4月20日(月) ボタン
日本画のお軸でよく見る色の花です。万人好みの定番品というところでしょう。
はた衛門の「牡丹歴史」を振り返ると、草木に目覚めたころはググッと濃い色が好きだったし、「花じゃつまんないでしょ」とばかり芽を写してみて、衒いの塊でした。それが近ごろは純白に心が動くようになって、そしてようやく定番品です。大人になるというのは、なかなかに時間のかかるものです。
おっと、きょう書き留めて置きたいのはそんな趣味の問題より困りごとでした。背景にボカした八重桜は関山で、宝幢寺の名物です。このブログの開始2日目に取り上げた「親しい」木です。その木に、なんとヒイロタケを見つけました。
そう言えば、樹勢がかつてよりずっと衰えました。親しんだ木が情けなくなり、親しい人々もだんだんと覚束ない足取りになり、「ただ春の夜の夢のごとし」というひと節がじわりと身に沁みてきます。
はた衛門の「牡丹歴史」を振り返ると、草木に目覚めたころはググッと濃い色が好きだったし、「花じゃつまんないでしょ」とばかり芽を写してみて、衒いの塊でした。それが近ごろは純白に心が動くようになって、そしてようやく定番品です。大人になるというのは、なかなかに時間のかかるものです。
おっと、きょう書き留めて置きたいのはそんな趣味の問題より困りごとでした。背景にボカした八重桜は関山で、宝幢寺の名物です。このブログの開始2日目に取り上げた「親しい」木です。その木に、なんとヒイロタケを見つけました。
そう言えば、樹勢がかつてよりずっと衰えました。親しんだ木が情けなくなり、親しい人々もだんだんと覚束ない足取りになり、「ただ春の夜の夢のごとし」というひと節がじわりと身に沁みてきます。
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