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4月21日(火) マツバウンラン

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ずっと前にここに載せたとき、「簡単には抜きにくいかわいさ」と書きました。あの感覚は自分だけではなかったようで、ずいぶんと見かけやすくなりました。
まずは広い芝地の一角を占拠している様子(↑)です。畳2~3枚分はありそうな範囲でプラプラと咲き誇っていました。茎の先の蕾が「元気印」です。
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続いては、緩やかに起伏を繰り返す広大な斜面全体を我が物にしてしまった幸福な一団(↑)です。あまりに贅沢な環境を得て野放図に育ったせいか仲間同士が絡み合い、内輪もめをしているような景色です。
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ただ、そんな恵まれた環境で咲くのはレアケースで、だいたいはこんな風に瓦礫の空き地とかコンクリートの隙間がテリトリーです。こういう場所でかわいい顔をしているなら、それはそれでありがたい存在なのでしょう。
細くてむやみに長い茎は、物理的にはムリ線に思えます。ただ、小さな種(追録参照)をばらまくにはこの高さが必要なわけで、ご本人、よく考えています。

<追録> もう種(実)ができていました。1個の殻のなかには少なくても20~30粒の種(いまは未熟で白い)が入っています。あとひと月もしたら、数とサイズをナガミヒナゲシと比較したいと思っています。(撮影:2020年4月22日)
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茎と葉です(↓)。もしかしたらパイプ式(なかが空洞)かと思った茎はしっかりと髄が詰まっており、想像よりもずっと硬め(木本的感触)でした。
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<補注> ナガミヒナゲシと種の比較をしました。(2020年5月23日

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