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11月3日(土) テリハノイバラ

181103terihanoibara
過去に載せたノイバラ系統の実の写真( ABC )は、どうも葉をほとんど意識していなくて、いまとなっては果たしてノイバラだったのかテリハノイバラだったのか、なんとも不安の残るものばかりです。そこで今回は正真正銘の照葉です。
というのはじつは主題ではなくて、きょうは「果実ってなんなの?」という勉強です。リンゴやミカン、なにげなく食べているけれど、あれってなにを食べているのでしょう。このテリハノイバラの実はいったいなにが膨らんだものなのでしょう。
変なところが膨らむ代表はケンポナシです。種の入った子房は花後からそれほど大きさを変えず、その下の軸(柄)がおいしい「梨」になってくれます。
そしてこのノイバラ系統も同じく軸(柄)が実になります。その証拠に、実の頭には雌シベ痕を伴った萼が残っています。もちろん種はこの赤い球体のなかに入っているわけで、その点はケンポナシとは違うしかけです。
おっと、上に掲げた問題の正解です。リンゴの場合は花托、ミカンは子房の壁に生えた毛を食べているわけで、そうと知るとせっかくの味がなんとなく冴えなくなってくるので、食べるときには忘れてしまった方がいい話です。

<補注> 春、葉の艶めき具合は格別でした。(2021年4月14日

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