11月9日(土) キッコウハグマ
どうやらキッコウハグマの「見どころ」をひと巡りできました。どう探しても閉鎖花しか見つけられず、その花径が落ち葉に埋もれるまで追いかけたのが9年前でした。
翌年、ようやく開放花に出会えたものの、それは雄花状態で、それが性転換して雌花になった状態を見るには、それからまた5年を要しました。同じしかけでも、キキョウの場合は一つの群生のなかで性の転換が並行して起こり観察しやすいのに対し、キッコウハグマの場合は時期により場所により、雄性→中間期→雌性という移行状態がかなり「統一的」に進むようなのです。男女7歳にして…古風です。
写真の花は、3本あるべきシベが1本欠けているのが残念でした。ただし、左側のものはまだ葯の痕跡を残し、右側はそれが枯れて雌花が突き出てくるのを待つだけの状態です。雄でもなければ雌でもない、性転換中の現場をようやく見ました。
そして、数メートル離れた場所には女盛りの花がありました。もう少し追いかければ、一つの場所で男女が乱れ咲く様子に出会えるかもしれず、ごくごくささやかなサイズの花なのに、大きな夢を与えてくれるものです。
翌年、ようやく開放花に出会えたものの、それは雄花状態で、それが性転換して雌花になった状態を見るには、それからまた5年を要しました。同じしかけでも、キキョウの場合は一つの群生のなかで性の転換が並行して起こり観察しやすいのに対し、キッコウハグマの場合は時期により場所により、雄性→中間期→雌性という移行状態がかなり「統一的」に進むようなのです。男女7歳にして…古風です。
写真の花は、3本あるべきシベが1本欠けているのが残念でした。ただし、左側のものはまだ葯の痕跡を残し、右側はそれが枯れて雌花が突き出てくるのを待つだけの状態です。雄でもなければ雌でもない、性転換中の現場をようやく見ました。
そして、数メートル離れた場所には女盛りの花がありました。もう少し追いかければ、一つの場所で男女が乱れ咲く様子に出会えるかもしれず、ごくごくささやかなサイズの花なのに、大きな夢を与えてくれるものです。
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