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1月13日(水) ウバユリ

210113cardiocrinum_cordatum
実が割れるのは乾いたからでしょ…と思っていました。単純な人です。
よくよく考えてみれば、「乾く」と「割れる」にはそれほど相関関係があるわけではなく、いくら乾いたところで、そのまま干涸らびる手もあるわけです。それがこうしてパックリとお口を開くには乾く以外の力が必要で、それが実の中心の柱でした。
花が終わったあともここが生長を続け、しかも柱の外側ではなく、内側だけがのび続けるので、柱は三つに割れ、ついには外皮をも裂開させてしまうのです。
ウバユリの生長力がすごいことはすでに見ているし、朔果の巧妙なしかけも知っていたのに、割れるメカニズムにはいまようやく気づきました。けっこう親しんだつもりのウバユリなのに、あと何回、こうやって膝を打たしてくれることでしょう。

<補注> ウバユリでこうして気づいてみると、元日に掲載したカサブランカの朔果もまったく同じ様子でした。

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