11月25日(月) コウボウシバとコウボウムギ
本来は砂浜がテリトリーなのに、今回撮った場所のように内陸の砂地(ただし水辺)でも生息できるそうで、か細い見かけのわりにしたたかです。
カヤツリグサ科(スゲ属)らしい小穂を見るにはあまりにも時期を失しているものの、名残の1本が空っ風に吹かれていました。葉幅は2~3mmしかない細身でもけっこうタフなようで、もしここで冬越しするようなら再掲しましょう。
さて、コウボウシバという名前です。コウボウは言わずと知れた弘法大師さまのことで、葉鞘の繊維から筆を作ったことに由来します。ただし、その材料になったのは残念ながら「芝」ではなくてコウボウムギ(コウボウシバと同属)であり、つまり芝の方はコウボウムギに似るから、というあやかりネーミングなのでした。
となるとコウボウムギをここに出さざるを得ないわけで、ファイルを探したら、5年前の夏、こちらは正真正銘の砂浜でしっかりと撮影(↑)していました。
葉幅が「芝」とは大違いだし、小穂も、夏だからというわけでなく、そもそもが「芝」よりは大型のようです。ただ、これを撮ったときは弘法の謂われを知らなかったので、葉の付け根に迫った写真がありません。さあ、この砂浜へ再出撃…という気になるほどの興味は湧いて来ず、「まあ、そんなものらしい」としておきましょう。
カヤツリグサ科(スゲ属)らしい小穂を見るにはあまりにも時期を失しているものの、名残の1本が空っ風に吹かれていました。葉幅は2~3mmしかない細身でもけっこうタフなようで、もしここで冬越しするようなら再掲しましょう。
さて、コウボウシバという名前です。コウボウは言わずと知れた弘法大師さまのことで、葉鞘の繊維から筆を作ったことに由来します。ただし、その材料になったのは残念ながら「芝」ではなくてコウボウムギ(コウボウシバと同属)であり、つまり芝の方はコウボウムギに似るから、というあやかりネーミングなのでした。
となるとコウボウムギをここに出さざるを得ないわけで、ファイルを探したら、5年前の夏、こちらは正真正銘の砂浜でしっかりと撮影(↑)していました。
葉幅が「芝」とは大違いだし、小穂も、夏だからというわけでなく、そもそもが「芝」よりは大型のようです。ただ、これを撮ったときは弘法の謂われを知らなかったので、葉の付け根に迫った写真がありません。さあ、この砂浜へ再出撃…という気になるほどの興味は湧いて来ず、「まあ、そんなものらしい」としておきましょう。
<補注> コウボウムギは雌雄異株(スゲ属では激レア)でした。(2023年5月8日)
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