2月6日(木) ウメ(道知辺)
梅園みたいなところにはたいがい植えられている品種で、早咲きなもので目立つせいか、自分も名前は知っていました。ただ、見かけはパンチがないし、教養深そうにヒネった字面も好きになれなくて、収録は見送る毎年でした。
ところがビックリで、近所のニュータウンでこれを見つけました。馬子にも衣装ならぬウメにも環境で、あり得ない場所で見ると、なかなかきれいです。漢字遣いのことだって、きのう自分で一発やらかしたあとですから、類友気分です。
花びらの一枚一枚がお椀のように深く窪んで、一重であっても量感があります。ごくごくフツーのピンクだって、蕾や萼との色相差で奥行きを感じます。
先年見つけたホルトノキもそうだったように、この大きなマンション群には思いがけない草木が加えられることがあり、楽しみな徘徊先の一つです。
<追録> 花梅(野梅系・野梅性)である道知辺にも立派な実が成っていました。(撮影:2020年6月17日)
<補注> 道知辺の実が立派なのに負けないくらい、実梅の代表:南高梅の花も鑑賞に値するものでした。(2021年2月25日)
過去のきょう 2019 ゴエッペルチア・マコヤナ 2018 ハヤザキマンサク(ハマメリス・ベルナリス) 2017 ハルジオン 2016 アオノリュウゼツラン 2015 サンシュユ 2014 ハボタン(名古屋縮緬系) 2013 アシタバ 2012 ハルサザンカ 2011 ジュズダマ 2010 アイグロマツ 2009 ヒメシノ(コクマザサ) 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ヤバイ 2006 アリドオシ 2005 サンシュユ
| 固定リンク
コメント