« 3月28日(日) セロリ(スープセロリ) | トップページ | 3月30日(火) 原種系チューリップ(フミリス) »

3月29日(月) シダレハナズオウ

210329cercis_chinensis_cv
垂れた枝を美しいと見る心性がどこから生ずるのか、思うに不思議です。枝は力感いっぱいに空を目指してこそ枝だろうに、地面に向かってどうする気だ!と独り憤る爺さんは、たぶん好事家という人々からは嘲笑されるのでしょう。
いや、桜や梅をご自分の庭で垂れさせておく分には、狭量爺さんだって特になにも申しません。あるいは、銀座の柳が垂れないと歌にもならんとは思います。
しかし、ハナズオウが枝垂れなければいけない理由がわかりません。もしや紐で下から引っ張っていないか、疑う始末です。花のつき具合も心なしショボイ(注1)ような気がして、ほーら、咲く方だって気持ち悪そうだ!と毒づいてやりました。
ただ、考えてみればシダレカツラなんてどうやら自然発生したらしくて、特に人間が捏ねくり回さなくても、下に向きたい枝はあるのでしょう。カエデが枝垂れると涼しげだし、カキノキが枝垂れてくれると収穫しやすいメリットがあります。
やれやれ、シダレハナズオウを出しにして、いままで収録した枝垂れモノを総出演させることができました。あ、シダレケヤキを撮り忘れ(注2)ています。そんな代表的な枝垂れモノを忘れていたなんて、悲しくて首が垂れてしまいます。

<補注1> 咲き具合がショボイという批判が一方的ではないように、「ほら、これがハナズオウの咲き方だよ」という一枚を追加しておきます。ただ、時期的にはあと4~5日は早く撮りたかったところです。(撮影:2021年4月3日)
210403
<補注2> 曇天の悲しい写真ながら、シダレケヤキを収録しました。(2021年7月13日

過去のきょう 2020 カランコエ・月兎耳 2019 ヤグルマギク 2018 ゲジゲジシダ 2017 フキ(ふきのとう) 2016 レリア・アンシバリナ(洋ラン) 2015 オオベニウチワ(アンスリウム・アンドレアナム) 2014 ハシバミ 2013 ニワウメ 2012 クヌギ(雄花の芽) 2011 コノテガシワ(センジュ) 2010 ヒアシンス 2009 アーモンド 2008 ニシキモクレン 2007 カラシナ 2006 アマナ 2005 キブシ

|

« 3月28日(日) セロリ(スープセロリ) | トップページ | 3月30日(火) 原種系チューリップ(フミリス) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 3月28日(日) セロリ(スープセロリ) | トップページ | 3月30日(火) 原種系チューリップ(フミリス) »