2月24日(日) マツザカシダ

以前の写真(の被写体と撮影環境)があまりよろしくなかったので、マツザカシダに再登場してもらいます。「マツザカシダ=葉身中央を走る白い斑」ではなく、オール緑の自然品を基準にしたいとは思いながら、まずはきれいな栽培品です。
と、これでシャンシャンだったはずなのに、今回の調べによってWikipediaに間違いがあるのを見つけてしまいました。さてこういうときはどうしたものか、直せるものか試してみたらログインする必要があるみたいで、面倒なので挫折です。
問題箇所はこのマツザカシダを三重県松阪由来とした部分です。これには出典もあるようで、前回のワタシの記事で松阪市は関係なさそうとしたことを取り消すいい勉強になりました。ただし、Wikiはその松阪を「松坂」と表記していて、阪であるべきところが坂になっているのです。かなりの初歩的ミスです。
そして松阪市の読みは「まつさかし」です。これはWikiの問題ではなく、そもそもの名前由来への疑問になります。もし三重(南伊勢)に因んだものだったなら、マツザカシダではなくマツサカシダと発音したはず(注1・2)です。もちろん、長い時間でサがザに変化したことはあり得ても、なにか釈然としないマツザカ問題なのでした。
と、これでシャンシャンだったはずなのに、今回の調べによってWikipediaに間違いがあるのを見つけてしまいました。さてこういうときはどうしたものか、直せるものか試してみたらログインする必要があるみたいで、面倒なので挫折です。
問題箇所はこのマツザカシダを三重県松阪由来とした部分です。これには出典もあるようで、前回のワタシの記事で松阪市は関係なさそうとしたことを取り消すいい勉強になりました。ただし、Wikiはその松阪を「松坂」と表記していて、阪であるべきところが坂になっているのです。かなりの初歩的ミスです。
そして松阪市の読みは「まつさかし」です。これはWikiの問題ではなく、そもそもの名前由来への疑問になります。もし三重(南伊勢)に因んだものだったなら、マツザカシダではなくマツサカシダと発音したはず(注1・2)です。もちろん、長い時間でサがザに変化したことはあり得ても、なにか釈然としないマツザカ問題なのでした。
<補注1> 標準和名はマツザカシダでも、別名としてマツサカシダはあげられていて、松阪由来の根拠にはなりそうです。(2021年1月)
<補注2> しだりおさまからものすごくありがたいコメント(↓)を頂戴しました。(2023年11月29日)
過去のきょう 2018 ヒメサザンカ 2017 ムシトリスミレ 2016 キチジョウソウ 2015 キンレイジュ 2014 アミメグサ(ベニアミメグサ) 2013 オオハナワラビ 2012 モミジイチゴ 2011 ヒオウギ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒマラヤスギ 2008 カンザクラ 2007 オステオスペルマム 2006 セツブンソウ 2005 カワヅザクラ
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コメント
はじめまして。しだりおといいます。コメント失礼します。
ご指摘のマツザカ問題についてですが、Gakkenから出ている代田雪絵編(2016)の「日本産シダ植物標準図鑑Ⅰ」のp.378に記述がありました。和名の由来として「三重県松坂市で見出されたシダ植物。(ただし「松坂」の正しい読みは『マツサカ』であり、「マツザカシダ」の和名は誤読が定着したもの)」と書いてあります。おっしゃっている通り、本来はマツサカシダだったようですね。
ご参考になれば幸いです。
投稿: しだりお | 2023-11-29 19:06
むっちゃくちゃありがたいコメント、感謝感激です。
とても調べきれない貴重な資料にあたっていただき、
お礼の言葉が見当たりません。
素人の思いつきが正しかったなんて、
こんなブログをやっていて良かったと舞い上がっています!!
投稿: はた衛門 | 2023-11-29 21:32