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5月4日(土) シロバナフジ

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なかなか立派な藤棚でした。フジはすべからく藤色でありたいのぉ、と野暮を呟きながらも、純白の迫力に負けて引き寄せられます。
ただし、連休というのは純白の迫力よりも人間の迫力に負けるもので、藤だろうが梅だろうがどうでもいい人々がこの藤を「遠巻き」にしています。はいよ。そんなところに並ばれるとこのフジの蔓がどっち巻きか見えないんで、ちょっと失礼しますよ。
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フジの下に入ってみてわかりました。こいつらが大挙してブンブン唸り、飛び交っていて、皆さん、「危ない!」「近づかないで!」と子供を必死で引き留めているのです。アハハ、人畜無害のハチさんたちのおかげで接写し放題でした。
おっと、蔓です。いくら探しても巻き付き部分がありません。管理が行き届いているせいか、竹組みの棚にさえ絡みつきはなくて、これは困りました。
仕方ないのでフジの学名からアプローチです。ふつうのフジ(ノダフジ)がWisteria floribunda、そしてシロバナフジはそれにf. albaと続きます。つまり、フジの品種であって、もし蔓が見られたら、それはS巻きだったはずなのでした。

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