8月29日(土) ニチニチソウ
赤から白が生まれました。去年、濃いピンクの苗をいくつかまとめて植えたニチニチソウから種をたくさん収穫しました。それを6月の半ばに播いたのです。
教科書より少し遅植えだったので、8月に入ってまるで矮性種のような背丈のままで花が咲き始めました。時期を失するのもなかなかいいものです。
ところがそのなかに1本だけ茎の白いものがあり、蕾の上がりが遅いのです。この晩生(おくて)くんは本葉の出始めのころから茎や葉が色白で、ほかのみんなとは異質でした。間引いていく過程で、レイアウト的には摘ままれる運命だったのに、ほかとは違うという理由だけで生き延びた幸運児です。
それが5日前にようやく咲きました。開いてみると、おやや~、芯にわずかな黄色みはあるものの、親とはまったく違う真っ白の花です。
さあ、これで来年の楽しみができました。今年はこの白株だけから採種します。その種から生まれる来年の花(注)はいったい何色でしょう。また赤に戻っても手品みたいでうれしいし、白で固定するかもしれないし、いっそ黄色いニチニチソウが生まれたら…とかお気楽な期待をしたりして、小さなタネから大きな夢が生まれました。
教科書より少し遅植えだったので、8月に入ってまるで矮性種のような背丈のままで花が咲き始めました。時期を失するのもなかなかいいものです。
ところがそのなかに1本だけ茎の白いものがあり、蕾の上がりが遅いのです。この晩生(おくて)くんは本葉の出始めのころから茎や葉が色白で、ほかのみんなとは異質でした。間引いていく過程で、レイアウト的には摘ままれる運命だったのに、ほかとは違うという理由だけで生き延びた幸運児です。
それが5日前にようやく咲きました。開いてみると、おやや~、芯にわずかな黄色みはあるものの、親とはまったく違う真っ白の花です。
さあ、これで来年の楽しみができました。今年はこの白株だけから採種します。その種から生まれる来年の花(注)はいったい何色でしょう。また赤に戻っても手品みたいでうれしいし、白で固定するかもしれないし、いっそ黄色いニチニチソウが生まれたら…とかお気楽な期待をしたりして、小さなタネから大きな夢が生まれました。
<補注1> この白花株から採った種は、残念ながら一つも発芽しませんでした。原因不明です。(2021年初夏)
<補注2> 極小輪タイプのニチニチソウを収録しました。(2023年10月5日)
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