5月9日(土) ホソノゲムギ
この時期になると、近所の土手を覆う草です。少しの風にもそよぎ、穂がキラキラと輝いて、なかなかの美観を形成してくれています。
ただ、ちょっと腰が弱くて、すぐこのように寝てしまうだらしなさがあります。持ち味だと思えばかわいいし、締まりのないヤツだと眉をひそめたくなる日もあって、案外にその日の自分の気持ちを映す鏡のような役割の場所です。
いまが立派な花どきで、これが稔って種が自然散布されるせいか、毎年少しずつ生育範囲を広げています。それらしい和名をもらってはいるものの、在来種ではなく、最初はどこからか種が飛んできたものか、それとも誰かが植え付けたのか、この景色ができてから確実に10年は経ったように思います。
その「それらしい」和名(細野毛麦)がちょっと気にくわなくて、細(ほそ)ではなく長(なが)だよなあと思い、野毛(のげ)ではなく芒(のぎ)でしょうと言いたくなります。ただ、たしかに細いから煌めきが美しいのだし、野毛は「芒に同じ」と辞書にあるし、爺さんのご不満はすぐ腰砕けです。腰の弱いこの草を笑えません。
ただ、ちょっと腰が弱くて、すぐこのように寝てしまうだらしなさがあります。持ち味だと思えばかわいいし、締まりのないヤツだと眉をひそめたくなる日もあって、案外にその日の自分の気持ちを映す鏡のような役割の場所です。
いまが立派な花どきで、これが稔って種が自然散布されるせいか、毎年少しずつ生育範囲を広げています。それらしい和名をもらってはいるものの、在来種ではなく、最初はどこからか種が飛んできたものか、それとも誰かが植え付けたのか、この景色ができてから確実に10年は経ったように思います。
その「それらしい」和名(細野毛麦)がちょっと気にくわなくて、細(ほそ)ではなく長(なが)だよなあと思い、野毛(のげ)ではなく芒(のぎ)でしょうと言いたくなります。ただ、たしかに細いから煌めきが美しいのだし、野毛は「芒に同じ」と辞書にあるし、爺さんのご不満はすぐ腰砕けです。腰の弱いこの草を笑えません。
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