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4月30日(木) ウンナンオガタマ

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なにもできない金縛り期間の数少ない功徳としたら、空気がきれいになっていることでしょう。春霞を衝いて富士山を望みやすくなり、草木は一段と輝いて見えます。
そんな状況でウンナンオガタマの本来の開花を見られたのは幸運でした。返り咲きだった10月の姿をここに載せてからすでに8年、待ちに待った甲斐のある「気持ちい~い」姿です。枝葉もじつにエネルギッシュです。
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ただ、前回と同じでここに立つのが午後2時ころというのが不思議です。「いい香り」を楽しめない不幸な巡り合わせとしか思えません。幸不幸はいつも背なか合わせ、人生だいたいプラマイゼロ…と思って、退屈そうな5月も絶えましょう。

過去のきょう 2019 ホシソケイ(ハゴロモジャスミン) 2018 フタマタイチゲ 2017 キズイセン(イトバスイセン) 2016 カスマグサ 2015 カキドオシ 2014 アズキナシ 2013 クワガタソウ 2012 フゲンゾウ(普賢象) 2011 ヤマナシ 2010 フゲンゾウ(普賢象) 2009 イヌスギナ 2008 ツリガネズイセン(ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ) 2007 ゴウダソウ 2006 ウンゼンツツジ 2005 ナガミヒナゲシ 2004 トチ

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4月29日(水) チョウジソウ

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在来のチョウジソウを見分ける基準をほんのチョビっと理解できた気がします。去年、「え、違う?」とビビったのは、「在来種なら花の中心部に濃い紫の陰りがある」と知ったことが発端でした。
そのとき、「中心部」とは花筒の内側だと思い込んだのが間違いのもとでした。そこは白い毛に覆われていて、陰りなど生じようがありません。あらためて考えると、その中心部とは5裂した花びらの付け根のことで、たしかにそこは色が深めです。
そして今回、「これが在来種だ」と自信を持てた最大のポイントは萼の色です。そこがこのように暗い赤紫を帯びているなら在来種で、対する外来のもの(すべてかどうかは不明)はふつうに緑色らしいのです。
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加えて茎の色です。こうしてかなり黒っぽいのです。
そして、もう一つビビった「葉の幅(のなさ)」は、絶対値ではなく長さとの相対値で見るのではないかと考えました。いくら定規で測ってみたところで幅は2cm前後しかありません。したがって、そんなにふっくら型なのではなく、10cm程度しかない長さとの対比で、そこそこゆったりに見えればそれでOKなのだろうと思います。
問題は、種苗会社あたりが血統証明をしてくれた「由緒正しい外来種」そのものをまだ見ていないことです。上にあげたような判別ポイントを対比してみないことには、なにせ一方的に「これが在来種だぁ」と叫んでいるに過ぎません。そんなお馬鹿を慰めるように、写真の右奥ではミツバチがチューチューしていました。
あわててピントを当て直している間に蜂さんはピューと飛んで行ってしまい、とりあえずミツバチも花粉媒介者の一員であることだけは確認できました。

過去のきょう 2019 エピメディウム・ペラルデリアヌム(黄蝶) 2018 マンゴー 2017 ヤマブドウ 2016 アズサ(ヨグソミネバリ) 2015 ナツグミ 2014 クサタチバナ 2013 アリドオシ 2012 ヒメオドリコソウ 2011 ヒノキ 2010 メグスリノキ(雄花) 2009 マムシグサ 2008 エンレイソウ 2007 サルトリイバラ(サンキライ) 2006 ムサシアブミ 2005 モチツツジ 2004 シダレザクラ

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4月28日(火) ツバキ(卜半または卜伴)

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関西に多いとされる椿です。たしかに、この辺でそこかしこのお庭にあるものではありません。ちょっと珍しくて、そそられました。もし関西の町をそぞろ歩きして、この花があちこちで咲いていたら、「ふふ、派手だなぁ」とほくそ笑むでしょうけれど…。
銘をボクハン(Camellia japonica cv.Bokuhan)と言います。このように雄シベが花弁化して盛り上がった椿を唐子咲きと称し、そのなかの古典的な有名品種です。
ボクハンは卜半または卜伴と書いて、どうやら卜半斎了珍という昔のエライさんに行き着くようです。ただ、その人とこの椿を結びつける文献がないらしく、しかしそれ以外にこんな「変な音」の出場所はないし、そのエライさんは関西の人なので冒頭の地域性にも納得できて、話はそこらに落ち着くようです。

過去のきょう 2019 コウゾ 2018 キバナイカリソウ 2017 ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ) 2016 マキノスミレ 2015 タンチョウソウ(イワヤツデ) 2014 ナニワイバラ 2013 キンギョソウ(矮性種) 2012 イチヨウ(一葉) 2011 チョウセンレンギョウ 2010 リンゴ 2009 ヒョウタンボク(キンギンボク) 2008 ベニバスモモ(ベニスモモ) 2007 カントウタンポポ 2006 リュウキンカ 2005 モミジバフウ 2004 コデマリ&オオデマリ

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番外編 : 先駆者?

Suzume
こっちを少しだけ気にしながらも、彼(彼女?)はお食事を継続です。4~5匹の仲間が同じ行動をしていたのに、立ち止まっただけでみんな逃げてしまいました。なのに、この1羽だけはご執心で、雀にも度胸の差はあるのでした。
Tanpopo
さてそんなに離れがたいメニューはなにかと言うと、タンポポの種なのです。どう見ても食材ではないだろうと思いつつ、もしや隠れた美味かと試食してみました。クワーッ、ガッサガサして、飲み込むのはとてもムリです。
ただ、舌に甘露を感じます。折からの雨で綿毛はたっぷりと水気を含んでいて、もしかして雀もそれを狙っていた(注)ものでしょうか。桜の蜜を狙い、雀が花柄を食いちぎるようになったのはわりと最近の話です。これからはタンポポでの水分補給が雀界で流行するとしたら、この度胸雀さんはトレンドリーダーということになります。

<補注> 雀の餌としては、虫だけでなく「雑草の種」もあげられているので、もしかしてこのシーンは「当たり前」のものかもしれません。自分として初めて見た光景なので、とりあえず記録しておきます。

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4月27日(月) チューリップ

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チューリップの花のバリエーションを取り上げていたらキリがないことはわかっていても、これにはちょっとそそられました。
色・柄・形、どれを取ってもまるっきりトルコキキョウです…と過去記事のトルコキキョウを見たら、あれれ、紫一色のものを選んでいました。まずったなぁと舌打ちしながら、いやいやこれ、トルコキキョウだよねぇ、と強弁です。
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さて、シンプルな黄色さんには花後を見せてもらいました。そうそう、チューリップの柱頭はいかにも「世のなかの花粉は全部吸っちゃう」みたいで逞しいのです。
そして、花びらと雄シベの落ち方はわりとランダム(左右の写真は同一品種)だということは今回の学習事項です。あとはこの子房のなかにできる種を確認できれば、良い子の学習帳は埋まるというのに、あとひと月ほどチューリップを放置してくれるのんびりオーナーさん、どっかにいてくれないもんでしょうか。

過去のきょう 2019 シロバナサクラソウ 2018 シダレヤナギ 2017 ムラサキヤシオツツジ 2016 ブナ 2015 セイシカ 2014 トキワナズナ(ヒナソウ、フーストニア) 2013 カイノキ 2012 ガザニア(クンショウギク) 2011 シナレンギョウ 2010 チドリノキ(雌花と雄花) 2009 ユズリハ 2008 ワサビ 2007 シロバナアケビ 2006 カブ 2005 ゲンゲ(レンゲソウ) 2004 ハナズオウ

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4月26日(日) ライラック(ムラサキハシドイ)とカロライナジャスミン

きのうの開花時期補正に続いて、きょうは咲き方の豪華度認識を補正します。かつて「とりあえず」収録していた2種類の木が対象です。
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まずはライラックです。街では微妙に咲き具合(花の密集度、一輪のサイズ、色合い)の違うものを見かけるなかで、これが最高にグワッときました。2,000を超えるという園芸品種のうちの「なにか」なのでしょう。
草木ブログの面目としては、そんな出来星ではなく、いかにも原種っぽい素朴な風体のものを掲載すべきとは思いながら、つい浅はかな派手好みです。
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続いてカロライナジャスミンです。これはライラックとは違って顕著な「品種差」はないようです。ただ、環境とか育て方の差でグワッの度合いが違います。この垣根は、徘徊範囲のなかでは飛び抜けて元気で、オーナーの愛情が漂っていました。

過去のきょう 2019 ニオイガマズミ 2018 マルバオウセイ 2017 原種チューリップ 2016 タヌキラン 2015 クリンソウ 2014 オオデマリ 2013 ヤマブキソウ 2012 クヌギ 2011 ヤマシャクヤク 2010 サラサモクレン 2009 トウグミ 2008 カラスムギ 2007 ルイヨウボタン 2006 イヌザクラ 2005 ホタルカズラ 2004 ムクロジ

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4月25日(土) ユキザサ

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ユキザサの開花時期認識を補正するのがきょうの目的です。写真的には、前回の方が葉の笹っぽさがわかり、花茎の毛深さも見えていて、ことが足りています。
蕾の数が両方似たようなものなので、開花度合いはほぼ一緒です。それなのに、前回よりは1カ月早くて、これが埼玉近辺の「正しい」季節感です。
この1カ月のズレは、4月・5月の平均最低気温で4~5度の違いです。桜を追う人たちがいるように、はた衛門もかつてユキザサを求めて北に旅した…ワケはなくて、たまたまそんな巡り会いがあって、それを10年以上も放置していました。今年は旅もままならなくて、地元でおとなしく季節の到来を味わいましょう。

過去のきょう 2019 リビングストンデージー 2018 チャンチンモドキ 2017 テンダイウヤク 2016 チョウジガマズミとオオチョウジガマズミ 2015 チョウセンゴミシ 2014 アルブカ・スピラリス 'フリズルシズル' 2013 クロモジ 2012 タチツボスミレ 2011 ハルリンドウ 2010 ギョイコウ 2009 オオカナメモチ 2008 キンギョソウ 2007 オオバベニガシワ(雌花) 2006 オオバベニガシワ 2005 ベニドウダン 2004 キングプロテア

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4月24日(金) グレビレア・スカーレットスプライト

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これを「緋色の妖精(scarlet sprite)」と讃える発想は、たぶん植物溺愛レベルに至って初めて出てくるものでしょう。どう逆立ちしてもこの花がカタツムリのコスプレにしか見えないワタシは、まだまだ修行が不足です。
それでもグレビレアの品種収録の修行にはボチボチと取り組んでいて、これが6つ目(過去掲載種リンクは下欄)になります。ピグミーダンサーのところで名前だけ登場(当時は未収録)させたのがこのスカーレットスプライトでした。
花色がどうにもローズピンクにしか見えないし、「針のよう」とした葉ののびがイマイチ不足には思えても、ほかに適切な品種名も見当たりません。修行中の身ゆえ、「間違えたらごめんなさい」路線で、これをスカーレットスプライトとしておきます。

<過去掲載のグレビレア>ロビンゴードン(ハゴロモノマツ) ☆ ピグミーダンサー ☆ プーリンダクィーン ☆ ホワイトナイト ☆ アメジスト

過去のきょう 2019 ヤマウグイスカグラ 2018 シロバナシラネアオイ 2017 ナガハシスミレ 2016 コチャルメルソウ 2015 チョウジソウ 2014 トネリコ 2013 ジュウニヒトエ 2012 コナラ 2011 ヤマブキソウ 2010 フサザクラ 2009 ゴマギ 2008 マルバアオダモ 2007 ヒメウズ 2006 シラユキゲシ 2005 モッコウバラ 2004 タケノコ

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4月23日(木) ヤブイチゲ

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スケールを写し込むべきだったと反省しきりで、こうして見るとクレマチスかなにかのように立派です。実際は草丈が足首あたりで、花は親指サイズです。
つまり、サイズからすると「イチゲ」を名乗るのは正解で、ほかのイチゲ類やイチリンソウ、あるいはニリンソウの仲間ではあります。
困るのは、イチゲの上に「ヤブ」という冠がつくところで、つい在来のものと勘違いしてしまいます。もう少しバタ臭く、「北欧イチゲ」とか(あの辺の産)にしてくれれば戸惑わずに済んだものを、と勝手に憤ってしまいます。
寒いところのものなので丈夫で、園芸品として日本にもたらされ、いくつかの品種があるようです。悪しき輩が在来種への食指を引っ込め、こういう代替品で満足してくれるなら、紛らわしい名前も許してあげる価値はあります。

<収録済みの在来キンポウゲ科イチリンソウ属>イチリンソウ ☆ ニリンソウ ☆ ユキワリイチゲ ☆ キクザキイチゲ ☆ アズマイチゲ ☆ フタマタイチゲ

過去のきょう 2019 イシワリソウ 2018 ホソバシャリンバイ 2017 ツタ(ナツヅタ) 2016 オオヤマザクラ 2015 ヒメカジイチゴ 2014 ヤブニンジン 2013 モミジバフウ 2012 ヤマエンゴサク 2011 ナガバモミジイチゴ 2010 チドリノキ(雄花) 2009 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2008 コモンセージ 2007 ウラシマソウ 2006 ヒメコウゾ(雌花) 2005 ライラック 2004 ムラサキツユクサ

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4月22日(水) ポプラ(セイヨウハコヤナギ)

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ポプラというのはとてもポピュラーな木で…と書いてみて、ありゃ?と調べごとが発生しました。ポプラ(ヤマナラシ属:Populus)とpopular(英語:有名な、大衆的な)、もしかして語源が同じですか。ポプラの方は、葉がサヤサヤする様子に原義があるようで、日本の同属であるヤマナラシと同じ発想のネーミングです。
対するpopularはpopul(大衆)から来ていて、葉っぱがみんな同じように揺れ動く様子と多くの人間がみんな「いいね」をする現象は、根が共通に思えます。もちろん、素人の思いつきであって、間違っていたらごめんなさいです。
さてポプラです。きょうのタイトルを「ポプラ(セイヨウハコヤナギ)」としたことにはけっこう言い訳が必要です。ポプラは冒頭に記したようにヤマナラシ属の学名であり、その属には上述したヤマナラシを始め、ドロノキとかギンドロとか(その他十数種)があります。つまり、ポプラとセイヨウハコヤナギは「=」ではないのです。
なのにどうしてイコール扱いをしたかと言えば、popul(大衆)はセイヨウハコヤナギをポプラと言うよなぁという、まさに独断と偏見=爺さんの勝手です。
主幹が空高くまっすぐにのび、枝がそれにまとわりつく樹形は、たぶん北海道の風景としてpopul(大衆)の記憶にこびりついたものでしょう。そう言えば、北大のポプラが台風でやられたのは6年前でした。復活を祈ります。

<補注> 同属のカロリナハコヤナギ(カロリナポプラ)を収録しました。(2020年5月24日
<追録> いかにもポプラという樹形と、葉が繁くなった様子を追加しておきます。(撮影:2020年5月29日)
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過去のきょう 2019 ワラタ(テロペア・スペシオシッシマ) 2018 トダスゲ 2017 ニリンソウ 2016 ホザキノイカリソウ 2015 ツボスミレ(ニョイスミレ) 2014 フジモドキ(チョウジザクラ、サツマフジ) 2013 オドリコソウ 2012 オウゴンカシワ(ナラガシワ) 2011 トキワマンサク 2010 ウコン(鬱金桜) 2009 ゲッケイジュ 2008 ムベ 2007 オキナグサ 2006 ブルーベリー 2005 サクラソウ 2004 ナシ

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4月21日(火) マツバウンラン

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ずっと前にここに載せたとき、「簡単には抜きにくいかわいさ」と書きました。あの感覚は自分だけではなかったようで、ずいぶんと見かけやすくなりました。
まずは広い芝地の一角を占拠している様子(↑)です。畳2~3枚分はありそうな範囲でプラプラと咲き誇っていました。茎の先の蕾が「元気印」です。
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続いては、緩やかに起伏を繰り返す広大な斜面全体を我が物にしてしまった幸福な一団(↑)です。あまりに贅沢な環境を得て野放図に育ったせいか仲間同士が絡み合い、内輪もめをしているような景色です。
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ただ、そんな恵まれた環境で咲くのはレアケースで、だいたいはこんな風に瓦礫の空き地とかコンクリートの隙間がテリトリーです。こういう場所でかわいい顔をしているなら、それはそれでありがたい存在なのでしょう。
細くてむやみに長い茎は、物理的にはムリ線に思えます。ただ、小さな種(追録参照)をばらまくにはこの高さが必要なわけで、ご本人、よく考えています。

<追録> もう種(実)ができていました。1個の殻のなかには少なくても20~30粒の種(いまは未熟で白い)が入っています。あとひと月もしたら、数とサイズをナガミヒナゲシと比較したいと思っています。(撮影:2020年4月22日)
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茎と葉です。もしかしたらパイプ式(なかが空洞)かと思った茎はしっかりと髄が詰まっており、想像よりもずっと硬め(木本的感触)でした。
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<補注> ナガミヒナゲシとの種比較をしました。(2020年5月23日

過去のきょう 2019 ミツバツチグリとヤエノミツバツチグリ 2018 ヌルデ 2017 エゾノウワミズザクラ 2016 マルバノキ 2015 ウグイスカグラ 2014 シロヤブケマン 2013 コナラ 2012 クッカバラ(フィロデンドロン・クッカバラ) 2011 アブラチャン 2010 チューリップ(突然変異) 2009 ハラン 2008 ニワトコ 2007 オーニソガラム 2006 ヤマグワ 2005 ニワトコ 2004 ムクロジ

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4月20日(月) ボタン

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日本画のお軸でよく見る色の花です。万人好みの定番品というところでしょう。
はた衛門の「牡丹歴史」を振り返ると、草木に目覚めたころはググッと濃い色が好きだったし、「花じゃつまんないでしょ」とばかり芽を写してみて、衒いの塊でした。それが近ごろは純白に心が動くようになって、そしてようやく定番品です。大人になるというのは、なかなかに時間のかかるものです。
おっと、きょう書き留めて置きたいのはそんな趣味の問題より困りごとでした。背景にボカした八重桜は関山で、宝幢寺の名物です。このブログの開始2日目に取り上げた「親しい」木です。その木に、なんとヒイロタケを見つけました。
そう言えば、樹勢がかつてよりずっと衰えました。親しんだ木が情けなくなり、親しい人々もだんだんと覚束ない足取りになり、「ただ春の夜の夢のごとし」というひと節がじわりと身に沁みてきます。

過去のきょう 2019 イボタノキ 2018 シベリアヒナゲシ(アイスランドポピー) 2017 ナルコユリ 2016 エンコウソウ 2015 カテンソウ 2014 ミツバアケビ 2013 アケボノセンノウ 2012 ワビスケ(紺侘助) 2011 ヤマコウバシ 2010 サネカズラ 2009 フゲンゾウ 2008 ヤマフジ・昭和紅 2007 ヒメフウロ 2006 タチイヌノフグリ 2005 カロライナジャスミン 2004 ナノハナ

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4月19日(日) セキショウ

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反則だろぉ~と苦笑いしました。10年も探した花が、恥ずかしげもなく、こんなにバオバオとのたくっているなんて、あり得ないでしょぉーー。
しかも!なのです。すぐ後ろが立派な石垣で仕切られた堀だというのに、どうしてあなたは陸にいるんですか。水のなかが好きなんじゃないんですか。
というわけで、草木に意地悪されることは多々あれど、これはけっこうきついボディブローでした。なんでもありぃのセキショウ、恐るべし…。

過去のきょう 2019 ラッパ水仙(八重変異種) 2018 コウゾ 2017 ヘラノキ 2016 ザイフリボク 2015 トウゴクミツバツツジ 2014 ユキモチソウ 2013 ムレスズメ 2012 プリムラ・ブルガリス 2011 エイザンスミレ 2010 クスノキ 2009 フサザクラ 2008 トウモクレン 2007 マツバウンラン 2006 オニタビラコ 2005 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2004 ハウチワカエデ

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4月18日(土) 混芽、混芽、混芽

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腸詰めみたいだなぁ、もしかして食べられる?などとニヤつきながら藤棚を見上げたら、エッ! 混芽ですか。そうだったんですか…とショックです。
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立ち直れないなぁとイチョウの根もとに佇んだら、うん、イチョウはそうだったんじゃないかと薄々感づいていましたけど、はぁ、やっぱりそうでしたねえ。
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もう破れかぶれで桑を眺めれば、くっそー、これも花と葉っぱが同じ芽から出ているじゃないですか。しかし一方、うれしいこともありました。「雌雄異株、まれに同株」という気まぐれな桑なのに、「また」も雌雄同株の木に当たりました。
14年も前には、桑の雌花と雄花を撮影できるのがうれしくて、それぞれ別の写真にしてしまったので、「同株」だった証拠がありません。あれに比べたら、今度は同じ枝に雌雄両方の花が並んでいて、立派な進歩です。
ただ、引き過ぎて細部がわからんという難点は拭いがたく、セコイ手を使いました。これで葉っぱの先とか雌花のモジャモジャ具合がわかって、ヤマグワです。

<補注1> きょうの過去記事(↓)を内容チェックしていたら、2007年のホオノキの写真に「混芽」疑惑を持ち、そこから関連記事を辿ったら、2014年2月5日の記事に、「ホオノキは混芽を持つ」と明記していました。
これはおそらく図鑑知識であり、その後さっぱり身につかず、今春、さも初めて知ったがごとく「混芽!混芽!」とフィーバーしてしまったわけです。
あまりに情けない事態で、これ以上、自分の傷口に塩を擦り込むのも変態チックなので、この春の混芽フィーバーはここでいったん終わらせることにします。
<補注2> しつこくも、5月に入ってムクノキも混芽だったことに気づきました。上の「いったん終了」宣言はさっそく撤回です。(2020年5月6日

過去のきょう 2019 グレビレア・ホワイトナイト 2018 レンリソウ 2017 オクノカンスゲ 2016 ブルンネラ・ジャックフロスト 2015 イヌノフグリ 2014 カシワ 2013 キケマン 2012 シダレヤナギ 2011 シラカシ 2010 コクサギ 2009 ハボタン 2008 シモクレン 2007 ホオノキ 2006 イロハモミジ 2005 ツルニチニチソウ 2004 モクレンとコブシ

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4月17日(金) ハナツルボラン

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咲いている花だけでなく、その上には15~16個の蕾がついていて、それでもまだまだ穂の先端から湧き出てきそうです。これらが一斉に咲いたら壮観でしょうに、残念ながら一日花です。毎日コンスタントに長く楽しませるタイプなのでしょう。
ただ、花壇で楽しむうちは良くても、丈夫な性質で逸出もしやすいようです。地中海方面から園芸用に持ち込まれたものの、この勢いはやや危険物です。
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花は一日で萎れさせるのがもったいない美しさです。しかし、これが毎日毎日、種になり続けるわけです。ハナツルボランの購入条件として、「毎日欠かさず、花殻摘みができること」なんていう一文が必要かと妄想します。

過去のきょう 2019 ヤグルマギク 2018 トチュウ 2017 ホウキモモ 2016 シロバナマンサク(フォザギラ) 2015 リョウブ 2014 キバナカタクリ 2013 オンツツジ 2012 ソラマメ 2011 ミツガシワ 2010 アズキナシ 2009 バッコヤナギ 2008 イスノキ 2007 ネギ 2006 エノキ 2005 アカメガシワ 2004 ハタザクラ

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4月16日(木) アカシア・フィンブリアタ(ブリスベンワトル)

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1週間ほど前に撮ったときは、天気は冴えないわ、雨のあとで花は濡れ鼠だわ、どうにもここに出せない写真でした。そこでもう一度訪ねて明るい写真ゲットです。
ただ、花のクシャクシャ具合は同じようなものでした。アカシア類の「なにか」だろうとは思えても、膝丈で這うように花壇を埋めていることもあって、ギンヨウアカシアとかフサアカシアのような豪快華麗な感じとはずいぶん違います。
アカシアにも、シキザキアカシアとかシキザキホソバアカシアのように花がややあっさりめの種類があるのは知っていても、それらとは樹形がぜんぜん違います。
じつは、ここへ2回出かけたのは、オーナーにこの木の名前を聞けないか、期待したこともあります。ただ、そうそう都合良く事は運ばず、ネットでしつこく調べてタイトルの名前に行き着きました。若干の不安が残るので、暫定掲載です。

<補注> タイトルに掲げたアカシア・フィンブリアタは学名(Acacia fimbriata)のローマ字読み、ブリスベンワトルは現地(オーストラリア東部)での代表的呼び方です。
なお、本文中に取り上げなかった収録済み同属種にムクゲアカシアがあります。

過去のきょう 2019 アズマシャクナゲ 2018 キャッツテール 2017 ホソバヤブレガサ 過去のきょう 2016 ヒトリシズカ 2015 ゴウダソウ(ルナリア) 2014 ササベザクラ 2013 チゴユリ 2012 コブクザクラ 2011 キクモモ 2010 ウラシマソウ 2009 ザゼンソウ 2008 アオキ 2007 カーネーション 2006 ツルニチニチソウ 2005 ハタザクラ 2004 ハタザクラ

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4月15日(水) チユウキンレン

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陽光に黄色が輝きます。一枚一枚のサイズが手のひらほどあります。 その巨大黄金物体が展開する隙間から花が咲き出していて、これはもうバショウ科そのものの構造です。バショウバナナ類と同じで、ただし苞葉や花の開く方向が逆で空を向きます。それがそのまま名前になっていて、地から湧く金の蓮、地湧金蓮、チユウキンレン、英名はChinese yellow banana、こちらもそのまんまです。
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耐寒性(中国雲南省原産)とは言え、カメラをちょいと引くと、冬を越した姿はやや苦しげです。それでも、幹に相当する葉鞘は逞しく、その上で開く苞葉はまさに蓮の花、ドドーン・ズドーンと地から湧く音が聞こえそうに雄大な景色です。

過去のきょう 2019 ミズバショウ 2018 メグスリノキ 2017 オオバベニガシワ 2016 ウコン(鬱金桜) 2015 ツバキ(崑崙黒) 2014 センダイタイゲキ 2013 ツバキ(九重) 2012 アネモネ 2011 ハタザクラ 2010 ハシバミ 2009 ハリエニシダ 2008 ミドリウスバサイシン 2007 ラショウモンカズラ 2006 ヤブタビラコ 2005 シロバナハナズオウ

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4月14日(火) イヌリンゴ(ヒメリンゴ)

200414malus_prunifolia
この春のマイブームである「混芽」です。冬芽にそんなしかけを持つ一群があり、リンゴもその一員と知ったので、「ならば」とリンゴの過去掲載を見たら、まったく「そこ」のつくりがわからない役立たず写真でした。
そこで、身近に確認しやすいリンゴ属(Malus)ということで、近くの幼稚園にあるイヌリンゴに白羽の矢を立てました。おぉ、たしかに文句なしの混芽です。
さてもこのイヌリンゴには大役を押しつけてしまうわけで、これ以外のリンゴ属すべても「たぶん」同じように混芽なのだろう…でこの春を終わりたい魂胆です。そんなズルで検証の手間を省いた仲間には、本来のリンゴ(セイヨウリンゴ)はもちろん、エゾノコリンゴハナカイドウミカイドウツクシカイドウホンカイドウズミなどなどが含まれるわけで、なにせ省エネの時代だし、外出自粛の折だし、ご勘弁です。

<補注> 本文でリンクした記事やそれ以外の記事でも、これらの樹種が混芽システムであることを見て取れる写真がいくつかありました。反省しきりです。

過去のきょう 2019 クレマチス・アーマンディ・アップルブロッサムとクレマチス・アーマンディ・リトル・ホワイト・チャーム 2018 ワダソウ 2017 ツリガネズイセン(ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ) 2016 ムサシアブミ 2015 カキドオシ 2014 ハシバミ 2013 コスミレ 2012 レンギョウ 2011 スギ 2010 サルトリイバラ(サンキライ・雌花) 2009 オオイワウチワ 2008 ハナノキ 2007 ムレスズメ 2006 コオニタビラコ 2005 アケビ

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4月13日(月) ニンニク

200413
へー、これがニンニクですって。たぶん初めて見ました。
町内の人たちが使っている土手下の畑に、なにやら正体不明の作物があるのを見つけたのは先月のことでした。葉の色や質はネギ系であっても、逞しさが際立っているし、なによりもカンゾウのように重なる葉の出方が独特です。
やっぱりこれを作っていたのはあのイトーさんでした。5月には掘り上げるということなので、1株だけは残してもらう約束をしました。「ふーむ、花かぁ」と不承不承だったイトーさん、来月になって、「あ、忘れたぁ~」と言わないでくださいよ。

<補注1> この畑の主さんたちにはいろいろお世話になっています。
<補注2> ニンニクの花が咲きました。(2020年6月6日

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4月12日(日) コクサギ

200412kokusagi1
コクサギの雌花をようやく撮影できました。この季節、花が賑やかな雄株しか目に入らなくて、実をつけた雌株何度何度もここに載せて来たのに、開花期になるとそれらの株に花を見つけられなくて、なぜなのか、不思議でした。
その原因は、どうやら雌性先熟にあったようです。この雌株も、去年の実(殻)だけはよく目について、「あ、雌株か」と一度は通り過ぎたのです。ここは湧き水の出る場所で、少し行くとコクサギの雄株も数本あり、そちらは花盛りでした。
200412kokusagi2
「え、じゃあ雌株にも花が?」と引き返して、ようやく見つけたアネさん女房は、もう花というよりはかなり実に近い状態でした。あと1週間から10日ほど早めに探してあれば、緑色の4枚の花びらとか、ゼリー状の柱頭とかをきれいに写せそうです。

過去のきょう 2019 ウンリュウヤナギ 2018 モモイロバイカイカリソウ 2017 ツクシスミレ 2016 サルオガセ 2015 ヒイラギソウ 2014 クロモジ(雌花) 2013 ヒトリシズカ 2012 ユキヤナギ(ピンク) 2011 アマナ 2010 エンレイソウ 2009 ホソバアカメギ 2008 クレマチス・白万重(しろまんえ) 2007 プリムラ・マラコイデス 2006 アンスリウム 2005 ハナカイドウ

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4月11日(土) ネギ

200411
このハチさん、一つの葱坊主をとってもしつこく舐め回していました。たしかに、この球状物体は多くの花の集合体で、写真でざっと数えても100以上はあります。
それが次から次と咲き上がり、最初は白い雌シベが目立ち、花が開くにつれて黄色い葯を持った雄シベを突き出すようになります。
200411negi
そこへグッと迫るとこんな感じでした。白い花びらを6枚ずつ持っていて、一つひとつが立派な花です。この花の総数は資料によって1,000以上とか2,000とか、けっこう揺れ幅があります。まあ、ハチさんが陶酔するには十分な量です。
おっと、このアンテナが目立つハチさんはヒゲナガハナバチというようです。そのヒゲナガハナバチにはニッポンヒゲナガハナバチとシロスジヒゲナガハナバチがいて、もうちょっと近づかないと見分けはむずかしいようです…無念。

<補注1> タマネギの花はこちら、ニンニクの花はこちらです。
<補注2> ヒゲナガハナバチはカマヤマショウブでも盛んに採蜜していました。(2020年5月7日
<追録> 葱坊主を舐めに来るのは蜂類だけではありません。(下1枚目:キアゲハ、2枚目:アオスジアゲハ)
Kiageha
Aosuji

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4月10日(金) ケヤキ

200410keyaki1
寒々しかったケヤキが賑やかになってきました。若葉が芽吹いて、その新梢の葉腋には花があります。なんと、ケヤキ混芽を持つ樹種でした。
200410keyaki2
新梢は見る間に枝色(?)に変わります。ただ、花はのんびりで、新梢が緑のうちも茶色になっても、雄花は花粉を出し、雌花(白丸囲み)はそれを受け止めます。葯の塊が目立つ雄花に比べると、新梢の先の方につく雌花は小さくて形も地味なので、下から見上げるだけではなかなか気づきません。
200410keyaki3
その雌花を接写しました。バックに使ったレンズ蓋の縞がひと畝0.8mmほどですから、木の下に立って望遠で狙っても、なかなか写せるものではありません。ただ、子房はすでに形を成していて、来月にはかわいい姿が目立つようになります。
200410keyaki4
こちらは雄花で、2個セットの葯がパカッと割れ、花粉を飛ばします。
200410keyaki5
面白いのは、混芽と葉芽の生長に大きな差があることです。同じ1本の木なのに、こうして葉芽しか持たない枝の芽吹きはまだまだこれからです。
200416uratoko
いまの時期、ケヤキ並木を眺めると、まだ裸んぼの寒々しい株と緑が目立つ株が混在しています。たぶん、混芽を持つ割合の差でしょう。 200416kaiduka
そして、混芽の若葉が開き始めた株でも、その賑やかさは局部的です。ものすごく身近でアタリマエの木だと思っていたケヤキがこんな複雑なシステムを持っていたことに、目と頭を洗われます。

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4月9日(木) オオカワヂシャ

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ときどき通るこの場所で、オオカワヂシャの葉が勢いよく茂っているのを見たのは2月の半ばのことでした。あのときはまだ蕾も認められなかったのに、ふと気づけばもうこんなでした。モンシロチョウも「おいしそう!」とご機嫌です。
200409ookawadisya2
それでも、流れのなかでオオカワヂシャが咲き出しただけなら、あえて記録しておくこともないかなと思ったのです。ところが、そのまま徘徊を続けていたら、こんな現場に遭遇してしまいました。干涸らびてひび割れた土地でも平気の平左です。
たしかにここは多少の雨でも冠水する場所です。これだけ干上がっていても、地下水位は高いのかもしれません。それにしても驚きです。さすが特定外来生物、モンシロさんには少し迷惑をかけても、がんばって駆除すべき「脅威」です。

<補注> 在来のカワヂシャを収録しました。(2020年5月1日

過去のきょう 2019 トキワマガリバナ(イベリス・センパビレンス、トキワナズナ) 2018 ショウドシマレンギョウ 2017 ヤブデマリ、イヌシデ、ボケ 2016 イヌブナ 2015 セイヨウトチノキ 2014 キジムシロ 2013 フウ 2012 スズメノヤリ 2011 ヒノキ 2010 イヌコリヤナギ 2009 ベニバナトキワマンサク 2008 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア) 2007 アジュガ・レプタンス(セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウ) 2006 レンギョウ 2005 ドウダンツツジ

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4月8日(水) ジューンベリー

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緑色の子房が丸見えです。日本のザイフリボクの場合は花柱の付け根に毛があって邪魔をするので、写真の木がザイフリボクではないことは確定です。
では20種ほどもあるザイフリボク属(Amelanchier)のなかの、これはいったいどれに当たるかが問題で、それらの見分けのすべをまったく持ち合わせません。日本では一番ポピュラーに植栽されているからという、ただただその状況証拠だけで、とりあえずこれをジューンベリーとしておこうという情けない判断です。
200408amelanchier_canadensis2
そして、目を少し引いたら、情けなさが倍増しになりました。すでに花穂が長くのびていて紛らわしくても、一つの芽から花と葉の両方が展開しています。このところ、俄(にわか)マイブームである混芽というしかけで、ジューンベリーもそれなのでした。
もちろん、すべての芽が一人二役ではなく、枝先には単なる葉芽らしい小さめのものが控えています。調べたら、昔撮った写真にも「頂芽からは花と葉が展開、その横で側芽はまだ開かず」というシーンが立派にありました。もっと見ようよ! もっと考えようよ!ジューンベリーのささやきが耳に刺さります。

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4月7日(火) カラシナ(セイヨウカラシナ)

200407karaasina
土手のカラシナが折からの風でゆらゆら揺れて、まるで水藻のようでした。もしこれをタヌキモに見立てるなら、ずいぶんな花盛りです。
しかし、現実に戻ればこれはカラシナで、水藻の葉に見えているのは種です。ついこのごろ花が賑やかになったと思ったら、もうこれです。ものすごい速さで花は咲き上がり、あきれるほどの量の種を生産し続けるのでした。
もちろん、この莢を割ってみると、中身はまだ白くてピチョピチョです。これがヘリンボーン模様の枯れ色で土手を埋めるまで、あとふた月ほどでしょう。これだけ再生産力に溢れるカラシナですから、もっともっと食卓に載せて大丈夫です。

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4月6日(月) モモ(ハナモモ)

200406hanamomo
ど派手な眺めでした。広場の隅にあって、もしかしてこのケバケバしさを持て余したオーナーが、庭からここへ移植したのかと邪推してしまうほどです。
これなら、誰がどう言おうとハナモモです。ただ、記事タイトル(と索引)をどうしようか、ものすごく悩みます。15年も前に載せたものは、蕾から大きくて明らかにハナモモだったものの、ハナモモは俗称と考えたようで、単にモモとしていました。
たしかに、実桃も花桃も箒桃(ホウキモモ)も、学名はすべてPrunus persicaで区別がありません。かろうじて、菊桃(キクモモ)だけはP. persica f. stellataと品種の扱いを受けています。対して、このブログでは実桃と花桃は区別せず、しかし菊桃だけでなく箒桃まで別に立項するという中途半端状態です。
さあ、どうする、はた衛門。こういうときの逃げには「括弧」という便利な手がありまして、とりあえず上記事情は承知している風を装っておきましょう。

過去のきょう 2019 グレビレア・プーリンダクィーン 2018 フタバアオイ 2017 セントウソウ 2016 セリバオウレン 2015 ヤブカンゾウ 2014 ハナイカダ(雄株) 2013 グズマニア・ヒルダ 2012 シダレカツラ 2011 ラッパ水仙 2010 イチリンソウ 2009 カランコエ(八重) 2008 ノボロギク 2007 トウダイグサ 2006 センボンヤリ 2005 ボタン

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4月5日(日) ヒキノカサ

200405hikinokasa
あれ? また蜂がいた!(写真左下隅)と進歩のない驚きです。ブラケット撮影しているので、瞬時に3枚を撮っているのに、蜂くんがいたのはこの一枚だけ…もちろん、肉眼では見ていません。ものすごい速さの採蜜行動をするものです。
いえいえ、主題はヒキノカサです。前回はその葉が細いとは書いたものの、アシやらアマナやらスギナなどに邪魔され、とてもわかりにくい写真でした。そこをなんとかせねばと挑んだ今回もあえなく返り討ちです。超甘い自己採点で半歩前進でしょうか。
この煌めき輝く花にピントはどうしても奪われ続けで、一切の迷いを捨てて細い葉にフォーカスできるようになるのは、いったいいつのことでしょう。

過去のきょう 2019 パフィオペディルム・オリビア 2018 ザクロ 2017 ネコヤナギ 2016 アケボノツツジ 2015 ミシマザクラ 2014 オキナグサ 2013 デンドロビウム・ピンクドール ”エレガンス”) 2012 ウバユリ 2011 ニワトコ 2010 ノウルシ 2009 シナミズキ 2008 ヤマモモ 2007 キランソウ 2006 ミケリア 2005 レンギョウ

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追加編 : カツラの混芽

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カツラの冬芽が「混芽」というしかけだったことがわかり、葉芽が見つからなかった理由がわかった喜び=48%、そんな基本を知らなかった恥ずかしさ=52%でした。そこでカツラ&混芽を一気に理解すべく、またまたカツラ撮影に出かけました。
先日の場所では雌株しか写せなかったので、雄の木も混芽システムであることをしっかり確認する目的です。まさか雄株だけ花芽と葉芽が別であるはずはないと思っても、駄目押ししないと「恥ずかしさのパーセンテージ」は減りません。
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まず1枚目写真で、イソギンチャク(雄花)もしっかり葉を伴っています。そしてこの2枚目では雄花の時間経過もとらえました。花芽と葉芽が混在はしていても、花が先に開き、遅れて葉が展開することがわかります。
Katura_fm
ここには花つきのいい雌株も複数あって、豪華な「混芽証明写真」が撮れました。
Katura_silhouette
ついでに雌花が若葉に影を落とすというマイフィーバーの遊びを試みたものの、これは駄作でしかありませんでした。ただ、すでに子房が膨らんでいて、雌花の生長過程が思いがけないほど「超速」だとわかったのが収穫です。
Katura_shoot
最後は大木の根もとに生えたシュートです。さすがに花芽は持っていません。ただ、樹上の枝とは違って「若葉+新枝」という組み合わせの混芽(これも混芽と言うかどうかは不明)で、カツラの芽というのは徹底的な複合機能マニアだとわかりました。

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4月4日(土) ヤエノオオシマザクラ

200404yaenooosima1
結婚披露宴を延期せざるを得ない人たちもいるわけで、あまり軽々しい無駄口は慎もうと思いつつ、どうせなら式だけ1年延期して、来年の今ごろ、この桜をコサージュとかブーケに使ったらいかがかと真剣に考えました。
200404yaenooosima2
桜が早かった今年でも、わりと遅めの開花です。2週間前にこの場所に立ったときは花の気配など微塵もなく、桜の木だなんて気づきもしませんでした。
花の色、サイズ(大輪)、開花時期、そして八重であることから、ヤエノオオシマザクラという品種名が割り出せました。名前どおり、オオシマザクラの変種(Cerasus speciosa f. plena)で、自生地ではよく出現するもののようです。

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4月3日(金) ヒメオドリコソウ

200403himeodoriko_b
色合いだけの一枚です。ほんわり、気持ち良さげに撮れました。
ヒメオドリコソウがこんな具合に見えたのは、自分は初めてでした。季節的なもの? 環境? 時間(光線具合)の効果? ちなみにこれは夕方4時前で、お日さまが少しおぼつかなく感じられてきたころあいでした。
さて、ヒメオドリコソウの過去掲載を見ると笑えるものがあって、まずはホトケノザと区別して見えるようになったのが2005年2月16日でした。次は大きな群生を見つけて大喜び(2012年4月29日)したものです。
それから、姫ではないオドリコソウと比較してみる(2016年1月5日)なんていう、少し「らしい」ことに目覚め、続けて「冬型一年草」などと生かじりなことを取り上げても(2017年2月10日)みました。
ひと巡りして、「きれいだね、かわいいね」路線に戻ったわけで、ヒメオドリコソウもさぞや「面倒くさい爺さんだこと」と苦笑いしていることでしょう。

過去のきょう 2019 カラテア・ゼブリナ 2018 ヨウコウ 2017 ハナノキ 2016 コナラ 2015 ヨコハマヒザクラ 2014 ツワブキ 2013 ミヤマカタバミ 2012 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 2011 ミヤマウグイスカグラ 2010 ムスカリ 2009 シダレザクラ(イトザクラ) 2008 シダレザクラ(イトザクラ) 2007 スノーフレーク 2006 ムクゲアカシア 2005 ムスカリ

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4月2日(木) コボタンヅル

200402kobotanduru
中空にぶら下がった枯れ蔓にかわいい葉が開いていて、!?でした。どうやら、古い自分の蔓に次の蔓が絡み、それが芽吹いた姿のようです。
蔓性でその葉は牡丹型、葉先は尖って2回3出複葉…コボタンヅルでしょう。夏からあと、花をつけて目立つようになってからしか目に入らなかったのに、こんな季節の幼い姿に出会えたなんて、大きな感動です。
花が咲き、葉がワサワサしていると、草本と思いやすかったのに、こうして春の芽吹きを目撃すると、木本説にググッと傾きます。同属のボタンヅルでさんざん悩んだ「草本or木本」問題は、少しだけヤジロベエのバランスが崩れました。

過去のきょう 2019 ベニノキ 2018 ノラボウナ 2017 ラッパ水仙 2016 スミレ 2015 ヒメスミレ 2014 レンギョウ(雌花) 2013 ムユウジュ 2012 サルココッカ・コンフサ 2011 ヤマコウバシ 2010 ゴンズイ 2009 テンダイウヤク 2008 イチハツ 2007 ヤマエンゴサク 2006 ニリンソウ 2005 シデコブシ

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4月1日(水) フデリンドウ

200401huderindou
1本の茎にたくさんの花というフデリンドウの特性そのままでした。サイズは極小でも、見事な花束状態です。淡い青色がいかにも陽春という感じです。
前の掲載は北国遠征時のものだったので、季節がかなりズレていました。関東平地での開花はいまごろという意味での再登場です。
先の尖りは別にして、葉がふくよかな丸型です。その葉裏がとても渋い臙脂色で、花の色の「抜け具合」をよく引き立ててくれています。

過去のきょう 2019 ハルユキノシタ 2018 オオバヤシャブシ 2017 マダケ 2016 白キンギョツバキ 2015 アマギヨシノ 2014 ショウジョウバカマ 2013 レウイシア 2012 シャガ 2011 ヒイラギバツバキ 2010 クヌギ(雄花) 2009 イカリソウ 2008 アカシデ 2007 カテンソウ 2006 アブラチャン 2005 ユスラウメ

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