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4月10日(土) ドドナエア

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きょう、ドドナエアを載せるにあたって過去記事を調べたら、あらら、ドドちゃん、もう3度も登場しているのでした。回数を忘れてしまうとはマズイなぁと思いつつ、去年秋口に初めて知って半年のうちに4回掲載ですから、かなりの惚れ込みようです。
そのドドちゃんがいよいよと言うか、早くも花の時期を迎えました。まず1枚目写真は雄株の引きです。赤銅色だった葉も、青葉が目立ってきました。
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グッと寄ってみます。1個の径が5~6mmなので、見かけた最初は去年の実のカスじゃないか?とか蕾かいな?とかボケたことを考えました。しかし、だんだんにほころんでくると、このイソギンチャクまがいの物体は雄シベの葯とわかりました。2袋が合着した様子はカラスミを思わせます。
その付け根は4~5片の萼で支えられていて、ドドナエアの数性は不安定に見えます。同じように雄シベのセット数も8~10個と揺れ幅があるようです。
ちなみに花びらは見つけられません。たぶん、視覚よりは花托の蜜で花粉媒介者を呼び寄せるタイプ…というのがいまのところの推測(注1)です。
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あらためて葉です。う、考えてみれば樹下の落ち葉を拾っていません。てっきり、赤銅色に変わった葉が更新されて緑の若葉が出てくるものと思って撮影したのに、落ち葉も、若葉の葉芽も、どちらもノーチェック(注2)、脇が甘すぎです。
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くそ、気を取り直して雌株です。最初にドドちゃんを知った瀟洒なアパート前以外に2カ所の植栽を見つけていたのに、それはどちらも雄株でした。がっかりして「原点」に戻ってみたら、おお、ここの2本はしっかりと雌雄セット(注3)でした。
で、上の葉っぱ写真の右下隅にも写っている雌花の穂に寄るとこんな具合でした。どうやら雌株の生長が雄株に少し遅れるタイプのようです。よしよし、それならまたちょくちょくここを訪れて、葉っぱのことも併せて勉強してみましょう。

<補注1> ドドナエアは風媒花であり、花びらがないのは送粉・受粉の邪魔にならないためでした。(2021年4月11日・海外サイト情報)
<補注2> 樹下にはしっかりと落ち葉を見つけたし、緑の葉はこの春に芽吹いた新しい葉でした。(2021年4月11日)
<補注3> 最初は雌雄1本ずつだと思っていたのに、敷地の少し奥に雌株がもう1本あり、ここはドドナエアの聖地みたいな場所でした。(2021年4月15日)
<補注4> 雌花の様子が変わってきていました。(2021年4月20日

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