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11月30日(月) 紅鏡(イロハモミジ・ベニカガミ)

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モミジの園芸品種というのはいったい何種類あるものか想像さえできなくても、これはかなりの印象深さです。豊かで濃い紅色は母種のイロハモミジからしっかり引き継いで、しかし母種よりもずっと深い葉の切れ込みが見事です。
問題はこの記事のタイトルをどうするかで、園芸界では単に「紅鏡(べにかがみ)」で済ませても、草木ブログとしてはそうもいきません。目に焼き付いたせっかくの美しさをスポイルするような、クド~イ文字面になってしまいました。

過去のきょう 2019 カラスザンショウ 2018 アシズリノジギク 2017 ネズミノオ 2016 ヤーコン 2015 ゼンマイ 2014 ハナトラノオ(カクトラノオ) 2013 シラン 2012 緑光 2011 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2010 食用菊・料理菊(イエギク) 2009 シロダモ 2008 ヤブムラサキ 2007 キヅタ 2006 ムクノキ 2005 リキュウバイ 2004 ウインターコスモス

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11月29日(日) エゾヨモギギク

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植物につけられる「エゾ」という冠は案外におおまか(分布が北海道に限らない)なのに、このキクは本当に北の大地限定版なのだそうです。
ほかには大陸に分布(変種名・borealeは北の意)していて、あまりヌルイ気候は好きではないのでしょう。さても現下の状況だとあちら方面への旅はヤバイ(注1)わけで、関東の地で植栽品をパシャパシャできたのは幸運でした。
ところが話がそううまくは続かなくて、ふつうのヨモギギクと、その変種とされるこちらの区別がよくわかりません。ともに薬用になる点も同じだし、見かけもこれと言った違いを識別できない(注2)のです。早い話、ついていた名札が頼りという情けなさで、まあ、こうやって記録しておいて、ある日「膝ポン」が来るのを待ちましょう。

<補注1> このころ、北海道でコロナが大爆発していました。(2021年秋)
<補注2> 葉の裂片数に違いがあってヨモギギクよりエゾヨモギギクの方が多いという記述(東邦大学薬用植物園)を見つけました。手持ちの写真を確認すると、わずか1~2片の違いしか見つからず、これを有意差としていいか不安です。(2024年秋)

過去のきょう 2019 オオバコ 2018 クロウメモドキ 2017 ヒゼンマユミ 2016 ツタ(ナツヅタ) 2015 サワグルミ 2014 シリブカガシ 2013 マテバシイ 2012 アルテルナンテラ(アキランサス、テランセラ) 2011 ヒモサボテン(ドラゴンフルーツ) 2010 オオモミジ(猩々) 2009 センニンソウ 2008 マムシグサ 2007 ヒサカキ 2006 タチバナ 2005 ベニバナボロギク 2004 スイセン

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番外編 : Windowsの入れ直し(破損原因不明)

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いまもって原因がわからなくて、文句の持って行き先がありません。気づいたらPC画面が真っ黒で、なんの操作もできないという悲惨な事態でした。
今週日曜(22日)の朝、PCの動きがものすごくカッタルくて、更新を確かめたら、2~3の小さな品質アップデートのほかに「20H2」という秋の機能更新がスタンバイしていました。「こいつかぁ」とかなり軽い気持ちで再起動をかけ、ほかの用事を済ませて画面を見たらPCはアウト、頑張ってもBIOSから先はまったく進みません。
更新のアンインストールとか、システムの復元とか、考えられる手は尽くしてみたものの、時間は虚しく過ぎ去ります。なにせ、Cドライブにアクセスできない(BIOSでも認識されない)ので、どうにもしようがありません。
サブPCにしっかりバックアップは取ってあるので、仕事やブログなどに支障はないとは言え、メイン機がぶっ壊れたままでいいというわけにもいきません。ここは早めの決断で、OSやアプリをインストールしているデバイスをまるまる新品に換えてしまうことにして、月曜にAmazon発注をしました。
このデバイス(M.2)は、2年前、思わぬ不幸に見舞われて購入したもので、あのとき5,980円もしたのとまったく同じものが、今回は驚異の2,990円でした。ものすごい勢いで普及が進んでいるようです。
といううれしい発見はあったものの、あとは忍耐と根気の勝負です。入れていたアプリやその設定もすべて一からやり直し、どうやら「ま、この辺で」となったのがきのう(28日の土曜)でした。完璧に1週間、復旧に没頭させられました。
この1週間の多大なるストレスと過ぎ去った時間の賠償請求先は、自分的にはマイクロソフトだとかなり強く思うのに、どうにも証拠がありません。20H2は受け入れOKのPCに順次配信されているそうで、その意味では通知が来ている自分のPCに機能的な問題はなかったはずです。しかし、さすがに「直しました。更新します!」という勇気はありません。キョロキョロと世間の様子を窺いながら、しばらくは再起動の引き延ばし措置を続けるつもりです。

<追録> 土曜(11月28日)になんとか復旧させたあと、二日間の留守のあとで「ご機嫌いかが?」と開いたメイン機には再起動の催促が待っていました。先週は自由意志で再起動して失敗したのに比べ、今度は「更新してシャットダウン」しか選べないので逃れようがありません。
強制終了したところでそれはその場しのぎにしかならないので、やむなく20H2その他を取り込みです。けっこう長い(20分?)インストール時間中、油断してはならじと画面を見つめ続けました。はぁー、疲れた(涙)。
更新してみてわかりました。パソ性能的にはなぁーんも変わりません。ただEdgeがやたらフューチャーされているだけです。その他もろもろ、使いたくないものばかり目立つので、躍起になってそいつらを退治!です。
そして、起動時には「ナンタラカンタラを開始中にエラーが発生しました。指定されたモジュールが見つかりません」というメッセージが出るようになりました。このナンタラ部分はロジクールのダウンロードアシスタントのことで、ワタシはなにもしていないので、MSがぶっ壊してくれたに決まっています。もぉ、ウザイです。
無料で使わせていただいているならいざ知らず、1万6千円も支払ったものを使うのにこれだけ苦労させられる商品って、いったい世のなかにどれほどあるものでしょう。なにを言っても無駄とは知りながら、苛立ちを抑えきれません。(2020年12月1日)

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11月28日(土) ペカン

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木としてはペカンで、採れたナッツだとピーカン、しかしてその綴りはPecanなので、これはもう発音の聞き取り次第というか、業界ごとの表記差というか、もうペーカンでもピカンでも、テキトーに言っていたらよろしいというところでしょう。
ただし、そんないい加減にいかないのは木の生長で、本場(アメリカ中部)だと30mとか50mまで育つのに、日本の気候はお気に召さないのだそうです。したがって、この木の下で「わーい、ピーカンナッツ、拾えた~」とはなりません。
ごくたま、おつまみとして相まみえる(↓)ことはあっても、なかなかのお値段です。巨大な木からは無茶苦茶な量の収穫があるはずなのに、理不尽です。

<追録> その味をどうしても思い出せなくて、(やや)理不尽な値段にもかかわらず、少量を入手してみました。
うーむ、別に思い出す必要もない味でした。クルミを大味にした感じで、マカダミアとかヘーゼルのミルキーさにはほど遠く、アーモンドのようなコクもありません。
皿に盛って撮影していると、助手1号は「殻が見たい」とかほざいてくれて、いいえ、そんなもの、ワタシはぜんぜん見たくございません!(撮影:2020年12月1日)
Pecannuts
<補注> 高みの枝に実を見つけたかと糠喜びしました。(2023年10月18日

過去のきょう 2019 ミヤギノハギ 2018 ホザキアサガオ(ミナ・ロバータ) 2017 温帯スイレン 2016 ノダケ 2015 イカリソウ 2014 モミジヒトツバ 2013 オオバギボウシ 2012 ナンテン 2011 バンレイシ 2010 サザンカ 2009 マユハケオモト 2008 キミノオンコ 2007 ウンリュウヤナギ 2006 シロミタチバナ 2005 ニホンスイセン 2004 クコ

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11月27日(金) 丁字咲き・丁字菊(イエギク)

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そんな季節ですなぁ~ということで、菊花展での一枚です。いろいろ曰くありげな花が並ぶなかで、これが自分的には「本日のハイライト」でした。
解説板には「丁字菊」とあって、業界ではそう呼び習わすようです。ただ、困ったことに、まだ見ぬ野草のなかにチョウジギク(丁字菊・Wikiにリンク)があるので、混乱を避けるためには「丁字咲きの丁字菊」と正確に言うべきもののようです。
さらに面倒なことは、自分の検索リストでのネーミングです。前に同じ園芸菊である嵯峨菊江戸菊を収録するとき、その上位概念である「イエギク」を使わず、ただ個別品種名だけ表記していました。それと同じ処理をこの丁字菊でもすると、検索するときに三つの名前は全然関係ない位置に並んでしまいます。これは同じイエギクである食用菊や、仏花的にそこらで栽培されるフツーの菊でも同じことです。
ということで、この丁字菊掲載を機に、これまでのイエギク群のタイトルも変更(イエギクを前面に立てる)することにしました。やれやれ、またまた面倒なことです。(注2)

<補注1> 憧れの園芸菊を収録しました。(2022年11月17日
<補注2> グループ名よりも個別種名が先に立つべきと考えをあらため、タイトルを変更しました。(2023年11月)

過去のきょう 2019 ベゴニア・プセウドルベルシー 2018 ハマヒサカキ 2017 ネズミサシ 2016 フウリンブッソウゲ 2015 コウジ 2014 ハマビワ 2013 メギ 2012 アマチャヅル 2011 サクララン 2010 アオハダ 2009 カミヤツデ 2008 アカネ 2007 オキザリス・バーシカラー 2006 シャクチリソバ 2005 コブクザクラ 2004 イネ

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11月26日(木) イチジク

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住宅街を歩いていて、異様な落ち葉に足を止めました。それが写真の左下に並べた2枚です。クルマに轢かれて潰れた葉柄がまるで芋茎(ずいき)のような太さで、葉身が粉々になっていることもあって、一瞬「なんだ、これ?」でした。
それが、右上のまだ「新鮮」な落ち葉を見つけるに至って、「あはぁ、イチジクかぁ」となったわけで、そこらに散った5枚を集めて記念撮影となりました。
見上げると、枯れ残ったイチジクの葉が陽光に黄色く輝いていました。その木にはすでに実が一つもなくて、おお、ここの住人さんはマジメにイチジクを収穫したんだね…と、少しだけほのぼのした気持ちになりました。

<追録> 葉柄がそんなに太いのなら、そのなかを走る維管束も極太サイズ? そしたら葉痕にもそれが反映するかも…とあとから気づいて、枝に迫ってみました。
期待に反し、葉痕にはこれと言った特徴が見当たりません。
さらに、枝の高みには取り残しの実がしっかりあって、先日ホッコリしたのは取り消しと相成りました。(撮影:2020年12月4日)
Youkon

過去のきょう 2019 パキラ 2018 ツルウリクサ 2017 ツルギキョウ 2016 シュウメイギク 2015 アワコガネギク 2014 ホシオモト(パイナップルリリー) 2013 ミセバヤ 2012 ハシバミ 2011 フウリンブッソウゲ 2010 ノガリヤス 2009 シャコバサボテン 2008 センボンヤリ 2007 ジョウリョクヤマボウシ 2006 ガーベラ 2005 ガマズミ 2004 フェイジョア

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11月25日(水) クレマチス・シルホサ・ジングルベル

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行灯仕立ての鉢植えのなかにスマホを突っ込んで撮りました。突っ込む対象を間違えたらもちろん「御用!」だし、知らないオウチの前なので、相手が草花とは言え、これもかなりいかがわしい所作だよなぁと一応の自省はあります。
本当はここの若い奥様(かどうかは不明)が水遣りとかしていて、「わぁ、かわいいクレマチスですねえ。なんていう種類ですかぁ」とかヤニ下がりながら品種名を聞ければ楽だったのに、悔しくも帰宅後に「秋・クレマチス・白」でググりました。
へぇ、ジングルベルという名で、けっこう有名品種でした。町に鐘の音が響き渡る季節が花のピークなのでしょう。いまが咲き始めだとして2カ月くらいはこの可憐な花を眺めて暮らせるわけです。来年は育ててみようかと食指が動きます。

<補注> 冬咲きクレマチスとしては、ガビサンハンショウヅル(Clematis anshunensis)もポピュラーです。
<追録> 2カ月後、寒さが募るなかでも元気でお髭をのばしていました。もちろん花もまだまだ咲き続けています。(撮影:2021年1月22日)
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過去のきょう 2019 コウボウシバとコウボウムギ 2018 ヤバネヒイラギモチ 2017 ミズメ 2016 ギンツノサンゴ 2015 ハクサンボク 2014 ケヤキ 2013 ニッサボク 2012 オギ 2011 オンシジューム 2010 ヘラノキ 2009 サカキ 2008 ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク) 2007 カワヤナギ 2006 ナツハゼ 2005 カマツカ 2004 サネカズラ

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11月24日(火) イロハモミジ

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肉眼というのは便利なもので、事実をかなりデフォルメして認識します。この水辺に立ったときだって、池全体が真っ赤に染まり、さざ波が煌めいて、もはや自分はあちらの世界に移動してしまったのでは…と思えるほどでした。
それが静止画になるとこんなものでした。あの場を思い出せるいまのうちはまだキレイに見えても、そのうち、「なんじゃ、これ?」となりそうです。
これならカメラのお遊び機能を使った一枚のほうが、まだイロハモミジであることがかろうじてわかったなぁと反省しつつ、10回目の登場となればこんなナルシス写真も許されるだろう、とか、勝手な理屈をこねくり回しています。

過去のきょう 2019 シロミナンテン 2018 アマハステビア(ステビア) 2017 ダンドク 2016 トシエ・アオキ・ポカイとオリエント・アンバー 2015 クジャクシダ 2014 カタバミ 2013 シマカンギク 2012 サルスベリ 2011 ゴレンシ(スターフルーツ) 2010 ゴシュユ 2009 ツルソバ 2008 シナノゴールド(セイヨウリンゴ) 2007 マンデビラ(ディプラデニア) 2006 ツタウルシ 2005 オトコヨウゾメ 2004 ウナギツカミ

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11月23日(月) オオベニウチワ・ロイヤルチャンピオン(アンスリウム・アンドレアナム・ロイヤルチャンピオン)

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福々しい形です。派手派手しい色艶です。自宅に置きたいとは思わなくても、ギフトには最適…と考えて苦笑いです。自分が好きでもないものを人さまに差し上げるなんて、ずいぶん無責任です。上げる先がないからいいのですけれど…
オオベニウチワについては、記事タイトルをこれまで「アンスリウム(オオベニウチワ)」としてきました。しかし、このロイヤルチャンピオンを取り上げるにあたって、さてどうしたものか、考えざるを得なくなりました。
和名オオベニウチワの学名はAnthurium andreanumであり、このロイヤルチャンピオンはその園芸品種という位置づけです。さてこの関係をできるだけ正確にタイトルに反映しようとしたら、ずいぶん長々しいものになりました。福々しくて派手派手しくてさらに長々しいが重なって、これは鬱陶しいとしか言いようがありません。

<補注> アンスリウム属の多様性を知らされました。( ☆ 2021年4月21日 ☆ 2022年12月27日

過去のきょう 2019 ゴエッペルチア・マジェスティカ 2018 ハナヒョウタンボク 2017 オオバナアリアケカズラ 2016 エンコウカエデ 2015 シラカンバ 2014 エノキウツギ(ウオトリギ) 2013 ムクロジ 2012 カラスノゴマ 2011 サンジャクバナナ 2010 オウゴンカシワ 2009 ラクウショウ 2008 キカラスウリ 2007 シロウメモドキ 2006 ツルウメモドキ 2005 キカラスウリ 2004 ハクサイ

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11月22日(日) インドボダイジュ

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種小名(religiosa)からして「宗教」です。お釈迦さまがこの木の下で悟りを開いたということは、植物学的にも公認の事実ということなのでしょう。
ただ、ほかのイチジク属(Ficus)にもある特性で、これは「絞め殺し植物」です。お釈迦さま、長いことこの木の下に座っていたのに、ご無事でなによりでした。
葉の先がピローンと長いのが面白くて、そう言えばお釈迦さまだったか、あちら方面の人はこんなおヒゲをのばしていたんじゃぁ…といい加減な記憶です。

<補注> インドボダイジュが真性お釈迦さま御用達であり、日本で言うボダイジュはやや詐称の疑いありです。(2021年9月17日

過去のきょう 2019 ベンガルボダイジュ 2018 ハマオモト(ハマユウ) 2017 ツメレンゲ 2016 クイーン・エマ・リリー 2015 ヤブミョウガ 2014 オヤマボクチ 2013 シャコバサボテン 2012 エノキ 2011 アアソウカイ 2010 シマカンギク 2009 ホコリタケ 2008 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2007 ギンバイカ 2006 ナギ 2005 カリン 2004 オオモミジ

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11月21日(土) リンドウ

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お庭がリンドウの花でいっぱいでした。
Caretaker
お世話担当さんです。

過去のきょう 2019 ビロードモウズイカ 2018 セイヨウニンジンボク(とニンジンボク) 2017 ソヨゴ 2016 モミ 2015 ブラシノキ 2014 ヤマハギ 2013 ヒメイチゴノキ 2012 カナムグラ 2011 メガルカヤ 2010 ミツデカエデ 2009 アブラチャン 2008 アメリカヅタ 2007 カタバミ 2006 ヤポンノキ 2005 シロダモ 2004 ドウダンツツジ

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11月20日(金) タマリンド

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見上げた大木には名札がついていて、タマリンドだそうです。あれ?この名前、妙に親しみがあって、なのになんのことかまったく思い出せません。
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タマリンド、なんだっけ、それ?と調べたら、アフリカ原産の常緑高木であって、いやいや、これを木として見るのはたぶん初めてです。ほかには実のなかの果肉を生食したりジュースにしたり…とあって、うん、たぶんそちら方面の記憶でしょう。
ピーナツを大きくして、そのお肌をツルツルにした感じの実をつけるようです。もちろんその前に花が咲くわけで、ジャケツイバラの仲間なのでたぶん「あんな」色・形の花が咲きこぼれるのでしょう。うーん、この先の楽しみができました。

<補注> タマリンド属というのは1属1種なので、「草木を属名だけでは呼ばないように」という自分ルールは適用外になります。(標準和名:タマリンド)

過去のきょう 2019 シクンシ 2018 コヤブラン 2017 ソバ 2016 ディコリサンドラ・ティルシフローラ 2015 オミナエシ 2014 ウバユリ 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 ナンキンハゼ 2011 メグスリノキ 2010 キチジョウソウ 2009 イワニガナ(ジシバリ) 2008 チシャ(レタス) 2007 オキザリス・フラバ 2006 レンギョウ 2005 ツリバナ 2004 チャノキ

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11月19日(木) ヒポエステス・アリスタタ

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11月も半ばを過ぎて夏日だとか言っている日本なら、もしかして露地でもこの賑やかさを楽しめるかもしれません。残念ながら温室での撮影ですけれど…。
英語ならリボンブッシュとズバリの名前なのに和名はまだなくて、学名(Hypoestes aristata)そのままで呼ぶしかありません。そして、「舌を噛みそうだから後半省略ね!」と端折ることができないのが難儀です。
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なんとヒポエステス属には面白い和名を持つ先輩(?)たちがいて、ソバカスソウとかウロコマリとかシタイショウとか、珍名大会なのです。その摩訶不思議な名前はおおむね葉の様子を言っているようです。したがって、彼らをここにお迎えする日のために、ほぼ特徴のないこの葉も、しっかりと覚えておくことにします。

過去のきょう 2019 ダイモンジソウ 2018 フジ(ノダフジ) 2017 ホワイトオーク 2016 イロハモミジ 2015 コトネアスター 2014 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2013 アレカヤシ 2012 マンデビラ(ディプラデニア) 2011 スズメウリ 2010 スイショウ 2009 ダンコウバイ 2008 ツノナス(フォックスフェイス) 2007 ドウダンツツジ 2006 カザリナス(ヒラナス、アカナス) 2005 シロヨメナ 2004 ビワ

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11月18日(水) スヴニール・ド・アンネフランク

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開いてしまえばわりとふつうのバラだと思うのです。だがしかし、蕾のときの薄皮一枚に強烈に魅せられました。これはもうほぼ芸術です。
アンネ・フランクが亡くなったのが1945年、このバラはそれを悼んで作られました。通称「アンネのバラ」、正式名称がSouvenir d’Anne Frank、この場合のスヴニールはお土産ではなくて形見とか思い出のことでしょう。
西宮に「アンネのバラの教会」というところがあって、このバラがたくさん植えられているそうです。信心のない爺さんにはやや縁遠い場所ながら、次に関西方面を訪れたときは、そこにしばし佇むべきかと思い始めました。

<補注> このバラは系統としてはフロリバンダであり、このグループはここへの収録も多いので、まとめておきました。(2021年5月10日

過去のきょう 2019 コルディリネ・テルミナリス・アイチアカ 2018 エボルブルス(ブルーコーラルとアメリカンブルー) 2017 ツルリンドウ 2016 アアソウカイ 2015 シマカコソウ 2014 ノダケ 2013 ホトケノザ 2012 ニガキ 2011 ビレヤ・シャクナゲ 2010 シマサルスベリ 2009 ヒオウギ 2008 スイレンボク 2007 エアーポテト 2006 フユノハナワラビ 2005 ムサシアブミ 2004 センリョウ

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11月17日(火) チシャ(レタス)

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こ、この葉は紛れもなくレタスではないか!? しかしてその間からニョキニョキ出ているのは、こ、これは薹に間違いないはず。ゲゲッ、レタスに花ですか。
今年はホウレンソウの花に驚かされ、新聞記事ではあったもののミョウガの実(と種)にも意表を突かれ、仕上げがどうやらレタスのようです。レタスの花ねえ…夢想だにしませんでした。ホウレンソウのときも同じ感想で、情けない限りです。
さて問題はこの畑のオーナーさまのご意向です。果たして花を咲かせ種を収穫する目的でこうしていらっしゃるのか、はたまた刈り取りを忘れているだけなのか、もしかして後者の場合、ある日突然、この株が消滅する虞(おそれ)が十分です。
予測される不幸には保険が必要とばかり、あと1週間も待てば開きそうな蕾をパシャパシャしてみました。この記事に見事、<追録>が書き加えられる日を夢見て、ときどきここの畑をパトロールしなくてはなりません。

<補注1> このレタスはその後あえなく収穫されてしまいました。すぐに続いてサニーレタスでも同じ苦い体験をしました。他人さまの農作物でいい思いをするのはむずかしいことです。(2021年2月8日
<補注2> サニーレタスの開花に出会い、レタス類がアキノノゲシと同属であることを痛感しました。(2021年4月29日

過去のきょう 2019 ピレア・カディエレイ(アルミニウムプラント) 2018 ムラサキシキブ・中吉小吉 2017 ピンオーク 2016 コブシ 2015 コバノギンバイカ 2014 クスドイゲ 2013 バラ(ピンク・パンサー) 2012 シュウメイギク 2011 ペペロミア・オブツシフォリア 2010 島バナナ(バナナ) 2009 ヒッコリー 2008 ムラサキカタバミ 2007 チョコレートコスモス 2006 ウコギ 2005 ヨメナ 2004 ヒイラギ

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11月16日(月) ツタ(ナツヅタ)

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深い色に染まったツタの葉の前に棒をかざしてみました。しかし、これはただの棒ではなくてツタの葉柄です。しかもぉ~、なんと、樹上から落ちてきたのを目撃した葉柄そのものなのです。落ち立てホヤホヤ、鮮度100%です。
これは感慨深い体験です。6年前、真っ赤に色づいたツタを眺めながら、複葉の場合にはまず小葉が散り、葉柄はあとで落ちるという事実を見つけました。これをきっかけに、しつこく「時間差離脱」タイプの木を取り上げて楽しみました。
そのはた衛門の記念碑とでも言うべきツタの葉柄が、目の前でスーッと地べたに向かったのです。お金が降ってくればもっと良かった!というのはあとからのバカな言い分で、あのときは樹上に神様がおわすかと思ったものです。

過去のきょう 2019 ニッケイ 2018 コスモス(ダブルクリック・スノーパフ) 2017 オオオナモミ 2016 パフィオペディルム・リーミアヌム 2015 ツノゴマ 2014 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2013 トウガラシ(ゴシキトウガラシ、ハナトウガラシ) 2012 イロハモミジ 2011 カイノキ 2010 キッコウハグマ 2009 シオデ 2008 ヨシ(アシ) 2007 フユザクラ 2006 コンギク 2005 コンギク 2004 アブチロン

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11月15日(日) フジバカマ

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かなりニヤニヤしながら撮りました。お題は「秋」に決めました。もぉ、こんなお誂え向きの場所なんて滅多にあるもんじゃありません。前景にオトコエシ、中央にフジバカマ、その奥手にススキ…秋がお手々をつないで揃い踏みです。
ただ、企てに結果が伴わないことは世にままあることです。フジバカマの色がもう少し際立っていてくれたら、とか、オトコエシが少し元気良すぎだったよなぁ、とか恨みに思うことはあるにしても、つまりは虻蜂取らずの一枚に終わりました。
さて、写真のお題は「秋」で仕方ないとしても、問題はきょうのタイトルです。こういうときは登場回数が少ないものに決めるのが習いです。ススキはもう9回出ているし、オトコエシは5回なのに対し、フジバカマが4回(注)でした。
そんな経緯のタイトルではあるものの、ではフジバカマの「なに」を学習したのか自問して困りました。お友達紹介によって生息環境がわかるし、そろそろ花の終焉期とも知れるではないかとコジツケたりして、苦し紛れの照れ笑いです。

<補注> かつてアサギマダラの吸蜜シーンで立派に相手役を務めていたのを忘れていました。したがって、正しい過去登場回数は5回、オトコエシと同じでした。

過去のきょう 2019 ゴキヅル 2018 アコレード 2017 レザーウッド(キリラ・ラセミフローラ) 2016 カホクザンショウ(カショウ) 2015 キウイフルーツ 2014 コクサギ 2013 コモチクジャクヤシ 2012 オオバナノコギリソウ 2011 ワイルドオーツ(ニセコバンソウ) 2010 ヘビノボラズ 2009 コウカジュ 2008 ルリフタモジ(白) 2007 イヌマキ 2006 サイカチ 2005 ノコンギク 2004 コセンダングサ

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11月14日(土) マンリョウ

201114ardisia_crenata
「ほんのり」と「はんなり」、文字はたいして違わないし、この実の様子にはどっちの言葉もあてがえるような気がします。ただ、東夷(あずまえびす)にとって「はんなり」は俄仕込みですから、ここは素直に「ほんのり」の色合いとしておきます。
後ろの方にはまだ「ほんのり」までも至らない粒も見えて、うーん、果たしてお正月までに真っ赤にお化粧してくれるものか心配です。
そう言えば、当ブログ1年目の締めはマンリョウでした。あのころは色づきも早手回しで、問題なく新年の飾り物になり得たのに、さあ、いいとこあとひと月ですよ、マンリョウさん! 辞書の「はんなり」には天然でマイペースという意味も含まれていて、やっぱり今年のマンリョウは「ほんのり」&「はんなり」ですかねえ。

過去のきょう 2019 トックリキワタ 2018 オトコエシ 2017 オッタチカタバミ 2016 リュウビンタイ 2015 オランダセンニチ 2014 ヌスビトハギ 2013 小菊(イエギク) 2012 シロモジ 2011 トネリコ 2010 カラスノゴマ 2009 ミツデカエデ 2008 ヒシ 2007 ハツカダイコン 2006 ヒメノウゼンカズラ 2005 モッコク 2004 ウインターコスモス

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11月13日(金) トウガラシ(ハバネロ)

201113habanero
ほぉおぉ、これがあのハバネロですか。味見不可の畑ではあったものの、辛いものは全然ダメなので、あまり悔しくはありません。お姿だけで十分です。
しかし、数年前まではなんでもかんでもハバネロ・ハバネロだったのに、このごろとんと名前を聞かない気がします。もしみんなが激辛ノーサンキューになったのなら、日本人にはそれほど被虐趣味の人がいなくて結構なことです。
タカノツメあたりの連想から、勝手に鋭く細長い実だとばかり思っていたら、なんとも穏やかな体型が肩透かしでした。若い実が薄緑で、そこからの色づきには白やピンクや茶色もあるそうで、こんなオレンジ色とばかりは限らないそうです。

<補注> 激辛の先輩格であるタバスコを収録しました。(2022年11月29日

過去のきょう 2019 スズメノヒエ 2018 オキシデンドルム・アーボレウム(スズランノキ) 2017 ガマズミ 2016 シロダモ 2015 サキシマフヨウ 2014 アベマキ(とクヌギ) 2013 イヌビワ 2012 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2011 アシボソ 2010 パイナップルセージ(サルビア・エレガンス) 2009 ヤブサンザシ 2008 オオカメノキ(ムシカリ) 2007 コミカンソウ 2006 プレクトランサス・モナ・ラベンダー 2005 センニンソウ 2004 セイオウボ(西王母)

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11月12日(木) イヌツゲ

201112ilex_crenata
もぉ、もぉ、もぉ、よくもこんなに! 無駄もここまで積もれば、それは「美」でした。いやいや、食べられない実を無駄と断じるのは自分の浅ましさです。ほかの木でも「これでもか」状態の実に惚れています。「量」にはめっきり弱いのです。
最近、この類いの「イヌツゲ体験」をしました。20年ぶりにコストコを覗いたのです。激パワーアップしていました。品揃え、すごいっす! 物量、ハンパないっす! 日本人、ここまで物欲の隷になってしまっていたんですねえ(シミジミ)。
とチグハグなことを書きながらドジに気づきました。イヌツゲの花が未掲載です。雌雄異株なので、雌花(注)はまたここに来れば撮れるし、実がつかない雄株はごく近所にあります。実に負けない「量の美」が撮れるか、来夏の課題です。

<補注> 「増補版」には雌花(雌株)だけを載せているものの、ずいぶん冴えない写真なので、こちら(ブログ)に雌雄セットで載せ直すつもりです。

過去のきょう 2019 ビルマコプシア(コプシア・フルチコサ) 2018 タムラソウ 2017 イワヨモギ 2016 キッコウハグマ 2015 オオアマドコロ 2014 メガルカヤ 2013 ゴクラクチョウカ 2012 バクチノキ 2011 セイヨウニンジンボク 2010 アコニット(セイヨウトリカブト) 2009 ヤブムラサキ 2008 カキ(品種不明)  2007 イチゴノキ 2006 ケンポナシ 2005 ハマギク 2004 アメリカソライロアサガオ

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11月11日(水) スズメノヒエ

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なかなかに芸術的な枯れ方をするものです。と言うか、去年、初めてこの在来種を見つけたのと時期はほぼ一緒なのに、枯れ方がやや進み気味です。環境的には同じような野っ原なので、今年は乾燥具合がいいのでしょう。
201111paspalum_thunbergii2
しごくまでもなく、穂を持ち上げただけでポロポロと実がこぼれました。この場所には来年以降の十分な種が蒔かれているようです。
ならばこの十数粒は新天地に連れて行き、在来種の勢力挽回に加勢しようかと一瞬考えました。ただ、ポケットには入れませんでした。ああいうときの気持ちは解説しにくいもので、簡単に言えば「余計なことはしなさんな」なのでしょう。

過去のきょう 2019 ススキ 2018 ヒマラヤスギ 2017 アオツヅラフジ 2016 イヌシデ 2015 ウンナンハギ(四季咲きウンナンハギ) 2014 ウワミズザクラ 2013 コハウチワカエデ 2012 センブリ 2011 オオブドウホオズキ(トマチロ) 2010 カイノキ 2009 オシロイバナ 2008 シュウメイギク(八重) 2007 セイオウボ(西王母) 2006 ラッキョウ 2005 ミツマタ 2004 ウメモドキ

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11月10日(火) アンマリー・ド・モントラベル

201110annemarie_de_montravel
四季咲き性なので、このようなお得なシーンに出会う可能性があるわけです。おフランス産で、重厚なお名前を持つわりに、和のお庭にも合う雰囲気です。
そしてこのバラが「ポリアンサ」という系統の一つであることを知りました。ポリアンサですぐ思い出すのはプリムラ・ポリアンサです。その写真がわりと大輪だったのに対し、こちらのポリアンサは小輪系というのが面倒なところ(注1)です。
そして、小輪ではあっても花をびっしりつけるのがアンマリー・ド・モントラベルの特徴なのに、今回はちょっと趣旨の違う写真になってしまいました。早いうちに、花が押し合いへし合いの姿を<追録>しておきたいものです。

<補注1> ポリアンサ(polyantha)は小輪多花性の植物を指す言葉で、プリムラ・ポリアンサの場合も「大輪」という意味は含まれていません。
<補注2> ポリアンサ系2種目の登場は8月の炎天下です。(2022年8月10日

過去のきょう 2019 コブクザクラ 2018 ヤブソテツとオニヤブソテツ 2017 ダリア(ナイトオウル) 2016 クサソテツ 2015 ネコノヒゲ(クミスクチン) 2014 アイノコセンダングサ 2013 ツワブキ 2012 ユリノキ 2011 ツリバナ 2010 ウラジロノキ 2009 トキリマメ 2008 ミドリハッカ(スペアミント) 2007 トウゴマ 2006 シロアザミゲシ 2005 ヒメツルソバ 2004 アオジクユズリハ

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11月9日(月) マルバアメリカアサガオ

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おや、萼がずいぶん毛深いなあ。オキナアサガオの親戚かい…と思ったのは進歩だったのか退歩だったのか、ビミョーです。
オキナアサガオを知らなかったときは萼片の反り具合とか花柄の短さとか、ほかの手がかりから懸命に調べたものだったのに、萼がモフモフしているオキナが判断基準に加わったら、すぐにそっちに引っ張られてしまいました。
じっくり見て、いやいや、オキナのモフモフはこんなもんじゃないや、と思い直し、なぁんだマルバアメリカアサガオでいいのか!となりました。

それにしても不思議なのは、ここに種を運んだのは誰?ということです。およそ所有者がはっきりしない道端の空閑地です。しかも、マルバアメリカなど好んで播く人がいるとは考えにくいのです。一方で、鳥がアサガオ類の種を啄む姿はついぞ見たことがなく、思えばマルバアサガオ(アメリカではない)が咲き誇っていた場所だって、人が種を播くような場所ではありませんでした。
こんな野性系アサガオの版図の広げ方、ちょっと渋い観察課題です。

過去のきょう 2019 キッコウハグマ 2018 オオムラサキシキブ 2017 ツブラジイ 2016 モミジバフウ 2015 コエビソウ 2014 コウヨウザン 2013 カンレンボク 2012 ソバ 2011 ツメレンゲ 2010 キクニガナ(チコリー) 2009 アワコガネギク 2008 ジャコウソウモドキ 2007 シラキ 2006 スズメウリ 2005 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2004 キダチチョウセンアサガオ

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11月8日(日) クレロデンドルム・インキスム

201109clerodendrum_incisum
エッ、、エッ、、エッ、、と三段階くらい顔を近づけて見入ってしまいました。あの長~い花筒はいったいなんだったのだ!と突っ込みたいくらい、その付け根が地味ィ~に膨らんでいました。これがインキスムの実のようです。
これからどのくらいの大きさになるのか、すでにゴツゴツ感のある形がどこまで怪異なものになるのか、はたまたその色は…と興味が尽きません。
花と実に巨大なイメージギャップがある先輩にはオガタマさんがいて、さあ、インキスムくんがあれにどこまで迫れるか、じっくり拝見と参りましょう。

過去のきょう 2019 ハイビスカス・八重ピンク 2018 ヤマトリカブト 2017 コンギク 2016 カザリナス(ヒラナス、アカナス) 2015 アサリナ 2014 オオハナワラビ 2013 江戸菊(イエギク) 2012 カキノキ 2011 ジュウガツザクラ 2010 ツルナ 2009 ヤマツツジ 2008 イロハモミジ 2007 オナモミ 2006 サルノコシカケ 2005 イロハモミジ 2004 ヨウシュヤマゴボウ

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11月7日(土) アキノエノコログサ

201107setaria_faberi
妙に若々しいエノコログサに出会って、オヤオヤァ~?でした。ふつうのエノコロたちはそろそろ枯れ色なのに、この人、なんだか新鮮な色合いです。
咲き出し(というか、このエノコロらしい穂ができるころ)は、ほかのエノコロ類と変わらないのに、秋が深まるとこうして目立ってしまいます。ときどき、お歳を伺ってビックリする女性(男性もたまに)がいるわけで、エノコロの世界も同じでした。
そういうわけで、アキノエノコログサという名前は、秋になって穂ができるみたいな誤解を招く虞(おそれ)があります。正確に言えば「アキまで元気なエノコログサ」だろうし、同じようなことをヒルガオでも考えたなぁ…と、ちょっと懐かしくなりました。

過去のきょう 2019 ステルンベルギア 2018 ヤマナラシ(ハコヤナギ) 2017 ダンコウバイ 2016 センダン 2015 ハンカチノキ 2014 マメイヌツゲ 2013 シラカシ 2012 リンドウ 2011 オオバシコンノボタン(アツバノボタン) 2010 サルビア・インボルクラータ 2009 シイクワシャー(ヒラミレモン) 2008 ハヤトウリ 2007 ノアサガオ 2006 ハマナス 2005 ノジギク 2004 ハヤトウリ

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11月6日(金) プリンセス・ミチコ

201106pmichiko
お立場上、ご発言には細心のお心遣いがおありなのでしょうけれど、それにしてもあのお言葉には心打たれました。「今までできていたことは授かっていたもの、それができなくなったことはお返ししたもの」…そうですよね。
そんな上皇后さまのお姿が花になっていました。「プリンセス・ミチコ」、ご成婚の7年後にイギリスのバラ育種会社が作出したもの(注1)です。個人的には白がお似合いかなと思っていたものの、これはこれで気高い佇まいだと感心します。
先日、免許更新のための高齢者講習を受けて、なんとなく自信を深めてしまった高慢爺さんは、このバラを目に焼き付け、上のお言葉を心に刻み、これからの生活でも落ち込んだりせず、順々に「お返し」していく(注2)ように努めましょう。

<補注1> このバラは系統としてはフロリバンダであり、このグループはここへの収録も多いので、まとめておきました。(2021年5月10日
<補注2> 次の更新時(2026年1月)には免許返納しようかなと考えていて、まずはその一環としてバイクを手放しました。(2024年11月3日)

過去のきょう 2019 ハメリア・パテンス 2018 ウマノスズクサ 2017 ヤマミズ 2016 ツバメアサガオ 2015 サルビア・イエローマジェスティ 2014 ササクサ 2013 嵯峨菊(イエギク) 2012 コハウチワカエデ 2011 ヒメイチゴノキ 2010 シロバナキツネノマゴ 2009 オオミサンザシ 2008 イシミカワ 2007 オオオナモミ 2006 アキノノゲシ 2005 ムベ 2004 ヤツデ

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11月5日(木) ホトケノザ

201105lamium_amplexicaule
ハイ、現行犯逮捕です。「一年草または越年草」とされるホトケノザが、いつ枯れ果て、いつ生じるのか、長いこと、自分のなかの不思議でした。
ここに掲載した初回だと、そんな問題意識など微塵もなく、「カッワイイ」という軽薄な取り上げ方でした。それが翌年の2度目登場時には「あれ? いつ咲き始めるんだ?」となったものの、3度目ではまたアバウトに戻ったりもしました。
そして初めて年内にその存在を見つけたのが7年前の11月でした。早春の植物と思い込んでいたものをこんなに早く見つけてしまい、これが本当にホトケノザなのか、翌月、再確認をするという手間までかけています。
そんなダラダラした低次元の疑問に終止符です。なんと幼気な双葉であることか、これだけでホトケノザとわかるのは無理でも、すぐに本葉が続いてくれて、これならなんとか判定できそうです。もっとも、自分は写真右隅に入れ込んだ花のおかげで気づいたわけで、なかなか観察初級者からステップアップできません。

過去のきょう 2019 ケイトウ・スマートルック 2018 クスノハカエデ 2017 コヤスノキ 2016 ヒメショウジョウヤシ 2015 アマメシバ 2014 ツルウメモドキ 2013 トウネズミモチ 2012 チチコグサ 2011 タチシオデ 2010 マコモ 2009 ヤブミョウガ 2008 セイタカアワダチソウ 2007 コバレンギク(ヒメバレンギク) 2006 センボンヤリ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 ナンテン

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11月4日(水) ロウバイとソシンロウバイ

201104chimonanthus_praecox
ロウバイ(↑)と…
201104f_concolor
ソシンロウバイ(↑)。

素性のわかっている(花を確認したことがある)それぞれの木を訪ねて、葉だけで違いがわかるか、確かめてみました。
しかし、こうして答えを知っていて眺めるのは、勉強法としていいことなのか悪いことなのか、少し懐疑的にはなります。なんとなく違うように見えてしまうのです。
ロウバイの方がキリッと引き締まっていて、ソシンの方がバォンとだらしないように思えます。大きさの違い(ロウバイ=小さめ、ソシン=大きめ)もあるし、それに関連するのか反り方にも両者には差があります。

この比較結果からすると、先月の悩ましい「ロウバイ類」はソシンロウバイということになります。さて、年が明けてあの木の花を見たとき、「ヨッシャー!」と拳を握るのか、「わかんないよぉ」と頭を抱えるのか、チョー楽しみになりました。

過去のきょう 2019 ミカエリソウ 2018 ヤブマオとメヤブマオ 2017 コスミレ 2016 オオケタデ 2015 ハナトリカブト 2014 ミズタマソウ 2013 フユノハナワラビ 2012 カツラ 2011 ジョウリョクヤマボウシ 2010 マルバノキ 2009 アブチロン(黄花) 2008 ザクロ 2007 キャラボク 2006 アイ 2005 サネカズラ 2004 ヒメツルソバ

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11月3日(火) ヌカキビ

201103panicum_bisulcatum
ミイラ状態から3カ月ほど時間を遡ることができました。秋も後半となり、朝夕の冷えは厳しいのに、茎も葉もまだまだフレッシュでした。
地面から直線的に立ち上がった茎に、スマートな葉がピッ・ピッと交互について、とてもキレのいい姿です。その葉が出尽くすと、そこから花序になります。
いまこうして書き留めていて、なぜその花序にジトッと迫らなかったものか、自分で自分が不思議です。収穫を終えた田んぼの脇にヌカキビの大群生を見つけ、ウホウホとこんな写真を何枚も撮ったのに、接写は1枚もありません。思わずそういう結果になってしまったことこそが、ヌカキビのヌカキビたる所以なのでしょう。

過去のきょう 2019 マムシグサ 2018 テリハノイバラ 2017 キダチルリソウ(ヘリオトロープ) 2016 ジョウリョクヤマボウシ 2015 ニオイサンタンカ 2014 ナナコバナ 2013 サルビア・グアラニチカ(メドーセージ) 2012 リュウノウギク 2011 ネリネ 2010 ウキクサ 2009 フジバカマ 2008 エビヅル 2007 ハイアワユキセンダングサ 2006 タコノアシ 2005 サワフタギ 2004 クチナシ

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11月2日(月) シラカシ

201102quercus_myrsinifolia
敷地をぐるりと囲って林立するシラカシは、この辺では「お屋敷」の証でした。ただ、じつに悲しいことに、文末は過去形にしなければなりません。今年も近所の高台にある立派な垣根が払われ、跡地はアパートに化けてしまいました。
したがって、こういう写真は文化遺産になるかもしれんなぁ…という崇高な使命感で撮った一枚です。あ、嘘をついてしまいました。ここは公共の文化施設なので、激しい宅地開発の波に晒される危険はかなり少ないはずです。
近所の子供が拾い尽くすのか、地面にはドングリがさっぱり見つからなかったのはガッカリでも、往事の暮らしぶりを偲ぶことのできる大事な場所です。

過去のきょう 2019 タイワンスギ 2018 メキシカンブッシュセージ(メキシカンセージ、アメジストセージ、サルビア・レウカンサ)・フェルピンク 2017 カワラヨモギ 2016 アメリカフヨウ 2015 アフリカホウセンカ(インパチェンス) 2014 カワラノギク 2013 リンドウ 2012 クヌギ 2011 オオデマリ 2010 カエンキセワタ(レオノチス) 2009 ジョウリョクヤマボウシ 2008 ジャケツイバラ 2007 ルリフタモジ 2006 ナカフオリヅルラン 2005 クフェア・タイニーマイス 2004 ユリノキ

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11月1日(日) キチジョウソウ

201101reineckea_carnea
キチジョウソウはもう7回もここに登場済みなので、「なにをいまさら」です。ところが、あり得ない場所でこれを見つけてしまい、ドヒャーッ!の8回目となりました。
その場所とは、このごろいろいろ面白いものを見つけることがある「小洒落た集合住宅」の前庭だったのです。しかも、ヘミジギアとかドドナエアとか、まったく初めて知る珍品に驚いていた過去パターンと違い、キチジョウソウは渋すぎです。
野山で見てこそのものだとばかり思っていたのに、こうやって前庭の下草扱いされてしまうなんて!といささか腹が立ちました。ただ、驚くのはそのタフさです。車の通りも激しいし、陽当たりは良くないし、水気を切らされるときもありそうです。
思えば、野山でキチジョウソウを見る環境にもけっこう揺れ幅がありました。陽向・日陰はそれほど気にしないし、水気の有無も案外に差があります。このしたたかさで、ここの住人に「吉祥」をもたらすように…住宅メーカーさん、さすがです。

<過去掲載のキチジョウソウ(収録順)>
2006年10月30日:花、葉 ☆ 2009年10月17日:花の咲き方、葉 ☆ 2010年1月5日:実 ☆ 2010年11月20日:花のしくみ ☆ 2016年1月29日:実(完熟)、葉 ☆ 2016年2月24日:実(巨大サイズ)、葉 ☆ 2016年10月31日:密集開花状態

過去のきょう 2019 シンニンギア・エウモルファ 2018 キハダ  2017 ファンファーレ 2016 ハクサンボク 2015 パキラ 2014 コブクザクラ 2013 マテバシイ 2012 ヤマラッキョウ 2011 キッコウハグマ 2010 セキヤノアキチョウジ 2009 ナンキンハゼ 2008 アカカタバミ 2007 アブラツツジ 2006 ナギナタコウジュ 2005 ススキ 2004 ガガイモ

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