« 2020年1月 | トップページ

2月22日(土) ロニセラ・フラグランティシマ

200222lonicera_f
久しぶりに、しかも前とは違う場所で見つけたので、少しうれしくて収録です。蕾がたくさんついていたので、もう少し賑やかにはなるのでしょう。ただ、3月中旬に載せた前回の写真にも蕾はあるので、「細く長く」楽しむ花のようです。
変だなと思ったのは、前は写っていた葉が今回はないことです。実際は写真奥手に数枚あったものの、それは明らかに「生き残り」でした。そういう目で見れば、9年前についていた葉も同じで、これは半落葉という性質の木でした。
そして、前は少し気になった(強すぎ)香りが今回はおとなしかったことも記録しておきたいことです。時間帯(今回は昼前)の違いや植栽場所の環境もあろうし、嗅ぐ側の体調や気分も影響するはずながら、この日はけっこう「いい感じ」でした。

過去のきょう 2019 マツバラン  2018 キハダ 2017 ヒトデカズラ(フィロデンドロン・セローム) 2016 ハルジオン 2015 パラミツ(ナガミパンノキ、ジャックフルーツ) 2014 アスコセンダ(洋ラン) 2013 ハス(行田蓮) 2012 ヒメシャラ 2011 クコ 2010 ピレア・モリス 2009 ギンヨウアカシア 2008 フィカス・アルテッシマ 2007 クモマグサ 2006 ナガバジャノヒゲ 2005 ミヤマウグイスカグラ

| | コメント (0)

2月21日(金) マドカズラ

200221madokazura
傍らの木に絡みついて、優に5mほどの高さには這い上がっていました。精力絶倫系だなぁと感心しながら蔓の先をたどっていたら、うぉ、花が!
葉っぱの穴あき具合もそうだし、この花を見るとたしかにモンステラの仲間ということにはうなずけます。ただ、ふつうのモンステラ(ホウライショウ)は十数年追いかけてまだ新鮮な仏炎苞を写せないでいるのです。対するこちらは初対面のくせに、写真の1個だけでなくけっこうポコポコと花をつけていて、乳白色の苞が見放題でした。仲間とは言ったところで、気前にはずいぶんな差があるものです。
差は葉にもあって、「ふつう」に比べるとこちらは半分くらいの薄さです。ゴワゴワ対ペラペラだし、穴も、こちらは端まで切れずに名前どおりに「窓」です。
そう言えば、ホウライショウという格調高い和名に比べ「マドカズラ」はいかにも直截、はっきり言って安直だなぁ…というのはあくまで個人的感想です。

過去のきょう 2019 マカダミア  2018 フクジュソウ(秩父紅) 2017 トゲミウドノキ(サラダノキ) 2016 モクレイシ 2015 ヤマアイ 2014 チョウセンゴヨウ 2013 ハシバミ 2012 コハコベ 2011 キツネノカミソリ 2010 フラサバソウ 2009 キヅタ 2008 ユキワリイチゲ 2007 ヒメイタビ 2006 ナギイカダ 2005 クロッカス

| | コメント (0)

2月20日(木) ツバキカンザクラ

200220tubakikanzakura
木の間越しになにか明るめの色がチラチラ見えて、距離があったときは「楓類の実かな」、少し近づいて「梅?」、全貌が見えるところまで来て「桜かぁ」でした。
いかになんでも、桜を楓類の実(白っぽい)と見紛うとはどういうわけかと考えると、光線が強かったこともあるし、なによりこのポショポショした花つきではピンクのボリウムが感じられなかったのだと弁解しておきます。ただ、次に梅かと思ったのはほんの一瞬だし、樹形が見えれば明らかに桜ではありました。
200220tubakikanzakura2
幹に名札があって、「椿寒桜」としか書かれていませんでした。どこが椿? 葉はまだないし、樹皮は明らかに椿と違うし、もしかして花が椿に似るか…とモニターを目一杯拡大しても、どこにもそんな様子はありません。
なんと、この桜が見つけられた場所が椿神社(愛称:お椿さん、正式名称:伊豫豆比古命神社)でした。松山の産とは、坊ちゃんも眺めたのでしょうか。

過去のきょう 2019 パセリ  2018 ホルトノキ 2017 チチコグサモドキ 2016 メヤブマオ 2015 桜の冬芽4種(その2) 2014 プリムラ・ポリアンサ 2013 トラフアナナス 2012 ウラジロガシ 2011 ヒメムカシヨモギ 2010 ユーカリノキ 2009 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2008 ウグイスカグラ 2007 エリカ・ファイヤーヒース 2006 ナニワズ 2005 イチゴノキ

| | コメント (0)

2月19日(水) ムギセンノウ(ムギナデシコ)

200219agrostemma_githago
去年、ここではムギセンノウの花が揺れていたので、これはたぶんその根生葉なのだろうとは考えたものの、ちょっとイメージが重なりません。
あの頼りげのないヒョロヒョロの茎についていた葉の形とはとてもつながらない気がして、過去掲載の花どきの写真を見直したら、ずいぶん細くて糸のようです。対するにこのヘラ型です。推測の当否は…調べたら正解でした。
秋に種がこぼれ、発芽して年を越してここまで来たわけです。たぶんここからはヘロヘローンと茎がのび、5月には花が咲く段取りです。その途中、葉がヘラから糸に変わるあたりをぜひ確認したいし、花後の種も手にしてみないといけません。
いやいや、発芽の様子も知らないし、要は花しか知らなかったんだね!と自分を責めると、いいえ、それはムギセンノウに限りません!と開き直る自分もいて、結論的にはいつもどおり、「長生きしなくちゃなぁ」で落ち着くのでした。

過去のきょう 2019 シナアブラギリ  2018 ミズヤツデ(ラシア・スピノサ) 2017 ココヤシ 2016 ジンチョウゲ 2015 シマムラサキツユクサ 2014 クスノキ、ほか2種 2013 キンカチャ 2012 エビモ 2011 タチバナ 2010 タコノキ 2009 キバナセツブンソウ 2008 バイモ 2007 カキナ 2006 マサキ 2005 オウレン

| | コメント (0)

2月18日(火) ホシソケイ(ハゴロモジャスミン)

200218hagoromo1
花どきになると全体ブワッと真っ白になってしまって、その蔓や葉を意識することがありませんでした。空を目指して、蔓は元気いっぱいです。その蔓に対生につく葉は奇数の羽状複葉で、縁が波打っていて賑やかです。 200218hagoromo2
そして、蕾がもうこんなにスタンバっています。開花時に比べればまだサイズが一回り二回り小さくて、これからググッと充実するのでしょう。
その花茎は分岐するごとに三つ叉に何度も分かれてのびています。株を花で埋め尽くすしかけがこれなのでしょう。その節ごとに受け皿があるのに気づきました。これはたぶん托葉と呼ぶべきパーツでも、その役目がよくわかりません。生長すれば落ちてしまうらしいので、きっと大切な分岐点を保護しているのでしょう。

過去のきょう 2019 デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ)  2018 アベマキ 2017 イヌガラシ 2016 ヒメヒオウギズイセン(クロコスミア、モントブレチア) 2015 ウンリュウヤナギ 2014 カラスムギ 2013 フクジュソウ 2012 シラカンバ 2011 ニワウルシ(シンジュ) 2010 ゴレンシ 2009 アスクレピアス(トウワタ) 2008 ハンノキ 2007 カンヒザクラ 2006 タネツケバナ 2005 ウメ

| | コメント (0)

2月17日(月) オオカワヂシャ

200217ookawadisya1
借り物の名前ではあっても、一応はチシャ(レタス)を名乗るわけだし、花が咲いてしまったならともかく、今ごろの若葉だとけっこう「野菜」に見えます。
実際、生だと青臭さが気になっても、それは調理すれば消えるし、ほかに変なクセはありません。救荒用としてはもちろん、日常野菜としても十分に通用します。
200217ookawadisya2
ただ、生えている場所が問題で、開花写真は雨水槽のものだったし、今回も用水というか溜め池というか、はっきり言って汚水のなかなのです。
清流とまでは言わなくても、もう少しきれいな場所にあったら、単なる駆除ではなく有効利用しやすいのになぁと残念です。特定外来生物ともなると、そうやって人間が食べにくい環境を選ぶしたたかさがあるのかと憎たらしくなります。

過去のきょう 2019 カランコエ・オルギアリス(センニンノマイ)  2018 マキシラリア・ポルフィロステレ 2017 カワラハンノキ 2016 ヤマザクラ 2015 ホウライシダとヒシガタホウライシダ 2014 メグスリノキ 2013 タギョウショウ 2012 セキショウモ 2011 ネコヤナギ 2010 スイセイラン(彗星蘭) 2009 バニラ 2008 フクジュソウ 2007 イノモトソウ 2006 ウメ(白梅) 2005 ナズナ

| | コメント (0)

2月16日(日) シダレヤナギ

200216sidareyanagi
どう転んだってタカサゴユリが咲こうとする季節じゃないよね…と、きのうの記事をサポートする気分です。シダレヤナギの芽がほどけるにはあとひと月、温(ぬる)い・温いとは思いながらも、ふつうの草木はやっぱり冬モードです。
そんなシダレヤナギを写していて、幹の立派さに驚きました。樹皮の割れ目が深くて印影に富むし、それが剥離がちな様子も風情があります。その剥ける皮が「人」の字型に割れていることに初めて気づきました。
いくら太くても、質が柔くて粗いので建築材などには向かず、ヤナギ類はせいぜいマッチの軸くらいがはまり役とは哀れです。おっと、棺桶にも使いますか。入れてもらったときには、じっくりとその手触りを楽しむことにしましょう。

過去のきょう 2019 カラテア・ゼブリナ・フミリオ  2018 オウゴンチク 2017 クロコダイルファーン 2016 コスモス 2015 ウメ(黒雲) 2014 センボンヤリ 2013 ラムズイヤー(ワタチョロギ) 2012 キリ 2011 カワヅザクラ 2010 パフィオペディルム・サンデリアヌム 2009 カカオ 2008 ベンジャミン 2007 サルココッカ 2006 ワルナスビ 2005 ヒメオドリコソウ

| | コメント (0)

2月15日(土) タカサゴユリ

200215takasago
写真に撮影データを貼り付けたのはこれが二度目だったはずです。前回はその撮影時間を示したかったのに対し、今回は日付が焦点です。
これを見たらグレタさんはどう言うか、想像が膨らみます。一方、米中両国のトップにこれを示したら、たぶん「データを貼り付けた時点で事実偽装の疑いがある」とかなんとか、イチャモンつけられそうです。生写真、差し上げましょうか。
あらためて自分の記録を振り返ってみました。花を取り上げたのは8月に二度(20062010)だけで、9月にはもう実を結んだ姿を掲載しています。さらに12月になるとその実が枯れ、なかから種が顔を覗かせているし、2月になればその種もすべて飛び散って空っぽの莢が陽光に煌めくだけが「ふつう」のリズムです。
あ、もう一つ、環境保護に踏み切れない(踏み切らない)人々がたいてい口にする科白があります。「たった一例でエビデンスとは…」というヤツです。な~にが海老ですじゃ、蛸め、その一例があるからおかしいんじゃろが!と吠えたい気分です。

過去のきょう 2019 オオホウカンボク  2018 ノウルシ 2017 キャニモモ 2016 ハイビャクシン(ソナレ) 2015 パキポディウム・グラキリス 2014 リギダマツ 2013 ミヤマシキミ 2012 シライトソウ 2011 ハンノキ 2010 モミ 2009 イトススキ 2008 ホルトノキ 2007 オニヤブソテツ 2006 オオイヌノフグリ 2005 マンサク

| | コメント (0)

2月14日(金) オタフクナンテン

200214otahuku
オタフクナンテンの別名にゴシキナンテンがある(よりメジャーな別名はオカメナンテン)ことを思い出したのはおとといでした。
それでちょっと困ったのは、過去掲載では「オタフクナンテンは真っ赤をもって善しとする」という強い固定観念にとらわれていて、二枚の写真がどちらもただただ赤い葉を狙ってしかいなかったことです。葉の形から来たオカメはともかく、五色を呈することもあるという証明は、ぜひここに掲げておかねばなりません。
探せばすぐに見つかりました。というより、偏狭な心にはこれが「見目悪いひと株」に見えていたのでしょう。心を開いて見入ってみました。
まず深紅、そしてそれより淡くて濃橙とでも称すべき葉があります。一方、まだ緑の葉、あるいは黄色に変わったものも目立ち、その中間色(黄緑)も認められます。OK、これだけで五色はセーフだし、それらが入り混じる葉もカウントすれば、この別名は決して法螺ではありませんでした。やれやれ、安心しました。

過去のきょう 2019 ヒトスジグサ(アグラオネマ・コスタツム)  2018 シナミズキ 2017 イワニガナ(ジシバリ) 2016 ヤクチ 2015 コクテンギ 2014 バンダ(洋ラン) 2013 オモト 2012 カラマツ 2011 ノカンゾウ 2010 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2009 リョウメンシダ 2008 コバノカモメヅル 2007 ナギイカダ 2006 アテツマンサク 2005 ヘンヨウボク(クロトンノキ)

| | コメント (0)

2月13日(木) ヤナギバルイラソウ

200213yanagibaruira1
こういう「枯れ藪」が自分のウチのそばにあったら、ふつうは「処分」しちゃうんでしょうねえ。アテにしていた市内3カ所の「観察」場所を巡ってみたら、どこも「きれーい」に刈られてしまっていて、志木はとても美観重視の街なのでした(涙)。
もうダメかと焦ったら、おぉ~、太っ腹の場所が都内にありました。バナナのような胡瓜のような実(種の莢)がプランプラン、うれし涙で滲んで見えます。
200213yanagibaruira2
花のときには気づきにくかった萼がずいぶん目立ちます。そして、莢はパッカリと割れたものから、まだ緑みを残した固いものまで、さまざまの熟度です。それだけ、長い期間にわたって花が咲き続けた証拠です。
種は軽いし、小さな羽もあるので、拡散能力が高そうです。志木の街が妙に紫色に染まっても困るので、気早に刈った人たちには感謝すべきなのでしょう。

過去のきょう 2019 ビワモドキ  2018 キルトスペルマ・ジョンストニイ 2017 ギンメイチク 2016 アオハダ 2015 ヒメバショウ(ビジンショウ) 2014 フヨウ 2013 アリドオシ 2012 クリハラン 2011 オウギバショウ(タビビトノキ) 2010 ドンベヤ・ワリッキー 2009 マツザカシダ 2008 カマツカ 2007 アブラナ 2006 ネコヤナギ 2005 ユキヤナギ

| | コメント (0)

2月12日(水) ナンテン

200212nanten
もしかしてニシキナンテンという種類があるのではないか、かなり真面目に調べてみました。結果、ナンテン属(Nandina)にはオタフクシロミという収録済みのもののほかに、フジナンテンとかウルミナンテンという実の色違いタイプ、あるいは折り鶴ナンテンやトワイライトという葉のパターン違いものの存在を知りました。
ただ、どうやらニシキナンテンなどという種類はなく(注)て、したがってこの木はふつうのナンテンで間違いないとわかりました。
ずいぶんな苦労をさせてもらったほどに、1本の木がこれだけカラフルなナンテンには初めて出会いました。これまで、「紅葉する株・しない株」の存在をしつこく取り上げてきた(2010年・2012年・2014年)努力はあっさり覆されました。
こんな足払いをうれしく思うのがマゾの道、もとい、草木好きの道なのでしょう。

<補注> ナンテンの種類調べにはニシキならぬゴシキナンテンという名前が出てくるものの、これはオタフクナンテンの別名です。

過去のきょう 2019 アアソウカイ  2018 イワガラミ 2017 アマゾンリリー 2016 ウメガサソウ 2015 桜の冬芽4種 2014 キクラミネウス水仙・Teteatete 2013 ムラサキオモト 2012 ヤマコウバシ 2011 モンステラ(ホウライショウ)  レッド・ジンジャー 2009 アブラチャン 2008 オーブリエチア 2007 アリドオシ 2006 ミドリハコベ 2005 ミツマタ

| | コメント (0)

2月11日(火) デンドロビウム・スペクタビレ

200211den_spectabile
うぉ、メドゥーサがいっぱい! 見つめたら石にされてしまうかも…。
これでもデンドロビウムだというのだから深い世界です。そして、名前もspectabile(スペクタビレ)、「スゲェ!」ということ(はた衛門訳)でしょう。
この種小名を持つ植物はほかにもいくつかあって、オオベンケイソウ(Hylotelephium spectabile)は覚えておきたいところです。あとはZingiber spectabile(オオヤマショウガ)とかMonadenium spectabile(ユーフォルビアの一種)とか、まだお目にかかっていないものがあり、「スゲェ!」つながりの輪も広げていきたいものです。

過去のきょう 2019 ビャクダン  2018 コナスビ 2017 ヤエヤバイ(八重野梅) 2016 シダレウメ 2015 アンスリウム(チューリップ・パープル) 2014 ベニヒモノキ 2013 トウジバイ(冬至梅) 2012 トキワマガリバナ 2011 オンシジューム 2010 コチョウラン 2009 マリアアザミ 2008 タチヤナギ 2007 オキザリス・華恋(かれん) 2006 シナマンサク 2005 ヤブツバキ

| | コメント (0)

2月10日(月) ベンジャミン

200210f_benjamina
室内の観葉植物としてポピュラーなベンジャミンが、じつはこんなに巨大に育つものだったとは、不覚にもまったく考えが及びませんでした。
不覚と言えばそれだけではなく、ベンジャミンの和名はシダレガジュマルでした。そんなに枝垂れる感じはしないので、別名のシロガジュマルの方がわかりやすいなぁとか考えながら、いずれにしても、これはガジュマルのお友達なのでした。
なので、この大きな木にもあの隠頭花序が盛大にポコポコ・ポコポコついていないか眺め回したものの、これも不覚に終わりました。きょうから、はた衛門はこの木(Ficus benjamina)のことをフカクノキと呼ばなくてはいけません。

過去のきょう 2019 ネオベンサミア・グラシリス  2018 ダイオウマツ 2017 ヒメオドリコソウ 2016 ウラジロチチコグサ 2015 ベンガルボダイジュ 2014 球根ベゴニア(ハンギングタイプ) 2013 ミズバショウ 2012 イヌツゲ 2011 ナガバノモウセンゴケ 2010 カトレア 2009 ムサシアブミ 2008 ハマボッス 2007 ナワシログミ 2006う ウメ(紅梅) 2005 ジャノメエリカ

| | コメント (0)

2月9日(日) アグラオネマ・コンムタツム

200209agmodestum
意表を突かれるというのはこういうことでしょう。葉を楽しむべきアグラオネマに、こともあろうに花さえ見たことがないのに、いきなり実ですかい!!
待ってくださいよ。アグラさんはサトイモ科でしょ。花はあの仏炎苞のなかの、あの肉穂のはずではないですか。それがどうしてこれなんですか!!
…という動揺を抑えながらググり続けると、たしかにアグラオネマがこんな実をつけている写真を見ることができました。ただし花はやはり仏炎苞です。
そうと知ってから写真を見直すと、実の付け根にそれらしい残骸があります。実のつきかたも、そう思って眺めれば肉穂だったらしく見えてきます。

<追録&タイトル訂正> 記事掲載当初はこのアグラオネマをモデスツムとしていました。しかし、仏炎苞や肉穂をつけた株の葉を見つめ直し、コンムタツムではないかと考え直しました。タイトルをコンムタツムに訂正し、上の写真に至るまでの様子を追加収録しておきます。(2020年2月16日)
200209a_commutatum_f
200209a_commutatum_mi1
200209a_commutatum_mi2

過去のきょう 2019 ギョリュウモドキ(カルーナ)  2018 ツルギキョウ 2017 リュウキュウカンヒザクラ 2016 キンギョツバキ 2015 アリマウマノスズクサ 2014 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2013 フブキバナ 2012 クズ 2011 グズマニア 2010 セントポーリア 2009 タチツボスミレ 2008 カリン 2007 ハラン 2006 ロウヤガキ 2005 コエビソウ

| | コメント (0)

2月8日(土) ソテツ

200208sotetu
冬の陽だまりでこの様子を見ることができて、ソテツの実(胚珠)の「一生」がつながりました。朱色の卵をここに載せてからすでに13年、ソテツのゆったりした生長にも負けないほどに辿々(たどたど)しいはた衛門の成長です。
ものの順序から言えば、夏、雌花が開くところがスタートでしょう。当初はこの雌花(雌株)がわかりにくくて、ずいぶんと探し回ったのがいい思い出です。
その雌花(心皮)の隙間から、まだ若くて黄緑色の胚珠が顔を覗かせるのも、夏のうちのことでした。そこから一気に年を越してしまうのはやや端折り過ぎながら、一枚の心皮の付け根に複数個の胚珠が育っているのが見えます。わかったようでわからなかった「裸子植物」の意味も、この写真で少しだけ理解が進みました。
その胚珠は、この時期、まだ腎形をしていると知ったのもうれしいことです。これからこのクビレがとれて膨らみ、「怪鳥の卵」がコロコロと並ぶしかけでした。

過去のきょう 2019 アガベ(吉祥冠)  2018 ウメ(緋梅) 2017 アグラオネマ 2016 デンドロキルム・ウェンツェリー(洋ラン) 2015 ウチワヤシ 2014 プリムラ・オブコニカ 2013 タカサゴユリ 2012 ナツハゼ 2011 トチノキ 2010 サンタンカ 2009 モミジバフウ 2008 シシガシラ 2007 キャラボク 2006 ナツミカン 2005 オオイヌノフグリ

| | コメント (0)

2月7日(金) パチョリ

200207pogostemon_cablin
冴えない光線状態の湿った場所にあって、撮影には困る素材です。もっとも、これはパチョリの正しい植え方であり、写させてもらう温室に文句は言えません。
茎の根もと付近は茶色く木質化していて、草本か木本か迷います。事後の調べだと多年生草本であって、しつこく撮ったその辺の写真は無用になりました。
昔はこの葉を防虫剤にしたと言います。いまは生薬素材であって、鎮吐・健胃などに効能を持つ藿香(かっこう)がその正体です。つまり、生の葉からして「そちら」方面の匂い(臭い?)を持つわけで、下手な聞き香レポートはやめておきます。
インド原産なので、名前のパチョリもタミル語由来、したがって発音もパチョーリとかパチューリとか、微妙に揺れるようです。この先の人生でタミル語の世話になることはないはずなので、ここはごく単純にパチョリと覚えることにします。

過去のきょう 2019 ナツツバキ  2018 ヤマアイ 2017 コブシ 2016 オクナ・キルキー(ミッキーマウスノキ) 2015 チャボリュウノヒゲ(チャボジャノヒゲ、ギョクリュウ、タマリュウ) 2014 トウカエデ 2013 コウヤボウキ 2012 アシボソ 2011 コセンダングサ 2010 ロドデンドロン・クリスティアナエ 2009 ネモフィラ・スノーストーム 2008 ビワ 2007 ヤブソテツ 2006 ボケ 2005 フクジュソウ

| | コメント (0)

2月6日(木) ウメ(道知辺)

200206mitisirube
梅園みたいなところにはたいがい植えられている品種で、早咲きなもので目立つせいか、自分も名前は知っていました。ただ、見かけはパンチがないし、教養深そうにヒネった字面も好きになれなくて、収録は見送る毎年でした。
ところがビックリで、近所のニュータウンでこれを見つけました。馬子にも衣装ならぬウメにも環境で、あり得ない場所で見ると、なかなかきれいです。漢字遣いのことだって、きのう自分で一発やらかしたあとですから、類友気分です。
花びらの一枚一枚がお椀のように深く窪んで、一重であっても量感があります。ごくごくフツーのピンクだって、蕾や萼との色相差で奥行きを感じます。
先年見つけたホルトノキもそうだったように、この大きなマンション群には思いがけない草木が加えられることがあり、楽しみな徘徊先の一つです。

過去のきょう 2019 カラテア・マコヤナ  2018 ハヤザキマンサク(ハマメリス・ベルナリス) 2017 ハルジオン 2016 アオノリュウゼツラン 2015 サンシュユ 2014 ハボタン(名古屋縮緬系) 2013 アシタバ 2012 ハルサザンカ 2011 ジュズダマ 2010 アイグロマツ 2009 ヒメシノ(コクマザサ) 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ヤバイ 2006 アリドオシ 2005 サンシュユ

| | コメント (0)

2月5日(水) ネペンテス・ダイエリアナ

200205dyeriana
脇に添えた交通系カードをこの穴に差し込みたい衝動は、こらえたというよりも慎んだ感じです。せっかくの大きな襟や内部の美しい模様は隠したくありません。
ネペンテス類にはまだまだ大きいのがあるので、その収録は先の楽しみとして、このダイエリアナについてはこの美貌をじっくり鑑賞します。
そして、オヤジなので「やっぱりな!」の所業は勘弁してもらいます。この名前に漢字を当てました。大襟穴…、ああ、これをやりたかっただけの記事です。

<補注> 本来のダイエリアナ表記はDyerianaです。

過去のきょう 2019 アボカド  2018 シロシマシイヤ 2017 オガタマノキ 2016 コショウノキ 2015 ツルニチニチソウ 2014 ホオノキ 2013 ニワウルシ、ほか3種 2012 エビネ 2011 チューリップ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒメアスナロ 2008 スイカズラ 2007 マンゲツロウバイ 2006 アリドオシ 2005 ギンモクセイ

| | コメント (0)

2月4日(火) ジューンベリー

200204juneberry
おー、けっこう違うじゃありませんか。ザイフリボクの冬芽の美しさに惚れてから10日が経ってはしまったものの、芽燐のほどけ具合はジューンベリーの方が明らかに遅れていました。開きかけの枝はまだまだ少数派です。
撮影場所はこちらが10km少々北ではあっても、どちらもまったくの平地で、環境にそれほどの差はないはずです。たった1本ずつの比較ながら、花のときの似たもの同士がこの時期にはやや違った姿を見せることがわかり、ひと安心です。
200123zaihuri2
200204juneberry2
芽燐の開き具合だけでなく、その色の違いもかなりありました。パッと見た印象では、ザイフリボク=赤に対し、ジューンベリー=褐色です。それがわかるよう、ザイフリボク(上)とジューンベリー(下)を並べておきましょう。
ただ、わずかに開いたザイフリボクの芽燐のなかにはしっかりと毛が詰まっているようで、違っているのに同じ、同じなのに違う…悩ましい存在です。

過去のきょう 2019 ヘミグラフィス・アルテルナタ  2018 サクラバラ 2017 オオオナモミ 2016 ノビル 2015 アコウ 2014 クサソテツ 2013 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2012 クチナシ 2011 マンサク 2010 チュウテンカク(沖天閣:ユーフォルビア・インゲンス) 2009 ヒメノキシノブ 2008 ニシキマンサク 2007 ハカタシダ 2006 コウヤボウキ 2005 オウバイ

| | コメント (0)

2月3日(月) オキザリス・グラブラ

200203oxalis_glabra
色の強さだけなら土手のイモカタバミに劣りはしても、こちらは花数で圧倒です。あまりに強烈なアピールだったので、つい、よそのお庭を盗撮してしまいました。
しかし、遠くからでも目を惹かれたのは花色でも、射程距離(笑)に入ってから撮影意欲をくすぐったのは、その葉です。三つ葉であるのはオキザリス類の常識の内であっても、この細さは常識外です。小鳥の足のスタンプ模様みたいです。
おっと、「鳥の足」の先輩にはオキザリス・フラバがありました。あのとき、「本当は棕櫚の葉みたい」と書いておいたのはやはり正解で、「鳥の足」という形容は、これを境にオキザリス・グラブラに占有させようと思います。

<補注> このほか、オキザリス・バーシカラーの葉も「鳥の足」的です。

過去のきょう 2019 テーブルヤシ  2018 フラグミペディウム・シリミー 2017 フィカス・トリアングラリス 2016 キバナアマ(ウンナンゲッコウカ) 2015 フィットニア(アミメグサ、シロアミメグサ) 2014 アコウ 2013 オンツツジ 2012 タアツァイ(ちぢみゆきな) 2011 ゴンズイ 2010 サボテン 2009 ノキシノブ 2008 フェイジョア 2007 モンステラ 2006 ソヨゴ 2005 ウメ

| | コメント (0)

2月2日(日) テーダマツ

200202pinus_taeda1
どう剪定したところで、日本の松のように渋く収まってくれそうにありません。奔放と言えばカッコ良くても、だらしないと言ってしまえばそれまでです。
いやいや、異国のモノを勝手に植えておいてけなすのは悪趣味です。松枯れに強く、生育が早くて大きくなるので、ゴルフ場などには好適のようです。
200202pinus_taeda2
アメリカ東南部をお里にする松は、ダイオウマツリギダマツに次いでこれが3種目の収録です。これらはふつうの松と違って、なぜか葉がみな3本です。所変われば品変わる…などという陳腐な言い回しがヤケに説得力を持ってきます。

過去のきょう 2019 ジゴペタルム・マリーアン  2018 カランコエ・ベハレンシス(センニョノマイ) 2017 トキワツユクサ 2016 ラショウモンカズラ 2015 ガビサンハンショウヅル 2014 モミジアオイ 2013 ミヤコザサ 2012 ウメ(八重寒紅) 2011 ヒョウタンウツボカズラ 2010 リンボク 2009 タチシノブ 2008 ニホンスイセン 2007 イトラン 2006 ムラサキシキブ 2005 ヒナギク(デージー)

| | コメント (0)

2月1日(土) ディネマ・ポリブルボン

200201dinema_polybulbon
このランを説明するときには「極めて強健」が決まり文句です。自分で育てるわけではないのであまり関係なくても、名前(=学名:Dinema polybulbon)の後半が「そのまんま(poly=重合、bulbon=バルブ)」であって、うれしくなります。
事前にこのことを知っていれば、背景で盛んに絡む根とか、そこから出るたくさんのバルブにピントをあてたものを、撮影時には「やたらにうるさい根だなぁ」とばかり、ボカシにボカシまくってしまいました。笑える素人芸です。
そして、これが分類的にはエピデンドラムとされていたことも説明の定番です。いまは1属1種の寂しい身の上で、花がエピデンドラムとは似ても似つかないので、それも仕方ないかと納得です。ただ、ボタンホールオーキッドという異称を持つエピデンドラムとよく似たサイズの花で、そういう用向きのある人には便利なランです。

過去のきょう 2019 サワシバ  2018 ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) 2017 ハマビワ 2016 マルバウツギ 2015 フクジュソウ 2014 ベニバナイチゴノキ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 ムサシアブミ 2011 オオバギボウシ 2010 カモジゴケ 2009 シノブ 2008 ガビサンハンショウヅル 2007 キンポウラン 2006 ホウレンソウ 2005 アセビ

| | コメント (0)

« 2020年1月 | トップページ