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6月28日(月) テマリソウ

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これをGoogle Lensに見せても「マリモ」としか言いません。何度試しても、角度を変えても、かたくなに「マリモ」の一点張りです。ヒヒ、勝ったね。
Lensくん、これはテマリソウと言うんだよ。アメリカナデシコ(美女ナデシコ、ヒゲナデシコとして流通)の枝変わり品で、この「マリモ」は苞なんだよ。ほぉ。
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…と、少し涼しくなったところで真面目な話です。海外持ち出し禁止だし、苗は入手しにくいし、もっぱら切り花で店で買うのみです。写真左側はその一本です。
そして、そこからひと房もぎ取って揉みしだいてみました。いくら暴こうとしても、苞のなかにはなにもありません。間違って花が咲くことはあり得ないようです。(注3)
なので、種から育てることはできません。でもどうしても育ててみたくて、無理っくり探したのが上のマリモなのです。テマリソウに矮性品種があるなんて情報はどこにもなくて、でも茎はぜんぜん立ち上がってこなくて、謎のマリモです。
案外と「おもしろいもののなかでもさらにおもしろい」ものを入手してしまったのかなぁとニヤつきながら、今朝もナデナデしてあげました。(注1)

<補注1> テマリソウのなかにテマリヒメという品種があって、それはレギュラー品より少し背丈が低いようには見えても、うちのマリモほど寸詰まりではありません。
※ 残念ながらこの苗は夏を越せずに消滅してしまいました。(2021年8月)
<補注2> テマリソウがきっかけになって、アメリカナデシコを収録できました。(2021年6月30日
<補注3> テマリソウの開花写真がネットには案外に多く、しかもその花色がさまざま、つまり元の品種が多様であるらしいと知りました。(2024年秋)

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