまだ白く、果苞から顔を出したばかりでした。見つめること1カ月半、実の先が心なし茶色を帯びてきたような気がします。
などと言うのを糠喜びというわけで、前も8月下旬の姿は見ています。問題はその先であって、さてここのかわいいナッツちゃんたちが暑熱や台風に耐えて無事にワタシのお口にゴールできるか、あ、いやいや、姿だけでいいので、マロン色に成熟して果苞からコロンと転げ落ちるのを確認させていただきたいものです。

<ハシバミの過去記事(掲載順)> ☆ 雌花と雄花:2010年4月15日 ☆ 黄葉、会席料理の前菜にあしらわれた葉:2012年11月26日 ☆ 雌花(開花)と葉芽をつけた枝:2013年2月21日 ☆ 雌花と雄花:2014年3月29日 ☆ 展開した雌花芽、若葉、折れた枝:2014年4月14日 ☆ 実、葉:2015年8月25日 ☆ 食害された葉、謎の青虫:2015年10月28日
<補注> 1カ月後、実はマロン色になっていましたが…(2021年8月4日

過去のきょう 2020 リョウブ 2019 ダイダイ 2018 ヒゴタイ 2017 クマツヅラ 2016 ヤブニンジン 2015 ハマボッス 2014 アカガシ 2013 カラスビシャク 2012 ザクロ 2011 ギボウシ(ラブパット) 2010 タイトゴメ 2009 ニガウリ 2008 オオハンゲ 2007 グリーンローズ 2006 カラジューム 2005 ナンキンハゼ 2004 タイサンボク

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7月8日(木) スターチス(リモニウム)

210708limonium-sinuatum1
前回登場時は説明なしには使えないムチャクチャな写真でした。あれに比べれば、今度はスターチスもきっと満足してくれることでしょう。
それでも根もとの葉には傷みが目立ちます。また、きれいに立ち上がっているかに見える茎のなかにもやや不調のものが隠れています。切り花になってからの持ちの良さとは裏腹に、ライブ状態のスターチスはやはり気むずかし屋さんです。
210708limonium-sinuatum2
そして、カサカサの萼(紫やピンク)にはさすがに見向きはしなくても、本当の花(白やクリーム)には小さな蜂さんがご執心でした。雄シベの葯が見えていて、もしかしたら萼のなかには種が残るかもしれません。次回撮影の課題です。
右の写真では本来の花と一緒に萼も育つ様子が窺われるし、茎や翼の刺々しさもわかります。手袋が必要とまでは言わなくても、けっこうチクチクします。

<補注> 標準和名:ハナハマサジを使わない理由は前回述べています。

過去のきょう 2020 キンコウカ 2019 パプリカ 2018 アオキ(斑入りいろいろ) 2017 アメリカキササゲ 2016 ハマクサギ 2015 キンギンボク(ヒョウタンボク) 2014 アカバナシモツケソウ 2013 アメリカハナノキ 2012 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2011 イヌリンゴ 2010 ノヤマトンボ(オオバノトンボソウ) 2009 ヤブコウジ 2008 サンシュユ 2007 トリアシショウマ 2006 キュウリ 2005 トウネズミモチ 2004 ビヨウヤナギ

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7月7日(水) ビヨウヤナギ

210707hypericum-monogynum
これ、決して無体に引きちぎったのではなく、足もとに散っていました。かつてはビヨウヤナギの雄シベがこんなしかけだなんて気づかず、撮ったあとから、「基部は五つの束になっている」と知って、あわてて写真を見直したものです。
あれからもう7年、やさしくチャンスをくれたビヨウヤナギに感謝しつつ、現場で「1本、2本…」と数え始めました。ダメです。ピンセットとルーペ、そして基部を押さえておくおもりがないと、アウェイでおいそれとできる作業ではありません。
210707count
そこでPC画面上の作業です。花糸は絡まっていてわかりにくいので、葯に番号を振ってみました。左の束は34個、中央が32個、右で33個でした。
平均が33なら、ビヨウヤナギの雄シベは合計165本、「多数にあって」と逃げた牧野博士に教えてあげることができます。いえいえ、数えたサンプルが3束では大それた話です。ただ、「150本以上ある」とするのは無理ではなさそうで、「うわ、いっぱいだ」からは数歩の前進です。梅雨の晴れ間に心も晴れました。

過去のきょう 2020 マタタビ 2019 イヌリンゴ(ヒメリンゴ) 2018 キツリフネ 2017 ベゴニア・ドレゲイ 2016 ハルパゴフィツム(ライオン殺し、悪魔の爪) 2015 スナビキソウ 2014 ザイフリボク(とジューンベリー) 2013 アマドコロ 2012 ゴマキ 2011 ヤマユリ 2010 タケニグサ 2009 トモエソウ 2008 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2007 シャシャンボ 2006 ナス 2005 チヂミザサ 2004 シャグマユリ

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7月6日(火) ガルビネア

210706gerbera-hybrid
開発した種苗会社によれば「次世代ガーベラ」だそうで、そう聞くとなんだか大谷くんみたいに筋骨隆々、ガッチリしてるんであります。
まず、連続開花性というのが高くて、春から冬まで咲き続けるって、ホント、そんなうまい話、あるんですか。シーズン終了まで打ち続けると60本超えですなぁ。
病害虫や低温にも強いそうで、これはちょっと、こないだ1回持たずに降板してしまったものの、ホームグラウンドで勘を取り戻せば、再びバッターを寄せ付けない投球が見られるはず…って、こらこら、話はガーベラなんですけど。
このスタンダードな赤以外にも、花色は白・黄・オレンジ・ピンクなどなど、しかも同じ黄色でも微妙に異なる色合いのものがあったりして、これからの花壇作りをますます楽しいものにしてくれるビッグスター=ガルビネアです。

<補注> 次世代ではない(らしい)ガーベラは、過去2度登場しています。☆ 2006年11月26日 ☆ 2016年7月1日

過去のきょう 2020 ツタバキリカズラ 2019 ダリア(炎球) 2018 イヌガヤ 2017 ソテツ(雄株) 2016 カヤ 2015 ウメ 2014 バイケイソウ 2013 サルナシ 2012 サフィニア 2011 カジカエデ(オニモミジ) 2010 イワガラミ 2009 ノカンゾウ 2008 ボッグセージ(サルビア・ウリギノサ) 2007 ハクロバイ 2006 ヤマモモ 2005 リョウブ 2004 モミジアオイ

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7月5日(月) ゴレンシ(スターフルーツ)

210705averrhoa-carambola
ゴレンシの花を載せるのは二度目です。ただ、前回はフラッシュを使ってしまって、花色の感じがイマイチ人工的でした。今度は自然光で雰囲気柔らかです。
そして、それよりも自分なリの再学習ポイントは葉です。過去二度、実や花を写すために「たまたま」葉が写り込んではいても、それがどんな構成・性状なのか記録しようという意図はほとんど(まったく)ない写真でした。
それが今度は生まれたての若葉にも恵まれて、ああ、ゴレンシって互生の奇数羽状複葉なのだと気づきました。ほかの木でも、実や花がないと正体がわからなくて困ることがあって、一度に特性のすべてを覚えるのはむずかしいものです。
まあ、急ぐ旅でもないし…というのがいつもの自分への慰めで、あ、また樹皮を写してないや!と唇を噛んでも、あわてず騒がず、「また今度」です。

過去のきょう 2020 ソランドラ・マキシマ・ワリモー 2019 ヤクシマオナガカエデ 2018 カリブラコア・ティペットダブル 2017 ゴマノハグサ 2016 リュウビンタイ 2015 タコノアシ 2014 タラノキ 2013 トチバニンジン 2012 イワガラミ 2011 ノハナショウブ 2010 ビジョザクラ(バーベナ) 2009 オオバギボウシ 2008 ケショウサルビア(ブルーサルビア) 2007 リシマキア・プンクタータ 2006 アフリカハマユウ(インドハマユウ) 2005 ノブドウ 2004 アサガオ

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7月4日(日) カレープラント

210704helichrysum-italicum
人間だって植物だって、環境にうまく適応できたものが勝ちなわけで、差し詰めこのカレープラントはその柔軟な生き残り力が賞賛されるべきでしょう。
というのも、前回登場のとき触れたように、そもそも南欧の乾燥地出身なので、ジメジメ・ムシムシは嫌いなはずなのです。それが、梅雨のさなかの開花です。しかもここは5年前の撮影とまったく同じハーブ花壇です。かつては蕾のツの字も見せていなかったのに、同じ時期に咲いてしまって、これを進化と言わずになんとしましょう。
と綴ってきて思い出しました。花を咲かすのは生命の危機のとき…という原則です。おい、ヤバイのか!?と見つめても、茎葉にそれほどのピンチ状態は感じられず、さて、この酷い梅雨が明けたら、また様子を見に参じましょう。

<追録> 上の写真の場所ではこれ以上の開花が見られなかったものの、別の場所では「これでもか!」の咲きっぷりでした。ただし、暑熱に焼かれたような姿はかなり哀れを誘うものでした。(撮影:2021年7月17日)
Helichrysumitalicum210717

過去のきょう 2020 ヒメイワダレソウ 2019 ヤマミズ 2018 レザーウッド(キリラ・ラセミフローラ) 2017 ヨーロッパキイチゴ(ラズベリー) 2016 ネグンドカエデ・エレガンス 2015 リョウブ 2014 ヒメアガパンサス(トリテレイア) 2013 クチナシ 2012 ナギナタソウ 2011 ニワフジ 2010 アカメガシワ 2009 クサフジ 2008 キミノニワトコ 2007 ヒツジグサ 2006 コンボルブルス 2005 ワルナスビ 2004 メタセコイア

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7月3日(土) シラカンバ

210703b_platyphylla_f2
4月にはまだ小さな芋虫状だったシラカンバの雌花穂です。長さ5cmほどで生長が止まったようでも、ずっしりと貫禄が出てきました。
4月からここまで、ほぼ1週間ごとに花穂の様子は変化してきました。開いた苞鱗のなかに雌シベが目立った時期もあったし、そのあと閉じ気味になった苞鱗の隙間から透明のパーツが覗いていたのも印象的でした。
あの時期に比べると、先月からは安定期のようで、苞鱗のガードがずいぶんと堅固になりました。一方でそのなかにある翼果の赤ちゃんが順調に育っているのか、苞鱗が奇妙な凹凸を見せているようにも思えます。
このまま、うまく夏を超えて翼果が肥えてくれれば、秋遅くか初冬には蝶のような面白い姿が見られるはず…珍しく事前学習十分で生長を見守ります。

過去のきょう 2020 コバノランタナ 2019 ヤブデマリ 2018 キツネノボタン 2017 ナガバハエドクソウ 2016 カレープラント 2015 シデシャジン 2014 ヨコグラノキ 2013 エゾミソハギ 2012 アマチャ 2011 シロザ 2010 ストケシア(ルリギク) 2009 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2008 ウツボグサ 2007 イタチハギ 2006 オカトラノオ 2005 ボタンクサギ 2004 ユズリハ

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7月2日(金) ピンクカサブランカ

210702pink-casablanca
どうしたはた衛門、ピンクのアナベルに続けてピンクカサブランカだなんて、いきなり色気づいたかい!って、いえいえ、こういうのを植える人が悪いのです。
たしかに、ふつうのカサブランカに負けないほどのサイズで、それがうっすらと薄桃色に染まってボンボン咲くのだから、売れて当然ですか。
ただ、細かいことを言うと、カサブランカというのはあの純白大輪種だけしか名乗れないわけで、ピンクカサブランカだと「桃色の白い家」になってしまいます。それでも大手種苗会社は商標登録をしてしまったものか、堂々の売れ線です。
う、そう言えばその「本来の」カサブランカ、冬の枯れ姿を載せたままです。ピンクに押されてしまって、そこらで見かけなくなっちゃった…と泣いておきましょう。

<補注1> 亜流のピンクに後れを取ること半月で本来の純白大輪種を(とりあえず)収録しました。(2021年7月14日
<補注2> ピンクカサブランカと同じオリエンタルハイブリッドではありながら、無花粉の大輪種がありました。(2021年7月26日

過去のきょう 2020 ヤブカラシ 2019 クサレダマ 2018 カイノキ(ランシンボク) 2017 トウネズミモチ 2016 オウゴンマサキ 2015 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ) 2014 オゼコウホネ 2013 カシワ 2012 ツノゲシ 2011 トウグミ 2010 ネムノキ 2009 キンコウカ 2008 モモノハギキョウ 2007 ヤマユリ 2006 テリハノイバラ 2005 ツルハナナス 2004 ノウゼンカズラ

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7月1日(木) ピンクのアナベル(アジサイ)

210701hydrangea-arborescens-ncha1
やっぱりねー。白だけで済むワケないと思っていました。アナベルのピンクです。
そして名前は「ピンクのアナベル」、冗談ではなくて、これが正式商品名なのだから困ったものです。作出したアメリカでは「INVINCIBELLE SPIRIT」という厳かな名前なのに、さすがに日本で「無敵の精神」では受けないと思ったのでしょう。
日本にもたらされてまだ10年なので、見かけることは稀です。ただ、白と同じで丈夫だし、あとから花が緑になって長持ちするのも変わらないので、あちこちのお庭がピンク色に染まり出すのは間違いないことでしょう。恐ろしいことです。
ついでに恐ろしいのは、学名のお尻につけられた‘NCHA1’です。「ースロライナ州立大学が創ったHydrangea arborescensの1号」という意味で、すでに5とか8も出ているようです。いったい何号まで創ってくださることやら、なにせ「無敵の精神」ですからねえ、極東の爺さんの悲鳴なんて一顧だにされません。

過去のきょう 2020 ヤライコウ(イェライシャン、トンキンカズラ) 2019 チャンチン 2018 ナンブソウ 2017 ツチグリ 2016 ガーベラ 2015 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2014 クマノミズキ 2013 オグルマ 2012 チシャノキ 2011 サジオモダカ 2010 オオバジャノヒゲ 2009 オニシモツケ 2008 マタタビ 2007 コナスビ 2006 アリアケカズラ 2005 ハルシャギク 2004 ザクロ

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番外編 : TCL 10 Lite

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スマホの電池というのは、特にヘビーユースしなくても、いいとこ3年、持って4年くらいのようです。ならばその電池だけ交換しちゃえ!という節約作戦が大失敗に終わったのは記憶に新しいので、今回は素直に買い換えました。
モノは助手1号のZenFone 3で、購入後3年9カ月、電池がフル1日使えなくなったし、動作もめっきり緩慢になりました。さあ、新機種の物色です。
そこで選んだのはTCL 10 Lite、日本向けは2014年からのメーカーとは言え、自分の新機種探しのときはまるでノーマークでした。それが、今回の比較検討ではいきなり最右翼となり、17,500円(込み々)でめでたく購入となりました。
値段だけ見るとまた以前の低価格大好き路線に戻ったかのようでも、グラフに見るように性能は断然文句なしなのです。全部の設定をご自分でこなしてしまった助手1号さまも、しばらくいじくり回したあとで「速いわぁ~」だそうです。
とりあえず開封2日目のレポートながら、この低価格化傾向はいったいどこまで進むんだろうと、余計な心配をしてしまいます。

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