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1月17日(木) タイワンツバキ

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名前のとおり台湾に産するほか、中国の南部からベトナムあたりまでが自生のテリトリーだと言います。それらの土地より、1月の平均気温で10度ほども低いここらなのに、現地と変わらずいまごろ花を咲かせていて、勤勉なものです。
なおかつデカイです。かなり仰ぎ見て撮っていても、構図の上にまだまだ幹はのびていて、10m以上はありそうです。日本のツバキとは異質(注1)です。
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派手な雄シベのなかから棍棒のように突き出ている雌シベも、ふつうのツバキでは見たことがないような気がします。気がするだけで、「明らかに違う」と言い切れない(注3)のが悲しいところで、こうして「観察ポイント」が少しずつ増えるのでしょう。

<補注1> 日本のツバキはCamellia(ツバキ属)なのに対し、タイワンツバキはツバキ科ではあってもPolyspora(タイワンツバキ属)、つまり属違いです。
<補注2> 同じく台湾の名を冠したツバキ科植物にタイワンサザンカがあります。
<補注3> 日本のツバキに雌シベがないわけではなく、派手な雄シベに埋もれて、ふつうに眺めたのでは存在に気づかないことが多いようです。

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