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番外編 : 自販QR化の現状(暫定版)

<2月19日追記:この記事の扱いについて> 2月11日にアップした下の記事は、今後の内容(数値)修正の余地が大きいので、いったん「暫定版」に格下げします。記事掲載後も対象区域を歩き続けていると、次々と新規物件を見つけてしまい、日々、記事中の数字を間に合わせで修正してきたものの、収集がつかなくなりました。
また、アプリ掲載と管理ベンダーの関係も当初述べたような単純なものではないらしいことがわかってきました。そこで、該当部分の文言は削除扱いとし、もう少し調べ直したあと、あらためて「確定版」を載せるつもりです。なお、肝心のQR化率については、この記事の数値でも大筋で狂いはありません。
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散歩中にダイドーのルートセールストラックに抜かれました。瞬間、「あ、Gちゃん(居酒屋の名前)に行くはず」とわかりました。行ってみると、案の定、お店の前の自販機に商品を補充し終わり、お掃除しているところでした。
上の写真はそこから次の場所に移動して機械の扉を開けたところです。ハンディターミナルを使い、補充が必要な商品を調べ始めていました。
ただ、同じダイドーでも残念ながらこのトラックとルートマンはビバレッジサービスというグループ会社です。今回実査して歩いた100台以上のダイドー自販機のうちで同社のものは2割弱、しかもその機械はすべて「QR決済機能なし」でした

じつはダイドーの自販でLINEペイが使えることを見つけ、このあたりのQR化率を調べてやろうと思ったのが20日ほど前でした。以来、ダイドーのアプリで自販の位置に見当をつけ、オリエンテーリングよろしく機械を探して回りました。
そこで不思議だったのは、アプリに表示のない場所でダイドーの自販がちょくちょく見つかることでした。最初はアプリへの収録が遅れているのかと思ったら、そうではありませんでした。ダイドーホールディングスには主要なベンダーが2社あり、圧倒的に大きいのがダイドードリンコで、QR支払いできるパーツがついている機械はここのものだけのようです。スマホのアプリはドリンコのものなので、それにビバレッジの機械が表示されないのは道理でした(自分の子会社なのに、冷たいことです・笑)

さて本題です。上に述べたような動機で、自宅を中心にして東西7.8km、南北5.7kmの矩形地域(面積44.46㎢)をくまなく調べ回りました。結果、見つけたダイドー印の自販機は113台(2月13日現在)で、そのうちQR支払いパーツがついていたのは15台、QR化率は未だ13.3%(ドリンコだけに限れば19.5%)に過ぎませんでした。
なお、チラ見には過ぎなかったものの、ほかのベンダーの自販ではまだQR支払いできるものが出ていないようでした。
数あるベンダーのなかでダイドーだけ、そのなかでもまだ2割以下では、「自販QR化の道まだし」の感が拭えないのは事実です。ただ、物事の始まりはたいがいこんなものでしょう。寒風に吹かれながら飲む缶コーヒーがジワーッと体を温めるように、ジワジワと自販QR化が普及してほしいものです。

<補注> 記事上部に追録したように状況は引き続き流動的で、どこかで締めないと永遠にこの遊びを終えることができません。自分的におおむね調べ尽くしたと思えるところで、今回の調査をいったん「中締め」としました。(2021年3月21日

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