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5月31日(日) ムギセンノウ(ムギナデシコ)

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ふーん、白花種もあるんだぁ!というだけの写真です。あとから調べたら、ムギセンノウにはスタンダードな赤紫(濃いピンク)のほかにも、この白とか、なんと青花種(薄い青紫)まであるのだそうで、まだまだ徘徊が不可欠です。
そして、そんな色違い漁りよりも大切なことがありました。今年の2月、寒風で題材に窮したらしく、ムギセンノウの根生葉を取り上げたものです。そこではムギセンノウについて知りたいことをいろいろ述べていて、我ながらなかなか健気です。
白花を見つけたおかげでそんな課題の見直しができたので、まずはこの花壇で実と種の様子を拝見したいものです。そしてそれをポッケに2~3粒忍ばせ、手元の鉢に埋め…というプランだけはいつもチョー簡単にできてしまいます。

過去のきょう 2019 ヘリコニア・ロストラタ  2018 ニオイウツギ 2017 コウモリカズラ  2016 クロヅル  2015 キハダ(雄株)  2014 コモチマンネングサ  2013 タチジャコウソウ(コモンタイム)  2012 コバンソウ  2011 アリウム・シュベルティ  2010 アーモンド  2009 ラカンマキ  2008 コウゾリナ  2007 サイカチ  2006 アスチルベ  2005 タチアオイ  2004 ナツユキソウ

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5月30日(土) イングリッシュラベンダー

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5月は街にけっこうラベンダーが目立つ季節で、それらの姿・形には面白いほどにバリエーションがあって、悩ましい季節でもありました。
このラベンダーも、前回掲載のイングリッシュラベンダーは雰囲気だけの写真だったし、あれを補完するのに都合がいいぞ!と思って撮りました。たしかに二つはけっこう違っていて、自分の狙いはわりと的を射ていたのです。
ところが問題はそこからで、イングリッシュラベンダーは俗称(通称)なので、これらを正式にはどう区分するかが難関でした。どうやらイングリッシュ系の主流はLavandula angustifoliaであっても、それがいくつか枝分かれしています。ほかにL. latifoliaも勢力を持つようだし、それらの交雑種もメジャーな立場です。
結論:こりゃわかりません。恥ずかしながら、イングリッシュラベンダーには花穂が長~いものと短いものがあるよ&蕾の色も、淡~いものから濃いものまであるんだよという極めてアバウトな締めでして、まったく締まっておりません。

過去のきょう 2019 トウカエデ 2018 カタヒバ 2017 シシガシラ  2016 ゲジゲジシダ  2015 ナガエアオイ  2014 アカガシ  2013 アサギリソウ  2012 コアジサイ  2011 ウコギ  2010 セイヨウミザクラ  2009 キハダ(雌株)  2008 フデリンドウ  2007 ムギセンノウ  2006 コウホネ  2005 ヤナギハナガサ  2004 オオキンケイギク

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5月29日(金) スズメノチャヒキ

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ざっくり言えば「似たような」道端の草が多く、さて撮影しようとして捜索にある程度の苦労をしました。この場所も株数は少なくて、群れるのはお嫌いのようです。どこか異国から持ち込まれたものではなく、古くからあって(北半球温帯に広く分布)、その意味では新規海外組・渡来組に押されているように見えます。
円錐花序(穂の下になるほど花柄が長い)のくせに小穂がこうして片方に垂れるので、うっかりすると穂状花序に見えそうです。
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その小穂はなかなかの重量感があって、片側に垂れるのも道理です。ただ、つまんでみると案外に柔らかく、フニュフニュした感触が指に残ります。
その柔らかさは、葉舌を撮ろうとしたのに葉身や葉鞘の毛だけが目立つ左側写真でも存分に見られます。スラッとした容貌のわりにはフワフワと柔らかい手触りがあって、道端の草のなかにもツンデレさんはいるのでした。

過去のきょう 2019 オオムギ(二条大麦) 2018 オニシバリ 2017 アワブキ  2016 クロガネモチ  2015 ヘンルーダ(ルー)  2014 ツルマンネングサとメキシコマンネングサ  2013 ベニバナエゴノキ(アカバナエゴノキ)  2012 ナガミヒナゲシ  2011 ヒメシャガ  2010 イザヨイバラ  2009 カキネガラシ  2008 ヤマグルマ  2007 ハナミョウガ  2006 ガクウツギ  2005 ノビル  2004 ナツグミ

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5月28日(木) タチシャリンバイ(シャリンバイ)

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あ、立ってるよ、葉っぱ…というわけで、一応、とりあえず、さしあたり、これをタチシャリンバイとしておきます。マルバのときと同じく、へっぴり腰です。
ただ、立っているだけではなく、鋸歯が強いこともこれをタチとしたポイントです。全体の雰囲気がふつうのシャリンバイとはビミョーに違って、明らかな別種であるホソバシャリンバイを彷彿とさせるところがあります。
さて、こうなると残りはアツバです。かつての記事でマルバシャリンバイかも?とした写真など、葉がけっこうな厚みで、あれより厚い葉など見つかる?と心配したら、いえいえ、アツバシャリンバイはシマシャリンバイの別名でした。小笠原に旅することができるまで、アツバはお預けといたしましょう。

過去のきょう 2019 ツルアジサイ 2018 ハマボウフウ 2017 アヤメ(白花)  2016 アリストロキア2種  2015 スターチス(リモニウム)  2014 シュロチク  2013 ヒシ  2012 ガマズミ  2011 アオハダ  2010 シャクヤク  2009 ノアザミ  2008 ミツガシワ  2007 オオバオオヤマレンゲ  2006 オモト  2005 サラサウツギ  2004 タイサンボク

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5月27日(水) パセリ

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咲きましたねー。パセリの花、豪華ですねー(涙)。興味津々、足かけ2年、待ってみたフツーのパセリは、やっぱりイタリアンパセリとそっくりの花でした。
イヤと言うほど花芽をつけた薹(とう)が立ったのは40~50日前のことで、そこからがけっこう焦らされました。開花に気づいたのは小さな蟻さんのおかげで、蕾の上を動き回る黒い物体がなければ、発見は少し遅れたことでしょう。
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冬を越した株は、まるでワサビのようになりました。正しい農業の定石どおり、出てきた薹を摘んでしまっていたなら、さぞやウチの台所はパセリだらけになっていたことでしょう。花芽が出ると、当然ながら収量はガックリと落ちます。
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さてこれは薹がグングンのび始めたころのフツーとイタリアンです。薹の高さの差はここからも縮まらず、現状だとフツー=55cm、イタリアン=80cm、高さ競争は圧倒的にイタリアンの勝利です。ただ、開花はフツーが先だったので、このレースは勝ち負けなしということでシャンシャンシャンにしておきましょう。

過去のきょう 2019 アミメヘイシソウ(レウコフィラ、サラセニア・レウコフィラ) 2018 ツタ(ナツヅタ) 2017 タカノツメ  2016 ハゼノキ  2015 リンボク  2014 アルブカ・スピラリス 'フリズルシズル'  2013 ハグマノキ  2012 ムシトリナデシコ  2011 ギンラン  2010 ワニグチソウ  2009 テマリカンボク  2008 オヤブジラミ  2007 ヤグルマソウ  2006 クサイチゴ  2005 ツリバナ  2004 クリ

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5月26日(火) ハクチョウゲ

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「おお、これぞ白丁」とは言えなくて、かなり「とりあえず」の一品です。4日前、ムラサキハクチョウゲを載せてから、少し真面目に探し回りました。しかし、いざ探してみると、完全に白い花だけの株というのはないものです。
この写真でも、光線の陰りと言い繕えそうなうっすらした紫色の筋が見えます。しかし、肉眼でも「うむぅぅ」とうめきながらの撮影でした。真っ白の花も一つ二つはあって、それだけ写せば完全品ではあっても、それではいかにもズルです。これ以外にあと4株をチェックしていて、それらはすべてこれよりもくっきりと「筋入り」でした。
なかなか簡単に「これぞ白丁」には会えないものだと悄げるはた衛門を慰めてくれたのは蜜蜂さんです。あまりおいしそうにも見えないハクチョウゲの花を、はた衛門に負けず劣らずのしつこさで舐め回っていらっしゃいました。

<追録> 昔、真っ白だと思って撮影したファイルを見つけました。白飛びしている花はさておき、そうでない花にはやはり筋があります。この程度で限度かもしれないという言い訳のために載せておきます。(撮影:2005年5月28日)
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過去のきょう 2019 ナツハゼ 2018 ヒナゲシ(ポピー) 2017 ウワバミソウ  2016 カワラサイコ  2015 ウサギノオ(ラグラス)  2014 シナユリノキ  2013 オヤブジラミ  2012 ヤブデマリ  2011 アカマツ  2010 ギョリュウ  2009 マユミ  2008 イワカガミ  2007 ネメシア  2006 ワジュロ  2005 スイカズラ  2004 キョウチクトウ

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5月25日(月) カモジグサ

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掲載に当たって念のために調べたら、あららー、カモジ(髢)に見立てたのは芒ではありませんでした。てっきりこの無意味に長い剛毛が髪の毛につながると思っていたのに、「若い葉を揉み、雛人形を作った」って、牧野先生、ホントですか。
という私憤は脇に置くと、穂状に小穂をつけた茎がこうして大きく湾曲し、件の剛毛がヒョンヒョンと目立つのがカモジグサの特徴です。
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各パーツが紫色を帯びるのもチェックポイントで、この傾向が見られないと類似種のアオカモジグサになります。それと写真右側に示したのは葉舌で、先週載せたイヌムギのそこと比べると形が単純で、長さも1mmほどしかありません。
さらに同じ写真では葉の白さもわかり(アオカモジグサとの差)ます。ただ、そんな葉を揉んだら白髪の髢になってしまいそうで、若葉のころなら乙女の黒髪を表現できるものかどうか、試してみる必要ができてしまいました。

過去のきょう 2019 ヒメハギ 2018 ヤマウコギ 2017 キウイフルーツ  2016 アジサイ(エンドレスサマー)  2015 ウリハダカエデ(雌株)  2014 クマザサ  2013 シキザキアカシア  2012 アスパラガス  2011 エビネ  2010 ミツバウツギ  2009 ヒトリシズカ  2008 キハダ  2007 オオムラサキツユクサ  2006 ムラサキツユクサ  2005 センダン  2004 ハコネウツギ

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5月24日(日) カロリナハコヤナギ(カロリナポプラ)

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遠くからだと、「デカイなぁ」というだけで、あまり特徴がありません。先月載せた「いわゆるポプラ」は、離れて見れば見るほどその特異な樹形が目立つのに対し、こちらはいかにもフツーの木で、首をひねりながら近づきます。
200524populus_angulata2
そして、葉の一枚一枚が見える距離まで来ると「ああ、ポプラかぁ」となります。セイヨウハコヤナギを「いわゆるポプラ」とした人間が「ああ、ポプラ」もないもんだと自虐の念に駆られながら、それでもやっぱりこの葉はポプラです。
というか、自分的にはヤマナラシをそのままサイズアップしたものと感じます。さすがアメリカ(北米産)はなんでもデカイ!というワンパターン思考もついでに添えて、カロリナハコヤナギを記憶の1ページに加えます。

過去のきょう 2019 ツブラジイ 2018 ヤシャゼンマイ 2017 カキツバタ(斑入り)  2016 アスパラガス  2015 ヤブヘビイチゴ  2014 クロジクアジサイ  2013 フランスギク  2012 カジイチゴ  2011 ノイバラ  2010 コウモリカズラ  2009 オトメユリ  2008 ネズミムギ  2007 ブラシノキ  2006 トキワツユクサ  2005 カルミア  2004 センダン

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5月23日(土) マツバウンラン

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しぶとい路傍の草2種の競演です。この場所でこそ花が終わってしまい、きょうのタイトルはマツバウンランに譲ったものの、なんの、ナガミヒナゲシだってまだまだオレンジ色の花をそこかしこで見ることができます。
そんなしぶとい系の特色は種をこしらえるスピードで、花を咲かせながら、実(種)は次から次と熟成していきます。マツバウンランの実はこのように緑色が強いままで、ひと月前がそうだったように、種はまだ白いのかと思ったら、違いました。
200523matubaunran2
こんな色のわりに蓋はもう枯れてすぐに割れ、なかの種はすでに熟成色でした。ナガミヒナゲシの種だけを見たときは「芥子粒とはこれのこと!」と思ったのに、マツバウンランの種(左側)はそれを圧倒する小ささでした。
そしてその数です。手のひらに散らすときに半分ほどがこぼれ落ちてしまったので、一つの殻に入っているのはざっと見積もって80~90粒でしょう。ナガミヒナゲシのひと莢あたり1,000粒に比べると少なくても、なにせ茎1本につく実の数が違います。マツバウンランの正体見たり、侮りがたい小悪魔でした。

過去のきょう 2019 メコノプシス・グランディス(ヒマラヤの青いケシ) 2018 モミ 2017 ハンノウツツジとコアジサイ  2016 ハリグワ  2015 ハンショウヅル  2014 キンポウゲとウマノアシガタ(キンポウゲ)  2013 ツリガネカズラ  2012 スズメノエンドウ  2011 コウシンバラ  2010 シュロ(ワジュロ)  2009 キングサリ  2008 ユキザサ  2007 コマツヨイグサ  2006 ジャガイモ  2005 オランダカイウ(カラー)  2004 トキワツユクサ

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5月22日(金) ムラサキハクチョウゲ

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漢字にすれば紫白丁花===「紫の白」ってなにそれ!?というのはいつもの言いがかりです。標準品は花が真っ白で、白丁の謂われもそこにあります。
その花びらに薄紫の筋を見せる株もたまにあって、写真の一品はその筋がさらに滲んだように見えます。ムラサキハクチョウゲという名前がどこまで正式に認知されたものかは不明でも、変種または園芸種として、ハクチョウゲの学名(Serissa japonica)の後ろにrubroviolacea(赤紫色の)とつく、独立した種類ではあるようです。
さて、こんな話の流れでいけば、純白の花が陽光に輝いている過去記事にどこかでリンクさせたいところなのに、それがないのです。ブログ初年度にハクチョウゲの名前も知らないまま、キワモノ扱いで一度載せたきりでした。
変種だ・園芸種だ・学名だと生意気なことをほざいている場合ではなくて、おお、これぞ白丁という美麗なひと株を大至急捜索しなくてはいけません。

<補注> そんなに簡単に「これぞ!」とは叫べなかったものの、早めにふつう品を載せておきました。(2020年5月26日

過去のきょう 2019 ガクウラジロヨウラク 2018 ミカワバイケイソウ 2017 サクラマンテマ(フクロナデシコ、シレネ・ペンデュラ)  2016 ウマノアシガタ  2015 イヌガラシ  2014 バリバリノキ(アオカゴノキ)  2013 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア)  2012 ハチク  2011 サクラバラ  2010 タチバナ  2009 ショウブ  2008 クヌギ  2007 ノースポール  2006 ニオイシュロラン  2005 ニオイバンマツリ  2004 ユスラウメ

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5月21日(木) スイセンノウ(フランネルソウ)

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まさか美しい植え込みに危険が潜んでいたとは…。このスイセンノウの種小名(学名の後半部)はcoronariaなのです。ビールのコロナは不幸にも生産中止に追い込まれたわけで、花のコロナ(注)だって刈り込む輩が出ないとも限りません。
とは言え、これをスイセンノウと呼ぶ人さえ稀で、だいたいはフランネルソウでしょうし、学名(Silene coronariaまたはLychnis coronaria)まであげつらってコロナ騒ぎするのははた衛門くらいだという噂もあります。
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そこでグイッと真面目に花のタイムラインです。ただ、ここで目立つのは、最初は雌シベ・雄シベを隠していて、それからパッと開く副花冠です。この鱗片のことを英語でcoronal scaleと言い、どうやら種小名はこれに由来するようです。
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そして開花前後の子房を比べました。ほぼ差がなくて、受粉前からおデブです。じつは属名Sileneは酒神バッカスの父君シレネに由来していて、この子房の形と彼のビール腹を重ね合わせたという説があります。
もっとも、主流の説は彼が酔って泡を吹いた様子とシレネ(マンテマ)属の面々がベトベトすることを関連づけたというもので、ずいぶんバッチイ発想です。たぶんお酒嫌いの人の感覚だよな…と思うのは、自分が飲み助だからなのでしょう。

<補注> coronaria(あるいはcoronarium)という種小名を持つ植物はスイセンノウに限らず、シュンギクなどいくつかあります。

過去のきょう 2019 ゴゼンタチバナ 2018 ベニバナニシキウツギ 2017 コヤスノキ  2016 コウゾ  2015 ツルウメモドキ(雄株)  2014 チガヤ  2013 ニガキ(雄花)  2012 ノミノツヅリ  2011 オニタビラコ  2010 ケシ  2009 バッコヤナギ  2008 ザイフリボク  2007 クスノキ  2006 カスミソウ  2005 ユウゲショウ  2004 クレマチス

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5月20日(水) トベラ

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ミルキーホワイトとターコイズブルーの取り合わせ、こんなシーンに出会えたのはとてもラッキーでした。トベラの花をここに取り上げたのはもう15年も前のことで、珍しさで力が入り過ぎ、あまりに情緒に欠けていて恥ずかしい写真でした。
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さて、トベラが案外に身近にあることを知ったいまはヒラヒラさんも面白くて、きょうはトベラからはすぐに話をそらし、アオスジアゲハが主役です。ちなみにこちらの写真の脇役はアメリカジャスミン(ニオイバンマツリ)です。
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そして最後は脇役もなしのアオスジアゲハ祭りです。まったく予想のつかないせわしい動きをする蝶なので、これでも自分の採点は85点の一枚です。

過去のきょう 2019 カンボク 2018 キバナカイウ(カラー・エリオッティアナ) 2017 ホソバヒナウスユキソウ  2016 オヘビイチゴ  2015 ハタケニラ  2014 ホオベニエニシダ  2013 コチョウラン  2012 セイヨウサンザシ  2011 ケヤキ  2010 ハグマノキ  2009 アオダモ  2008 ヤブジラミ  2007 カルセオラリア  2006 ツルウメモドキ  2005 トベラ  2004 カキノキ

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5月19日(火) イヌムギ

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わざわざ牧草として南米大陸から持ち込んでおいて、イヌ呼ばわり(だいたいが役立たずの意味)はないだろうと憤ります。ウマクサとかウシムギとか、ほかにどうとでも呼びようはあったでしょうに、いまや立派に路傍の草です。
似た環境に育って見かけもやや似るものにカモジグサがあって、きょうの写真2枚はそちらと比べられるように意識しています。
まず1枚目は花序が円錐形(カモジグサは穂状)であることを示していて、先端の小穂から下に行くほど、分岐した花茎が長くなっています。
200519inumugi2
2枚目左は小穂の特徴で、まず頴(護頴)に紫色がうっすら兆しています。また芒はあるものの短めです。加えて、内頴は護頴の半分程度しか長さがありません。
そして右側では葉舌を示しています。薄い膜状のギザギザは4~5mmもの長さがあって、イヌムギを見極めるときの大切なポイントです。

過去のきょう 2019 コチャルメルソウ 2018 マルバシャリンバイ(シャリンバイ) 2017 エルサレムセージ  2016 チャボハシドイ  2015 ツクバネウツギ  2014 アリウム・オストロスキアヌム(アリウム・オレオフィルム)  2013 ツガ  2012 コウゾリナ  2011 カキツバタ  2010 ヒメグルミ  2009 ヒメツルニチニチソウ  2008 ヤマシャクヤク  2007 ツボサンゴ  2006 フランスギク  2005 チョウジソウ  2004 タチアオイ

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5月18日(月) フレンチラベンダー

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初めに出会ったのが左側の植え込みで、フレンチにしては花穂が痩せ形だし、なにせ色が爽やかで、ほぉ~、こういう種類もあるのかと喜びました。
そしたら次に右側のものを見つけ、前に載せたものと同じ色かと思ったら、比べればまた微妙に(いや、かなり?)違います。フレンチの色、深いです。
…というところまでは、まるで苞葉しか見ていない感想です。しかし、これ、花じゃないよなぁというお間抜けな呟きから今回は始まるわけです。左側の青紫系を見直すと、花穂(胴体)の各所にポツポツと、苞葉と同じ色あいの「本当の」花があります。右に目を移すと、これはもう、どんなお間抜けでも「花」に気づきます。
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その花、中心の黄色パーツは雄シベであり、それが用済みになると2本の白い雌シベが残ります。さらにこの写真左端には、花の「その後」も写っています。
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じゃあ、フレンチの苞葉ってなんなんだというのがお間抜けのさらなる呟きです。花穂がこんなに小さいうちから頭の先でヒラヒラしていて、「蕾を包む・守る」という責務などハナっから頭にありません。フレンチの謎、深いです。

<補注> レースラベンダーもそうだったように、フレンチラベンダー(俗称)にも二つの種類があります。一つはLavandula stoechasで、この種小名ストエカスはフレンチラベンダーの異称にもなっています。
他の一つはL. pedunculataで、分類的にはストエカスの亜種になり、花穂がストエカスより丸い感じです。いろいろ調べていたら、本文中でリンクさせた10年前掲載のものがこれにあたることがわかりました。(2020年5月24日)

過去のきょう 2019 グレビレア・アメジスト 2018 オカタツナミソウ 2017 タテジマフトイ  2016 ケキツネノボタン  2015 キクノハアオイ  2014 バイカウツギ  2013 温帯スイレン  2012 ニガキ(雌花)  2011 ウラジロノキ  2010 コメツブツメクサ  2009 サンショウバラ  2008 チングルマ  2007 スノーキャップ  2006 オオバコ  2005 サラサドウダン  2004 アヤメ

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5月17日(日) アゼナルコスゲ

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全体が明るい黄緑というのはこの草の大きな特徴であっても、前回掲載の写真は少し悲しいできでした。曇天だからと変えてみた設定が、たぶん裏目になったような気がします。なので今回はイジリっこなしのカメラ任せ画像です。
それでもこの草の色目のきれいさはわかります。誰を呼びたいわけでもない風媒花のくせに理屈に合わないことで、単なる目立ちたがりなのでしょう。
目立つと言えば、プラプラする花穂もやり過ぎの不合理感にあふれています。ただ、穂の構成はもう前に触れたので、この写真では葉に注目します。
その断面が緩やかなM字型になっていて、オクノカンスゲの葉も同じ形でした。これはしなりや曲げに強い構造で、建築や機械設計でも多用されるものです。理屈に合わない草に、ようやく一つだけ合理的な特徴を見つけました。

過去のきょう 2019 プルモナリア 2018 キウイフルーツ 2017 サンザシ  2016 シマガマズミ  2015 シナミザクラ(カラミザクラ)とオオカンザクラ  2014 ギョウジャニンニク  2013 サルナシ  2012 ヤエムグラ  2011 トウバナ  2010 コゴメウツギ  2009 オオバナノエンレイソウ  2008 チゴユリ  2007 ユキノシタ  2006 ヘラオオバコ  2005 メキシコマンネングサ  2004 タイサンボク

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5月16日(土) アオギリ

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アオギリがアカギリでした。幼い葉を太陽光から守るためのカラーフィルターと言ってしまえば味気なくて、アオギリのコスプレと笑っておきましょう。
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ただ、やっぱり自分でも照れくさいのか、早々にお着替えです。同じ斜面にあった別の木なので、アオギリがアカギリ(注)でいるのはほんの一瞬のようです。
そんな葉色の変化よりも気に入ったのは枯れっ枯れの実の殻です。「しつこいぞ」と揶揄したのが1月だったのに、あれから4カ月、もはや呆れるばかりです。ん、しつこいのはアオギリではなくはた衛門…たしかに頷くしかありません。

<補注> アオギリの名前は樹皮の色合いから来ているのであって、文中の「アオギリがアカギリ」というのは単なる悪ふざけです。

過去のきょう 2019 ドロノキ 2018 コンロンソウ 2017 口紅シラン  2016 オオバウマノスズクサ  2015 キツネアザミ  2014 コハウチワカエデ  2013 コヒロハハナヤスリ  2012 カマツカ  2011 カジノキ  2010 ハクウンボク  2009 ジャケツイバラ  2008 コトネアスター  2007 ヒメヒオウギ  2006 カンボク  2005 ホオノキ  2004 ホオノキ

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番外編 : 変化球

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街で見かける「こだわりナンバープレート」シリーズも第4弾になりました。今回はちょっとチェンジアップ気味の変化球です。
この会社、HPで調べても「何屋さん」と定義がむずかしいくらい仕事の間口が広く、たぶんこれからも、来た仕事は「はいよ!」と積極的に受けようという心意気を示す番号なのでしょう。いままでのシリーズに比べると、たった2台というのは寂しくても、これからきっとどんどん繁盛して、たくさんの「814」が並びそうな雰囲気です。
678
ただ、やっぱり2台だけじゃなぁ…と思っていたら、こんな並びがありました。
666、77、8008、うーんちょっと苦しいけれど、オマケだからよしとしましょう。これ、会社の駐車場なので、車のオーナー同士は仲良しなのでしょうか。わざわざこの順番で置くのだとしたら、この会社も今後が楽しみです。

<追録> あまり広くない敷地に、あっち向き・こっち向き、ぎっちぎちに入っていて、さらに路駐までしていて、仕方なくこんな切り貼りになりました。あれ? ゼロが一つ多いのがあるのはご愛嬌でしょう。
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5月15日(金) サワオグルマ

200515sawaoguruma
名前を借用されたオグルマにしてみれば、「こんな雑な花びらで小車だなんて!」と憤慨するところでしょう。ただ、パッと見の雰囲気は案外に近くて、しかも低湿地という生息環境も同じなので、名前を覚えるこちらとしては大助かりです。
もちろん、両種は同じキク科でも属違いなので、細部に目をやるといろいろな相違点があります。一番に際立つところは茎で、支えるべき花に対して異様に太く、さらに毛むくじゃらです。ここがそれなりにスマートなオグルマとは大違いです。
また、葉の質も厚手でしかも毛深いので、どう転んでもオグルマと混同することはありません…とエラそうにしていたら、サワオグルマの同属にはオカオグルマというのがあって、この二つは細部がわりと似ています。ただ、沢と丘という生息環境差が単純明快なので間違えるはずもない…というのはまだ見ぬうちの自惚れです。

過去のきょう 2019 ミヤマヨメナ 2018 キンカン 2017 ウメ(緑萼、リョクガクバイ)  2016 マメイヌツゲ  2015 ミツデカエデ(雌株)  2014 キクムグラ  2013 ガクウツギ  2012 ヒルザキツキミソウ(モモイロヒルザキツキミソウ)  2011 タチシオデ  2010 ヒメウツギ  2009 カッコソウ  2008 カマツカ  2007 キツネアザミ  2006 カラスビシャク  2005 ナツユキソウ  2004 エゴノキ

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5月14日(木) ヤマモモ

200514yamamomo
この時期は、ヤマモモの実がまだこんなにムギューッと押しくら饅頭していることがわかってうれしくなりました。ここからだんだんに椅子取りゲームになることは必定でも、ヤマモモの世界には3密回避なんてことはないわけです。
そして、この集団の真んなかに雌シベの先が残っているのを見つけました。花のときは単なるイガイガの棒だったものがここまで変化してきたという証拠です。
これで花から実へという「つながり」は確認できたものの、欲を言えばもう一段、ときを刻んだ画像=あのイガイガ棒が膨らみ始める様子が知りたくなります。すぐ先のことなら良くても、350日ほど待つのはなかなか辛抱のいる話です。

過去のきょう 2019 イチョウ 2018 野沢菜 2017 メキャベツ  2016 トウダイグサ  2015 ゲウム(セイヨウダイコンソウ、ベニバナダイコンソウ)  2014 ベニウツギとタニウツギ  2013 シライトソウ  2012 アメリカアサガラ  2011 アオハダ  2010 コンニャク  2009 ギシギシ  2008 オオカメノキ  2007 ヤセウツボ  2006 タラヨウ  2005 ゼニアオイ  2004 エゴノキ

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5月13日(水) ノースポール(クリサンセマム・パルドサム)

200513np2
近所の遊歩道には畳一枚分ほどの花壇がたくさん並んでいて、年に何回か、業者さんが総植え替えをします。春はパンジービオラノースポールが定番で、花壇ごとにパンジーだけ、ノースポールだけと植え分けてくれます。
その一面パンジーとかビオラの花壇のなかからピョロンとノースポールが顔を出すことがあって、花壇の主は年ごとに交替していることがわかります。そして、逆のパターン(ノースポールのなかからパンジー)はないので、こぼれ種で増えるのはノースポールの得意技であることが確認できるのです。
200513np
そこで、早くも枯れ上がった花に注目してみました。たしかにものすごい数の種がすでにこぼれ始めていました。花托の中央がむき出しになっているのは、この部分の種はもう落ちてしまったあとかと思います。
綿毛とかの飛び道具は持たず、遠くには行けなくても、来年もまたほかの花のなかから「お邪魔さまぁ」と顔を出すことは確実です。

過去のきょう 2019 オッタチカタバミ 2018 ヒヨクヒバ(イトヒバ) 2017 シナユリノキ(とユリノキ)  2016 ウンシュウミカン  2015 セイヨウトチノキ  2014 マツバトウダイ(ユーフォルビア・キパリッシアス)  2013 ムレスズメ  2012 カイジンドウ  2011 キンラン  2010 ミツデカエデ  2009 スイバ  2008 アマドコロ  2007 サワフタギ  2006 ミヤコワスレ  2005 セイヨウオダマキ  2004 ソラマメ

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5月12日(火) レースラベンダー

200512lavandula_multifida
レースラベンダーというのは、ほかのラベンダーと違って四季咲き的な性格があるのだそうで、たしかに前回掲載はなんともう年が替わろうという季節でした。
ただ、さすがにそんな時期では姿が冴えなかったので、口直しの撮影です。いかにも気持ち良さげな咲き具合に、こちらまでご機嫌気分になります。
そんなルンルンで終わればいいのに、ややこしいことに気づきました。レースラベンダーと称するものには、じつは同属の二つの種類があって、一方がLavandula multifida、もう一方がL. pinnataなのです。資料画像で見ると、レースっぽい葉の様子や、長い花穂など、たしかにどっちがどっちでも良さそうです。
ただ、こうして写真を載せておいて「どっちかでしょう」ではあんまりです。しげしげと見つめ直すと、花びらに紫の筋が目立つのはmultifidaの特徴のようです。かつて掲載の写真も同じく筋入りだったので、さあ、今度はpinnataを見つけてあげないと、レースラベンダーの話はきちんと終えられないことになりました。

<補注> レースラベンダーと同じように、フレンチラベンダーにも二つの種類があります。(2020年5月18日

過去のきょう 2019 ミヤマガマズミ 2018 ツメクサ 2017 キエビネ  2016 コウヤワラビ  2015 ヘラオオバコ  2014 マルバウツギ  2013 アジュガ・レプタンス(セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウ)  2012 チャンチン  2011 ハクウンボク  2010 オオカワヂシャ  2009 タラヨウ(雌花)  2008 オトコヨウゾメ  2007 アメリカフウロ  2006 カラマツ  2005 ヤマボウシ  2004 カナメモチ

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5月11日(月) ルリヂシャ(ボリジ)

200511borago_officinalis
前回の登場から10年以上が経っていて、ボリジを物珍しげに眺める度合いはすっかり減りました。しかし、まだまだ学ぶところが多いハーブです。
まずは画面右上の蜂です。ニホンかセイヨウかの見分けはできなくても、たぶんミツバチではあるはずで、ボリジの花は彼らに好まれるのだそうです。
その花の色をマドンナブルーと称することも今回の「へぇー」で、この花びらから採れる染料を使い、画家は聖母マリアの服を塗ったと言います。
さらにルリヂシャという和名のもとになった萵苣(ちしゃ)っぽい葉です。いや、名前がそうなので、つい「ぽい」としたものの、そんな邪魔な知恵なしにこの葉を見てレタス類を連想するには、生えている剛毛がかなり邪魔をします。
ただ、花とともにハーブティーに使ったそうで、それなら頷けます。そのお茶は、飲むと「勇気凜々瑠璃の色」になるそうで、なにやらよくできた話です。

過去のきょう 2019 アキタブキ 2018 ナツミカン(ナツダイダイ、ナツカン) 2017 レモン  2016 テウチグルミ  2015 タラヨウ(雌株)  2014 ニガナ  2013 サンショウ  2012 クサソテツ  2011 カマヤマショウブ  2010 ハナイバナ  2009 ネコノメソウ  2008 クマガイソウ  2007 ナニワイバラ  2006 セリバヒエンソウ  2005 ポポー  2004 スイカズラ

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5月10日(日) カシワ

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この先の可能性を摘み取ってしまったドングリさんに深く詫びながらも、「あー、やっぱりあなたが雌花だったんですね」と納得がいきました。受精を終えて黒ずんだ2本の柱頭から子房に続く構造がおよそわかり、それを包む苞葉(将来の殻斗)はこの段階からすでに逞しい存在感にあふれています。
200510kasiwa2
それが枝についている様子はこんな(↑)で、かつて「たぶんこれが雌花?」とした理解は正しかったようです。と言うか、花としてはあの段階が旬で、あそこからはどんどん「苞葉の塊」になるばかりなので、いまとなっては貴重なショットでした。
というわけで、自分の荷物は一つ下ろしたものの、無事に成人したドングリさんの姿とか雄花の接写とか、課題はまだ残ります。志木市「柏」町の住人としては、どうしてもカシワストーリーをきれいにつなげてみたいところです。

<収録済みのカシワストーリー> ☆ 4月18日:雌花と雄花 ☆ 5月1日:雄花と若葉 ☆ 7月2日:幼いドングリ ☆ 7月22日:若いドングリ ☆ 12月15日:葉の色づき

過去のきょう 2019 キバナウツギ 2018 ヤガミスゲ 2017 ヤマドリゼンマイ  2016 シラー・ペルビアナ(オオツルボ)  2015 トコナツ  2014 ジングウツツジ  2013 アレナリア・モンタナ  2012 トラフクロマツ  2011 マメヅタ  2010 モッコウバラ(白八重)  2009 チャイブ(セイヨウアサツキ)  2008 シャリンバイ  2007 ウスバサイシン  2006 セッコク  2005 コデマリ(八重)  2004 オオムラサキ

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5月9日(土) ホソノゲムギ

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この時期になると、近所の土手を覆う草です。少しの風にもそよぎ、穂がキラキラと輝いて、なかなかの美観を形成してくれています。
200509hordeum_jubatum2
ただ、ちょっと腰が弱くて、すぐこんな風に寝てしまうだらしなさがあります。持ち味だと思えばかわいいし、締まりのないヤツだと眉をひそめたくなる日もあって、案外にその日の自分の気持ちを映す鏡のような役割の場所です。
200509hordeum_jubatum3
いまが立派な花どきで、これが稔って種が自然散布されるせいか、毎年少しずつ生育範囲を広げています。それらしい和名をもらってはいるものの、在来種ではなく、最初はどこからか種が飛んできたものか、それとも誰かが植え付けたのか、この景色ができてから確実に10年は経ったように思います。
その「それらしい」和名(細野毛麦)がちょっと気にくわなくて、細(ほそ)ではなく長(なが)だよなあと思い、野毛(のげ)ではなく芒(のぎ)でしょうと言いたくなります。ただ、たしかに細いから煌めきが美しいのだし、野毛は「芒に同じ」と辞書にあるし、爺さんのご不満はすぐ腰砕けです。腰の弱いこの草を笑えません。

過去のきょう 2019 ハナウド 2018 ウグイスカグラ 2017 ドクウツギ  2016 シャクナゲ  2015 ハンカチノキ  2014 ヤナギトラノオ  2013 ボタン  2012 ヤエムグラ  2011 スイバ  2010 オニグルミ  2009 コリアンダー(コエンドロ)  2008 クレマチス・モンタナ  2007 シナアブラギリ  2006 イチゴ(優香)  2005 オオデマリ  2004 ミズキ

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5月8日(金) クロバナロウバイ

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かつてはやたらキワモノ扱いで取り上げたクロバナロウバイも、このごろは何カ所かで見られます。それでもまだ珍品度が下がったわけでなく、こんな時期に出会うと、ジワーッとこの「あり得ない」色合いを楽しませてもらいます。
加えて黄緑色が愛らしいこの葉もなかなかの鑑賞価値…と目尻を下げかけたら、あいやー、「クローバナ、お前もか!」でした。この花と葉っぱ、同じ一つの芽から出ている=混芽ではありませんか。かつての写真は撮影時期が遅すぎて、つまり今年の枝が生長しすぎていて、そこらにまったく気づきませんでした。
ならばふつうのロウバイたちもそうかと過去記事を見直したら、それらが混芽であると言える写真はありませんでした。クロバナと違って開花と展葉の時期に開きがありすぎるので、かなり意識しないと証拠写真は得にくいようです。
やれやれ、「クロバナきれいだね」で終わるはずが来年の1月・2月の追っかけ課題を背負ってしまったわけで、鬼に笑われる展開となりました。

過去のきょう 2019 シラカシ 2018 ヒメイズイ 2017 ペチコート水仙  2016 トガクシショウマ  2015 クジャクシダ  2014 ハナエンジュ(バラアカシア)  2013 ツタバウンラン(ツタガラクサ)  2012 クレマチス・アーマンディ  2011 カジノキ  2010 ハイノキ  2009 ツボスミレ(ニョイスミレ)  2008 イヌガヤ  2007 ヒイラギソウ  2006 リムナンテス  2005 アサツキ  2004 ウツギ

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5月7日(木) カマヤマショウブ

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あまりに豪華な眺めだったので、前回掲載と大差ない時期、似たり寄ったりの画像にかかわらず、またもカマヤマショウブです。畑を囲む植え込みだった9年前に対し、今度は農家さんの居宅周りです。うらやむのもおこがましい贅沢な暮らしです。
撮ってみて気づいた被写体が写真左隅にいました。かなりの数の群れが採蜜に飛び回っていて、目だけでなく音からも春の盛りを感じさせます。
200507kam2
ミツバチだろうと思ったら、どちらの写真でも黒くて長い触角が目立ちます。たぶんこれ、先月、葱坊主を舐めていた蜂と同じで、ヒゲナガハナバチのようです。
蜜源に潜り込むときはあまりに速くて写しきれず、これは出てきたあとにモゾモゾしている姿です。その出入りで、たぶん雌シベの先(白矢印)に触れるのでしょう。
200507kam3
その雌シベをはぐると雄シベがあります。裏側は花粉だらけです。このアヤメ類の生殖器官はとても独特な形式で、前に白いアヤメにも同じように覗きを働いています。飽きずにペロンとやっているオジサンに、蜂はさぞあきれていたことでしょう。

過去のきょう 2019 シルバーレース 2018 ヒマラヤトキワサンザシ 2017 シロヤシオ(ゴヨウツツジ)  2016 ヒメシャクナゲ  2015 エニシダ  2014 ツリガネズイセン(ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ)  2013 ウラジロノキ  2012 サクラソウ  2011 ヒメハギ  2010 マルメロ  2009 アメリカイワナンテン  2008 ヒルガオ  2007 スイートピー  2006 ベニバナツメクサ  2005 モモイロヒルザキツキミソウ  2004 ニセアカシア(ハリエンジュ)

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5月6日(水) ムクノキ

200506muku1
ムクノキの実が膨らみ始めていました。雌シベの「老化」具合から想像すると、受粉後の経過日数は1週間といったところでしょう。
200506muku2
今年出た枝の先端部につくのが雌花(実)で、雄花はその付け根で咲きます。左上隅でボケているのがそれで、もう用済み段階のようです。
200506muku3
そんな見捨てた扱いだけでは申し訳ないので、1週間ほど前、男盛りの様子です。ただ、この写真を付け加えたのは雄花のためではなくて、ムクノキも混芽だったことを記録するためです。混芽というシステムに気づいてみたら、あれもこれもそうであって、もういいや!と投げ出したはずなのに、我ながらしつこいヤツです。

過去のきょう 2019 ユスラウメ 2018 シロバナツタバウンラン 2017 コバノタツナミ  2016 ヤマガラシ  2015 セキチク(カラナデシコ)  2014 コバノガマズミ  2013 ハッカクレン  2012 ハイノキ  2011 チョウジガマズミ  2010 カンザン(関山)  2009 シュロ(ワジュロ・トウジュロ)  2008 オサバグサ  2007 ピラカンサ  2006 オーニソガラム  2005 キリ  2004 ヤマボウシ

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5月5日(火) カズノコグサ

200505kazunoko1
田んぼにも次々に水が張られ、トラクターが走り回るようになりました。そうなるとこの手の草は泥に漉き込まれてしまうので、ギリギリセーフの撮影でした。
しかし、そういう「不要品」にしてはステキな名前をもらったものです。たしかに、ギシッと詰まった小穂は独特で、数の子と言われればそう見えて頬が緩みます。
200505kazunoko2
さらに笑えるのは、そのネーミングの主が牧野博士だ(注)ということです。お茶目な人だったらしいことは想像できても、かなり食いしん坊さんだったのでしょうか。まさかこの穂に齧りついたりはしなかったでしょうね…と楽しくなります。

<補注> それなら博士以前はこれをなんと呼んでいたか気になるところで、Wikiによれば江戸中・後期あたりからは別の名前があったようです。
なお、そのWiki記事にはカズノコグサと同じ季節の田の草としてスズメノテッポウがあげられていて、2枚目写真右側にその姿があります。

過去のきょう 2019 ヘミジギア 2018 クマイチゴ 2017 ショウキウツギ  2016 ヤチヤナギ  2015 キクザクラ  2014 ニワナズナ(アリッサム、スイートアリッサム)  2013 トドマツ  2012 ムラサキカタバミ  2011 ジョウリョクヤマボウシ  2010 タブノキ  2009 ダイコン  2008 ナラガシワ  2007 イチハツ  2006 ハナイカダ  2005 ユリノキ  2004 ムクロジ

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5月4日(月) ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

200504hanamiz1
なにをいまさらの一枚です。ハナミズキの花は、外側の白い(またはピンク)ヒラヒラではなく、その中央に群がって咲く…日本人の8割が知っていそうです。
それをなぜ改めて?と言えば理由は二つです。その一、単純にこの画像が欠けていた(注)から。蕾と実は収録済みなのに、その中間過程がないのは変でした。
その二、この花が腰の位置で咲いていて、とても撮りやすかったから。爪先立ちして接写するのはシンドいわけで、これはとても楽々でゲットできました。
200504hanamiz2
で、なぜそんな低い位置で咲いていたかの解説画像です。この不憫なハナミズキのことは去年の暮れにレポートしています。事態はあそこから一向に改善されないのに、根を完全に外気に晒したまま、とりあえず今年は開花しました。
周囲が草刈りされているので、気づいた人はいるようです。いろんな場所(主に河原や野原)にこういう不幸な木は残されていて、取り立ててこの一本だけ哀れむのは依怙贔屓ながら、なんとも身近にあるもので、行く末が気になります。

<補注> 花の構造はジョウリョクヤマボウシも同じであり、6年前に収録済みです。

過去のきょう 2019 シロバナフジ 2018 サンカヨウ 2017 セキショウとショウブ  2016 ビオラ・つぶらなタヌキ  2015 ハハコグサ  2014 ダイオウグミ  2013 ゼンマイ  2012 イチハラトラノオ(市原虎の尾)  2011 セイヨウバクチノキ  2010 ベニシダ  2009 トウカエデ  2008 ニワトコとムベ  2007 キモクレン  2006 ヒメコウゾ  2005 スズラン  2004 ハルジオン

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5月3日(日) ベニバナツメクサ

200503tincarnatum
ずいぶん前に取り上げたときはけっこう貴重品っぽい画像だったので、いやいや、ふつうのシロツメクサと変わらない蔓延り方をするんだねと認識改めです。
中東・欧州の産で、向こうでは緑肥にされるくらいありふれたもののようです。日本のお子ちゃまたちにも踏んづけられたいし、摘み草とかしてほしいのに、今年はどうにも静かでして、ベニバナツメクサも所在なげです。
そう言えば、ワタシら子供のときはシロツメクサで冠を作りました。あれに比べると、こちらの花穂は3倍ほども長いので、冠はどんな感じになるものでしょう。おっさんが実験するのはチョー恥ずかしいので、どっかのお子ちゃま、お願いしますよ。

過去のきょう 2019 スズランとバイモ 2018 ウラジロウツギ 2017 ウバメガシ  2016 ヤドリギ  2015 チリメンガシ  2014 ムラサキサギゴケ  2013 ニッサボク  2012 セイヨウタンポポ  2011 シライトソウ  2010 ヘビノボラズ  2009 ギンラン  2008 フサスグリ  2007 シュンギク  2006 ムクノキ  2005 ワスレナグサ  2004 カリフォルニアポピー

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5月2日(土) アキグミ

200502akigumi
春なのにアキグミです。ナワシログミナツグミもそうであるように、グミは花どきではなくて実を食べる時期が名前の基準です。食いしん坊バンザイです。
ならば花は二の次かと言うと、それほど捨てたものではありません。時期的にけっこうオーバーラップして咲くナツグミと比べると、こちらは見た目がスッキリしています。花びらの先がスマートだし、咲き出しの緑を帯びた白には清涼感があります。
その花も、そして葉も、質がほかのグミより薄いことも美点です。葉表が多少ザラつくとは言え、グミにつきまとうキモさはグッと少なめです。全体にグミらしくない爽やかさが漂っていて、アキグミはグミ界の貴公子!と誉め上げておきましょう。

過去のきょう 2019 ベニバナシャリンバイ 2018 タマノカンアオイ 2017 キバナオドリコソウ(ツルオドリコソウ)  2016 コイヌガラシ  2015 シャクヤク  2014 マルバアオダモ  2013 カントウタンポポ  2012 シロダモ  2011 カジカエデ(オニモミジ)  2010 クヌギ(雌花)  2009 キンラン  2008 マイヅルソウ  2007 ジュウニヒトエ  2006 カキドオシ  2005 シラー・ペルビアナ(オオツルボ)  2004 カリフォルニアポピー

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5月1日(金) カワヂシャ

200501kawadisya1
履いていたスニーカーは泥にまみれて洗濯せざるを得なくなったのに、その程度の代償で済んだのは大儲け・大喜びの「大発見」でした。
同属のオオカワヂシャ(特定外来生物)に駆逐されつつあり、埼玉では絶滅危惧II類(全国だと、それより一段緩い準絶滅危惧)に指定されています。どこを見渡してもオオカワヂシャばかりの環境で、「奇跡的」な出会いでした。
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ただ、目にして意外だったのは、けっこう骨太&筋肉質タイプだったことです。勝手に、もう少し蒲柳の質かと思っていました。茎は堂々とし、レタス(萵苣)の名前を借りた葉は、とても試食を思いつくような風情ではありません。
ただ、この場所にもオオカワヂシャはすでに侵入していました。在来種が駆逐される恐れは十分です。さらに、小さな虻が盛んに両者の間を飛び交っていて、混血がたやすく発生するのではと心配です。かわいい虻が憎たらしく見えました。

過去のきょう 2019 キバナホウチャクソウ 2018 ナギ 2017 ダンコウバイ  2016 シマセンネンボク(ドラセナ・フラグランス・マッサンゲアーナ、幸福の木)  2015 タラヨウ(雄株)  2014 アツモリソウ  2013 チシャノキとマルバチシャノキ  2012 ヨウラクユリ(フリチラリア・インペリアリス)  2011 イヌリンゴ  2010 セイヨウシャクナゲ  2009 ユズリハ(雌花)  2008 ハシリドコロ  2007 チャボタイゲキ  2006 カシワ  2005 シラン  2004 ベニバナトチノキ

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