« 3月13日(水) オウゴチョウ(オオゴチョウ) | トップページ | 3月15日(金) アオモジ »

3月14日(木) カツオナ

190314katuona
博多のお雑煮には欠かせない「かつお菜」です。お正月のお勤めを終えても葉っぱはどんどん出てくるわけで、ふだんは味噌汁の具材になります。
根もと側の葉から、その朝の分を掻いて使います。折るときはバキッと豪快な音がするくらい丈夫な葉なのに、炊く(博多では煮ることをこう言います)とふんわりした歯触りで、やさしい味わいです。「カツオの出汁がいらない」というおいしさです。
前に取り上げた高菜とは近縁(注)のアブラナ科植物です。高菜のときにつくづく感じたように、このグループの食べられ方には尖鋭な受け持ち分野区分があって、かつお菜はお椀のなかが専門です。しかも、ふだんの味噌汁の具材となるのはかなり「余技」の感じであり、お正月に出番を絞った「超エリート」の葉っぱです。

<補注> 高菜の品種群の一とされていて、学名は同じです。

過去のきょう 2018 ゴンズイ 2017 ユキワリイチゲ 2016 ドンケラリー(正義) 2015 シダレヤナギ 2014 デンドロビウム・ユキダルマ・キング 2013 ホトケノザ 2012 カタクリ 2011 カイヅカイブキ 2010 ハルニレ 2009 オオイヌノフグリ 2008 マツバギク 2007 ウチワノキ 2006 アセビ 2005 ユキツバキ

|

« 3月13日(水) オウゴチョウ(オオゴチョウ) | トップページ | 3月15日(金) アオモジ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 3月13日(水) オウゴチョウ(オオゴチョウ) | トップページ | 3月15日(金) アオモジ »