« 番外編 : クラウドファンディング(その2) | トップページ | 3月3日(火) パボニア・インテルメディア »

3月2日(月) アカバナ

200302akabana1
こういうものに出くわすことがあるから、野歩きはやめられません。眼福でした。
アカバナの実がやたらと細長いことは知っていても、それがここまでの「美」に変貌するとは考えが及びませんでした。当然に、まだ葉も実も緑色だった10月からここまでの間、どんな過程を辿ったものかの観察も怠っていました。
200302akabana2
ググッと寄ってみると、長い莢は先からパッカリと4つに裂け、カールしています。その裂片には規則的な凹凸があり、そこに種が入っていたと想像できます。
その種は、長い種髪(冠毛)を持っていて、1個くらい残っていてくれればいいものを、それはあまりに虫のいい願望でした。
冬が終わったばかりなのに、次の秋から冬を持ちわびてしまいます。赤葉菜説を証明する紅葉、長い莢の先の割れ出し、そして種髪を煌めかせて飛び立つ種…、アカバナの撮影課題は北風とともにあるのでした。

<補注1> アカバナ観察は小さく一歩進みました。(2020年10月10日
<補注2> 種の飛ばし方は驚くほど芸術的でした。(2020年12月28日
<追録> まったく別の場所でも同じ状態に出会い、この「芸術品」がアカバナの普遍的な姿だと確認できました。(撮影:2023年3月7日)
Ep_pyrricholophum230307

過去のきょう 2019 ヤグルマギク 2018 モクレイシ 2017 アヤメ 2016 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2015 ナリヒラヒイラギナンテン 2014 ハボタン(高性種) 2013 ギシギシ 2012 オランダミミナグサ 2011 セイバンモロコシ 2010 ヒース・バンクシア 2009 クロチク 2008 ケンポナシ 2007 ラナンキュラス 2006 ヤマノイモ 2005 ギンヨウアカシア

|

« 番外編 : クラウドファンディング(その2) | トップページ | 3月3日(火) パボニア・インテルメディア »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 番外編 : クラウドファンディング(その2) | トップページ | 3月3日(火) パボニア・インテルメディア »