1月30日(木) コウトウシュウカイドウ
シュウカイドウの頭に載ったコウトウは紅頭と知り、懸命に花や葉を眺め回したところで、どこにも紅い頭はありません。これは台湾南端の東沖に浮かぶ小さな島のかつての名前(紅頭嶼、現在は蘭嶼)で、つまりそこが原産地なのです。
その島は完全な熱帯雨林で、いまの季節でさえ最低気温が17度ほどあります。もちろん多雨性気候です。つまり、日本の露地での生育は無理(注)です。
というわけで、これは近場ジャングルで見つけました。ふつうのシュウカイドウに比べるとかなり侘しい佇まいでも、これが島生まれのゆかしさです。そうわかってから調べ直したら、ふだん見るシュウカイドウは大陸からの渡来品なのでした。
その島は完全な熱帯雨林で、いまの季節でさえ最低気温が17度ほどあります。もちろん多雨性気候です。つまり、日本の露地での生育は無理(注)です。
というわけで、これは近場ジャングルで見つけました。ふつうのシュウカイドウに比べるとかなり侘しい佇まいでも、これが島生まれのゆかしさです。そうわかってから調べ直したら、ふだん見るシュウカイドウは大陸からの渡来品なのでした。
<補注1> 例外的に、南西諸島の一部では自生(注3)が見られます。
<補注2> 同じくコウトウ(紅頭)を名乗るエゴノキがありました。(2023年6月12日)
<補注3> コウトウシュウカイドウに続き、日本に自生する2種のシュウカイドウ属のもう一つであるマルヤマシュウカイドウを収録しました。(2023年11月28日)
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