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1月31日(金) グリーンドラム

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五百円玉よりも二回りほどは大きくて分厚くて、なんともかんとも珍奇な姿です。多肉植物であることはわかっても、それが丈夫な蔓で長くのびて(蔓性低木)撓っていて、憚りながら、この世界もまた深くて広いものです。
グリーンドラムで十分なのに、わざわざ「緑の太鼓」と呼ぶ、くどい人々もいらっしゃるようで、はた衛門的にこの和名は却下としておきます。
ただ、ドラムでも太鼓でもおおむね打面は上向き(盛岡さんさのような打ち方もあるにはあっても)であり、そんななかではこれは法華の太鼓を思わせます。蔓からのびる柄があの太鼓の持ち手に見えて、ドンツクドンドンと聞こえそうです。

過去のきょう 2019 フィロデンドロン・シルバーメタル 2018 クロウメモドキ 2017 メマツヨイグサ 2016 パイナップル 2015 ヒイラギナンテン 2014 シネラリア(サイネリア、フキザクラ) 2013 アロカシア・グリーンベルベット 2012 モクセンナ  2011 ウメ 2010 ベニヒモノキ 2009 ネズミサシ 2008 サネカズラ 2007 ヤマアイ 2006 ヤダケ 2005 シナマンサク

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1月30日(木) コウトウシュウカイドウ

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シュウカイドウの頭に載ったコウトウは紅頭と知り、懸命に花や葉を眺め回したところで、どこにも紅い頭はありません。これは台湾南端の東沖に浮かぶ小さな島のかつての名前(紅頭嶼、現在は蘭嶼)で、つまりそこが原産地なのです。
その島は完全な熱帯雨林で、いまの季節でさえ最低気温が17度ほどあります。もちろん多雨性気候です。つまり、日本の露地での生育は無理(注)です。
というわけで、これは近場ジャングルで見つけました。ふつうのシュウカイドウに比べるとかなり侘しい佇まいでも、これが島生まれのゆかしさです。そうわかってから調べ直したら、ふだん見るシュウカイドウは大陸からの渡来品なのでした。

<補注1> 例外的に、南西諸島の一部では自生(注3)が見られます。
<補注2> 同じくコウトウ(紅頭)を名乗るエゴノキがありました。(2023年6月12日
<補注3> コウトウシュウカイドウに続き、日本に自生する2種のシュウカイドウ属のもう一つであるマルヤマシュウカイドウを収録しました。(2023年11月28日

過去のきょう 2019 キンゴウカン 2018 コシノカンアオイ 2017 ヒゼンマユミ 2016 ツクバネガシ 2015 アガベ・吉祥天 2014 タチバナ 2013 ヒトツバヒイラギ 2012 シモバシラ  2011 テイカカズラ 2010 シンビジウム(愛子さま) 2009 オオイタビ 2008 シロミノマンリョウ 2007 ノシラン 2006 マンサク 2005 ホトケノザ

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1月29日(水) コバノズイナ

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あまり陽当たりの良くない場所に植えられていました。きれいな紅葉に日照は必須条件であって、せっかくの色を出せないコバノズイナが不憫です。
ただ、ものは考えようで、盛大に紅葉していたなら、こうして1月の末まで枝に残ることはなかったでしょう。中途半端と言えばそれまででも、さすがに周囲が殺風景になると、斑な色づきが錦模様に見えて来るから得なものです。
横に這いがちな枝、ランダムな大きさの葉、ごく細かながらもハッキリした鋸歯など、花のときにはよく意識しなかった特徴のおさらいができました。

過去のきょう 2019 ラケナリア・ビリディフロラ 2018 ハンノキ 2017 ニホンスイセン 2016 キチジョウソウ 2015 ブラシノキ 2014 リュウノウギク 2013 ビカクシダ 2012 カザンデマリ  2011 クリスマスローズ(ニゲル) 2010 ヒメアリアケカズラ 2009 イモカタバミ 2008 イスノキ 2007 シキミ 2006 ニシキギ 2005 花かんざし

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1月28日(火) ヌカキビ

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ミイラというか標本というか、一年草なので完全に終わってはいるわけです。ただ、それにしては盛時のままの姿をとどめていて、色がシンプルになり、周りの緑もうるさくなくなった分、ものすごくわかりやすくて惹かれました。
という言い訳の裏には、夏から秋、これを撮影すべきときに何度も逃げてきた積み重ねがあります。やたらとゴチャゴチャなだけで閉口してばかりでした。
したがって、まずこんな形態サンプル写真があれば、あとは「これが小穂ね」「葉っぱはこうね」と積み重ねられる気がします。水平に長く飛び出す側枝とそこに下がる花序は夏もこのままで、畦や路傍を賑やかに飾ってくれます。

<補注> まだ緑みを残している姿を収録しました。(2020年11月3日

過去のきょう 2019 ヌルデ 2018 シモバシラ 2017 ジャボチカバ(キブドウ) 2016 ギンゴウカン 2015 ツタバウンラン(ツタガラクサ) 2014 ハイドゥン(ベトナムツバキ、カイドウツバキ) 2013 イヌシデ 2012 ブロッコリー(ミドリハナヤサイ)  2011 ワルナスビ 2010 アレッポマツ 2009 タガラシ 2008 タンキリマメ 2007 ガガイモ 2006 ダイオウマツ 2005 カンザキアヤメ

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1月27日(月) ヒメウコギ(ウコギ)

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キ、キミは鉄人28号!? 自分は子供時代に少年誌で親しんだ「第一世代」です。その後、ラジオやテレビ、そして映画と活躍の場を広げた28号くんでも、ワタシのなかではややくすんだ灰色の紙から雄々しく立ち上がるのです。
ああ、でも残念ながら、彼の肩にこんな武器はついていませんでした。間違うと○ンチに見えてしまいそうな髪型(?)も違います。
さあて、これも変態冬芽クラブのメンバーですかねえ。よく見ると、葉痕部分が鉢巻きのようになってしまっていて、これはそっちの意味で変態(変則)だったかもしれず、ヒメウコギの入会資格は「審査中」としておきましょう。

過去のきょう 2019 スギノハカズラ(アスパラガス・デンシフロルス、アスパラガス・スプリンゲリ) 2018 ハクウンボク 2017 ジグザグカクタス(フィッシュボーンカクタス) 2016 ウチワサボテン(アカエボシ) 2015 ニワトコとオニグルミ 2014 アマドコロ 2013 ミズカンナ 2012 カジイチゴ  2011 メリケンカルカヤ 2010 コウヤボウキ 2009 レモン 2008 アオキ 2007 パンジー 2006 ヒノキ 2005 オキザリス・バーシカラー

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1月26日(日) ユキワリイチゲ

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もうこれ、咲きそうです。この一輪が例外ではなくて、離れた場所でも同じ状態のものを見ました。群落全部の蕾ではなくても、開花の先駆けとは思えます。
さて、ユキワリイチゲの過去掲載をあたってみたら、最速はなんと2月21日でした。それはほんの数輪の咲き出しで、疎らさは今回と変わりありません。
各国政府も地球の異常に少しだけは気遣いを始めたようです。しかし、経済至上主義の二つの大国が角突き合わせている限り、ユキワリイチゲの開花がひと月早くなるなど、なんの警告にもなりません。一番いいのは、去年の日本のダメージ(注)に輪をかけた災害が両国を襲うこと……あ、こんな考え、仏罰があたります。

<補注> 熊本地震・北海道胆振地震に始まり、西日本の豪雨やそれに続く台風…2019年の日本はさんざんでした。

過去のきょう 2019 ベニバナトケイソウ 2018 センボンヤリ 2017 ニシキマツ 2016 ゴエテア・ストリクティフローラ 2015 ホソバヒメミソハギ 2014 コノテガシワ 2013 ソメイヨシノ(ほか3種) 2012 イワガネソウ  2011 ソシンロウバイ 2010 ジャノヒゲ 2009 アカマツ 2008 ニワウルシ 2007 ビオラ 2006 チンゲンサイ 2005 ジャノヒゲ

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1月25日(土) アカタコノキ(ビヨウタコノキ)

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蛸の木類だと思うせいか、実が蛸の頭に見えてしまいます。これで葉の向きが逆だったら、名前の理由は根ではなくてここだった!なんて言い張りたくなります。
いや、この蛸の頭がもう少し若いとき=雌花状態を見たかったというのが本音で、アカタコノキの雄株が花をつけたのは前に収録しています。今回の写真を雌株の花と言い張るには、どうも1週間くらい遅かったようなのです。
それでも、個々のボコボコの先に柱頭の痕跡が見えています。この花床部がもう少し平たくて、柱頭がもっと黄色くてモゴモゴしていると雌花と言えるわけです。
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惜しかったので、雄株のときは特徴をしっかりつかんでいない葉に迫ってみます。ふつうのタコノキの葉がやや撓うのに比べ、ビヨウ(美葉=別名)は直線的に上にのびます。そして、「ふつう」よりも葉の縁に赤みが目立ち、鋸歯がいかにも痛そうです。葉の透け具合がきれいなので美葉…という説が見当たらないのが残念です。

<補注1> タコノキ科の仲間を2種一緒に収録しました。(2023年5月28日
<補注2> フイリタコノキを収録しました。(2023年9月18日

過去のきょう 2019 ストロマンテ・サングイネア・トリオスター 2018 ヒュウガミズキ 2017 ムラサキケマン 2016 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2015 コルディリネ・オーストラリス・レッドスター 2014 シラン 2013 オオツワブキ 2012 ドイツトウヒ  2011 セツブンソウ 2010 カニクサ 2009 シロマツ 2008 イイギリ 2007 コバノタツナミ 2006 ウツギ 2005 フユザクラ

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1月24日(金) ジロボウエンゴサク

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あれれー、お前、ひょっとして次郎坊かぁ?と呟いたら、ご本人が「あったりマエダのクラッカー!」と返してくれました。古い御坊です。
いや、バカを言っている場合ではありません。図鑑知識というのは身につかないものだなぁ、と激しく反省です。あらためて紐解くと、そこには「多年草」としっかり書かれていて、当然にいままで何回も「眺め」たはずです。それなのに、冬の野でこんな元気な姿を見つけて、へーえ、多年草だったのかぁ、と驚く始末です。
そして、続けて仲間のヤマエンゴサクも多年草であることを確認したあと、なぁーんだ、前のようにジロボウとヤマが隣り合っていてくれたら、撮影の手間が省けたのに…などとズボラなことを考えてしまって、またまた反省するのでした。

過去のきょう 2019 コースト・バンクシア 2018 コチャルメルソウ 2017 ウメ(麝香梅) 2016 ウバメガシ 2015 ヒコウキソウ 2014 ナツミカン(ナツダイダイ、ナツカン) 2013 マチク 2012 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)  2011 ハクモクレン 2010 テイキンザクラ 2009 カボス 2008 キンシバイ 2007 ヒマラヤユキノシタ 2006 トキリマメ 2005 ヘクソカズラ

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1月23日(木) ザイフリボク

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変態冬芽クラブも設立から6年目を迎えました。党首センダンの求心力は未だ衰えず、補佐役のニワトコとオニグルミも健在です。次期党首と期待されるポポーは着々と党内の基盤を固め、去年入党のアオダモも独自路線で元気です。
そこへ、ちょっと異色の新人です。開花から結実までしか目が届かなかったザイフリボクの冬芽がこんなだなんて、うれしい驚きでした。これを変態と括ってしまうのは可哀想なので、クラブのなかに「美的分科会(注)」とか作ってあげましょう。
春を迎える前にこうして芽鱗が割れだし、フワフワの白い毛が北風になびきます。そのなかで赤く尖っているのは、たぶん托葉だと思います。
Zaihuri170410
かつて撮った開花時の写真をあわてて見直したら、こんな(↑)ものを切り出すことができました。花芽に限らず、葉芽にも同じパーツはあって、さて今回写した芽はそのどちらになるのか、追跡調査が必要になりました。

<補注1> ザイフリボクと同じように、コウヤボウキの冬芽も白い毛に覆われます。
<補注2> ジューンベリーの同趣旨写真を収録しました。(2020年2月4日

過去のきょう 2019 エスキナンサス・マルモラツス 2018 ツルアジサイ 2017 セキショウ 2016 ハートカズラ 2015 ユリノキ(ほか2種) 2014 ラッパズイセン 2013 アカハナワラビ 2012 シロヤマブキ  2011 シマオオタニワタリ 2010 セイロンマンリョウ 2009 ケヤキ・むさしの1号 2008 ニワトコ 2007 マンサク 2006 モミジバフウ 2005 ハボタン

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1月22日(水) サラシナショウマ

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捨て切れないくらいきれいなお菓子の箱を連想しました。なかの種は飛び出し尽くして完全にカラッカラの用済みなのに、その莢があまりにも美的でした。
振り返ってみると、サラシナショウマは過去5回の登場がすべて9月10月花期に限られていました。そのあと、緑のプックリした実になるのは知っていても、撮影意欲は湧かなかったし、そのなかにある種にも無関心でした。もっと言えば、春先の芽吹きあたりはまったくノーマークという恥ずかしさです。
…という懺悔は、そのまま今後の撮影スケジュールとなるわけです。ただ、そんなことを言っていると、アカショウマはどうする? イヌショウマは、オオオバショウマは、キレンゲショウマなんてどうするの? トガクシショウマも、トリアシショウマも、ヤマブキショウマだってあるよ。レンゲショウマも同じだよ!となるわけで、パッカリ口を開けたサラシナショウマの実の殻が、♪バーカ・バカと合唱しているように見えてきます。

過去のきょう 2019 ヤハズヤシ 2018 ハイゴケ 2017 クサトベラ 2016 キンヨウボク 2015 ヘラオオバコ 2014 カジイチゴ 2013 マテバシイ 2012 フモトシダ  2011 オヒルギ 2010 イクソラ・コッキネア 2009 ヒメリュウキンカ 2008 チョウセンゴミシ 2007 シュロチク 2006 サンシュユ 2005 イヌビワ

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1月21日(火) カロケファルス・プラチーナ(クッションブッシュ)

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ごまめというか田作りというか、正月に食べたばかりなので、あれを連想しました。サイズやツッパリ感がちょうどあの感じなのです。
クッションブッシュとかシルバーブッシュという流通名があって、どちらも見たまんま、うなずきやすい呼び方です。ただ、学名はLeucophyta browniiなのに、品種的にはカロケファルス・プラチーナと通称されています。この世界によくあることで、お店では旧属名(Calocephalus)が幅をきかせるのです。
シルバーなら許せても、白金は言い過ぎだろう!と思うし、さらに茶色(brownii)はどこから出たものか(注)、想像がつきません。そんな名前のややこしさに加え、見かけもグチャグチャだし、キク科なのでサントリナみたいに賑やかに花が咲くかもしれず、どうにもこうにも面倒くさいヤツなのに、園芸界ではそこそこモテています。

<補注1> browniiは茶色とは関係なく、この植物を最初に学術的に取り上げたロバート・ブラウンさんの姓に関係していました。
<補注2> この状態から1カ月も経つと、田作りなどとはからかいにくい姿に変わっていました。(2022年2月25日

過去のきょう 2019 アザミゲシ 2018 イチジク(ほか2種) 2017 ビカクシダ 2016 オキザリス・レグネリー 2015 ハゼノキ 2014 シュンラン 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 フィクス・プミラ(オオイタビ)  2011 ジュズサンゴ 2010 クマシデ 2009 ワビスケ(太郎冠者) 2008 トベラ 2007 マルバインドゴムノキ 2006 ガマズミ 2005 コウヤボウキ

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1月20日(月) ネオレゲリア・ピンクセンセーション

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例のパイナップル科の一員だろうというのは雰囲気でわかります。ただ、深い縦皺を持つ葉がちょっと変わっていて、全体がガッシリしたつくりです。
裾の葉に載せたレンズ蓋の直径が6cm弱なので、ひと株の量感はかなりモッコリしています。これが木に着生するというのですから、さすがに南米です。
そもそも派手な風体が多いネオレゲリアなのに、名前でわかるとおり、このピンクセンセーションは園芸開発されたものです。元々が派手なのだからそれで良かろうと思うお茶漬け精神は、どうもこの世界では通用しそうにありません。

<補注> 次に収録したネオレゲリアはやや小型でした。(2020年2月25日

過去のきょう 2019 ピンポンノキ 2018 ガーデンハックルベリー 2017 トレベシア・パルマタ 2016 ウナズキヒメフヨウ 2015 ヤマアイ 2014 キンカン 2013 ヤマハンノキ 2012 木立性ベゴニア ・オレンジルブラ 2011 カラテア・クロタリフェラ 2010 チンカピン 2009 ムベ 2008 シモバシラ 2007 バコパ・コピア・ガリバーライラック 2006 カンツバキ 2005 チョウセンレンギョウ

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1月19日(日) シンジュノキ(ハッピーベリー)

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小指の先ほどの実がこんなにビッシリとついて、色もほんわりして、たしかに幸せな感じではあります。流通名ながらも、ハッピーベリー、けっこう頷けます。
ただ、和名だとシンジュノキです。実が白くなるタイプ(または期間)もあるので、それならまさしく真珠と言えても、このほんわり色だと「ちょっとなぁー」です。
ならば学名でいくと、これがまた難儀です。Pernettya mucronata、後半はムクロナタとしか読みようがなくても、問題は前半です。ペルネッチア、ペルネティア、ペルネチア、ペルネッティア…細かな違いとは言え、揺れています。
で、自分がローマ字読みするとペルネッチャ(注)でした。どうせグチャグチャなんだから、あとひとつ増えてもいいだろうというまったくの無責任姿勢で、グチャグチャの混乱をネッチャ・ネッチャさせてしまおうという悪趣味です。

<補注> Pernettyaは旧属名なので、使わないのが無難のようです。

過去のきょう 2019 ヤッコカズラ(フィロデンドロン・ペダツム) 2018 コウヤボウキ 2017 セロジネ・クリスタータ 2016 ショウジョウアナナス 2015 乙女サザンカ 2014 ホオズキ 2013 球根ベゴニア(ハンギングタイプ) 2012 シロミナンテン 2011 レッド・ジンジャー 2010 セイヨウヒイラギ 2009 シホウチク 2008 カリン 2007 チョウセンマキ 2006 ニホンスイセン 2005 オケラ

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1月18日(土) ミチタネツケバナ

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前回の記事で「冬でも花をつけ通していた」としていたことを訂正です。乾いた芝生地に点々とコロニーを作っていました。そのどこにも、白いものは見えません。
うーん、ときどき根拠のない法螺をこくからなぁ、はた衛門さん。今年の冬はかなり緩い気がするのに、さすがに1月だと無理なんじゃないですか。
逆に、近くの畦では暮れにふつうのタネツケバナが花をチラチラさせていました。別に両種が開花を競っているわけでもあるまいし、テリトリーは行儀良く分け合っているみたいなので、それぞれマイペースでやってもらいましょう。

過去のきょう 2019 アオギリ 2018 コウヤワラビ 2017 アカリファ・ウィルケシアナ 2016 フサフジウツギ(ブッドレア) 2015 ホウレンソウ 2014 ハイカンツバキ 2013 ハンノキ 2012 サンジャクバナナ  2011 コバノナンヨウスギ 2010 キジョラン 2009 シロバナヤブツバキ 2008 サザンカ 2007 カクテル(つるバラ) 2006 ホトケノザ 2005 キソケイ

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1月17日(金) サガリバナ

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サガリバナは二度目の登場ながら、前回は写真も甘ければ内容もスカスカでした。わりと最近、TVで西表島のサガリバナを叙情的にとらえた番組があって、この木のことはもう少しちゃんとここに残しておこうと思った次第です。
まずは開花の時間帯で、「夜に咲き出し、朝、落ちる」というのがこの花の説明では定番です。しかし、前回は2時過ぎ、今回は昼ごろ、自分はのうのうと撮影しています。もちろん温室での話だし、花の状態がベストではないにしても、日中には花を見ることができないとあきらめることはありません。
そして、花びらです。1個の花に200本以上はあると言われる雄シベの付け根に、緑の萼とは違う白いビラビラが見えます。前回、「雄シベに埋もれてほとんど存在不明」としたのは真っ赤な嘘で、見ようと思えばハッキリと確認できます。
200117sagaribana2
さらに幹や枝です。件のTV番組で明らかだったことで、サガリバナはとても大きな木なのです。真水域がテリトリーのバックマングローブであり、汽水域に育つヒルギ類やその中間域が根城のゴバンノアシと関連づけて覚えたい樹種です。

過去のきょう 2019 タイワンツバキ 2018 ナニワイバラ 2017 メハジキ 2016 アロエ・ベラ 2015 センダン 2014 ノシラン(白実タイプ) 2013 ネコヤナギ 2012 ヒメユズリハ  2011 ハイビスカス(ブッソウゲ) 2010 ナンテン 2009 トウゴマ 2008 チゴカンチク 2007 フクジュソウ 2006 ヒメキンセンカ 2005 カラタチ

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1月16日(木) ゴエッペルチア・クロカタ

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構図中央に若い葉があるおかげで、カラテア(注)の葉の出方がわかるし、ついでに葉裏の色まで、余計な指の出演もいらずに確認できます。そして、葉表の色は生長につれて濃くなり、併せて縁の波打ちも固く、強くなってきています。
つまり、カラテア・クロカタの特徴が一発でわかる写真…と威張りたいところなのに、じつはダメダメダメ~なのです。なんと、クロカタの一番の特徴はオレンジ色の花(苞)でした。花と言っても渋いものが多いカラテア(注)のなかでは異色です。
さあて、いまは蕾のつの字もなかったので、どのくらい待てばいいものでしょう。クロカタの気持ちになって、ムゥムムンと萌え出すタイミングをはかってみます。

<補注> 掲載当初のタイトルは「カラテア・クロカタ」でした。しかし、旧カラテア属の多くがゴエッペルチア属とされ、クロカタはゴエッペルチアとなりました。
そんな流れに従い、このブログでも過去に遡って新分類に変更しつつあります。当然ながら、本文に2カ所ある「カラテア」は「カラテアおよびゴエッペルチア」と読み替える必要があります。(2024年1月19日

過去のきょう 2019 ネリネ・ウンドゥラタ(ヒメヒガンバナ) 2018 ナガバハグマ 2017 シナマンサク 2016 ブーゲンビリア 2015 プリムラ・マラコイデス 2014 ラッキョウヤダケ 2013 ウメモドキ 2012 キカラスウリ  2011 コチョウラン 2010 アッサムニオイザクラ(ルクリア) 2009 トボシガラ 2008 トウカエデ 2007 ユキワリソウ 2006 ウメ 2005 スズカケノキ

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1月15日(水) キャッサバ

200115cassava
タピオカのお店もこのごろはすっかり閑古鳥で、また暑い季節になったらあの行列は復活するものかどうか、なにごともホドホドにお願いしたいものです。
というのも、タピオカはこのキャッサバの根(芋)から作られるからで、ホドホドにしてもらわないと、この木がそれこそ根絶やしにならないかと危惧するからです。
もっとも、本当のタピオカはその場で調理しないと変成しやすく、工場生産のタピオカティーなどには蒟蒻が使われるのだそうです。このごろの「騙しの技術」は恐ろしいほどで、キャッサバの木はそれを承知で、案外に涼しい顔かもしれません。

<補注> 露地植えのキャッサバを見ました。(2020年10月23日

過去のきょう 2019 ミルトニア・バートフィールド・ドロレス 2018 ウグイスカグラ 2017 ウツボカズラ(ネペンテス) 2016 クイーン・エマ・リリー 2015 セイオウボ(西王母) 2014 アシタバ 2013 スズメノエンドウ 2012 アメリカヒイラギモチ 2011 アンスリウム(ラベンダー・レディー) 2010 カミガヤツリ(パピルス) 2009 メキシコラクウショウ 2008 ウメ(八重寒紅) 2007 ホウキイヌツゲ 2006 ブラキカム・マウブディライト 2005 カリフラワー

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1月14日(火) ヨウラクツツアナナス

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パイナップルを思わせる葉が小さな束で密生していて、そこからグイーンとのびた花茎の先に妙ちきりんな色合いの花がぶら下がっています。
南米から日本にもたらされてもう百年になろうというのに、ついぞ見かけることがありませんでした。お初にお目にかかります。
三段構造の名前を下から解いていくと、まずこれはパイナップル科なので、広くアナナスと呼ぶことはトラフアナナスのときに取り上げています。次のツツは筒で、ふつうのアナナス類だと株(葉の巻き具合)が太くて、大杯のような形なのに対し、この株は上述したように細いので、まるで篠竹の筒のように見えるのです。
そしてヨウラクです。この言葉についてはヨウラクユリのとき詳しく書いたので、今回のヨウラクはそのパーツ解説です。先端で黄色い葯を見せている雄シベ群から太めの雌シベが1本飛び出しています。その上に見える緑色で縁が紫のものが花びら、さらにその上のピンク色で縁が紫の細いパーツが萼です。
そして、萼の上(構造的には下)にある緑の部分が子房で、それらを包むように被さるピンクの物体が苞ということになります。

<追録> 前の写真より少しだけ花に迫ってみました。(撮影:2023年1月4日)
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過去のきょう 2019 コブミカン 2018 タイアザミ 2017 ヒカゲヘゴ 2016 マルハチ 2015 キクイモ 2014 ブーゲンビリア 2013 フッキソウ 2012 ホトトギス  2011 カナリーヤシ(フェニックス) 2010 コクテンギ 2009 ラクウショウ 2008 ニホンスイセン 2007 チチコグサモドキ 2006 ツルウメモドキ 2005 カンツバキ

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1月13日(月) ダイオウヤシ

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ダイオウヤシ属(Roystonea)には20に近い種類(品種・変種)があって、それぞれが中南米諸国に自生するそうです。そのなかでも属名そのままに呼ばれて属の主的な扱いであるこのダイオウヤシは、正確には Roystonea regia で、キューバ原産なのでキューバダイオウヤシとも呼ばれます。
まったくその姿は大王様であって、大温室の天井も突き抜けんばかりです。それでなくても太い幹なのに、上の方でさらに肥大する部分があって、高さだけでなく、きっとそのでっぷりした形も大王様を連想させるのでしょう。

過去のきょう 2019 クサキョウチクトウ(オイランソウ) 2018 タチバナモドキ 2017 オニノゲシとノゲシ 2016 エピスシア・クプレアタ 2015 モクレイシ 2014 モンステラ 2013 ナヨクサフジ 2012 ロウバイ  2011 センダン 2010 ハアザミ(アカンサス) 2009 ハアザミ(アカンサス) 2008 ヒヨドリジョウゴ 2007 ツルウメモドキ 2006 クヌギ 2005 房咲き水仙・ペーパーホワイト

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1月12日(日) マユハケオモト

200112mayuhake
こういうのも宝の山と言っていいんでしょうねえ。10年以上も前に初めて見たときは、たった二つの花で「なんじゃこりゃ!?」と驚いたことを懐かしく思い出します。「あるところにはある」法則、これが7例目か8例目になりそうです。
ただ、傍にある別の葉っぱが邪魔で、植物写真としては価値がありません。もうちょっと「純粋」な宝の山を探して、今年も徘徊を続けましょっと。

<追録> 少しだけ純度の高い(マユハケオモトの葉がわかりやすい)宝の山です。(撮影:2020年12月25日)
201225

過去のきょう 2019 クレロデンドルム・スプレンデンス 2018 ヒメガマ 2017 カシワバアジサイ 2016 イブキ(ビャクシン) 2015 イタドリ 2014 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2013 サイカチ 2012 カシワバハグマ  2011 リュウキュウバショウ 2010 ツワブキ 2009 ハリエニシダ 2008 ロウバイ 2007 ドイツトウヒ 2006 センダン 2005 ツクバネガキ(ロウヤガキ)

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1月11日(土) ポインセチア(ショウジョウボク)

200111
正月を過ぎたのにクリスマスです。いや、ポインセチア(注1)=クリスマスという自分の固い頭をほぐすため、いまごろが花の見ごろなのだと確認です。
過去二度の掲載は、まさに呪縛を受けたように12月下旬でした。しかし、そこで注目していたのは派手に色づいた苞葉であり、いまその写真を見直してみると、初めてのものでは花はまだ蕾のように見えて、そもそもそこを狙っていないので、細部がよくわかりません。また二度目では腺体が露わにはなっているものの、蕾はまだポッと口を開いた(2~3個は雄シベか雌シベのようなものが見えている)段階でした。
そこへ行くと、今回の写真では黄色の葯を出しまくっている雄シベがやたらに目立ちます。これに続いて、雄シベを掻き分けて雌シベがやおら突き出してくるはず(注2)で、次はそれにジトッと迫ってみたいものです。
あと、一つ目小僧みたいな腺体がコミカルで、これはもっとキラキラ光って写る予定だったのに、思惑どおりにはなりませんでした。室内という嫌な撮影条件でどこまで怪しい美しさを出せるものか、再挑戦に期すところ大です。

<補注1> 標準和名はショウジョウボクです。
<補注2> 雌シベの柱頭が開き、子房が膨れていました。(2022年3月8日

過去のきょう 2019 タイマツバナ 2018 パボニア・インテルメディア 2017 ベゴニア・エキノセパラ・エロンガティフォリア 2016 オカトラノオ 2015 カナリーヤシ 2014 アングラエクム・セスキペダーレ 2013 ヤブレガサ 2012 ケナシサルトリイバラ(サンキライ)  2011 フユアオイ 2010 ユズリハ 2009 ハリギリ 2008 シマダケ 2007 ゼニゴケ 2006 イブキ(ビャクシン) 2005 カンザクラ

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1月10日(金) シュウメイギク

200110
これを「綿のよう」と称する人がいるにはいても、ワタシにはどうしてもカビにしか見えなくて、そろそろ鏡餅にもカビが生えていないか心配になります。
たぶんこの白いモワモワのなかに見える黒い粒々がいかんのです。これがなければワタシだって綿と思えるかもしれないのに、罪なヤツです。
もちろんこれは種で、モワモワに包まれたまま三々五々に飛び散るわけです。なので理屈的には綿毛であっても、どうも自分の好きな綿毛とは違います。
花の盛りにはまさに麗人のごとく、そして姥となってはコメディアンに変貌するシュウメイギクのさらなる老後は、なんとも不気味な姿です。

過去のきょう 2019 シイクワシャー(ヒラミレモン) 2018 キュウリグサ 2017 カイコウズ(アメリカデイゴ) 2016 ヒメフヨウ 2015 ハッカクレン 2014 コクテンギ 2013 サネカズラ 2012 バンダ(洋ラン)  2011 ブータンルリマツリ 2010 カゴノキ 2009 チャボタイゲキ 2008 ツバキ(詳細不明) 2007 トウガラシ(ゴシキトウガラシ) 2006 シバザクラ 2005 ダイコン

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1月9日(木) ヒヨクヒバ(イトヒバ)

200109hiyokuhiba
あー、やっぱりこいつの正体はサワラなんだな…と納得しました。遡ってみればおととしの初収録の写真にだって緑色の実はたくさん写っています。二度目の登場では秋になって、その実はやや色づき始めていました。
それなのに、こうしてカラッカラに枯れて茶色くなったミイラを見て「同じだぁ」とうなずくなんて、しつこいというかトロいというか、自分に苦笑です。
そして思うのは、どうして特定の葉っぱがピローンと長くのびたのか、です。光合成の効率向上ため、というのは針葉樹では説明になりにくそうです。サワラを脱する手段がほかになかったから、なんて、ヒヨクヒバが囁いてくれたら感激です。

過去のきょう 2019 ラシャカキグサ 2018 シロヒモノキ 2017 ホシダ 2016 ヘツカラン 2015 ハマビワ 2014 スノードロップ 2013 リュウノウギク 2012 ハナカイドウ  2011 マメキンカン(キンズ) 2010 カンボタン 2009 カンザクラ 2008 レモン 2007 ネメシア 2006 タマサンゴ 2005 ロウバイ

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1月8日(水) ナギナタコウジュ

200108naginata
歳をとってくると、体力の個人差は開いてくるわけで、それは草木でも同じことなのかと考えさせられました。年を越したのにゲゲゲ、まだ花を咲かせている株と、その隣でもうカラッカラに枯れ上がっている株、いったいどうした差なのでしょう。
そもそも、この草の図鑑的な花期は9~10月とされているし、枯れ上がった姿は自分でも12月にしっかりとらえています。写真の隅に嵌め込んだ株が根性なしなのではなく、いま咲いている方が明らかに石田純一タイプなのです。
二つの株のどこが違うのか、憧れの眼差しで「研究」してみました。陽当たり・湿度・風当たり、通常考えるべき要因は、両者すべて同じです。となると、見えない根の部分の能力に差があるのだろうか…要は徘徊癖のある老人がそれを足腰の鍛錬と称したいだけなのですけれど、これ、わりと正解ではないかと愚考するわけです。

過去のきょう 2019 シロモジとクロモジ 2018 ヤブレガサ 2017 クチナシ 2016 ウツギ 2015 ゼラニウム(斑入り葉ゼラニウム) 2014 ツルウメモドキ 2013 キンメイチク 2012 ヤマラッキョウ 2011 ハッサク 2010 クログワイ 2009 ウメ(寒紅梅) 2008 オニドコロ 2007 マーガレット 2006 イヌリンゴ 2005 マサキ

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1月7日(火) コルディリネ・テルミナリス・アイチアカ

200107aitiaka
うぉ、いいもの見っけ~!でした。まさか、葉を楽しむアイチアカに花が咲くなんて…と驚く傍らに、そりゃそうだよ、コルディリネだものと、わけ知り顔で自分を諭すはた衛門がいました。たしかに、同属のニオイシュロランの花は賑やかです。
ただ、別のコルディリネだと花の兆候さえ見たことがなく、同属の全部が全部、花をつけるものかは定かでありません。
また、ニオイシュロランはあれだけ強い香りを出すのに対し、アイチアカはまったく匂いを感じませんでした。数あるコルディリネの一端を見ただけで言うのは憚られても、○○属などと括りたいのは人間の勝手なのだろうなぁと俯いてしまいます。

<補注> きれいに開いた花を収録しました。(2021年10月25日

過去のきょう 2019 デンドロビウム・ユキダルマ・クイーン 2018 ヤマボウシ 2017 タンキリマメ 2016 ベロニカ・グレース 2015 イイギリ 2014 アネモネ 2013 アマチャヅル 2012 サンシュユ  2011 カンレンボク 2010 イオノプシディウム(バイオレットクレス) 2009 ノリウツギ 2008 オオイヌノフグリ 2007 ニンジン 2006 ザボン 2005 ヒメキンセンカ

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1月6日(月) タイワンハマオモト

200106taiwanhamaomoto
ふつうのハマオモト(ハマユウ)なら葉が地際で広がるはずなのに、この葉はまるでハランのようにバオバオと立っているのです。しかもその高さたるや、けっこう胸元を超えるくらいで、全体の見かけが鬱蒼としているのです。
もちろん、ハランに喩えたのはその大きさや立ち上がり方であって、葉はとてもしっかりとして厚みがあり、どうみてもハマオモトです。なにせ、開き初めていた花が、どうしたってこれがハマオモト属(Crinum)であることを示しています。
なるほど、Crinum asiaticumには3種類があって、var. japonicumがふつうのハマオモト、var. sinicumがこのタイワンハマオモト、そしてvar. asiaticum=オオハマオモトにはまだ会えていないとわかりました。このタイワンでも「おっきいなぁ」と呟いたのに、オオに会えたときはどう驚いたらいいものか、うれしい悩みが増えました。

過去のきょう 2019 サラサドウダン 2018 ゴウダソウ 2017 ツタ(ナツヅタ) 2016 タイミンチク 2015 タンキリマメ 2014 ソシンロウバイ 2013 テイカカズラ 2012 トキワイカリソウ  2011 ガガブタ 2010 シュロガヤツリ 2009 タラヨウ 2008 コナラ 2007 スギゴケ 2006 ノイバラ 2005 ヒヨドリジョウゴ

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1月5日(日) ヒカゲツツジ

200105hikagetutuji
面白い色合いの写真が撮れました。ヒカゲツツジの基本性質は常緑でも、部分的には落葉するようです。写真の葉も、ここから緑には戻らないでしょう。
開花時期に見たときは、つい花にだけ目が行っていました。いま、こうして葉をつくづく見ると、スラッとのびて革質であり、「ヒカゲツツジはシャクナゲに近い」と言われることにうなずけます。大きな花芽もややシャクナゲ的です。
かわいいのは葉芽で、この部分から若葉が出るのでしょう。そして、いま赤い葉はみんな落ちるとなると、花の下はずいぶん間抜けになります。これも、春の写真を見直すとそんな感じがあって、そうだったのか!と鼻の下がのびました。

過去のきょう 2019 ムチゴケ 2018 ツクシカイドウ 2017 セイヨウフダンソウ(スイスチャード) 2016 オドリコソウとヒメオドリコソウ 2015 ドラセナ・コンシンナ 2014 ハクサイ 2013 ボタンヅル 2012 ヤマコウバシ  2011 カルドン 2010 キチジョウソウ 2009 サザンカ(白八重) 2008 ミミズバイ 2007 オオキバナカタバミ(オキザリス・セルヌア) 2006 ナンキンハゼ 2005 ノイバラ

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1月4日(土) シンゴニウム・カリフォルニアゴールド

200104cal_gold
ちょっとばかり信吾くんを一人ぼっちにしているなぁと反省し、二人目を載せることにしました。そこで最初の信吾くんを探したら、うわ、あれから丸三年です。
撮った場所やその日のことは覚えているくせに時間の経過に驚くというのは、ボケていないようでもあり、確実に来ているようでもあり、妙な気分です。
いえ、話題は信吾くんです。今回のものは二つ名がカリフォルニアゴールドで、カリフォルニアで作出されたのかと最初は思いました。ああ、ゴールドラッシュにひっかけたのか!と気づくまで1分ほど要したのは、やっぱり来ていますかねえ。
いえ、話題はシンゴニウムでして、最初が白、次が金と続いたら、今度はなに色が来るものでしょう。新しい仲間は三年などかけずに見つけてあげたいものです。

過去のきょう 2019 ヒサカキ 2018 ナンバンギセル 2017 ロウバイ 2016 ハクウンボク 2015 ミドリノスズ(グリーンネックレス) 2014 バクチノキ 2013 エゾマツ 2012 オンシジューム(赤)  2011 ヒメコウジ(チェッカーベリー) 2010 ホンコンカポック(シェフレラ) 2009 アカザ(暫定) 2008 ハマアザミ 2007 ユーカリ 2006 ソシンロウバイ 2005 オタフクナンテン

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1月3日(金) ナンヨウザクラ

200103nanyouzakura
思いがけずに素早いリカバリーができました。半月前、名前の混乱(テイキンザクラがナンヨウザクラとされている)に気づき、その時点でまだ見ていなかった本来のナンヨウザクラがこれです。ああ、この葉ならかなりサクラです。
鋸歯も毛も粗くて、テイキンザクラの葉とはまるっきり違います。両者を混同することはあり得ないので、これはしっかりと呼び分けるべきでしょう。
さて、スッキリ&ホッとした自分の課題は、今回出会った木に花が咲き、実がぶら下がる姿を記録することです。今回の木には実の残骸も蕾の兆しもなかったので、また少し季節をずらしてこの温室に出かけてみることにします。

<補注> 花と実を一度に見ることができました。(2020年7月21日

過去のきょう 2019 イソギク 2018 ハマセンダン 2017 シマオオタニワタリ 2016 アブラナ(ハナナ) 2015 ヒメシャラ 2014 カントウタンポポ(暫定) 2013 コウリンタンポポ 2012 オオバヤドリノボタン(メディニラ・マグニフィカ) 2011 チリマツ 2010 ブラジルマツ 2009 カクレミノ 2008 フウセントウワタ 2007 ギョリュウバイ 2006 シロミナンテン 2005 ウメ

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1月2日(木) オオヒロハチトセラン(サンセベリア・グランディス)

200102sansevieria_grandis
比較対象物の必要性を感じなかったほど、そのバカげた大きさに現場では気圧されてしまったのです。しかし、あらためてモニターで見ると、それがドジだったことがわかるわけで、言葉で補足しなければいけません。
幅は通常のサンセベリアの3倍ほど、丈で1.5倍はありました。なんかこう、昆布を4~5枚貼り合わせて乾かしたんじゃないか、みたいなデカさです。
サンセベリアと言えば「アレ」でしょ、と思っていた視野狭窄症があわてて調べてみたところ、その品種数は軽く100オーバーなのでした。グランディスだけでたまげていたら、そのあとのリアクションが枯渇してしまいます。
毎度毎度のこととは言え、それぞれの世界の奥深さに口をアングリ開けながら、長生きしなきゃなあ…としみじみ思う年の初めとあいなりました。

<補注1> 昆布に続いては、身欠き鰊みたいなサンセベリア(2020年3月22日)、次にマルバチトセランを収録しました。(2020年12月6日
<補注2> サンセベリアという呼び方(属名)にはいささかの問題が生じていることを知りました。(注1リンク先2020年12月6日記事に記述)

過去のきょう 2019 オカメザサ 2018 スイセンノウ(フランネルソウ) 2017 イボタノキ 2016 ゴンズイ 2015 タイワンホトトギス 2014 ヤブコウジ 2013 ヒュウガミズキ 2012 ミドリサンゴ(アオサンゴ) 2011 ダイオウマツ 2010 ハイマツ 2009 ロドレイア・ヘンリー 2008 ゴクラクチョウカ 2007 キンセンカ 2006 イイギリ 2005 モウソウチク

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1月1日(水) ニホンノホマレ(日本の誉)

200101nihonnohomare
椿を元日に持ち出すのは初めてのことです。その理由の大部分は名前です。「日本の誉」、つけもつけたり、あっぱれ豪快のめでたさです。
ただ、この容貌にはもう少し乙女チックな名前の方がお似合いだったかな、というのは個人的な感覚です。一重の中輪という形からして「日本の」と大きく出るのはいかがなものかと思うし、白覆輪なので「誉」というほどの押し出しには欠けます。
…と勝手なことを書いていて気づきました。こういう愛らしさや慎ましさこそがこの国の誉れとすべき要件なのだと作出者は考えたのでしょう。今年は海外からのお客様も多いことだし、「日本の誉」の基準をいま一度確認しておくことにします。

過去のきょう 2019 アニソドンテア・マルバストロイデス 2018 ヒゼンマユミ 2017 シンゴニウム・ホワイトバタフライ 2016 セントウソウ 2015 オオベニゴウカン 2014 ヘクソカズラ 2013 カンアオイ 2012 センジュラン 2011 アカマツ 2010 アカマツ 2009 ヒメコマツ(ゴヨウマツ) 2008 ダイダイ 2007 ハタザクラ 2006 ユズリハ 2005 クロマツ

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