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4月30日(火) ホシソケイ(ハゴロモジャスミン)

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近所のアパートの垣根です。これが見える場所まで来ると、空気が異常です。一応は花のニオイではあるし、汚臭とまでは言えなくても、ゲンナリします。
不思議なのはこのアパートの住人で、特に空き部屋だらけではないのです。この季節、窓を開けたいでしょうに、夜なんて窓を閉めていても気持ち悪いでしょうに、大家に苦情は言わないのでしょう。20年ほど、この垣根は健在です。
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こんな臭い羽衣はないだろうと思ったら、ハゴロモジャスミンは流通名で、正式和名はホシソケイでした。たしかに花は5裂しています。
ちなみに学名はJasminum polyanthum、つまり「多くの花のジャスミン」で、けっこうそのまんまです。原産地の中国でも多花素馨と、やはりそのまんまでした。

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4月29日(月) エピメディウム・ペラルデリアヌム(黄蝶)

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ああ、イカリソウ…と思いながらこの距離まで来て、フニュ?と首が傾きました。花が黄色です。キバナイカリソウ? いえいえ、それならもっと慎しやかです。
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そもそもこの花、イカリ(距)がないではありませんか。なのに葉はどう見たってイカリソウのそれです。いったいぜんたい、これはなんですか。
検索をかけてみると、けっこう出ました。エピメディウム・ペラルデリアヌム、ああ、イカリソウの学名はEpimediumだったか、と基本を確認する一方、perralderianum、むむ、これは覚えられんなぁとビビったら、黄蝶という流通名がありました。
流通名があるほど売られていることに驚きながら、生産者の解説を見ると、アルジェリア原産だそうで、アフリカにもイカリソウはあるのでした。そして、「ないぞ!」と怒ったイカリはシベの付け根にある光った4本の突起でした。そうと知れば、「和」のイカリソウも同じ作りではあって、イカリソウの構造の基本も学んだのでした。

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4月28日(日) コウゾ

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そろそろコウゾの花どきだと思うと、心が落ち着きません。まだ見ていない雌雄同株のコウゾというヤツになんとかしてお目にかかりたいのです。
そこでいいことを考えつきました。埼玉県小川町は和紙の里として有名で、楮(こうぞ)だけで作られる細川紙(国の重要文化財)の産地です。役場に電話して、楮が植えられている場所がないか、聞いてみました。
その教えられた場所を尋ね当てた結果が上の写真です。涙が出ました。花どころか葉っぱの一枚もありません。産地では「栽培」なさっているのですねえ。
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ただ、収穫はありました。樹皮(の裏)がこんなに毛羽だっていて、TVでよく見る手漉きのシーンとこのケパケパが直結します。
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そして新芽が噴きこぼれていました。枝を刈り取った切り口はかなり新鮮だし、古さの異なる切り口も見られることから想像するに、こうして毎年出てくる若枝を次々に「収穫」するのでしょう。これでは雌雄異株も同株もどうでもいい話で、雌雄同株コウゾ探求の手段は再考を余儀なくされたのでした。

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4月27日(土) シロバナサクラソウ

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これがどこかの花壇だったら面白くもなんともなくても、写した場所が国指定特別天然記念物「田島ケ原サクラソウ自生地」であるのがミソです。
つまりこの白いサクラソウは園芸種ではなく、かしこくもPrimula sieboldii E.Morren f. lactiflora=シロバナサクラソウなのです。しかも、広~い自生地で、今年はここ1カ所だけにしか咲いていなかったのですから、ちょいとドヤ顔で収録です。
ただ、鼻の穴が100%膨らみきれないところがあって、白花種を別品種とする基準が未だに理解できません。ずいぶん前に白花種の学名がf. albifloraとなっているものを見つけ、「そうか、色素抜けが別種で、白色素だと単なる色変わり扱いか」と早合点したものでした。ところが今回はf. lactiflora、つまり「乳白色の花」です。
はた衛門珍説はいつだって悲しく崩壊するわけで、やはりこの白花種問題も「わからんなあ」という鼻白む結論で終わりを迎えるのでした。

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4月26日(金) ニオイガマズミ

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いかにもViburnum、つまりガマズミ属だろうなぁという風貌ではあります。木の高さとか葉や花の佇まいがそう感じさせます。
問題はそのなかでなんなのかというところで、属代表のガマズミとはちょっとばかり路線が違うし、カンボクヤブデマリ、あるいはサンゴジュなどとは別の系統だろうと想像がつきます。ゴマギあたりはちょっと近いかな、とか、ハクサンボクはどうかな、とか考えていると、ふわっと香りを感じました。
それはごくやさしくてスッキリしたもので、チョウジガマズミの香りとダブります。ただ、チョウジガマズミは花筒が丁字型に長いのに対し、こちらの花はこれから咲き進んでもあれほどはのびる気配がないのでニオイガマズミとわかります。
花房だけ見るとオオチョウジガマズミと間違えそうなところはあっても、樹形も花もなんとなくフワッとふくよかなあちらに対し、こちらは全体がキリッとした感じです。写真で細部を比べるよりも実物のそばに立てば違いがよくわかるという好例です。

過去のきょう 2018 マルバオウセイ 2017 原種チューリップ 2016 タヌキラン 2015 クリンソウ 2014 オオデマリ 2013 ヤマブキソウ 2012 クヌギ 2011 ヤマシャクヤク 2010 サラサモクレン 2009 トウグミ 2008 カラスムギ 2007 ルイヨウボタン 2006 イヌザクラ 2005 ホタルカズラ 2004 ムクロジ

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4月25日(木) リビングストンデージー

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リビングストンデージーは2010年に掲載していて、あのころはまだけっこう珍しい花でした。自分でもその美しさが気に入って、わざわざ遠くの街の大きな種苗店まで買いに出かけ、プランターで育てたものです。
ところがそのお気に入り、ほどなくトロけてしまった記憶があります。温度だったのか、水やりだったのか、日照だったのか、とにかく失敗しました。
したがって、写真のような花壇を見ると、つい畏敬のまなざしになってしまいます。ヒーフーミーヨー…と端から花を数え始めて、すぐに降参です。あ、これを印刷してウチのプランターに貼り付けようか、などと姑息なことを考えたりします。

過去のきょう 2018 チャンチンモドキ 2017 テンダイウヤク 2016 チョウジガマズミとオオチョウジガマズミ 2015 チョウセンゴミシ 2014 アルブカ・スピラリス 'フリズルシズル' 2013 クロモジ 2012 タチツボスミレ 2011 ハルリンドウ 2010 ギョイコウ 2009 オオカナメモチ 2008 キンギョソウ 2007 オオバベニガシワ(雌花) 2006 オオバベニガシワ 2005 ベニドウダン 2004 キングプロテア

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4月24日(水) ヤマウグイスカグラ

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ウグイスカグラ3点セットがようやく完成しました。ふつうのウグイスカグラはどこにも毛がないのに対し、このヤマウグイスカグラは萼やら葉に毛があります。さらにミヤマウグイスカグラになると、その毛の先に腺がつきます。
北国の小高い山で、ギリギリ残っていたこの花に会いました。本当は花筒にも毛があってくれればサンプルとして最高でした。ただ、「ない」に比べて「ある」ことを証明するのはとても簡単で、これだけパヤパヤしてくれれば十分です。
逆にこうなると、ふつうのウグイスカグラの過去掲載写真が甘すぎることが気になってきます。花筒・萼・葉・枝など、各所を舐めるように接写しまくり、「ほーら、絶対に毛なんかないですよ」とやらなければいけません。ただ、そういうとき、あってはならない毛が1本だけ生えていたなんてことがありそうで、ここは素人の特権で、「まっ、いいか」とウグイスカグラ3点セットを締めておくことにします。

過去のきょう 2018 シロバナシラネアオイ 2017 ナガハシスミレ 2016 コチャルメルソウ 2015 チョウジソウ 2014 トネリコ 2013 ジュウニヒトエ 2012 コナラ 2011 ヤマブキソウ 2010 フサザクラ 2009 ゴマギ 2008 マルバアオダモ 2007 ヒメウズ 2006 シラユキゲシ 2005 モッコウバラ 2004 タケノコ

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4月23日(火) イシワリソウ

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なかなか豪華な咲き具合ながら、個々の花はややくたびれ気味です。あとひと月も早ければ、この花穂を包んだ総苞がまるで鏨(たがね)のような形で、「石を割る」ように地面から突き出てくるのが見られたはずです。
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ただ、この時期に会えたメリットとして、こんな貫禄のある葉を鑑賞できました。大人の掌ほどのサイズで厚みがあり、尖った鋸歯が物騒です。ただ、葉裏の紫色はとてもやさしくて、表裏のギャップというかその含みが見どころです。
このイシワリソウに近い仲間(ユキノシタ科)にタンチョウソウがあって、まだ葉が出ない段階から花茎が徒長した姿まで収録しています。見た目はかなり近いのに、鶴を連想したり鏨を思い浮かべたり、人間の目とはいい加減なものです。

過去のきょう 2018 ホソバシャリンバイ 2017 ツタ(ナツヅタ) 2016 オオヤマザクラ 2015 ヒメカジイチゴ 2014 ヤブニンジン 2013 モミジバフウ 2012 ヤマエンゴサク 2011 ナガバモミジイチゴ 2010 チドリノキ(雄花) 2009 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2008 コモンセージ 2007 ウラシマソウ 2006 ヒメコウゾ(雌花) 2005 ライラック 2004 ムラサキツユクサ

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4月22日(月) ワラタ(テロペア・スペシオシッシマ)

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1本だけの切り花を手に入れてここに登場させたことのあるワラタが、露地でたくさんの花を咲かせていました。日本では無理だろうと勝手に思っていたら、土地によっては現地(オーストラリア)と変わらない育ち方をするのでした。
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低い位置にも花はついていて、グッと迫ることができました。この造形からサンゴバナを思い出したものの、個々の花の向きはまるで逆です。ここから次第に花びらが割れて雌シベが目立つ全開の姿に変わっていきます。
昆虫が脱皮するようなその割れ方はグレビレアと同じで、さすがに同郷の植物だなぁと納得です。オーストラリア式開花タイプと名付けてみました。

<補注> ワラタは現地先住民の呼び方に基づいた英語名で、日本の花屋でも使われます。なお、流通業界ではそのワラタや属名のテロペアよりは科名のプロテアが優先されている気配があり、字面(テロペアVSプロテア)も似ていて混乱します。

過去のきょう 2018 トダスゲ 2017 ニリンソウ 2016 ホザキノイカリソウ 2015 ツボスミレ(ニョイスミレ) 2014 フジモドキ(チョウジザクラ、サツマフジ) 2013 オドリコソウ 2012 オウゴンカシワ(ナラガシワ) 2011 トキワマンサク 2010 ウコン(鬱金桜) 2009 ゲッケイジュ 2008 ムベ 2007 オキナグサ 2006 ブルーベリー 2005 サクラソウ 2004 ナシ

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4月21日(日) ミツバツチグリとヤエノミツバツチグリ

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HP(増補版)には収録しているのにこちら(ブログ)には入れ忘れたままという草木が少なくなくて、「もしや?」とミツバツチグリを撮ってみたら正解でした。10年以上前に更新をやめたHPの内容にまだ追いつけない牛歩ブログです。
で、そのHPの2006年記事を読み直したら冷や汗が出ました。ツチグリを草本と解しています。「え、ツチグリってキノコだぞ」とこのごろ掲載した記事を確認し、「どうしてこんな間違いをしたんだ!」と過去の自分を激しく責めました。
ところが、なのです。落ち着いてツチグリのことを調べたら、それはキノコのツチグリ(Astraceus hygrometricus)ではなく、ミツバツチグリと同じバラ科キジムシロ属であるPotentilla discolor(未収録)のことなのでした。つまりずっと昔の自分の方がいまよりしっかり勉強していたことになります。冷汗三斗(注)ならぬ冷や汗二度です。
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ああ、バカな親父ギャグをひねっている場合ではなくて、せっかく出番を得たミツバツチグリが「八重ちゃんも載せてくれ」とせがみます。
この八重のミツバツチグリの出自はまったくわかりません(注)。自然発生するとも言うし、園芸店で売っていたという情報もあります。この写真はかなりの昔に某植物園で撮りました。いま見直せば雄シベはしっかり存在していて、この八重は雄シベが変化したものではなく単純に花びらが分化したものに思えます。
と、通ぶって細かいことを言っても、それがこの八重ちゃんの秘密解明にはいっこうにつながらず、これでどうやら冷や汗が三度になりました。

<補注> 冷汗三斗(れいかんさんと)は強烈に恥をかくたとえです。なお、ヤエノミツバツチグリは分類的にはミツバツチグリの品種(f.)という扱いです。

過去のきょう 2018 ヌルデ 2017 エゾノウワミズザクラ 2016 マルバノキ 2015 ウグイスカグラ 2014 シロヤブケマン 2013 コナラ 2012 クッカバラ(フィロデンドロン・クッカバラ) 2011 アブラチャン 2010 チューリップ(突然変異) 2009 ハラン 2008 ニワトコ 2007 オーニソガラム 2006 ヤマグワ 2005 ニワトコ 2004 ムクロジ

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4月20日(土) イボタノキ

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前にこれを見た場所からは260km余りも北の地で、白いニチョニチョ(触った感触)に再会しました。1回だけ「とりあえず見た」のと違い、まったく別のイボタノキに同じ現象を認めたのはかなり大きな自信になります。
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しかも、前回のものよりは今度のものの方が立派です。枝を覆っている範囲が前の2倍ほどはあるし、まるでバウムクーヘンみたいな太さにも圧倒されます。
しかし気になるのは「これ」を見つける時期です。若葉の様子が2回ともほぼ一緒なのです。葉が繁くなると見失うわけではなく、冬にも見ていないのです。この分泌物は春に限るのか、あるいは夏までには業者さんに収穫されてしまうのか、3回目以降の出会いがあるなら、この辺の季節的な疑問解決に資してほしいものです。

過去のきょう 2018 シベリアヒナゲシ(アイスランドポピー) 2017 ナルコユリ 2016 エンコウソウ 2015 カテンソウ 2014 ミツバアケビ 2013 アケボノセンノウ 2012 ワビスケ(紺侘助) 2011 ヤマコウバシ 2010 サネカズラ 2009 フゲンゾウ 2008 ヤマフジ・昭和紅 2007 ヒメフウロ 2006 タチイヌノフグリ 2005 カロライナジャスミン 2004 ナノハナ

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4月19日(金) ラッパ水仙(八重変異種)

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背景は紛れもなく海、ドッパーン・ジョワジョワと豪快な春の太平洋です。その水際から大した距離も置かない場所で咲くスイセンにやや戸惑いました。ただ、考えてみれば越前海岸とか伊豆下田、あるいは淡路など、「海と水仙」の取り合わせが有名な観光スポットがあって、スイセンは海辺の花なのでした。
さて気を取り直してこのスイセンを調べると、Van Sionという古典的な品種が浮かび上がりました。ラッパ水仙が八重に変異したもので、17世紀前半には愛好家の間で持て囃されるようになりました。日本でも戦前に流行したそうで、写真のスイセンはそれが逸出・野生化したものではないかと考えられます。
掘り起こしや植え替えがいらないスイセンであればこそ、根付いた場所に適応し、長い年月で正体不明の「ご当地型」になったのでしょう。日本の海辺にはちょいと不向きな風貌も、そんな経緯を考えると許せる気持ちになってきます。

過去のきょう 2018 コウゾ 2017 ヘラノキ 2016 ザイフリボク 2015 トウゴクミツバツツジ 2014 ユキモチソウ 2013 ムレスズメ 2012 プリムラ・ブルガリス 2011 エイザンスミレ 2010 クスノキ 2009 フサザクラ 2008 トウモクレン 2007 マツバウンラン 2006 オニタビラコ 2005 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2004 ハウチワカエデ

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4月18日(木) グレビレア・ホワイトナイト

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White Knight、白馬の騎士、カッコいい名前です。ただ、日本ではまだ知名度が低いようで、ネットで探してもぜんぜん引っかかりません。英語で検索をかけて、ようやく素性がわかりました。レアものを写せたようです。
で、その海外のナーセリーの説明によれば、この花は「クリーミーな白」なのだそうで、ほぉほぉなるほど、花色を言うときのボキャが一つ増えました。
それと「approximately 1 metre high」だそうで、これも納得です。なんだか横へ広がる性質だなぁという撮影時の感想はアタリなのでした。始末に困る樹形にはならないし、霜にも乾燥にも強いそうで、日本のお庭にけっこうお奨めの一品です。

<補注1> 過去掲載のグレビレア(☆ ロビンゴードン ☆ ピグミーダンサー ☆ プーリンダクィーン)は赤の花ばかりだったので、初めての色違いです。
<補注2> もっと面白い色を見つけました。(2019年5月18日

過去のきょう 2018 レンリソウ 2017 オクノカンスゲ 2016 ブルンネラ 2015 イヌノフグリ 2014 カシワ 2013 キケマン 2012 シダレヤナギ 2011 シラカシ 2010 コクサギ 2009 ハボタン 2008 シモクレン 2007 ホオノキ 2006 イロハモミジ 2005 ツルニチニチソウ 2004 モクレンとコブシ

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4月17日(水) ヤグルマギク

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さすがにまだ時期尚早とは思いながら、総苞のなかの作りを見るだけでもいいや、と萎んだ花を割ってみました。町内の「みんなの花壇」にはヤグルマギクが毎年元気に花を咲かせてくれて、種を見たいと思ったときからアテにしていたのです。
なんと、その種はすでに一丁前の形になっていました。まだ早すぎて白い部分はこれからガンメタ色に変化するはずでも、期待した「毛」はすでに立派です。190417yagurumagiku2
さてこの毛、種部分との比率からして、飛翔のためのパーツではないようです。落ちた種が風で転がりやすいように、あるいは触った誰かにまとわりつくためにあるものかと愚考しました。種が完熟したならば、それを検証したいものです。

なお、3月2日の記事で触れた「ヤグルマギクの花畑」だった場所は、ただの麦畑になっていました。あの色とりどりのステキな景色、返してくださーい!

<追録> マークしていた場所は上記のように「ガックリ」だったので、記憶にあったシーンをいささかでも再現してくれる場所を見つけました。
しかし、本当ならこの10倍は広い迫力画像を載せられるはずだったのに…と思うと、かえって悔しさが募る一枚です。(2019年4月21日)
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過去のきょう 2018 トチュウ 2017 ホウキモモ 2016 シロバナマンサク(フォザギラ) 2015 リョウブ 2014 キバナカタクリ 2013 オンツツジ 2012 ソラマメ 2011 ミツガシワ 2010 アズキナシ 2009 バッコヤナギ 2008 イスノキ 2007 ネギ 2006 エノキ 2005 アカメガシワ 2004 ハタザクラ

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4月16日(火) アズマシャクナゲ

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関東から東北地方のやや高地に自生するシャクナゲです。東男(あずまおとこ)と言えば、粗野・無骨な関東武士のことを指したのに対し、このシャクナゲの「東」は単に自生地を指しただけで、風情はかえって京女のごとく嫋やかです。
花色はだいたいがこんな薄紅色で、花びらが5つに裂けます。ほかのシャクナゲだと裂数がこれより多いのがふつうのようです。
前から「♪石楠花色に黄昏れる~」という歌のその空の色ってどんなだろうと悩ましく思っていました。尾瀬の澄んだ空気だと、沈み往く夏の太陽が一瞬だけでも山際をこんなあでやかな色目に染めるのかなぁ、と空想してみました。

<収録済みのほかのシャクナゲ>品種不明の植栽品 ☆ ヒメシャクナゲ ☆ セイヨウシャクナゲ ☆ ビレヤ・シャクナゲ

過去のきょう 2018 キャッツテール 2017 ホソバヤブレガサ 過去のきょう 2016 ヒトリシズカ 2015 ゴウダソウ(ルナリア) 2014 ササベザクラ 2013 チゴユリ 2012 コブクザクラ 2011 キクモモ 2010 ウラシマソウ 2009 ザゼンソウ 2008 アオキ 2007 カーネーション 2006 ツルニチニチソウ 2005 ハタザクラ 2004 ハタザクラ

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4月15日(月) ミズバショウ

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過去掲載(08年13年)のミズバショウはどうもイマイチ写真でした…と言うからにはこれが会心作のつもり、はた衛門さん? まぁ、暫定ということで。
1枚だけでミズバショウの決め写真とするのはむずかしいと実感します。この写真だと、葉がかなり芭蕉を思わせるように大きくなっている反面、白い仏炎苞が少しくたびれかけ、肉穂花序も雄シベが目立ちすぎです。
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そこでもっと若々しい花序に迫りました。緑色をした4枚の(本当の)花びらを押しのけるように、雌シベの透明な柱頭が突出してきています。次いで4本の雄シベが雌シベに覆い被さるように噴き出してきて、これで自家受粉が完成です。
ただ、こんな感じで花序がベスト状態だと、その株の葉はまだ小さいのです。花も苞も新鮮なうちに葉が立派に開いた状態を撮りたいものだと切望します。しかしそれはつまりは無い物ねだりで、駄作を並べる「くどい」言い訳なのでした。

過去のきょう 2018 メグスリノキ 2017 オオバベニガシワ 2016 ウコン(鬱金桜) 2015 ツバキ(崑崙黒) 2014 センダイタイゲキ 2013 ツバキ(九重) 2012 アネモネ 2011 ハタザクラ 2010 ハシバミ 2009 ハリエニシダ 2008 ミドリウスバサイシン 2007 ラショウモンカズラ 2006 ヤブタビラコ 2005 シロバナハナズオウ

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4月14日(日) クレマチス・アーマンディ・アップルブロッサムとクレマチス・アーマンディ・リトル・ホワイト・チャーム

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胸丈ほどのフェンスが真っ白でした。ホンワリとした香りが漂います。アーマンディにはいくつかの園芸種があって、これはアップルブロッサムです。
クレマチスナーセリーのページを見ると、本来のアップルブロッサムの花はややピンクを感じさせるのに、これはほぼ純白でした。リンゴというよりはナシの花を思わせるので、もしかしてピアブロッサム?というのは冗談です。
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そしてこちらは背丈ほどのフェンスを埋め尽くしていたので、香りもムンムンです。テクテク歩いていて10分ほどの間にまたアーマンディに出会ったわけで、このクレマチスがとても愛好されていることを足で実感してしまいました。
母種のアーマンディより花の直径が少し大きいのに、名前がリトル・ホワイト・チャームとは困ったものです。花びらがやや細いところがリトルなのか、あるいは大型のクレマチスに比べれば小さいという意味なのか、謎のリトルです。

過去のきょう 2018 ワダソウ 2017 ツリガネズイセン(ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ) 2016 ムサシアブミ 2015 カキドオシ 2014 ハシバミ 2013 コスミレ 2012 レンギョウ 2011 スギ 2010 サルトリイバラ(サンキライ・雌花) 2009 オオイワウチワ 2008 ハナノキ 2007 ムレスズメ 2006 コオニタビラコ 2005 アケビ

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4月13日(土) カワラタケまたはミダレアミタケ

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切り倒されたクヌギの幹がビッシリとキノコに覆われていました。ハタザクラで目覚めた植物のハイエナどもで、今度は装いが地味なくせに大集団です。
ちょうど、サルノコシカケを薄く小さくした感じで、傘についた年輪模様がきれいでもあり、おぞましくもあり、正体は調べやすそうに思いました。
ところが…なのです。こういう感じのキノコを探したところ、カワラタケとミダレアミタケとが候補に絞られました。しかし、参考にする資料によって傘の色やら模様の具合はバラバラで、この写真だけでどっちと判断することができません。
そして、その判断にはこいつの裏側を見ることが必要なのでした。触ってみて「意外に硬いな」とは思ったものの、裏返して撮影するという基本知識に欠けていたのです。よし、早い内にリターンマッチはするとして、無知の記録を残しておきます。ちなみに、名前の並びはアイウエオ順であって、候補の優先順ではありません。

過去のきょう 2018 メギ 2017 ザイフリボク 2016 ミツバツツジ 2015 ニワザクラ 2014 レンプクソウ(ゴリンバナ) 2013 ミツバツツジ 2012 プリムラ・ジュリアン 2011 ツバキ(王昭君) 2010 ニッコウネコノメソウ 2009 オオリキュウバイ 2008 タピアン 2007 ムラサキケマン 2006 スズメノテッポウ 2005 シロバナタンポポ

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4月12日(金) ウンリュウヤナギ

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「季節が良くなったら、青々とした美しい姿を載せて差し上げましょうほどに」としてから4年が経っていました。決して忘れていたわけではなく、爽やかな若葉は毎年見ていたし、今年もごく簡単にクチャクチャのシーンは撮れました。
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ではなぜ3年の空白ができたのかと言うと、花を狙っていたのです。シダレヤナギと違って絶対数がグッと少ないので、なかなかタイミングが合いませんでした。これも1枚目写真とは別の場所の木で、ようやく開花シーンをゲットです。
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そして、覚悟していたこととは言え、やはり雄株でした。シダレヤナギで苦労した経験からすれば当たり前のことだし、探せる木の少なさからして、この先、雌花を撮影できることはないでしょう…と書きながら、じつはヤル気満々だったりしています。

過去のきょう 2018 モモイロバイカイカリソウ 2017 ツクシスミレ 2016 サルオガセ 2015 ヒイラギソウ 2014 クロモジ(雌花) 2013 ヒトリシズカ 2012 ユキヤナギ(ピンク) 2011 アマナ 2010 エンレイソウ 2009 ホソバアカメギ 2008 クレマチス・白万重(しろまんえ) 2007 プリムラ・マラコイデス 2006 アンスリウム 2005 ハナカイドウ

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4月11日(木) コイワウチワ

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花の大きさを500円玉くらいと書こうとして、いや待てよ!です。カッコ良く二色になる今度のあの硬貨、サイズはどうなるんだろう…と調べたら、直径26.5mm、現行のものとまったく同じでした。考えてみれば、違えたら自販機が困ります。
その500円玉サイズまで桜の花を大きくしたようなコイワウチワです。「小」イワウチワなのだから、ふつうのイワウチワより花が小さいのかというと、並べて見たわけでも、スケールをあてたわけでもなくていい加減ながら、差はほぼありません。
ではどこが「小」かと言うと葉の長さで、縦寸がやや長めの「ふつう」に対し、こちらは横寸の方があって、結果、寸詰まり=「小」という論法なのでした。

過去のきょう 2018 クロキ 2017 ウスガサネオオシマ 2016 クヌギ 2015 ジューンベリー 2014 ヒキノカサ 2013 ミカイドウ 2012 ヤブレガサ 2011 アオキ 2010 ヒメウズ 2009 タンチョウソウ(イワヤツデ) 2008 八重咲き水仙・エルリッチャー 2007 イカリソウ 2006 ゲンゲ(レンゲソウ) 2005 ハタザクラ

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4月10日(水) アメリカハナズオウ

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桜と同じころに、同じような色合いで咲くもので、世人の注目はあまり得られないのではないかと同情してしまうハナズオウです。
そんなハナズオウなのに、この木はさらに哀れで、株立ちして密集すべき枝がヘナヘナと横に広がって、とても散漫な雰囲気です。花もなんとなくバラけていて、本来のハナズオウのように枝からブホォッと噴き出した勢いがありません。
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よく見ると花柄がこんなに長くて、これでは密集感がないのも当然です。ふつうのハナズオウに比べると「面白くない」わりに縦横にデカくて始末が悪い…アメリカハナズオウを町歩きであまり見かけないのはここらに原因がありそうです。
ずいぶん昔に「蔵」の方に収録したあとは出会いがなくて、今回ようやくこちら(ブログ)に新規撮影画像を並べることができました。

<補注> 夏にアメリカハナズオウのカラーリーフ種と出会ったら、その木には豆がありませんでした。不思議に思って、春に撮影したこの木を確認したら、こちらにも豆が見当たりません。アメリカハナズオウが不稔だという解説は見かけないので、花の直後を確認するまで、この問題は棚上げです。(2019年7月31日

過去のきょう 2018 ヒゴスミレ 2017 ハボタン 2016 イワウチワ 2015 ムサシアブミ 2014 アカシデ(ソロ) 2013 タチイヌノフグリ 2012 ヒカゲツツジ 2011 スギナ(ツクシ) 2010 カタクリ 2009 ベニコブシ 2008 原種チューリップ 2007 ジロボウエンゴサク 2006 カラスノエンドウ 2005 アオキ

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4月9日(火) トキワマガリバナ(イベリス・センパビレンス、トキワナズナ)

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ツクシヤハズエンドウとお友達状態で、すっかり春の野に馴染んでいました。地中海沿岸の出身なのでやや異風ではあっても、アブラナ科ではあるため、花の構造はナズナタネツケバナと基本的に同じ(十字の4弁)です。
ただ、これから盛りになってくると多数の花が丸く寄り集まって中心部がこんもりと盛り上がり、まるで八重のジニアみたいな姿になります。特に、4弁のうち外側の2枚がグッと大きくなってたくさんの花が輪生するので、知らないとその塊全体が一つの花冠のように見えてしまいます。
そんなわけで、まだ花弁の大きさに差が目立たず、花数もまばらで一輪一輪をしっかり見分けられるいまごろがイベリスの観察どきなのでした。

過去のきょう 2018 ショウドシマレンギョウ 2017 ヤブデマリ、イヌシデ、ボケ 2016 イヌブナ 2015 セイヨウトチノキ 2014 キジムシロ 2013 フウ 2012 スズメノヤリ 2011 ヒノキ 2010 イヌコリヤナギ 2009 ベニバナトキワマンサク 2008 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア) 2007 アジュガ・レプタンス(セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウ) 2006 レンギョウ 2005 ドウダンツツジ

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4月8日(月) 紅豊(べにゆたか)

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シーズンに一回は桜を取り上げねばという義務感らしきものがある一方で、春が来れば桜というのもおバカなことだとニヒルに構えたりしています。我が本尊のハタザクラが終焉期に入ったせいか、もの皆悲しく見えるこのごろです。
そんな目にも、この桜のホンワカぶりは好ましく映りました。ご機嫌な赤ちゃんと同じで、底抜けの明るさは周りの人間の笑みを誘います。
まるでサツマイモの品種名のように思える名前も、愉快な気持ちを増幅させます。命名者は真剣につけたのだろうし、当時(1961年)はこうも紅○○というサツマイモが世のなかに溢れてはいなかったのでしょう。ネーミングというのは50年・100年先を見越すべきということで、さて令和の50年後の評価やいかに。

過去のきょう 2018 ニオイカントウ 2017 ウラシマソウ 2016 ホウチャクソウ 2015 マルバスミレ 2014 バイカシモツケ(リキュウバイ、ウメザキウツギ、マルバヤナギザクラ) 2013 ユーフォルビア・ラクテア 2012 カツラ(雌株) 2011 ワビスケ(数寄屋)  2010 ジロボウエンゴサク 2009 シロバナアケビ 2008 ヤマザクラ 2007 バイモ 2006 ムシクサ 2005 ヒサカキ

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4月7日(日) リカステ

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リカステは属名で、詳しい品種名はわかりませんでした。ただ、この属を見るのは初めてだったので、とりあえず大雑把な名前で収録しておきます。
ずいぶん花つきがいいように見えるのは素人の欲張り根性で、リカステは1本の茎に1個の花をつけます。たまたま数本が並んでいたので、植物記録写真という本分を忘れ、「わーぃ、豪華だなぁ」と喜んでしまいました。
一方、背景に葉を入れ込んだのは正解で、エビネのような縦皺が目立つ大きな葉はリカステ属の一大特徴でした。中南米に30種ほどがあって、わりと気むずかしいランなのだそうで、とりあえず撮影できたのは幸運だったようです。

過去のきょう 2018 アベマキ 2017 ツバキ(蝦夷錦) 2016 ツクバネウツギ 2015 ロドレイア 2014 センボンヤリ 2013 レンギョウ 2012 アオイスミレ 2011 ガマズミ 2010 アズマネザサ 2009 トキワイカリソウ(白花) 2008 ヒメシデコブシ 2007 ノウルシ 2006 スモモ 2005 スギナ

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4月6日(土) グレビレア・プーリンダクィーン

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深めの赤の花がかわいらしくて、アンテナのように突き出した雌シベのお茶目さとよく似合っています。呪文のような名前も、けっこう印象的です。
この名前、アルファベットにするとPoorin da Queenで、プーリンダとはオーストラリアの原住民の言葉で「光」を意味するのだそうです。そして、このプーリンダを冠したグレビレアがクィーンも含めて50種近くもあることからわかるように、これは彼の地の代表的なナーセリーの名前なのでした。
これでようやく三つ目を収録できたグレビレアだというのに、一つのナーセリーだけでなんという数を創り出してくれることでしょう。かわいらしく思えたこの花も、そんな知恵がついたあとだと、魔女がおいでおいでをしているみたいに見えます。

過去のきょう 2018 フタバアオイ 2017 セントウソウ 2016 セリバオウレン 2015 ヤブカンゾウ 2014 ハナイカダ(雄株) 2013 グズマニア・ヒルダ 2012 シダレカツラ 2011 ラッパ水仙 2010 イチリンソウ 2009 カランコエ(八重) 2008 ノボロギク 2007 トウダイグサ 2006 センボンヤリ 2005 ボタン

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4月5日(金) パフィオペディルム・オリビア

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先月、マツリカを取り上げたときに「オリビアを聴きながら」を思い出したら、今度はパフィオペディルムのオリビアさんを収録することができました。
ただ、歌手のオリヴィアなら背が高かったのに、このパフィオはわりと小型です。花茎が短めなので、花と葉を一緒に写し込むのが簡単です。その葉は複雑な杢目が際立つ特徴で、これも記憶にあるオリビア・ニュートン=ジョンとはイメージが…。
真面目に調べたら、パフィオ・オリビアはやや古典的(19世紀末の登録)な品種で、いまは見かけにくくなっているのだそうです。あのオリビアじゃなかったかぁという落胆と、珍しいものに出会えた喜びと、両者が拮抗している一枚です。

過去のきょう 2018 ザクロ 2017 ネコヤナギ 2016 アケボノツツジ 2015 ミシマザクラ 2014 オキナグサ 2013 デンドロビウム(ピンクドール・洋ラン) 2012 ウバユリ 2011 ニワトコ 2010 ノウルシ 2009 シナミズキ 2008 ヤマモモ 2007 キランソウ 2006 ミケリア 2005 レンギョウ

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4月4日(木) ボタンクサギとカシワバアジサイ

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うわ、そそるなぁと思って接写してみたものの、うーん、この若葉がなんの木のご幼少時代なのか自信が持てません。先が尖り、幅がゆったりしたこの形と、分厚くて硬そうな質から「あれかな?」とは考えても、いまいち自信が持てません。
そこでちょっと端っこを擦ってみました。あ、正解! この香り、ゴマのあれです。どうしてゴマの香りを「臭い」としたものか、先人の感性を訝りながらも、いままで花にばかり惹かれて撮っていたボタンクサギについて、春の鑑賞法を知りました。
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同じく、この季節にはノーマークだったカシワバアジサイです。裏表の色のコントラストが絶妙だし、形はもうこの段階からしっかり「あの形」でした。
そして、その若葉の付け根にあるのは、なんと去年の葉です。1月の半ばにまだきれいなのを確かめてはいても、まさか桜の季節にまで残って二世代同居するなんて、「人生100年時代」などと喧(かまびす)しい人間をあざ笑うかのようです。

過去のきょう 2018 イタドリ 2017 ハナニラ 2016 オオミスミソウ(ユキワリソウ) 2015 ハラン 2014 アブラチャン 2013 ソシンカ 2012 オオカンザクラ 2011 キクザキイチゲ 2010 ハナニラ 2009 チョウジザクラ 2008 ノジスミレ 2007 アザレア 2006 ヤブレガサ 2005 カタクリ

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4月3日(水) カラテア・ゼブリナ

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意外な大きさでした。長さで60cmはあります。そして硬めのビニールのように丈夫でゴワつきます。なにかを包むのに使えそうで、用途をいろいろ考えてみても、適当なものが思いつきません。とりあえず休憩用のマットには良さそうです。
園芸改良したフミリオはあちこちに植えられていても、こちら本家本元は初めて見かけました。サイズがコンパクトで、葉表の柄が明快なフミリオは園芸的に流通量が多いのに比べ、地味で大きな本来のゼブリナは入手しにくいのでしょう。
そうやって「売れる」ために化けた過程で捨てられた葉裏の薄紫が哀れです。同じカラテアでもランシフォリアあたりの葉裏はいかにも派手に目立つのに比べ、まるで悲しみの涙が滲んだように密やかなこの色合いが忘れられません。

過去のきょう 2018 ヨウコウ 2017 ハナノキ 2016 コナラ 2015 ヨコハマヒザクラ 2014 ツワブキ 2013 ミヤマカタバミ 2012 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 2011 ミヤマウグイスカグラ 2010 ムスカリ 2009 シダレザクラ(イトザクラ) 2008 シダレザクラ(イトザクラ) 2007 スノーフレーク 2006 ムクゲアカシア 2005 ムスカリ

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4月2日(火) ベニノキ

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中南米に産する木で、彼の地の原住民はこの真っ赤な実(写真中央奥)から製する絵の具でボディペインティングをしたと言います。この色素はいまでも食品や口紅に利用されていて、そこで和名はシンプルに「紅の木」です。
一輪だけ、ピンクの花が咲いていました。また写真左手の金色物体は若葉です。だいたいが常緑だし、こうして植物としての三つのフェーズが一緒になってしまうのは、熱帯に育つ木ならふつうなのでしょう。撮影が一度で済んで得しました。
ただ、花はもっと全開するようだし、絞りを開放しすぎて実がボケてしまったし、この木の高さ(3m以上)が表現できていないし…などなど、もう一回撮りに来たい理由も、この一枚の写真には込められているのでした。

過去のきょう 2018 ノラボウナ 2017 ラッパ水仙 2016 スミレ 2015 ヒメスミレ 2014 レンギョウ(雌花) 2013 ムユウジュ 2012 サルココッカ・コンフサ 2011 ヤマコウバシ 2010 ゴンズイ 2009 テンダイウヤク 2008 イチハツ 2007 ヤマエンゴサク 2006 ニリンソウ 2005 シデコブシ

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4月1日(月) ハルユキノシタ

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ふつうのユキノシタとは同属でありながら、咲き出しが少しだけ早めです。そして、どうかすると初夏まで咲いているユキノシタを尻目に咲き終わります。ユキノシタに春を乗っけただけの素っ気ない名前は、案外に的を射ています。
また、花茎や葉に赤みがさすユキノシタに比べ、まったくそれがありません。加えてユキノシタのように匍匐茎をあちこちにのばすことがなく、葉質もやや薄めで毛深くはないので、全体がこざっぱりと和風です。
問題はこの葉がユキノシタと同じように食べられるか、傷薬としての薬効があるかどうかです。食用についてはどうやら問題がないようでも、薬としては外傷ではなく中耳炎とか痔に効くとありました。うーむ、身近に必要な草ではないようです。

<追録> 同じ時期のユキノシタ(↓)です。花蕾はまだまったく上がっていないのに、赤い匍匐茎がもうのび出しています。
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過去のきょう 2018 オオバヤシャブシ 2017 マダケ 2016 白キンギョツバキ 2015 アマギヨシノ 2014 ショウジョウバカマ 2013 レウイシア 2012 シャガ 2011 ヒイラギバツバキ 2010 クヌギ(雄花) 2009 イカリソウ 2008 アカシデ 2007 カテンソウ 2006 アブラチャン 2005 ユスラウメ

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