3月11日(水) コノテガシワ
自分のなかでは並木=広葉樹で、志木の市内にもユリノキやトチノキ、あるいはケヤキ、ハナミズキなどの並木道が存在します。なので、コノテガシワが道の両側に植えられたここを見て、「冬に日陰はいらないよね」といささか当惑しました。
つまり、並木の効用を夏の遮光だけと考えていたわけです。ところが、調べてみると、中国・蜀の古道には始皇帝や張飛あたりが植えたと伝わる立派なコノテガシワの並木があり、冬には「寒さから兵を守った」とあります。なるほど、そう言えば日本にも松や杉の並木は残っているわけで、自分の考えはやや偏狭でした。
つまり、並木の効用を夏の遮光だけと考えていたわけです。ところが、調べてみると、中国・蜀の古道には始皇帝や張飛あたりが植えたと伝わる立派なコノテガシワの並木があり、冬には「寒さから兵を守った」とあります。なるほど、そう言えば日本にも松や杉の並木は残っているわけで、自分の考えはやや偏狭でした。
それにしても…です。コノテガシワが作る景観は暗いのです。これに比べれば、松や杉はまだ見かけが明るくて、冬に眺めても救いがあります。対して、この陰々滅々とした風情たるや、という感想こそ、厳しい大陸の冬を知らない甘ちゃんのものなのだとわかりはしても、いやあ、あまり広まってほしくない樹種選択です。
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