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12月31日(火) キルトスペルマ・ジョンストニイ

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かなりヤッター感のある一枚で今年を締めくくります。前の掲載では、仏炎苞がもう萎れていて、しかも後ろ向きでした。水辺の植物ですから、撮影の場所は限定されるのです。それが今回は開いたタイミングも苞の向きもドンピシャでした。
おお、なかなか貫禄のある姿です。「ザゼンソウに似る」という説明が一部にはあっても、ぜんぜん違います。お互いに失礼な比較で、双方が怒りそうです。
と言いながら前の記事を見たら、自分もそれを引き合いに出していました。ただ、形ではなく仏炎苞の色が近いと言いたかったようです。いーや、色も明らかに違っているのぉ!と満足につつまれて2019年が暮れていきます。

過去のきょう 2018 ゴバンノアシ 2017 エビスグサ 2016 クマシデ 2015 ソシンロウバイ 2014 カラスノゴマ 2013 フッキソウ 2012 コブシ 2011 シシバタニワタリ 2010 ソヨゴ 2009 ヒマラヤスギ 2008 スエコザサ 2007 サカキ 2006 オキザリス・プルプレア 2005 クリハラン 2004 マンリョウ

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12月30日(月) シャリンバイとハナミズキ

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荒れた2019年の総括です。広い河川敷だとここまで大きく育つのかと見上げたシャリンバイなのに、その葉っぱは泥に覆われたままでした。
高みの枝に引っかかったままの菓子袋が哀れなので取ってやりたくても届きません。180cmの男が手をのばして跳び上がってもぜんぜんダメなのだから、この場所は3m近くまで泥の海になっていたわけです。
この泥がかなりしつこくて、指で撫でるくらいではきれいになりません。葉の呼吸や光合成が邪魔されるでしょうから、立ち枯れする木も出そうで心配(注2)です。
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一方、こちらは近所の柳瀬川の土手です。かわいそうなので起こしてやろうとしたものの、一人の力ではビクともしませんでした。
ハナミズキの根は浅く張るタイプなのだという新知識にはなっても、関係者の皆さんがこの木のことを知っているのか、残った根で来春は花を開くことができるのか(注1)、とんだ憂いを抱えたまま年越しをすることになりました。

<補注1> 上掲のハナミズキは、状態はこのままでありながら、とりあえず次の春は花を咲かせました。(2020年5月4日
<補注2> 丸2年が経過し、写真のシャリンバイは特に手入れもされなかったのに、きれいに復活していました。
一方、今春、土手が大がかりに改修され、不幸な形のままハナミズキは撤去されてしまいました。(2022年2月)

過去のきょう 2018 シクラメン・かがり火 2017 ヒイラギ 2016 レックスベゴニア・ワイルドファイアー 2015 ガザニア(クンショウギク) 2014 ヤブミョウガ 2013 ホトケノザ 2012 スハマソウ 2011 ミカイドウ 2010 ネメシア 2009 サワラ 2008 ヨルガオ 2007 ポインセチア 2006 コガマ 2005 コトネアスター 2004 ソシンロウバイ

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12月29日(日) クロコダイルファーン

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このシダの美しさは本当に格別なのです。ただ、傷みのない完全無欠の葉を見つけるのがむずかしくて、前もかなり妥協した写真を載せています。
それが今回は2枚だけとは言え、非の打ちどころがない状態でした。模様の類型としては先々週のゴエッペルチア・ケゲルジャニーと同じです。地面から葉が1枚だけという態様も同じで、分類的にはまったく無関係なのに、まるで兄弟みたいです。
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さて前回、「葉裏の胞子が泣きどころ」とした説明の不足を補います。シダの特性として、その葉には胞子葉と栄養葉の別があるわけで、運良く後者を裏返せば、ほーらこんなにツルッツルのお肌を見ることができます。
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ただ、その確率はほぼ半分であって、すぐにゲゲッとなります。自分で育てる場合は、出てくる若葉を毎日チェックし、ツルツル確率を100%にする努力が必要です。

過去のきょう 2018 エスキナンサス・ツイスター 2017 チャボタイゲキ 2016 モクセンナ 2015 クロガネモチ 2014 ヤドリギ 2013 オタフクナンテン 2012 シナマンサク 2011 アオネカズラ 2010 カシワバハグマ 2009 イタドリ 2008 セイタカアワダチソウ 2007 ツルマサキ 2006 サツキ 2005 トサミズキ 2004 キダチアロエ

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12月28日(土) メヒルギ

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いいものを見ました。メヒルギの実(種)です。形がチョー面白いし、色が緑から淡い黄色に変化(サイズの違いからすると、順序は逆かも)してきれいです。
と、ここまでは撮影時の感想であり、あとは事後学習といういつものパターンです。この実、てっきりマメ科植物のように莢のなかに複数の種が並んでいると思いました。ところが、ヒルギ類の実はこれ全体が一つの種なのです。
専門的には「胎生種子」といい、このまま木にぶらさがった状態で、下から根、上から葉を出し、ある程度育ってから親元を離れるのでした。この細長く尖った形は、落ちたとき、下の泥に突き刺さりやすいための必然の姿でした。
これは楽しみができました。俄学習しただけの胎生種子の行く末をこの目で確かめられる可能性があります。さらにオヒルギとかヤエヤマヒルギ(注3)の同じ姿を見る夢もできたし、逆にメヒルギはまだ花を見ていなくて、来年も忙しくなりそうです。

<補注1> 同じマングローブ植物でありながら、ゴバンノアシはヒルギ類と違って「浮いて流れる」作戦でした。
<補注2> 八重山の地で自然に育つ様子を見て、メヒルギの特性がすんなり理解できました。(2025年1月2日)
<補注3> ついに会えたヤエヤマヒルギなのに、標準和名はオオバヒルギでした。(2025年1月2日

過去のきょう 2018 カクチョウラン 2017 オケラとホソバオケラ 2016 ブラサボラ・デビッドサンダー 2015 メドハギ 2014 ビロードモウズイカ 2013 フユノハナワラビ 2012 ススキ 2011 バラ(シャルル・ド・ゴール) 2010 サンキライ(サルトリイバラ) 2009 イイギリ 2008 ヤツガシラ 2007 ヤブツバキ 2006 サネカズラ 2005 カンアオイ 2004 ブルーデージー

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12月27日(金) シクラメン

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いまごろはエンドウの苗が育ち出す時期のようで、近所の畑ではかわいい巻きひげが元気です。その思いがあったので、この植え込みを見たとき、気の早いマメ科の植物が花を咲かせたのかと一瞬考えました。
ただし、目を凝らすまでもなく、花を透かして見える葉はシクラメンです。それでも、再び花に焦点を戻すと、うふふ、これ、マメ科でしょう。
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きっとイタズラ心に溢れた人が作ったのでしょう。シクラメンは背が低いので、どうしたって上から眺めます。はた衛門もまんまとハマったわけです。くやしいので、グッとしゃがみ込んでみました。うんうん、いい顎をしています。

過去のきょう 2018 ドラセナ・コンシンナ・トリカラー・レインボー 2017 エスキナンサス・スペキオスス 2016 ドンベヤ・里見の春 2015 タラノキ 2014 ヤマハギ 2013 チドリノキ 2012 キミノセンリョウ 2011 球根ベゴニア 2010 スギ 2009 ナツメヤシ 2008 ハスノハカズラ 2007 オレガノ・バーバラチンゲイ 2006 ムサシアブミ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 レースラベンダー

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12月26日(木) ミカエリソウ

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見返り草を見返してきました。名前は「草」のくせに「木」だという図鑑解説が本当かどうかの確認です。花穂は枯れ果て、葉はなくなり、茎がよく見えました。
誰が見ても「木」と思うような木質化具合ではなく、そうと知って凝視すれば、なんとなく木っぽい風情はあるかなぁ…というところです。先年のボタンヅルのような幸運はなくて切断面は見られなかったので、年輪の有無はチェック不能です。
そこでもう一つの木本判定ポイント=冬芽の有無です。これは何カ所か、それらしい突起があります。春まで待てば、これらが本当に芽なのかわかるでしょう。何回も見返さないといけないからミカエリソウなのだと思えてきました。

過去のきょう 2018 シマサンゴアナナス 2017 ツルギキョウ 2016 リュウビンタイ 2015 ヌマツルギク 2014 ウラハグサ(フウチソウ) 2013 リョウメンシダ 2012 メガルカヤ(とオガルカヤ) 2011 ワイヤープランツ 2010 ポピ-マロー 2009 フサザクラ 2008 ハマボウ 2007 レンギョウ 2006 ハナイソギク 2005 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ) 2004 センダン

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12月25日(水) ジゴペタルム・マッカイ

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「イナたい」と言う言葉が世間でどの程度通用するものかは不明でも、この花を見たとき、思わずそう呟いてしまいました。
完璧な補色関係ですもんねえ、黄色と紫! どうしてこんな色合いなのか、誰かが無理に創り出したのならいざ知らず、これで原種だというから恐れ入ります。
この毒々しさに引き寄せられる虫がなにかいるんでしょうねえ、ブラジルには…。あ、日本にも一匹いました。「イナたい・イナたい」と鳴く爺虫です。

<補注1> ジゴペタルムはX'masごろが見ごろとされていて、この季節を外して見切り品になっていたものを前の冬に収録してあります。
<補注2> ジゴペタルム3番目の収録はプリティーアンです。(2024年1月25日

過去のきょう 2018 アマミヒイラギモチ 2017 カラスザンショウほか(時間差離脱総集編) 2016 フユイチゴ 2015 モクレイシ 2014 サネカズラ 2013 マユミ 2012 モミ 2011 ルメクス 2010 コウヨウザン 2009 クロガネモチ 2008 ハマゴウ 2007 ノササゲ 2006 シロタエヒマワリ 2005 キンメイモウソウチク 2004 ボケ

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12月24日(火) アブラツツジ

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これまで見たアブラツツジのなかでは一番大きな木で、望遠をかなりあおった角度の先にこんなものがついていました。間違いなく、これは花です。
本来の花どきからはまるっきり半年のズレです。「ちょっと遅れた」とか「少し気が急いた」とかではなく、まったく真逆の季節だから驚きます。
考えてみれば、花というのは生殖器官であり、可能な限りのチャンスを見つけて命をつなごうとします。条件さえそろえば、いつ咲いても「狂い咲き」ではないのです。
その条件の一つが、開花抑制物質が止まることでした。植物の葉からはなんらかのホルモンが出ていて、それが働く間は開花が抑えられているのです。たしかに、この大きな木の上部は、どうしたことか葉がすべて落ちていました。去年、塩害で桜の葉が早くに落ち、時ならぬ花見を楽しめたのは記憶に新しいところです。
ただ、そういう条件が満足されたとき、花が咲く準備はそんなにすぐできるのか、ちょっと不思議でした。ところが、花芽の分化(形成)は案外に早く、アブラツツジでも桜でも、夏にはそれが行われてしまうらしいのです。続いて越冬芽に育ち、開花の手前までの段取りを終えて次の春を待つわけで、「いつでも」準備はOKなのでした。
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ちなみに同じ木の低い部分はこんな具合でした。どこかにあるはずの花蕾はまったく姿が見えません。葉とは光合成がその役割だと思っていたら、開花をコントロールする役割も担っていたなんて、いまごろ「副業・兼業を認めよう」などと言っているどこかの国の企業とはオツムの柔らかさが段違いなのでした。

過去のきょう 2018 ペペロミア・アルギレイア(シマアオイソウ) 2017 ツワブキ 2016 レリオカトレア・リグレイ(洋ラン) 2015 ノカンゾウ 2014 コセンダングサ 2013 ツチアケビ 2012 ノガリヤス 2011 メグスリノキ 2010 ヤバネヒイラギモチ 2009 タラノキ 2008 コウヨウザン 2007 シキザクラ 2006 シキザキホソバアカシア 2005 シモバシラ 2004 ポインセチア

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12月23日(月) ツルバギア・フラグランス

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ずいぶんくたびれ果てた葉のことなど意に介さない咲きっぷりです。さすがにルリフタモジはタフだなぁ、と感心して近づいたら、なにか様子が違います。
黄変しているから目立つのではなく、葉の幅が妙に広いのです。そして、花の中心がなんだかクチャクチャしています。<
そこで、ルリフタモジのことをもう一度調べなおしました。やはりTulbaghia(属名)にはいくつか種類がありました。これまでルリフタモジとして三度取り上げたものは幸いにも同一種でT.violaceaでした。そして今回の幅広&クチャクチャはT.simmleriで、一般にはツルバギア・フラグランスと呼ばれるものでした。
この「フラグランス」はT.violaceaのシノニム=T.fragrans から来ています。たしかに葉のニラ臭はviolaceaよりも淡く、芳香と言えば言えるものでした。

過去のきょう 2018 ブーゲンビリア 2017 チョウセンレンギョウ 2016 センダンとエンジュ 2015 アメリカアサガラ 2014 セイヨウキヅタ(ヘデラ・ヘリックス、イングリッシュ・アイビー) 2013 カラスザンショウ 2012 リュウキュウマメガキ 2011 センボンヤリ 2010 シロガネヨシ(パンパスグラス) 2009 マメキンカン 2008 ユキツバキ 2007 ミヤマフユイチゴ 2006 ユリオプスデージー 2005 スイカズラ 2004 ニワナズナ(アリッスム)

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12月22日(日) ウメ

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桜ならば、単独の木でも並木でも、紅葉がきれいだなぁと立ち止まることがあっても、梅の葉の色づきを気にかけたことがありませんでした。こんなに鮮やかな黄色に目を見開いてはみても、果たしてこれが標準色なのか、赤や茶になるものもあったのではないか…記憶がまったくいい加減で、情けないことです。
グーグル先生に聞いてみました。おお、梅紅葉(うめもみじ)という季語が出てきたではありませんか。ただし、その説明には「色づいてもほとんど目立たず、すぐに散ってしまう」とありました。あ、やっぱりそうだったんですね。
ということは、梅紅葉に着目できたワタシは俳句を楽しむ文化人の方々並みの繊細な視覚を持っていたのか、ウフフ、と喜んでいればいいのに、黄葉だけで品種を見極められないのでは草木趣味なんて言えんなぁ、と落ち込みます。

過去のきょう 2018 ベゴニア・マソニアナ 2017 スノードロップ 2016 赤ダイコン(紅ダイコン) 2015 ムシトリナデシコ 2014 ヤマユリ 2013 ヒメツルソバ 2012 ツワブキ 2011 トネリコバノカエデ 2010 トウワタ(アスクレピアス) 2009 ナナミノキ 2008 カラシナ(セイヨウカラシナ) 2007 ミヤマシキミ 2006 ナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ) 2005 グリーンアイス 2004 トベラ

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12月21日(土) ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)

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サンタさんを横目にジャーマンアイリス(注)…あまりにも腑に落ちない眺めだったので、思い切り蜃気楼風にとらえてみました。
まさかドライフラワーではなくて、かなりくたびれてはいても花びらはしっとりとナマの感触でした。蕾にだって、「さあ、行くよぉ~」という力を感じます。
5月6月の花が、どうあがいたところで、どれだけ地球がおかしいところで、12月の20日まで花を咲かせ続けるのは無理な話です。いくら暖かいと言っても、12月の平均気温を5月と比べると、10度以上も低いのです。
困り果てて参考ページにあたってみたら、ジャーマンアイリスには二季咲きや秋・冬咲きのものがあり、それらが近年さらに改良されているらしいのです。ここは「おもしろいねえ」と微笑むのが粋とは思っても、片頬がどうも引きつります。

<補注> 標準和名はドイツアヤメです。

過去のきょう 2018 ロスマニア・ロンギフロラ 2017 シラカンバ 2016 アカメガシワ 2015 西洋ツゲ(ボックスウッド) 2014 ブナ 2013 ツクバネウツギ 2012 イイギリ 2011 ナタマメ 2010 カエンキセワタ(レオノチス) 2009 カラスザンショウ 2008 タネツケバナ 2007 カラタチバナ 2006 ユキヤナギ 2005 ハンノキ 2004 ギョリュウバイ

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12月20日(金) イチョウ

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木々の間を女の子が踊りながら駆け抜けていました。影のいたずらです。
しかし、これがなんと午後2時の撮影です。夏だったら4時か5時くらい、夕方の陽の傾きでしょう。大地が暖まりにくいわけです。
今年はどういうわけか風の強い日が少ない気がします。落ちたイチョウの葉が黄金の絨毯のまま、童女の軽やかなステップを支えていました。

過去のきょう 2018 ブラキカム・チェリッシュ 2017 ヒルムシロ 2016 熱帯スイレン 2015 ヒデリコ 2014 ナルコユリ 2013 カラスウリ 2012 ナギナタコウジュ 2011 トキワサンザシ(ピラカンサ) 2010 アマクリナム 2009 センリョウ 2008 タンキリマメ 2007 クネンボ 2006 ヒイラギ 2005 キリ 2004 イヌホオズキ

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12月19日(木) ゴヨウアサガオ(ホザキアサガオ)

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これをアサガオだと言われても???です。ただ、学名(Ipomoea horsfalliae)からすると立派にイポメア(サツマイモ)属の一員です。
サツマイモの花がそうだったようにいまごろが開花期で、しかも寒さには弱いので温室のなかで派手な色目を披露するという面倒なヤツです。おっと、原産地の西インド諸島ならうまい具合の季節があるのでしょうに、はるばる日本にやってきて、爺さんに勝手にイチャモンをつけられるのも可哀想なことではあります。
ホザキアサガオという呼ばれ方(注)もあって、黒紫の蕾が穂状に集まっているので、これが一斉に咲けばうなずきやすかったはずです。ただ、まるでヤツデの小型版のような5裂の葉っぱがそれにも増した目立ち具合だし、YListでも標準はこちらだとしているので、タイトルはゴヨウアサガオがメインです。

<補注> ミナ・ロバータ(同属)の標準和名がホザキアサガオなので、ゴヨウアサガオにこの和名を使うと紛らわしいことになります。

過去のきょう 2018 アイスバーグ 2017 ネーブルオレンジ 2016 ツタ(ナツヅタ) 2015 タイワンサザンカ 2014 イヌブナ 2013 イイギリ 2012 オガタマノキ 2011 ススキ 2010 クロマツ 2009 イチョウ 2008 モチノキ 2007 ハクウンボク 2006 フユザクラ 2005 トコナツ 2004 ジュウガツザクラ

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12月18日(水) トゲバンレイシ

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頭上はるかにこんな物騒なものがぶら下がっていて、おい、落ちてくるなよ!が49%、ちょっと落ちてみろ、味見してやるから!が51%の気持ちでした。
そう言えば、トゲのないふつうのバンレイシの試食もまだです。両方を詰め合わせにしてひと儲けしようという気の利いた果物屋さん、ありませんかぁ~。
果実の大きさを「ラグビーボールくらい」と言えれば当世風でカッコ良かったのに、残念ながらそこまで巨大ではなく、縦方向で24~25cmだったでしょうか。
木のことも実のこともひっくるめてサワーソップというのが通称で、実は生食するほかジュースなどに加工すると言います。ただ、その味については、Wikiの説明を読んでも簡単には想像がつかなくて、複雑らしいことだけはわかります。

過去のきょう 2018 ペペロミア・クルシフォリア 2017 ススキ(とオギとヨシ) 2016 エイザンスミレ 2015 ベニニガナ 2014 クサソテツ 2013 シオデ 2012 シモバシラ 2011 ソシンロウバイ 2010 リンドウ 2009 チドリノキ 2008 マルバアキグミ 2007 ハクサンボク 2006 ムクロジ 2005 マリアアザミ 2004 ワビスケ

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12月17日(火) セッカタマシダ・ダフィー

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花壇の縁取りのように使われていました。タマシダの園芸種で、小葉がのびきらずに寸詰まり、つまり綴化(慣用読みで「せっか」)しています。
シダですから、一日中陽光燦々の場所は嫌がるでしょうけれど、今回見た場所のように日陰が多少回ってくるならば、栽培は可能なのでしょう。
綴化した葉を持つタマシダには園芸種としての固有名があって、これは「ダフィー」と言います。ほかにはオジサンが喜ぶ「ペチコート」なんて名前のものもあります。下着の激写はヤバくても、シダなら無問題…早くお目にかかりたいものです。

過去のきょう 2018 ウォレミマツ(ジュラシックツリー) 2017 イヌカラマツ 2016 テッケンユサン(アブラスギ、ユサン) 2015 オリーブ 2014 パキラ 2013 アツバキミガヨラン 2012 フウ 2011 クリスマスローズ(ニゲル) 2010 ニワウルシ(シンジュ) 2009 アキニレ 2008 ハマヒサカキ 2007 キジョラン 2006 ヤブコウジ 2005 ローズマリー 2004 トウネズミモチ

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12月16日(月) テイキンザクラ

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これまで二度、花と葉だけしか写したことのなかったナンヨウザクラ(注)なのに、実がついているのを見つけました。ラッキーです。
ただ、この喜びはすぐに困惑へと暗転したのです。ナンヨウザクラの実のことを調べてみたら、「ジャムになる」とあります。ん、この実…無理でしょう。
なんと、過去にナンヨウザクラとしてきたこの木は、初回掲載で別名として触れたテイキンザクラなのでした。別名ではなくてテイキンザクラが本名、分類的にはトウダイグサ科(Jatropha integerrima)なので、今回見た実の形にも合点がいきます。
つまり、自分はまだナンヨウザクラ(Muntingia calabura)は見ていないのです。花びらは薄くて白くて、かなり本物の桜の感じです。実は赤くなって食べられます。世間でもなぜかこの二つは混同されてきたようで、これを契機に自分の頭(と過去記事)をきれいに訂正しておかなくてはなりません。

<補注> 本来のナンヨウザクラを見ることができました。(2020年1月3日)⇒ その花と実の姿も収録できました。(2020年7月21日

過去のきょう 2018 キフゲットウ 2017 シラヤマギク 2016 ミズヒキ 2015 タカサゴユリ 2014 ハキダメギク 2013 洋ラン(品種不明) 2012 イソギク 2011 コウシンバラ 2010 フウ 2009 サンビタリア 2008 シラキ 2007 コスモス(矮性) 2006 タアツァイ 2005 リュウキュウマメガキ 2004 ネズミモチ

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12月15日(日) ゴエッペルチア・ケゲルジャニー(カラテア・ムサイカを訂正)

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ムサイカ?と聞かれたら、「いえ、とんでもないっす!」と力んで答えます。これはもう、目一杯に美的です。繊細な網目模様に100%惹かれてしまいました。
オヤジどものネタになりそうな名前は、種小名musaicaのカタカナ読みです。ただ、意味的にはmuse=女神につながる言葉のようですから、駄洒落スイッチはオフにして、ありがたく鑑賞しなくてはいけません。
明るい光線は苦手なので、写真がこんな風に沈んでしまうくらいの室内で育てるにはうってつけです。ウチの居間にもいいかなぁと調べたら、お値段は全然うってつけではなくて、収録8番目のカラテア(注)もまた「見るだけ~」のスルーでした。

<補注> カラテア属からゴエッペルチア属に所属替えされ、ついでに種小名も変更(現在はkegeljaniiが正名)になっています。(2024年12月)

過去のきょう 2018 ナリヒラヒイラギナンテン 2017 ウバメガシ 2016 ザボン(ブンタン、ボンタン) 2015 ホソバシャリンバイ 2014 カシワ 2013 シシユズ(オニユズ) 2012 マンサク 2011 ビオラ 2010 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2009 アオギリ 2008 ツクバネ 2007 カラスザンショウ 2006 チャボヒバ 2005 クロガネモチ 2004 カナムグラ

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12月14日(土) ネジキ

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一枚一枚を見ると、けっこうイケテルと思うネジキの紅葉です。赤がキリッと深いし、葉脈部分に残る黄色がまたそれを引き立てています。
ところが惜しいのは残存率というか定着度合いというか、そこの悪さです。きれいなまま、少しの間、枝にとどまればいいのに、色具合が良くなると次から次に散ってしまうのです。実の残り方まで散漫で、もぉ、全体、やる気不足です。
「雑」という言葉がいけないとは知りつつ、やっぱりネジキあたりは「雑木」だよ…としみじみ思うのです。花のときの記事を見たら、そこでも「雑木」と書いていました。つくづく可哀想と思いながら、カワイソウとカワイイは根が同義だと再確認です。

過去のきょう 2018 ヨウサイ(クウシンサイ) 2017 フランネルフラワー 2016 ストロビランテス・エキゾチカ 2015 ハイアワユキセンダングサとウィンターコスモス 2014 カリガネソウ 2013 タコノアシ 2012 キジョラン(とアサギマダラの卵) 2011 フサザクラ 2010 ノハラアザミ 2009 サンパチェンス 2008 カラスザンショウ 2007 フウ 2006 ムラサキキャベツ 2005 ハナヒョウタンボク 2004 ホオズキ

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12月13日(金) サルビア・コッキネア(ベニバナサルビア)

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ピンクがかわいいなぁと引き寄せられたものの、寄せ植えになっていたので、赤も一応入れておくかと思った欲張り根性が結果的に正解でした。
サルビア・コッキネア(注1)には花が赤やピンクや白のタイプがあるものの、あらためて、コッキネア(注2)ってなに?と思ったら、ラテン語で緋から橙赤あたりまでの色を意味する言葉でした。つまり、この写真に赤花は不可欠だったわけです。
チコちゃんに叱られそうにボーッと生きていると、サルビア類はみんな同じに見えてかないません。いままで赤いサルビアならスプレンデンスだと思っていたのに、飛び出す花の筒がコッキネアはググッと短いし、葉も穏やかなハート型でした。

<補注1> サルビア・コッキネアにはベニバナサルビアという標準和名があります。ただ、この和名はほかの赤い花のサルビアとの区別にはかなり不適なので、自分ではあまり使いたくありません。
なお、英語圏ではこのサルビアをテキサスセージ(Texas sage)と呼び習わすそうで、これはこれでレウコフィルムとバッティングしています。
<補注2:収録済みのコッキネア(の、たぶん一部)・和名50音順>アメリカセンニチコウ(Gomphrena coccinea:haageanaのシノニム) ☆ サンタンカ(Ixora coccinea) ☆ ダンドク(Canna coccinea) ☆ トキワサンザシ(Pyracantha coccinea) ☆ ヒメバショウ(Musa coccinea) ☆ ベニニガナ(Emilia coccinea) ☆ ベニバナトケイソウ(Passiflora coccinea) ☆ ホウカンボク(Brownea coccinea) ☆ ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea) ☆ マルバルコウ(Ipomoea coccinea)
<補注3> サルビア・コッキネアをベースにして作られた園芸種を収録しました。(2023年8月28日

過去のきょう 2018 ツルラン 2017 ハゼノキ 2016 セコイア(センペルセコイア、アメリカスギ) 2015 ヌマミズキ 2014 ヒマラヤスギ 2013 サザンカ 2012 カキノキ(次郎) 2011 タヌキマメ 2010 キッコウハグマ 2009 イタヤカエデ 2008 カラハナソウ 2007 ハンカチノキ 2006 カランコエ・ベハレンシス 2005 ワビスケ 2004 イシミカワ

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12月12日(木) ノックアウトとダブルノックアウト

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マスコミにはそろそろ箱根駅伝話題が登場する時期です。先日は天気予報で「雪が降るかも」なんてやっていました。なのに、これは目立ちます。カワイ!
名前も際立ちます。ノックアウト、うーん、爺さん、やられました。しかし、この名前は爺さんを参らせるのではなく、病気をやっつけるという意味でした。耐病性が高くて維持しやすく、花つきが良いという「言うことなし」の優等生なのです。
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そして、他日、こんな仲間にも会いました。ノックアウトシリーズには花の色違い(濃淡のピンク、白、クリームなど)だけでなく、八重咲きまでありました。こちらの名前はダブルノックアウト、うーん、爺さん、二度目のダウンです。

<補注> この2種のバラは系統としてはフロリバンダであり、同グループはここへの収録も多いので、まとめておきました。(2021年5月10日

過去のきょう 2018 ウラジロノキ 2017 フジバカマ 2016 タチツボスミレ 2015 スカシタゴボウ 2014 タコノアシ 2013 オオツワブキ 2012 ヤブタバコ 2011 カマクラヒバ 2010 チョコレートコスモス 2009 ネズミモチ 2008 ツルアリドオシ 2007 カラマツ 2006 エピデンドラム・ラディカンス(洋ラン) 2005 ノゲシ 2004 イヌリンゴ

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12月11日(水) 木立性ベゴニア・ホワイトカスケード

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あれれ、またプセウドルベルシーに会っちゃった…と喜びました。最初、難儀だと思った名前も、プセウド・ボブなんて自分に「まったく」関係のない言い方で覚えてしまったし、ルブリカント(潤滑剤)は工作でおなじみだったし、「えーと、お前の名前、なんだっけ~」とならずに済んだのはエッヘン!だったのです。
ところが、なのです。白い斑点がやけにかすれています。地色の緑も、深さがぜんぜん足りません。裏側の赤さだけは合格でも、なーんか変です。
おっと、鉢には名札が刺さっていました。木立性ベゴニア・ホワイトカスケードというのが正体でした。カスケード、滝趣味の方面では連瀑という、水が何段か連なって落ちてくるヤツのことです。つまり、この鉢植え品は木立性らしくもっと背が高くなり、白い花を連瀑のごとくに垂らしてくれないと名前負けしているわけです。
きっといつかどこかで立派な姿にお目にかかれることでしょう。そのときには、名札がなくても「おお、ホワイトカスケードくん」と思い出したいものです。

<補注> 次に収録した木立性ベゴニアは原種です。(2024年2月5日

過去のきょう 2018 ハマヒサカキ 2017 コウシンバラ 2016 イイギリ、ほか2種 2015 イタヤカエデ 2014 ハナゾノツクバネウツギ(アベリア) 2013 ヒマラヤザクラ 2012 アスナロ 2011 ゴクラクチョウカ 2010 ヤマアジサイ 2009 ノイバラ 2008 ラシャカキグサ 2007 シャシャンボ 2006 デルフィニウム 2005 トウカエデ 2004 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ)

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12月10日(火) イチョウ

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ひらめきというのはあるもので、おととい、シロモジの雌雄で葉の落ち方が違うことを取り上げたあと、オツムに「ヒラッ」と来たのです。イチョウって、木によって著しく黄葉の時期が違うけれど、あれってひょっとして雌雄の違い?
こりゃー、もしかして大発見!?と色めき立って、雌雄の巨木が並んでいる場所に飛んでいってみたのがこの写真です。奥が雌株で手前が雄株です。
なーんも差がありません。というか、むしろ雌株はもう葉が少なくなっていて、雄株の方がまだフサフサ(笑)しています。ぜんぜんハズレでした。
で、考えました。イチョウって裸子植物です。裸子と被子では男の疲れ具合が違うのではあるまいか。いやいや、盲滅法に花粉を出さざるを得ない裸子植物の方が男性の劣化は進むのでは…グルグルグル、素人考えの空回りの音です。

<補注> この「雌雄差黄葉時期違い説」のひらめきは大ハズレだったものの、翌年の霊感は大アタリでした。(2020年12月21日

過去のきょう 2018 セレウスサボテン(鬼面角) 2017 キンミズヒキ 2016 ウチワゴケ 2015 ストック(アラセイトウ) 2014 ヒメガマ 2013 セリバオウレン 2012 ワラビ 2011 ウワミズザクラ 2010 リコリス・オーレア 2009 ヤーコン 2008 チョクザキヨメナ 2007 メグスリノキ 2006 ゴクラクチョウカ 2005 ブルーベリー 2004 フクシア

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12月9日(月) チューリップ

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チューリップの種類というのは、いま栽培されているものだけで1,000を超えるのだそうです。そもそもが耐寒性の強いものらしいのに、それだけ面子が多彩ならば、なかにはこれだけ気の早いヤツがいてもおかしくはないのでしょう。
昔、2月の初めに咲いているのを見て驚いたのはやや勉強不足でした。いま調べてみると「超早咲き系」なんて言葉も見えるので、クリスマスや正月を露地のチューリップを愛でながら過ごすのはそれほどの芸当ではないのかもしれません。
ウチでも試してみようかな、という気持ちがわずかに芽生えてくるものの、そうやって季節感をメチャにしてなにが楽しいのだ!という義憤も微妙に湧き上がってきて、♪咲いた咲いたチューリップの花が…などと気楽には歌えない時代です。

過去のきょう 2018 ズミ(キミズミ) 2017 チャンチン 2016 エンジュ 2015 ヒメタイサンボク 2014 トウカエデ 2013 コナラ 2012 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアナ) 2011 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 2010 イロハモミジ 2009 メタセコイア 2008 アオハダ 2007 ケヤキ 2006 サンダーソニア 2005 サンシュユ 2004 メキシカン・ブッシュ・セージ

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12月8日(日) シロモジ

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ここまで萎んではいても、ひと目でシロモジとわかる葉っぱです。ただし、11カ月前にもほぼ同じ写真を載せていて、今回はその続編のつもりです。
撮影対象は前と同じ木で、これは雌株です。したがって、尖った葉芽はたくさん見えても、その脇につくタマタマ(花芽)はいささかレアです。
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対してこちらは雄株です。前の記事ではシロモジ同士の雌雄を比べるべきだったのに、勇み足というか張り切りすぎというか、クロモジの雄株を持ち出してしまいました。話が飛びすぎた反省のもと、今度は地道にシロモジの雄株を撮りました。
しかし、結果はクロモジと同じで、やはり葉は落ち切っていました。その代わり、タマタマは「これでもか」みたいにたくさんついています。さすが男です。
で、はた衛門は考え込むのです。植物でも、男はやっぱりハゲやすい ⇒ 来春、パーッと盛大に雄花を咲かせるためには、無用となった葉を早く落としてスタミナを蓄えているんだな ⇒ でも、もう「来春」がない人間は葉を落とさなくてもいいのになぁ…はち切れそうなシロモジのタマタマを眺めながら、虚しく呟くのでした。

<補注1> ハゼノキだと、葉の落ち方がシロモジの雌雄とはまったく逆でした。
<補注2> 株の雌雄で葉の落ち方に違いがあるのかも…という思いつきは、とりあえずイチョウではまったくの見当外れでした。(2019年12月10日

過去のきょう 2018 タカナ 2017 コアカザ 2016 オウゴンカズラ(ポトス・エンジョイ) 2015 ハグロソウ 2014 テンニンソウ 2013 オオハナワラビ 2012 ヤブマメ 2011 ネコノチチ 2010 ホソバオケラ 2009 イイギリ 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ダケカンバ 2006 コクサギ 2005 サルトリイバラ(サンキライ) 2004 ガーデンシクラメン

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12月7日(土) キャベツ

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基本のキという野菜なのに、なにも知らなかった自分にあきれました。この苗を見て、キャベツだなんてとても思えなかったのです。葉が丸まっていなくて、フツーに茎が立っているではありませんか。時期だって、これから冬ですよ。
へー、キャベツには種蒔き時期が違うタイプがあるのでした。いま、こんな苗のものは「秋蒔き」して来年の4~6月に収穫する「春系キャベツ」だそうで、ほかに春蒔きして夏秋収穫タイプ、夏に蒔いて10~12月に収穫するタイプがあるそうです。
ということは、キャベツの旬はほぼ通年ということになります。常々、ハウスものらしい野菜を買ってきたカミさんに対し、「なんてバカな買い物をするんだ」と毒づいていた爺さんも、キャベツを見たときは「いい買い物だねえ」と褒めるべきようです。

過去のきょう 2018 ハナヒリノキ 2017 アズサ(ヨグソミネバリ) 2016 カイノキ 2015 カナクギノキ 2014 イヌザンショウ 2013 ムラサキシキブ 2012 ヤマコウバシ 2011 メキシカン・マリーゴールド 2010 アカガシワ 2009 ウシハコベ 2008 コハウチワカエデ 2007 ギヌラ・パープルパッション 2006 ヤマハゼ 2005 ストック 2004 イチョウ

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12月6日(金) ヤツデ

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おうよ、おらぁハエだよ。蜜、舐めて、なんか悪いか? ヤツデの白い花に真っ黒の俺たちが群がる…これぞ冬の風物詩ってなもんだ。文句あっか!?
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まあまあ、あなた、そんなにムキにならずにこっちに来たら? 雌性期になっちゃった房と違って、こっちの雄性期の花には花粉もいっぱいよ。
などという会話をしてるんじゃないかなぁ、と頬を緩めながら撮りました。ヤツデ、いまが花盛りです。花びら5枚、雄シベ5本、雌シベも5本、ゴホンと言えば龍角散、皆さん、風邪には注意しましょう!とハエの旦那が言ってます。

<補注> ハエの雌雄はまったくわからないので、記事の擬人化部分はテキトーです。また、その種類の見分けも今後の課題です。

過去のきょう 2018 シロガネチカラシバ 2017 アキノノゲシ 2016 ヘミグラフィス・アルテルナタ 2015 タイワンホトトギス 2014 ツルムラサキ 2013 タチシオデ 2012 ノブキ 2011 ホソイトスギ(イタリアンサイプレス) 2010 フユザンショウ 2009 ハゼノキ 2008 ハウチワカエデ 2007 ソヨゴ 2006 タラノキ 2005 メギ 2004 ダリア

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12月5日(木) ベニツツバナ(オドントネマ・ストリクツム)

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自分の背丈よりも高いので、こりゃ「木」だろうと思いました。思っただけでなく、根もともジトッと見ました。たまたま切られたシュートがあり、それは芯が空洞で、周りは茶色になって木っぽくて硬いのです。しかし年輪がありません。草本です。
中米の森から日本にやってきて、いまや植物園だけでなく暖かい島ではかなりの勢いで殖えているようです。身も蓋もない和名がしっかり用意されています。
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その紅の筒です。軟質ビニールのオモチャみたいです。小指の長さほどもあるこの筒から蜜をもらえる虫なんて、果たして日本にいるものでしょうか。
もちろん、今回撮影した植物園にはいるわけもなく、花のあとに残った「実」らしきものはたぶん不稔です。ただ、奇跡ということだってあるでしょうから、ここに来たときは忘れずにこの木、おっと草をチェックすることにします。

過去のきょう 2018 コバンノキ 2017 コヤスノキ 2016 アメリカハナノキ 2015 アブラチャン 2014 ツタ(ナツヅタ) 2013 フユザンショウ 2012 バンジロウ 2011 カラミンサ 2010 デンジソウ 2009 コンテリクラマゴケ 2008 チドリノキ 2007 イヌリンゴ 2006 ツルリンドウ 2005 ナンテン 2004 ネリネ

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12月4日(水) コラ(ヒメコラノキ)

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このコーラの木(正確にはコラ、標準和名・ヒメコラノキ)の下に立つたび、「なにか」付いていないか見上げるのに、ずっと空振りです。花や実とまでいかなくて、せめて蕾でもいいのに、ここまで春・夏・秋と、ただただ葉っぱだけでした。
今回も、物欲しげにジトーッと見上げたのになにも発見できなくて、「あーあ」と呟こうとしたら、その口から「あれ?」という言葉が漏れました。へー、コーラの新枝や若葉って毛深いんだぁ。もしかして、この枝の先になんか出てくるぅ?
ということで、わずかな望みが生まれました。そんな明るい気持ちで見つめると、毛だらけの枝や葉はじつに美しくて、これは「Yes Coke Yes」です。

過去のきょう 2018 アメリカアリタソウ 2017 ツルマメ 2016 バルボフィラム・エリザベス・アン・バックルベリー 2015 ハナミョウガ 2014 ハナビシソウ(カリフォルニアポピー) 2013 ヒヨドリジョウゴ 2012 シュロソウ 2011 シマトネリコ 2010 クサボケ 2009 カラスザンショウ 2008 コシアブラ 2007 ハンノキ 2006 センニチコボウ 2005 フユイチゴ 2004 カラスウリ

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12月3日(火) ラッキョウ

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ご夫婦でしょうか。仲良く熱心にお食事中でした。ウラナミシジミというのはラッキョウの花が好物らしくて、両者の組み合わせ写真はネットにもたくさんあります。
あ、いや、ウラナミシジミがラッキョウの花を好むという記述はWikiには見当たらなくて、ただ単にこの時期の豊富な蜜源というだけかもしれません。野歩きで派手な花色を見ることが少ない季節、蝶ではなくてもラッキョウ様さまです。
そんなありがたいラッキョウを無視してウラナミご夫婦に話を戻すと、右側にいる奥さんのヤツレが目立ちます。そもそも、この蝶はかなりの暖地でないと冬越しできないそうで、そのわりには旦那は案外にきれいなままで、それを眺めるこちらとしては、穴があったら入りたくなったりして、自然観察とは複雑なものです。

<補注> ラッキョウ類の花は見分けが困難です。
ヤマラッキョウ ☆ タマムラサキ

過去のきょう 2018 サワシバ 2017 ヒイラギ 2016 ハナノキ 2015 サワフタギ 2014 トサミズキ 2013 ハゼノキ 2012 アメリカマンサク 2011 ルドベキア・プレーリーサン 2010 アカメガシワ 2009 フウトウカズラ 2008 タカノツメ 2007 アカカタバミ 2006 スギナ 2005 ナンキンハゼ 2004 キダチチョウセンアサガオ

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12月2日(月) オキシデンドルム・アーボレウム(スズランノキ)

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絵的には去年の「お初」とあまり変わりません。しかし、これとあれとは別の場所であり、つまりけっこう稀な木にリザーブができたといううれしい記録です。
しかもありがたいことに、こちらの木はやや背が低く、去年は霞んで見えていた実の穂がこんなにクッキリと見えます。手をのばして一粒つまむことができればもっとうれしかったとは言え、正体が少しずつ見えてきた感じはします。
あとは次の夏、ここで花にググッと迫る(注1・2)ことができれば万々歳です。この澄み切った青空と深い紅葉の対比は、その成功の前祝いだとしておきましょう。

<補注1> 望みどおり「花にググッと迫る」ことができたものの、そのスズランノキはこのスズランノキではありませんでした・笑。(2021年5月6日
<補注2> 梅雨の季節に咲く花をとらえました。(2021年6月21日

過去のきょう 2018 コマツナ 2017 マメグンバイナズナ 2016 クレマチス 2015 シャガ 2014 アメリカセンニチコウ 2013 サフラン 2012 球根ベゴニア 2011 セイオウボ(西王母) 2010 ナナミノキ 2009 ハダカホオズキ 2008 サンザシ 2007 アラカシ 2006 アメリカツルマサキ 2005 ビワ 2004 ユズ

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12月1日(日) ヘツカラン

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ヘツカランを屋外で見ることができました。前と同じく鉢植えであったのは仕方ないところでも、やはり自然光の威力は絶大です。
こういう風に撮ってみて、まるで宝石みたい!と見惚れました。鉢物だったので、「もしかして」と検索してみたら、ダイヤナム(種小名)として市販されているみたいです。しかし、咲かせられなかったときに笑える値段ではありません。
さて撮影後に思うのは、「寒かったけど、風がなくて助かった」…です。なんと、去年・今年と2年続けて、東京では「木枯らし1号」が吹かなかったのだそうで、たしかに落ち葉が舞う景色の記憶がありません。どういう「風」の吹き回しでしょう。

過去のきょう 2018 アズキナシ 2017 セイヨウヒイラギ 2016 トチノキ 2015 アオキ 2014 カラタチバナ 2013 カカオ 2012 イタビカズラ 2011 ムラサキセンブリ 2010 カンレンボク 2009 コウヤボウキ 2008 イブキジャコウソウ  2007 クヌギ 2006 イヌツゲ 2005 マユミ 2004 シチヘンゲ(ランタナ)

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