10月20日(火) オカノリ
オカヒジキ、オカワカメに続く3番目の「陸地性海藻・笑」です。一般的な知名度もたぶんこの順で、オカノリの畑は見つけることができません。しかたなく自分で種を買い込んでプランター栽培することにしました。
先月2日に種を播きました。バラ播きか筋播きでいいというので、テキトーにバラバラッと袋からこぼし、土は被せませんでした。そしたら二日後には芽が出始め、翌日には双葉が押しくら饅頭状態で、さっそく間引きが必要でした。
1週間後には本葉が出始め、それから10日もすると2枚目の本葉がそろい、一応これでオカノリの株らしい形になりました。
途中、間引きした葉を何度か生で食べました。ふわふわと柔らかな食感で、まったくクセというものがなく、かなり扱いやすい食材です。
葉が手のひら程度に大きくなったので、水気を切ってから焼いてみました。これはすごい! まさに海苔です。パリパリと音がするほど張りがあり、ほんのりと磯の香りまでします。目隠しして食べさせたら、たいていの人は「海苔だ」というでしょう。
さてここからはオカノリとはなんぞや?です。オカノリは「フユアオイの栽培変種」と説明されます。しかし、フユアオイの葉とオカノリの葉は形がかなり違います。一方、この季節にも元気なゼニアオイの葉(↑)は、フワフワ対ゴワゴワの質感差があるとは言え、形だけ見ればこちらの方がずっと似ています。
これらはみなMalva(アオイ科ゼニアオイ属)ではあって、しっかり学名で関連性を確認する必要があります。
オカノリ=Malva verticillata var. crispa 中国名:冬葵
フユアオイ=Malva verticillate 中国名:野葵
ゼニアオイ=Malva mauritiana
つまり、上述の一般説明は正しくて、葉の形に惑わされてはダメでした。さらにオカノリは中国では「冬葵」と呼ばれていることも興味ある事実です。…ということで、オカノリについて残る課題は花と実です。フユアオイについてはそれらを幸運にも記録できているので、このあとの比較が楽しみです。
先月2日に種を播きました。バラ播きか筋播きでいいというので、テキトーにバラバラッと袋からこぼし、土は被せませんでした。そしたら二日後には芽が出始め、翌日には双葉が押しくら饅頭状態で、さっそく間引きが必要でした。
1週間後には本葉が出始め、それから10日もすると2枚目の本葉がそろい、一応これでオカノリの株らしい形になりました。
途中、間引きした葉を何度か生で食べました。ふわふわと柔らかな食感で、まったくクセというものがなく、かなり扱いやすい食材です。
葉が手のひら程度に大きくなったので、水気を切ってから焼いてみました。これはすごい! まさに海苔です。パリパリと音がするほど張りがあり、ほんのりと磯の香りまでします。目隠しして食べさせたら、たいていの人は「海苔だ」というでしょう。
さてここからはオカノリとはなんぞや?です。オカノリは「フユアオイの栽培変種」と説明されます。しかし、フユアオイの葉とオカノリの葉は形がかなり違います。一方、この季節にも元気なゼニアオイの葉(↑)は、フワフワ対ゴワゴワの質感差があるとは言え、形だけ見ればこちらの方がずっと似ています。
これらはみなMalva(アオイ科ゼニアオイ属)ではあって、しっかり学名で関連性を確認する必要があります。
オカノリ=Malva verticillata var. crispa 中国名:冬葵
フユアオイ=Malva verticillate 中国名:野葵
ゼニアオイ=Malva mauritiana
つまり、上述の一般説明は正しくて、葉の形に惑わされてはダメでした。さらにオカノリは中国では「冬葵」と呼ばれていることも興味ある事実です。…ということで、オカノリについて残る課題は花と実です。フユアオイについてはそれらを幸運にも記録できているので、このあとの比較が楽しみです。
<補注1> 花は3月に入って咲きました。(2021年3月12日)
<補注2> 花と実をジトッと見つめ、総括編としておきました。(2021年4月19日)
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