10月14日(水) オカヒジキ
砂浜にはふつうに自生している(注)というオカヒジキなのに、海なし県埼玉だと畑を探すしかありません。そしてそういう「農作物」の場合、収穫期が過ぎれば早々に抜去されてしまいます。かつて「次は花を」と狙った畑でも、再訪の結果は鋤き返された黒い土を虚しく見つめただけでした。
そんな悲しい過去からすれば、こんなヘナヘナ状態でも大感激です。もはや花とは言えず、かといって実でもなさそうなこんな姿でも、ありがたくて涙が出ます。
調べると、そもそも5枚の白い花びらは広がることがなく、とろけるように子房を包むらしいのです。したがって、「なにがなにやら」の今回の様子も、案外にオカヒジキの花と言ってかまわないのかと開き直っておきましょう。
自然状態だと、子房はこれから少し大きくなり、全体がこのままの姿でミイラ化し、乾いて割れた果実から種がこぼれるようです。今回、このヘナヘナを見せてくださった人にそこまでの「保存」を望むのも厚かましい話で、オカヒジキ追跡物語はとりあえずここで一件落着ということにしておきます。
そんな悲しい過去からすれば、こんなヘナヘナ状態でも大感激です。もはや花とは言えず、かといって実でもなさそうなこんな姿でも、ありがたくて涙が出ます。
調べると、そもそも5枚の白い花びらは広がることがなく、とろけるように子房を包むらしいのです。したがって、「なにがなにやら」の今回の様子も、案外にオカヒジキの花と言ってかまわないのかと開き直っておきましょう。
自然状態だと、子房はこれから少し大きくなり、全体がこのままの姿でミイラ化し、乾いて割れた果実から種がこぼれるようです。今回、このヘナヘナを見せてくださった人にそこまでの「保存」を望むのも厚かましい話で、オカヒジキ追跡物語はとりあえずここで一件落着ということにしておきます。
<補注> 本当に「ふつうに自生して」いました。(2023年6月5日)
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