1月9日(土) セイヨウフダンソウ(スイスチャード)
4年前と掲載時期がまったく同じになってしまったのはじつに能のないことです。ただ、トキシラズという雅名を証明しようと、その記事には夏の姿を追録してあるので、今回は真冬でもコヤツがタフであることだけに純粋に注目してみました。
この色艶、張り、半端ではありません。あとは軸が白いタイプがあるらしいのに、残念ながらこの畑にはそれがありませんでした。
そして、ちょっと面倒なことに気づきました。本来のフダンソウ(Beta vulgaris var. cicla)はホウレンソウに似て、ふつうに軸も緑で、葉は小さめらしい(注3)のです。これはフダンソウのなかでも小葉種(在来種)とされ、明から清あたりの時代の中国から我が国にもたらされた(原産は地中海沿岸)ようです。
続いて日本の明治期になって茎や葉軸が白くて葉が大きい白茎種(西洋種)が導入され、そのあとでこのカラフルなタイプ(スイスチャード=西洋フダンソウ)が市場を席巻するようになったというわけです。
植物の種類としては、これら3種はすべて上記の学名で差がなくて、単なるバリエーションという扱いのようです。ただ、こんな歴史を知ってしまった以上、そして、いつかは緑一色のオリジナルタイプを見たい(注3)ものだという願望を込め、前の記事のタイトルも含めて細分しておくことにしました。
この色艶、張り、半端ではありません。あとは軸が白いタイプがあるらしいのに、残念ながらこの畑にはそれがありませんでした。
そして、ちょっと面倒なことに気づきました。本来のフダンソウ(Beta vulgaris var. cicla)はホウレンソウに似て、ふつうに軸も緑で、葉は小さめらしい(注3)のです。これはフダンソウのなかでも小葉種(在来種)とされ、明から清あたりの時代の中国から我が国にもたらされた(原産は地中海沿岸)ようです。
続いて日本の明治期になって茎や葉軸が白くて葉が大きい白茎種(西洋種)が導入され、そのあとでこのカラフルなタイプ(スイスチャード=西洋フダンソウ)が市場を席巻するようになったというわけです。
植物の種類としては、これら3種はすべて上記の学名で差がなくて、単なるバリエーションという扱いのようです。ただ、こんな歴史を知ってしまった以上、そして、いつかは緑一色のオリジナルタイプを見たい(注3)ものだという願望を込め、前の記事のタイトルも含めて細分しておくことにしました。
<補注1> フダンソウの歴史については、「野菜ナビ(https://www.yasainavi.com/)」さんの解説を参考にさせていただきました。
<補注2> 花が咲くころには男の背丈より大きくなりました。また似ているとされるホウレンソウと違い、雌雄同株でした。(2021年5月19日)
<補注3> 本来のフダンソウ(小葉種)を自分で種から育て、軸が緑色であることが確認できました。(2021年5月29日)
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