11月8日(木) ヤマトリカブト
先月に続いてトリカブト「類」の登場です。しかも、先月の「類」は「トリカブト」を名乗らない変則パターンだったのに比べると、単なる「トリカブト」が存在しない「類」のなかではわりと由緒正しい(っぽい)名前です。
そこでつくづくそのお姿を拝見すると、帽子の庇がクルリンと跳ね上がっていてキュートです。いままで見た「類」はここがまっすぐか、あるいは下に向きがちで、唯一、8年前に詳しい種類がわからないまま「類の参考写真」と逃げているトリカブトが、いまとなってはヤマトリカブトだったかなぁ…と思えてきました。
ただし、トリカブト類の見分けは花よりも葉というのが定説です。たしかに、センウズモドキと比べると、葉の切れ込みは深くても付け根まで達してはおらず、あるいは葉形そのものもエゾトリカブトあたりとは感じが違います。
もっとも、60とも70とも言われる「類」の数からすれば、まだその1割しか見ていないわけです。こういう風体の草に出会ったとき、「あ、類だ。触らないでおこう」と思えれば素人は上等なわけで、細かい見分けは学者さんに任せておきましょう。
そこでつくづくそのお姿を拝見すると、帽子の庇がクルリンと跳ね上がっていてキュートです。いままで見た「類」はここがまっすぐか、あるいは下に向きがちで、唯一、8年前に詳しい種類がわからないまま「類の参考写真」と逃げているトリカブトが、いまとなってはヤマトリカブトだったかなぁ…と思えてきました。
ただし、トリカブト類の見分けは花よりも葉というのが定説です。たしかに、センウズモドキと比べると、葉の切れ込みは深くても付け根まで達してはおらず、あるいは葉形そのものもエゾトリカブトあたりとは感じが違います。
もっとも、60とも70とも言われる「類」の数からすれば、まだその1割しか見ていないわけです。こういう風体の草に出会ったとき、「あ、類だ。触らないでおこう」と思えれば素人は上等なわけで、細かい見分けは学者さんに任せておきましょう。
<補注> ヤマトリカブトの近縁種であるオクトリカブトを収録しました。(2022年11月1日)
<追録> 上に掲げた写真は、葉の裂片同士の距離がヤマトリカブトとしては小さすぎる気もします。そこで念のため裂片の開きやその鋸歯の鋭さが国立科博標本にいかにも近いものを追録しておきます。(撮影:2024年9月20日)
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