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2月13日(土) イチョウ

210213ginkgo_biloba
イチョウと言えば短枝です。短枝が出る樹種は別にイチョウだけではなく(↓)ても、その目立ち度合いでいくと、圧倒的に「イチョウ=短枝」です。
そして短枝と言えば束生です。短い枝で効率的に光合成しようとして、本来は互生なのに、同じ節から何枚もの葉を出します。その痕がきれいに残っていました。
その中央でお饅頭型をしている冬芽がキュートです。ここからまた今年の節ができて、若緑の小さな葉っぱが何枚かかたまって出てくるわけです。
さて科学です。短枝はなぜできる? 木は無限には大きくならないからぁ~。どうもこのごろなんでもチコちゃんの口調になってしまって困ったものです。
ふつうの枝(長枝)が限界量になっても、そこから短枝を出せば、そしてそこに葉を束生させれば、光合成量をうんと増やすことができます。会社が大きくなりすぎたら子会社をいっぱい作ると、全体の利益が上がる…みたいな感じです。
短枝が企業経営につながっていたなんて、イチョウがエラいんだか、人間がエラいんだか、寒空の下で「たいしたもんだ」と感心してしまいました。

<短枝を持つ樹種:このブログに収録してあるもの・和名50音順>アオハダ ☆ イチハラトラノオ ☆ サワシバ ☆ ノグルミ ☆ ミズメ ☆ メタセコイア
<補注> 定番・北大イチョウ並木の黄葉を収録しました。(2022年10月31日

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