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9月30日(水) オヤリハグマ

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北関東以北の植物なので、一発勝負の遠征でこんな「笑顔」をゲットできたのは大きな喜びでした。蕾が上がり始めたころの初出会いから待つこと6年、我ながらできすぎの読みだったし、天気にも恵まれました。
似たような環境に咲くオクモミジハグマの花が、3個合体で1個になっているのに対し、オヤリハグマはシンプルに1個は1個です。なので、オクモミジほどうるさくなくてスッキリ見えるかというと、あにはからんや、花びらが蛸踊りをしています。せっかくの美人はツンとすましていてほしいのに、お茶目なことです。
先年は「オヤリ」は葉の形に由来したものと理解したのに、こうして花を見ると、突き出た花柱が「たんぽ槍」を思わせます。実際、そんな説もあるようだし、開花前の尖った蕾だって穂先に見えないこともなくて、いろいろと槍なのでしょう。
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ということで、光加減がよろしくなかった場所で撮った一枚には、その「いろいろと槍」である姿を一括して写し込んでおきました。

過去のきょう 2019 ミヤマダイモンジソウ 2018 カシワバゴムノキ(フィカス・リラタ) 2017 アエスクルス・パルビフローラ(ボトルブラッシュバックアイ) 2016 ツピダンサス(斑入り) 2015 クサボタン 2014 ナナコバナ 2013 コブシ 2012 トウガラシ(八ツ房) 2011 アシ(ヨシ) 2010 ヒメムカシヨモギ 2009 シモバシラ 2008 ホソバヒイラギナンテン 2007 リンドウ 2006 ミドリマイ 2005 コスモス 2004 オオオナモミ

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9月29日(火) ツクシハギ

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見上げる高さがあって、土曜日に載せたヨツバハギとは大違いの佇まいです。それも道理で、こちらは正真正銘のハギ属であり、3出複葉が誇らしげです。
名前のツクシは筑紫でありながら、特に九州に限定されるものではなく、全国の山地・丘陵地に分布します。日本の固有種(大陸には分布しない)なので、古代日本の玄関にあたる地名を冠したと解されます。
写真でわかるように陽当たりを好みます。白っぽい旗弁と竜骨弁が特徴で、陽向によく映えます。その2種の花びらがほぼ同長であるのも識別ポイントです。
長い花穂に連なる蕾が次々に開花するので、8月の末から10月に入るまで、けっこうじっくりとこの眺めを楽しむことができます。

過去のきょう 2019 ムクノキ 2018 ネズミノオ 2017 マルバハタケムシロ 2016 ミルトニア・スペクタビリス・モレリアナ 2015 ヤマホタルブクロ 2014 アオツヅラフジ 2013 マツヨイグサ 2012 ククイノキ 2011 ナツユキカズラ 2010 スズムシバナ 2009 オオハナワラビ 2008 クロサンドラ 2007 マイヅルソウ 2006 ハエドクソウ 2005 ヒガンバナ 2004 ハゼラン

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9月28日(月) エゾリンドウ

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お日さまが山の端に隠れるのがどんどん早まる季節です。3時前だと言うのにこんな光線具合でエゾリンドウの初登場は少し悲しい画像になりました。
しかし、名前だけならエゾリンドウはもう14年も前にここに出ています。リンドウの記事のなかで、「花屋で見かけるリンドウはエゾリンドウ(の園芸種)だろう」と推測していて、その証明のために早くお姿をとらえたいものと願っていました。
図鑑説明どおり、やや湿地にあって、この写真でもサワギキョウとお友達状態であることがわかります。ふつうのリンドウとは大きく違う生息環境で、同じリンドウ科リンドウ属なのに、どこでどう性質が分かれたものやら、自然は多様です。

過去のきょう 2019 ルリマツリモドキ 2018 シクンシ 2017 アカガシワ 2016 ヤマボウシ 2015 クレロデンドルム・ウガンデンセ(ブルーエルフィン) 2014 ナンテンハギ 2013 ヒッコリー 2012 ツルマメ 2011 メヒシバとオヒシバ 2010 セイヨウカラハナソウ(ホップ) 2009 シオン 2008 チョウジタデ 2007 カンボク 2006 ヤマジノホトトギス 2005 ケイトウ 2004 セイタカアワダチソウ

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9月27日(日) オオウラジロノキ

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初めての出会いはひと月前でした。あのころのクソ暑さはどこへやら、めっきり涼しくなり、オオウラジロノキは黄葉を見せ始めていました。葉裏の白さも失われつつあって、いまごろ名付けされたなら、「裏白」はあり得なかったことでしょう。
というか、こちらはあくまでリンゴ属、あちらはアズキナシ属であって、春先の葉裏とか開花の様子を見なくては勝手を言えなくても、ずいぶんと無理な名前の借り方をしたものだなぁというのが出会い初年度の偽らぬ感想です。
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そのリンゴ属メンバーであることを証明するための実が、株元にバラバラと散らばっていました。手で割るのは無理で、足で踏んづけました。
白っぽいおつゆがジュワッと出て、ジューシーであることはわかっても、肉質があまりにボソボソで食欲はかき消されてしまいました。樹上で完熟したものを味見するまで評価は棚上げで、まだまだ自分にとってこれは正体不明の木です。

過去のきょう 2019 ヤマアジサイ 2018 ヤツマタオオバコ 2017 ステゴビル 2016 ヤブマメ 2015 コモチシダ 2014 ラクウショウ 2013 ヒガンバナ 2012 ダンコウバイ 2011 シラカシ 2010 イガオナモミ 2009 ヤブラン 2008 アメリカアゼナ 2007 ミズカンナ 2006 ヒデリコ 2005 ホオノキ 2004 ペンタス

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9月26日(土) ヨツバハギ

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名前(四つ葉萩)とは違い、六つ葉が多いし、なかには八つ葉もあったりして、なんとなく看板に偽りありです。ここは鷹揚に、偶数羽状複葉であって2~4対の小葉が並ぶ性質を大括りに「四つ葉」と呼んだものと考えましょう。
あるいは、ヤマハギとかミヤギノハギとか、萩の代表的な種類が3出複葉なので、その3に対して「こっちは4(以上)だもんねー」と威張ったのかもしれません。
ただ、画面左下に地べたが見えることからわかるように、せいぜい膝くらいの高さまでしか立ち上がらない草本です。分類的にもソラマメ属であって、ハギとは称してもふつうのハギ属とは別グループになります。
比較的長い花期(7~10月)のなかで、花色が赤紫から青紫まで移ろうのだと解説されるのに、今回はその両端の色合いをまとめて見ることができました。ふつうのハギでは見ることのない特性で、けっこう楽しい姿です。

過去のきょう 2019 ツリフネソウ 2018 リンボク 2017 ヤブニッケイ 2016 ウラジロノキ 2015 イヌシデ 2014 ツノナス(フォックスフェイス) 2013 ホオノキ 2012 ショクヨウギク(料理菊・もってのほか) 2011 キャットミント 2010 フウトウカズラ 2009 リンボク 2008 ヒメクグ 2007 ジャコウソウ 2006 ヌスビトハギ 2005 アレチヌスビトハギ 2004 コブシ

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認識改め編 : アケボノソウ

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あれれ、アケボノソウってこんなに大きな株だったっけ? これまでに見たものはもっと茎の分岐が少なくて、背丈も腰下サイズだった覚えがあります。対する今回の株はじつに堂々とした構えで、隣り合うものもだいたいが腰丈オーバーでした。
Akebonosou2b
さらに驚いたのはアリンコさんたちの密集度合いです。花びら1片ごとにお一人様だけ、ずいぶんと行儀の良いシェア状態です。
そして舐めているのは黄緑色の丸二つ…これが蜜腺なのでした。と、そこまでは良くても、ちょいと問題発生です。このアリンコさんたちだと「身長」が足りなすぎて、花粉媒介の役には立ちません。
と思って眺め回すと、やや大型の蟻(右上嵌め込み)もいました。これなら雄シベの葯には届きそうだし、どうかすれば雌シベの先にも体をこすりつけることができそうです。いやいや、「どうかすれば」では弱いなぁと思ったら、アケボノソウにはときどき大きなスズメバチがやってきて、ガバッと花を抱きしめて吸蜜するという観察記録もありました。
残念ながら今回はその決定的瞬間には立ち会えなかったものの、少しだけアケボノソウに対する認識が増えた(改まった)ので、すいぶんと「取って付け」の標題で記事を上げておくことにしました。

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9月25日(金) オオバシマムラサキ

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葉の大きさが通常のムラサキシキブに比べれば倍ほどもあるし、鋸歯もノホホンと緩いし、葉脈はやたら目立つし、「なんじゃ、これ?」です。
ところが、これは小笠原に自生するオオバシマムラサキと言って、そんじょそこらで見ることはない珍種でした。もちろん温室の植栽品です。
花だけだとムラサキシキブとほぼ違いません。このあとでできる実も、参考写真で見る限りフツーです。したがって、楽しむべきはこの「変な」葉っぱなのでしょう。
小笠原には、このオオバシマムラサキに加え、葉が大きくないシマムラサキやウラジロコムラサキという仲間がいるそうです。ただ、なにせ遠いし、いま訪れるのは憚られるし、どこかの温室で出会えることを願っておきましょう。

過去のきょう 2019 サンタンカ(白花種) 2018 ミナ・ロバータ 2017 ツルマメ 2016 ヤブタバコ 2015 イワシャジン 2014 オオモクゲンジ 2013 エゴマ 2012 ムクロジ 2011 スダジイ 2010 オニバス 2009 ヒオウギ 2008 クサネム 2007 オオモクゲンジ 2006 ハナセンナ 2005 シロミノコムラサキ 2004 フウセントウワタ

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9月24日(木) アカザカズラ(オカワカメ)

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磯のワカメに花が咲くことはなくても、丘のワカメは賑やかでした。まるでサガリバナかというのはオーバー(サイズが1/10ほど)でも、もしいま見えている蕾が全部そろって開いたら、再撮影は絶対に必要(追録参照)です。
前の掲載は7月の末で、葉がいまよりもずっと「食品」でした。町内の人が育てて、何回かお相伴にあずかりました。ところが、その人の畑ではいままで一度も花を見たことがありません。この写真を遠くの市民農園で撮れたので、念のため彼女の畑を確認したら、すでにオカワカメの棚は「廃止」になっていました。
200924okawakame2
たしかに、「食品」度合いは夏の盛りまでに比べると低下するので、「正しい農業」系の人は次の作物に移行するのでしょう。ただ、無碍に引き抜くにはあまりに惜しい眺めです。滋養たっぷりの葉と清楚な花、慮外の組み合わせでした。

<追録> 本文冒頭に書いたとおり絶対に必要だと思った再撮影に行ったら、けっこういいタイミングでした。ムフフとほくそ笑んでこの場を去ろうとしたら、微風に乗ってホワ~といい香りがしました。嫌みのない甘さで、滋養・花のきれいさに続く、この「野菜」の第3の魅力です。(撮影:2020年10月2日)
なお、写真に写っている葉の大半はアカザカズラが覆ってしまったカボチャのもので、ご本人の葉はチラチラとしか見えません。Okawakame1002

過去のきょう 2019 シマスズメノヒエ 2018 ハイビスカス・レモンフラミンゴ 2017 ヒュウガミズキ 2016 アメリカニワトコ 2015 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2014 オトコエシ 2013 ナンキンハゼ 2012 シュロソウ 2011 オカボ(イネ) 2010 ヌルデ 2009 ミズワラビ 2008 ダンドボロギク 2007 サンゴジュ 2006 カラスノゴマ 2005 アスパラガス 2004 シュウカイドウ

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9月23日(水) ハイビスカス・ロバツス

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あのクソ暑さの盛りでもチラリホラリと咲いていました。それが少し涼しくなって、さすがにホッとしたかのようにまとまって花を開いていました。
ここはあの鷹揚奥様のお宅の隅です。アオイ科は間違いなくても、這う性質で葉が線形から3裂するものを特定できなくて、ご本人にお尋ねしてもいつものおとぼけが返ってくるばかり、ブログに収録することは諦めていました。
そこにGoogle Lensです。ありゃー、あのワタシの努力はなんだったの!?というくらいあっけなく正体が割れました。ちょっとこなれない名前です。
200923hibiscus_lobatus2
奥様曰く、「種がこぼれてドンドン増えるのよぉ」だそうで、たしかにパッカリと割れた莢からは黒い種がすでにこぼれ出しています。お許しがあったので、遠慮なくこの種を戴きました。来年5月に播けば、その夏には咲いてくれるようです。

過去のきょう 2019 コナラ 2018 コリウス(ジゼル) 2017 ツルフジバカマ 2016 エゴマ 2015 タカサゴユリ 2014 タムシバ 2013 オオベンケイソウ 2012 サネブトナツメ 2011 アカメガシワ 2010 オオバチドメ 2009 ヤブマメ 2008 アゼナ 2007 シナアブラギリ 2006 コナギ 2005 ヤブツルアズキ 2004 ナナカマド

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番外編 : やるじゃん、Google Lens

Google_lens
ずっと素性がわからない花があって、どう見てもアオイ科なのでその線から、かれこれ1カ月、調べ尽くしました。ぜんぜんわからなくて、もう投げだそうと思ったとき、Google Lensがけっこう使えそうと聞きました。
Blipperという画像認識アプリをちょっと使ってみたのはもう4年も前のことでした。たしかに一発回答するジャンルはあっても、さすがに相手が草木だと、よほどの基本種以外はハチャメチャな答えで、まだ実用は遠い先に思えました。
そんな過去もあって、半信半疑でその「わからない花」をGoogle Lensに読ませた最初のリアクションが上の写真・左側です。Abelmoschus ficulneus、ワタシがぜんぜん知らなかったものを言ってくるところはすごくても、花びらの外と内で色が違うので、これはハズレです。あれ、やっぱり進歩なし?
ただ、「もっと見る」という選択ができて、そこをクリックすると、おぉ、これが正解(画面右)です。ハイビスカス・ロバツスという名前でした。この花のことはきょうの本編にあげるとして、このアプリにちょっと感動しました。独立系のBlipperと違い、大量に蓄積されたGoogleの知的資産がバックにあるので、むっちゃ強力です。
あと、日本語も英語もテキストを音読してくれたり翻訳してくれたり、商品を見せるとそれの購入画面にすぐ行けたり、なんというか「すごい」のです。そのうち、人間の代わりに息をしてご飯を食べてくれるんじゃないかとビビリます。

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9月22日(火) テンジクスゲ

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うーん、これを「花」だと言い張るのはむずかしくても、そもそもがスゲ属なのだから、これでいいんじゃない?とスゲなくしても、特に問題はないでしょう。
と言うか、スゲには見えにくい立派な葉に正体を見失う恐れがあったわけで、こんなショボイ花(の残骸)を確認できたことこそが本懐というものです。
直立して細いのが役目を終えた雄性の小穂で、稔って下垂しているのが雌性小穂のようです。この種からの実生でも育つそうで、スゲ→菅→すがに通じて、ときの人に重ね合わせて植えてみようかと考えたものの、いい見栄えに育つころにはご本人が退陣していても間が悪いので、軽くスルーしておくことにしました。

過去のきょう 2019 カイトウメン 2018 カイコウズ(アメリカデイゴ) 2017 ダンコウバイ 2016 シェフレラ・アルボリコラ・スターシャイン 2015 ホオノキ 2014 トレニア(ハナウリクサ) 2013 イタビカズラ 2012 ハブソウ 2011 アレチヌスビトハギ 2010 ノチドメ 2009 アカネ 2008 ツユクサ 2007 カワラケツメイ 2006 チヂミザサ 2005 オトコヨウゾメ 2004 ミヤギノハギ(ナツハギ)

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9月21日(月) ハナキリン

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この写真を見ながら、「バカだな」と呟きました。ハッキリと写すべきは、花びらのような苞の奥にある本当の花なのに、それを隠す露を面白がってしまいました。さらにその露を舐めてみるのを忘れました。いま思えば、ここは屋根の下で雨があたるわけでなし、葉に散水の跡もなし、きっとこれ、甘い蜜だったのでは…。
ふむふむ、ハナキリンの本当の花は1本の雌シベとそれを取り巻く5本の雄シベなのですね。あ、一番下で露がこぼれているものでそれがわかるし、そう思って見直せばほかもそんな姿をしています。そして、咲き始めたころは花(雌シベと雄シベ)を覆うように蜜が溢れるという先人の観察記録も見つけました。
となると、残る課題はお味見だけです。ハナキリンには標準的な濃いピンク色のほかに、こんな黄色とか、あるいは白とか淡いピンクもあって、「うーん、甘い!」と目尻を下げるのは、まだ見ていない色目の花にしたいものです。

過去のきょう 2019 トウサイカチ 2018 ヘビウリ 2017 スズメウリ 2016 プロステケア・コクレアタ・アルブム 2015 イワガネソウ 2014 ヒノキアスナロ 2013 ツルリンドウ 2012 ヤマグルマ 2011 カラスザンショウ 2010 ハダカホオズキ 2009 ケツユクサ 2008 ミズタマソウ 2007 ミズタマソウ 2006 ヤマハギ 2005 オトコエシ 2004 ナツメ

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9月20日(日) ヒャクニチソウ

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いまの時代だったら取り立てて珍しいものではなくても、半世紀以上も前の地方都市で緑色の百日草というのはけっこう目立ったようです。高校生のワタシが庭で育てていたそれを、近所の花好きなおじさんが見つけ、無心してきたのです。
その人の訃報を何年か前に聞いて、ものすごく心が痛みました。あのとき、どうして気持ち良くひと株分けてあげなかったものか、心の狭い子でした。
いやいや、三つ子の魂なんとやら、十五の狭量は古希が来てもそのままです。啄木のように十五の心を空に吸われてしまえば良かったのに…。彼岸ですなあ。お墓参りとはいかなくても、うちの仏壇でNさんにお詫びしておきます。

<補注> 過去掲載のヒャクニチソウ : 1. 花のアップ 2. 花壇の景色 3. 矮性種
ついでに、緑のバラにもリンクしておきます。

過去のきょう 2019 ツノゴマ 2018 ヤブニッケイ 2017 クサギ 2016 クロモジ 2015 シナアブラギリ 2014 カラムシ 2013 ムラサキナツフジ(サッコウフジ) 2012 オトコエシ 2011 マコモ 2010 キセワタ 2009 マルバハッカ(アップルミント) 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ソテツ(雄株) 2006 アシタバ 2005 シロミノコムラサキ 2004 フジバカマ

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9月19日(土) キサントステモン

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いかにもフトモモ科の花です。そして、派手な花の多いフトモモ科でも、黄色という色目は初めて見るはずです。花びらも花糸も葯もみんな黄色で、それがボンボンのように密集して開くので、目立ち度はかなりのものです。
原産地オーストラリアでは街路樹に使われるそうで、それなりの高木です。ただ日本だと冬越しがむずかしいらしく、鉢植えから逃れられない身です。必然的に生長が制限されるので、うわぁ~と見上げる感動は味わえません。
いや、ヒョッとしてこのごろの暑さがあるならば、関東でもキサントステモン並木ができないとも限りません。そんなもの見たくもないわい!とか言いながら、きっと出かけそうな気がして、どこか露地植えに挑戦する街はありませんかねー。

過去のきょう 2019 サントリナ 2018 コヤブラン 2017 ヤブツルアズキ 2016 ハエジゴク(ハエトリグサ、ハエトリソウ) 2015 カンガレイ 2014 マキエハギ 2013 シシオクマワラビ 2012 テウチグルミ 2011 サンシュユ 2010 アオハダ 2009 フジマメ 2008 カラスウリ 2007 カゼクサ 2006 ミズキンバイ 2005 シロバナマンジュシャゲ 2004 ツリフネソウ

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9月18日(金) チョロギ

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チョロギの「その後」です。這い回っていた茎にはやはり発展性がなくて、次々に細って枯れていきます。花もたったのあれっきりでした。
ところが、このところ脇芽というべきか、新しい茎が土から出てきました。まだ出たばかりで小さくても、全体の株数が増えて、少しだけいい傾向に思えます。この茎の下にすべてあの塊茎がついてくれたら、たった2個からしか発芽しなかったので、冬の収穫時にいくつに増えていてくれるか、期待大です。
という本題を霞ませそうに、美しい蛾がチョロギの若い茎で休憩していました。メイガの種類だろうという推測とこの体色を頼りに調べたら、スジモンヒトリという名前が判明しました。「その筋のお方が一人」的な名前が笑えます。
嗜好範囲はけっこう広いらしいので、ウチのチョロギを食べてここまで育った可能性もあります。おとといは一日ここでジッとしていて、きのうはライティアの葉の上で一日を過ごしたのに、今朝は姿が見えません。少しだけさみしい朝です。

過去のきょう 2019 ヒガンバナ 2018 カラタチ 2017 イタビカズラ 2016 アワブキ 2015 アワブキ 2014 オジギソウ 2013 シロバナヤマハギ 2012 センニンソウ 2011 オオバコ 2010 キレハノブドウ 2009 ボントクタデ 2008 ノダケ 2007 ヒトエスイフヨウ 2006 タカサブロウ 2005 ヒガンバナ 2004 シキミ

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9月17日(木) クレロデンドルム・インキスム

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並んだ白い音符が逆さまなので、高音部なのでしょう、ルルラ~♪ 英語圏でもそんな見立てはするようで、あちらでの通称はミュージカルノートとお洒落です。
ただ、日本で「音符の木」と呼ぶかというとそれはなくて、クレロデンドルム・インキスムと学名そのままです。お、クレロデンドルムと言えばあのブルーエルフィン(クレロデンドルム・ウガンデンセ)がいます。仲間(注)に会えました。
ということは、この白い音符(蕾)が割れると、なかから長いシベが出るはずです。できれば蕾の横で花が開いていれば良かったのに…などとものぐさは言わないで、今度は派手な赤い花糸を写し、「音符の次は歌詞なんだね」と呟きましょう。

<補注1> クレロデンドルムとはクサギ属であって、ふだんそんなむずかしい学名を意識しないクサギボタンクサギゲンペイクサギなども仲間です。また去年、このつながりを知るきっかけになった仲間にベニバナクサギがあります。
<補注2> 公約どおり、歌詞ならぬ花糸をとらえました。(2020年10月5日

過去のきょう 2019 シラハギ 2018 センナリヒョウタン 2017 ユウガギク 2016 トキリマメ 2015 マウンテンミント 2014 キハギ 2013 ベニシダ 2012 ヒトエスイフヨウ 2011 キミガヨラン 2010 トウゴマ 2009 トウガン 2008 コバノカモメヅル 2007 ハシカグサ 2006 コウヤマキ 2005 ヌルデ 2004 ワレモコウ

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9月16日(水) クロバナタシロイモ

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森のなかでこんなのに出会ったら、心臓が縮み上がることでしょう。あだ名がブラックバットフラワーとかブラックキャットだそうで、けっこう獰猛な顔つきです。インド(原産地)に行くことがあったなら、少しはこの花に目を慣らしておこうと思います。
正式和名だと、コウモリとか猫とかは言わずに黒花と始まります。同属(Tacca)の仲間に花が白いものがあるので、それと区別するための名付けです。
続くタシロは、明治・大正の植物学者・民族学者・冒険家であった田代安定氏への献名だそうで、この先生は日本初の動植物目録を作ったり、八重山諸島の領有権宣言を政府に提言したり、ずいぶんと活躍なさったのでした。
タシロイモのほかにも先生のお名をいただいた植物はあるようなので、この先のややマニアックな楽しみが生まれました。

<追録> 上の写真には蕾が見えているのに対し、やや日数が経過して全部の花が開いています。花以外のヒゲに見えるパーツは、未発達のために花をつけられない花茎だそうです。(撮影:2020年9月30日)
Tacca_chantrieri_b

過去のきょう 2019 クズ 2018 シロモジ 2017 ヤマグワ 2016 プルメリア 2015 スネイルフラワー 2014 シュウブンソウ 2013 ミケリア(ミケリア・マウダイエ) 2012 ママコノシリヌグイ 2011 マルバアメリカアサガオ 2010 ミズアオイ 2009 カンレンボク 2008 モミジガサ 2007 アオツヅラフジ 2006 サルスベリ 2005 ヒネム 2004 ツルボ

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9月15日(火) ドドナエア

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特に大きくはなく目線ほどの高さだし、樹形もなんとなくフツーだし、外連味のないごくありきたりの木です。なのに目を留めたのは、この葉のせいでしょう。
柳を思わせるように細いくせに、先が丸いので別種とはわかります。オーストラリア産で近ごろ流行のドドナエア(Dodonaea viscosa ‘Purpurea’)と言い、お洒落な植え込みなどに使われます。ここも瀟洒なアパートのエントランスでした。
Purpurea(プルプレア=パープル)というくらいで、この先、気温が下がると葉が赤紫に染まるのが「売り」です。かつ、花とか実(雌雄別種)は5~6月ごろでした。要はそんな見ごろを避けるように初の出会いをしてしまったわけで、運がなかったと嘆くことはせずに、これからジックリ楽しめることを喜んでおきます。

過去のきょう 2019 スダジイ 2018 オオバナイトタヌキモ 2017 コカモメヅル 2016 シマツナソ(モロヘイヤ) 2015 センニチコウ 2014 ミツバウツギ 2013 ヒメガマ 2012 イイギリ 2011 エノキ 2010 マルバチシャノキ 2009 ソクズ 2008 ヤマジノホトトギス 2007 コボタンヅル 2006 トキリマメ 2005 ホワイトベルベット 2004 タラノキ

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9月14日(月) ウツボカズラ(ネペンテス)

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あの「溲瓶」を一緒に移し込めなかったのが残念でも、これは間違いなくネペンテスの花です。株元からグィーンとのび出した太い花茎が、こうして無数の花をパッパパッパと開きながら、1m以上もの高さまで立ち上がっていました。
考えてみればあの「溲瓶」は葉の一部であって、決して花ではないようです。派手な形に騙され、まさかあれ以外に「花」が存在するとは思いもしませんでした。
ただ、今回写せた花は鮮度がやや問題でした。パラボラアンテナみたいなものはたぶん萼でしょうし、集音マイク状のものは雌シベに思えます。欠けているパーツ(花びらと雄シベ)はどんな形でいつごろなら見られるのか、次はぜひ蕾が開き始める段階から、そして願わくは溲瓶とのツーショットでとらえたいものです。

過去のきょう 2019 ユウガギク 2018 ミソナオシ 2017 ヤマブキ(一重) 2016 ウスギコンロンカ 2015 エビヅル 2014 ツリガネニンジン 2013 サルトリイバラ(サンキライ) 2012 オオエノコログサ 2011 アメリカアサガオ 2010 トウテイラン 2009 コヤブラン 2008 フユイチゴ 2007 ノアサガオ 2006 ガマズミ 2005 ニラ 2004 ハナゾノツクバネウツギ(アベリア)

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9月13日(日) マルバヤナギ(アカメヤナギ)

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水気のある土地を好むのはヤナギ類(ヤナギ科ヤナギ属)に共通の性質です。ただ、枝振りがほかの仲間と少し違い、個々の枝がバオバオと空を目指します。ネコヤナギがこんな感じでも、あれよりずっと大きいので印象はだいぶ違います。
マルバというネーミングはいつもの困りもので、「ヤナギ類にしては」という補足を自分でしてから眺める必要があります。若い葉はこうして赤みを帯びるので、別名をアカメヤナギといい、こちらの方が罪はないように思います。
ほかのヤナギ類が3月や4月に花をつけるのに対し、これはのんびり屋で5月に開きます。ついうっかり撮影を忘れてしまうので、来年こそ!です。

<補注> 上の写真で枝が妙にうるさいのは、葉柄の付け根に丸い托葉があるからです。(2020年10月9日

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9月12日(土) アイ

200912ai
藍をここに載せたのはもう14年も前のことだったのか…としみじみです。あのとき、草木染めをやっている方からコメントをいただき、藍には花が赤い種類と白い種類があり、一緒に植えておくとほぼピンクになると教わりました。
そうすると、今回出会ったこの花色は赤と見るべきかピンクと思うべきか、前回掲載のものをピンクとするならば、これは赤なのだろうと覚束なく見立てます。
あ、いやいや、花ではないのです。というか、花が咲いてしまうと葉の色素が減ってしまうこともあのとき教わりました。なのに、また花後の撮影です。
要は、花がない段階だと藍であることに気づけないのです。今度こそこの葉と茎の佇まいをしっかりと記憶に焼き付け、かつ、そのときは白い絹のハンカチを忘れないようにしておき、ほんの1~2枚、生葉をいただいてコンコン・コシコシ…うーん、「白い絹」というのがかなり引っかかります。生葉染め、淡~い夢です。

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9月11日(金) ムクゲ(2種)

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ムクゲの展示園みたいな場所で、「はぁ~、これもムクゲかぁ」と見とれていたら、背後に豪快な羽音がして「うぉ」と振り返りました。
デカ! 狙っていたムクゲではなく、こちらはシンプルな一重です。それにしても花のサイズはふつうにムクゲ(笑)なので、コイツ、堂々たる体躯です。
あとでわかったこの蛾の名前はオオスカシバ、体長は6~6.5cmだそうで、うぅーー、昆虫採種する人たちの気持ち、とてもよくわかります。肩に羽織った毛皮が戦国武将みたいだし、臙脂色の腹帯がキリッと決まってます。ステキ!
200911pink_delight
おっと、本来撮りたかったムクゲはこちらです。分類的には半八重となっていても、十分にゴージャスです。淡く入るピンクがとても上品でした。

<補注> 上: コーレスティス(Coelestis)、下: ピンクデライト(Pink Delight)

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9月10日(木) トキホコリ

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珍しい形の葉で、類例を思い出せません。艶めきもなかなか具合が良くて、周囲の草に紛れるなんてことはあり得ない目立ち度です。
200910tokihokori2
4弁の花(萼)はゴミと間違えそうなサイズです。その下に見えるのは花後の実でしょう。どちらも写せて良かった反面、もっと花の盛りとか、もっと充実した実とか、今後の課題を残す一枚になってしまいました(注)。
ときがくれば(あるいはときどき)よく蔓延る(≒ほこる)という意味の名に反して、絶滅危惧Ⅱ類です。あ、この撮影場所をメモるのを忘れました。クゥー、早めに「あのあたり」をもう一度這いずり回ってみないといけません。

<補注> 花には雌雄の別があるそう(雌雄同株異花)で、花びら(じつは萼)が4枚に見えるこれは雄花(雌花は3~5枚)のようです。

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9月9日(水) キバナヨウラク

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かなりクマシデの実を思わせます。いや、実ではなく苞だろうとは思うので、さてこのヒゲ爺のなかに花はあるのか、どうも苞の色からして閉店後のようです。
200909gmelina_hystrix2
やはり花は終わって、もう実になっていました。出会いが1カ月は遅かったようで、時期さえ良ければこの苞の先に黄色い花びらを見せるようです。
名前の前半(キバナ)はその花色を直球で使っているし、後半(ヨウラク・瓔珞)はこの花序全体の姿を示しています。こんな感じに下向きに開く少しゴージャス系のものにわりと安易に使われる「業界用語」です。

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9月8日(火) ジャコウソウ

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山の傾斜を縫って続く小径のおかげで、登り斜面に咲くジャコウソウを仰ぎ見て撮影できました。かつての掲載時、俯く花に困って持ち上げたのと大きな違いです。
一方、花に鼻を近づけてもなにも感じないのは昔と一緒でした。前回撮影は薄曇りの11時過ぎ、今回は晴天の昼過ぎです。まだ露を宿す朝方に多少の可能性があるようには感じても、ふつうの野歩き時間帯は「看板に偽りあり」です。
もしかして、この草を名付けたとき、その命名者の脇にはお香を焚き込めた麗人が寄り添っていた…悔し紛れにそんなデタラメ情報をでっち上げてしまいます。

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9月7日(月) カイコウズ(アメリカディゴ)

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写真左下で、干涸らびて割れた莢から豆が顔を見せています。一方、その上方にはこれから咲こうという蕾があります。矛盾というか不整合というか、理不尽です。
ただ、過去掲載の開花シーンは6月に2回(2007年2014年)あります。つまり、今回の写真に写っている実はそのころの花の「結果」(注)なのでしょう。
となると、これから咲こうとしている蕾の立場がありません。しかし、これも過去掲載を探ると9月下旬に立派な開花シーンを取り上げていました。そしてその記事にはカイコウズが6月から9月まで咲き続けるものだという誤解がありありでした。今回はその「過去の恥」を清算します。カイコウズには夏休みがありました。
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で、話を豆に戻します。まるでウォールナット材のようにきれいな模様です。植えるつもりはなくても、お守りに1個持っておきたくなります。「ちょいと失礼」とばかり莢をこじ開けようとしたところ、まったくもって開きません。ならば豆をほじくり出すかと指先を差し込んでみても、ビクともしません。あきらめました。
ただ、いまこうして写真を見つめ直すと、豆だけでなく、ツノゴマのそれとそっくりな莢もなかなか危険なフォルムを持っていてそそられます。なーんだ、莢ごといただけばよかったか、いやいやそれは厚かまし過ぎ…出会えただけで幸せでした。

<補注> 初めて見つけたカイコウズの実を、今年の第一開花期でできたものと考えました。しかし、その完熟度合いからすると去年できた実ということも考えられます。

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9月6日(日) クマガイソウ

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土瓶の「つる」と書きたくて、しかし「つる」では間抜けなので漢字にしようと思って変換候補を眺めたところで、そもそも知らないものは選べません。辞書、辞書。へー、「鉉」ですか。きょうのATOKは50候補のうちの25番目で提示してくれました。
その鉉と表現したかったのがクマガイソウの花茎(の残骸)です。ふつうに断面の丸い茎だったのに、夏を経てペタンコに萎れて残っていました。当然ながら、その先になにかをぶら下げた株がないか、探しました。無念です。収穫なしでした。
あの奇っ怪な花がしょぼくれるまでは確認したのに、そのあとに無関心でした。たぶんあれが実になって、この鉉の先でプラプラしそうな気がします。それを見られるのは梅雨のさなかか、そのあとか、うーん、嫌な季節ではありますわなぁ。

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9月5日(土) ヤマザクラ

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大きなヤマザクラの木が、今年は雨と暑さにやられたようで、紅葉のコの字も見せないうちにあらかたの葉を落としていました。なのになんだか賑やかっぽい枝先に目を凝らすと、ゲゲッ、それはもしかして花ではありませんか!
200905yamazakura2
桜花というにはあまりにも醜いこのヒラヒラ物体は、やっぱり花ではあるのでしょう。大事な来春用の花芽がこのクソ暑さのなかで開いていました。
2~3年前、台風による塩害で葉を落としたソメイヨシノが10月に咲き出して、あちこちで話題になりました。桜は夏に来春の花芽形成をしてしまうので、開花に必要な気温さえあれば、春が来なくても咲く態勢にはあるのだそうです。
ただ、それを抑制するのが花芽付近にある葉から出る植物ホルモンであり、葉が落ちるまでは花が咲けないしかけです。ようやくその縛りが解けたころには気温が低くなっていて咲けず、しかたなく春を待つというのが舞台裏の話なのでした。
ということは、桜の花を見たければ夏に葉っぱをむしり取ればいい…というとんでもない反則技を教えてくれた困った今年の夏なのでした。

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9月4日(金) ノササゲ

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黄色と紫の補色関係なんて、ずいぶん極端な色変わり路線です。あとひと月ふた月すれば、この黄色い花が紫の莢に変わります。
200904nosasage2
いや、本当は「変わるはずです」としか言えなくて、これも手元で育てて、そのつながりをこの目で確認すべきことなのでしょう。莢の片鱗でも見せてもらえればうれしかったのに、まだ緑の蕾もある段階とは、臍(ほぞ)を噛む思いでした。
ただ、その紫を通り越した青い豆を見たのがノササゲとの最初の遭遇でした。あれからもう13年です。それでようやく紫の莢を経て黄色の花にたどり着きました。まさか、春の芽吹きは真っ赤だなんて冗談は言いっこなしですよ、ノササゲさん。

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9月3日(木) ノブドウ

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無茶苦茶な雷雨に襲われたりして、まともな天気とは思えなくても、それなりにあのバカ暑さは和らいできたようで、秋の風情に目を惹かれました。こういう色具合を見ると、「大丈夫、ワタシらも元気だから!」と励まされる心地がします。
ただ、実際には7月も後半となればノブドウの実が色づき始めることを過去に学習しています。なのに、今年の7月はずっと雨、8月は熱中症警戒のお籠もりという毎日で、いまごろになってようやくこのきれいな色合いに気づきました。
そして面白いことを見つけました。写真の蔓は左から右へのびています。つまり、左側の実はお兄さんで、右に行くほど幼い実が並んでいます。で、一番年下が緑色なのは当たり前でも、中央の集団が左のお兄さんたちよりカラフルです。
自分は無意識に実の色はだんだんに濃くなるものと思っていました。熟すということは白く抜けていくこと==ノブドウはなかなか深いことを教えてくれます。

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9月2日(水) ダキバヒメアザミ

200902cirsium_amplexifolium
小さめの花がたくさんつくのがヒメアザミ(Cirsium buergeri)で、それと花は似ているのに葉の様子が違うのがこのダキバヒメアザミ(C. amplexifolium)です。
わりとふつうにアザミっぽいトゲトゲの葉であるヒメに対し、このダキバの葉はあまり細く裂けないで、軽く茎を抱きます。つまり「抱き葉」です。
さて名前は了解しやすくて助かるものの、困るのはダキバではない姫様に拝謁しにくいことです。今回のダキバは、たまたま出かけた宮城県で遭遇できたのに対し、ヒメアザミは関西から九州がテリトリーだと言います。
そちら方面の所用は当面なくて、またもや「名前的に順逆収録」となりました。姫様が関東方面に行啓くださらないか、不敬な考えを「抱いて」しまいます。

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9月1日(火) ツクバネ

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会うたびに相手が若返るのは、人間なら気色悪くても、こういうレアものの場合は次の機会への期待がまた膨らんでうれしいものです。
ツクバネとの最初の出会いは12月の半ば、ほんのりと色づいたその「あり得ない」実の姿に舞い上がったものでした。そして、次の出会いは10月半ばとふた月早まって、しかし、羽根(苞)と実の色合いが前と逆転していてわけがわからなくなりました。
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その出会い時期がまた早まって、この暑さのなかです。当然ながら、今度は実も羽根もきれいな黄緑色です。羽根にはうっすらと脈も認められます。
そして、今度の場所(前の2カ所とまた別)がうれしいのは雌雄の株がそろっていたことです。この時期の雄株はなんの変哲もないのでスルーしたものの、もっと季節が早ければ雌花だけでなく雄花もここで見られる可能性が生まれました。
さらにこの場所がうれしかったのは、このツクバネの藪の背後には大きな桜の木があったことです。ツクバネの宿主は、図鑑的には針葉樹があげられはしても、案外に融通はきくようです。もしかしてその桜の花のころにツクバネも一緒に雌株と雄株が花を咲かせている…などという至福の「次回」を夢想してしまいます。

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