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10月31日(水) メハジキ

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この茎を使った子供の遊びについては知識として知っていても、自分ではやったことがありません。したがって、節間の長さをこうも各種取り揃えられると、はて、どれを使っていいやら、やっぱり耳学問は役に立ちません。
しかし、夏の花どきからは想像できない間延び具合です。冬に根生葉を見つけて喜ぶ前に、これは確認すべきことでした。
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さてその花殻と種です。尖って突き出たイガイガはとても硬く、指に刺さります。茎には四つの角(稜)があるし、ちょっとツンケンした感じです。
殻のなかの種には飛び出すしかけなどはなく、テキトーにこぼれるだけです。ほかには茎が倒れて、少しだけ距離を稼ぐわけで、節間がグングンのびるのは、決して子供遊び用にサイズを取り揃えているわけではないのでした。

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10月30日(火) カルミア(アメリカシャクナゲ)

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なんだかふざけた実です。火星人が集団で踊っているみたいです。頭についたアンテナも長い脚も、ピロロン・ピロロンと自由勝手な様子です。
あれれ、この木、なんだぁ。えーと、ここにあったのは…そう、カルミアでした。花のときはその奇態に惚れてグッと迫って二度目掲載までしたものです。
その再掲写真を見ると、たしかに立派な雌シベがズンと突き出ていて、それがアンテナになったというわけです。そして、長い脚は最初の写真に見えています。その写真では萼のあたりが膨らんでいて、そこらが実になったものでしょう。
そして、葉です。悲しいかな、花にだけ目が行って、全然意識していませんでした。昔の写真をあらためて見直すと、たしかに革質で厚手の立派な葉です。
後方に黄変したものが写ってはいても、常緑なので冬はこのまま過ごすはずです。まだ堅い実を割ってはみたものの、種ははっきりしませんでした。枯れて割れるころにはこの火星人がどんな顔をしているのか、楽しみにしておきます。

<補注> 冬芽もやはり奇態でした。(2022年2月26日

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10月29日(月) ウメガサソウ

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あった、あった!と一人で大興奮です。もう3年ほど、ウメガサソウの実の「その後」を探し求めていて、ようやく夢が叶いました。
初夏に花を咲かせ、秋にかけてそれがけっこう大きな実になったというのに、その実には立派な萼がそのままついていたというのに、もはやその萼は失せ、実もよくここまで干涸らびたものです。この分だと、冬のうちにこの殻は壊れ、なかの種が地面にこぼれる段取りなのでしょう。(稀少種のため、割って確認はできず)
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この日見た数株のなかで、実が残っていたのは1本だけでした。ただ、そうではない株にはこうして幼い葉が芽生えていたのが意外でした。これから冬に向かうのだし、冬を越して気息奄々の様子も知っているので、この生長リズムは不可解です。「とにかく生きる」という強い意志の現れに思えて、勝手に感動してしまいます。

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10月28日(日) イヌエンジュ

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あーぁ、あれからもう3カ月が過ぎていたのでした。7月のちょうどこの日、「うやしい」とか「くれしい」なんて変な言葉を創り出したものでした。その、うれしがらせ&くやしがらせてくれたお豆ちゃんたちは一っっっつもなくなっていました。
図鑑的には、あの豆はあれからたいして膨らむわけでもなく、割れて開くわけでもないようです。あのまま乾燥して、今年何度も訪れた強風で散じたものでしょう。
そして、葉もまるで色づかないまま乾いて落ちていくようです。まったく愛想のないヤツで、イヌとされたワケがしみじみわかってきます。ただ、例の葉軸残し落葉の仲間であることは自分にはうれしい発見でした。というか、ここまでくるとこれは複葉の木々の常道らしく、知らなかったワタシがバカだっただけのようです。
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そんな落ち込みから立ち直って枝先に目をやると冬芽が膨らんでいました。半月形の葉痕を押しのけるような勢いの芽は丸々とふくよかで、柴犬の赤ちゃんくらいの可愛さはあります。他人様には内緒で、豆柴エンジュと呼びたくなりました。

<追録> ひと月前の台風でやられたらしく、大枝が1本折れ、切除措置がとられていました。赤みが強くて引き締まった材質で、緻密な細工物に向いているそうです。材に限れば、決して「イヌ(役に立たない)」ではありませんでした。(撮影:2018年10月29日)
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10月27日(土) チョコレートコスモス

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リベンジのリベンジという感じです。自宅での栽培は見事に失敗し、よそさまの花壇に咲く姿を撮らせてもらったものの、それは冴えない画像でした。
で、今度は某公園で堂々と撮影です。おかげで、花だけでなく葉の姿もハッキリ写し込むことができました。全然コスモスらしくないのが特徴です。
さらに、立派な名札で「チョコモカ」という品種名まで知れました。春と秋、二度咲きをするというお得な品種でした。
そして、前回までノーチェックだった香り確認も今回のリベンジの内容です。よく言われるチョコの香りにも思えるし、バニラっぽくもあるし、ココアの湯気を思い出しもしたし、たしかにほかのコスモスとは違うようです。
ワタシと入れ替わりに訪れた女性二人組の一人が「あー、ホントだ」と言い、もう一人がドヤ顔で「ね!」と言っていました。「なんの香りでした?」と聞けば良かったなぁと気づいたのはずいぶんあとだったのはいつものお間抜けです。

<補注> チョコレートコスモス・第4弾記事もあります。(2019年6月12日

過去のきょう 2017 クワクサ 2016 トウガラシ(観賞用・品種名不明) 2015 ヤブソテツ 2014 センダングサ 2013 ヒガンバナ 2012 スダジイ 2011 モクゲンジ 2010 ノハラアザミ 2009 ツヅラフジ(オオツヅラフジ) 2008 原種シクラメン 2007 ニガウリ 2006 タウコギ 2005 ミゾソバ 2004 ヤマノイモ

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10月26日(金) ヤマコウバシ

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あれれー、ヤマコウバシってこんなに実のつきが良かったかなぁ…と立ち止まるほどに黒いコケシちゃんたちが目立ちました。
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たった1本の木ではなく、出会う木でそのたびに「あれれー」なのです。
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どの木も、あらゆる枝にまんべんなく実をつけていて、1本の枝についた実の数はそれほど異常ではなくても、総合の数が過去と違うような気がするのです。
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ただ、「気がする」だけで正確な記録があるわけではないので、今年を基準にこれからヤマコウバシの実のつき具合を評価することにします。もしかして、ヤマコウバシの実にも隔年性とか不定期な生り年があることを発見できたらうれしい限りです。
もっとも、どうあがいても発芽しない不稔の実です。多かろうが少なかろうが、それこそどうでもいいことで、このどうでもよさ加減こそが趣味の王道でしょう。

過去のきょう 2017 シセントキワガキ 2016 ヒイラギ 2015 エゴノキ 2014 コバノガマズミ 2013 カツラ 2012 ツルニンジン(ジイソブ) 2011 メキシカン・ブッシュ・セージ 2010 アキチョウジ 2009 ムクロジ 2008 ヤマラッキョウ 2007 フェイジョア 2006 ヤクシソウ 2005 ホンコンカポック(シェフレラ) 2004 ツワブキ

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10月25日(木) ウワバミソウ

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東北地方の旅で味わうことができる珍味に「ミズの実漬け」があります。ミズはウワバミソウの山菜としての名前で、「実」とは果実のことではなくムカゴです。写真のように、ウワバミソウの茎の節々につく茶色のかたまりです。
これを湯がくと緑色になって、おひたしとか浅漬けとかで出てくるわけで、コリコリ×ムニュネバの複合的な歯触り・舌触りが楽しめます。おととい掲載したムカゴイラクサの試食が屁っ放り腰だったのに比べると、こっちは自信満々です。
そして、夏に山蛭にやられながら不思議がった物体はやはり雌花の「なにか」だったことがわかりました。いまの時期、あのパーツはまったく見当たりません。あの正体を見切るには8月あたりに山に入れば良さそうとは判明したものの、あの大量出血は思い出すたび恐ろしく、あれは雌花の「なにか」のまま封印しておきたくなります。

過去のきょう 2017 アメリカイヌホオズキ 2016 ヤハズソウ 2015 ハナミョウガ 2014 ホトトギス 2013 サラシナショウマ 2012 キンモクセイ 2011 ヒメイタビ 2010 トラノオスズカケ 2009 カキノキ 2008 コウヤボウキ 2007 クロウエア・エクサラタ 2006 スプレーギク 2005 キヅタ 2004 コスモス

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10月24日(水) トサミズキ

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今年は先日の強烈台風がもたらした塩害のおかげで、各地で桜が異常開花して話題になっています。ところが、この山の桜はチラとも花は見せていなかったので、このトサミズキは「純粋に」二度咲きしているのでしょう。
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ちなみに、この場所に散在していたトサミズキ数本のうち、目立ちたがり屋はこれ一本だけでした。まだ蕾もあれば、花びらを落としたものもあって、春先と変わらないほどの花見期間があるようです。ただ、この写真のポイントは2本の雌シベです。
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前に「ゲームのキャラみたい」としたときから、トサミズキの実の殻にはツノが4本あるとばかり思っていました。ところがそのツノは、殻が割れるとき2本の雌シベがきれいに引き裂かれたものなのでした。勝手に割れているように見えて、その割れ目位置は超精密に決められているのです。(ヒュウガミズキも同じ)
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そして種です。3枚目写真の殻からほじくり出しました。殻が割れるとき、その弾みで種を飛ばすのかと思っていたら、殻の展開と種の排出は別なのです。種は少し厚めの白い皮(写真中央)に包まれていて、どうやらこれが乾燥しきったときに種を弾き出すしくみらしいのです。同じカタパルト作戦はカタバミでも見ました。
ならばこの場所で、自然に種が飛び出すのを見届けようかとしばし佇んだものの、どうにもそういうこらえ性には欠ける人です。だいたいのしくみがわかったのだから、次、行ってみようかぁ!とばかり、またトコトコと歩き出しました。

過去のきょう 2017 ヒゼンマユミ 2016 ヒイラギモクセイ 2015 ハナセンナ(アンデスの乙女) 2014 ウダイカンバ 2013 モミジバフウ 2012 ホウチャクソウ 2011 フウセントウワタ 2010 シュウブンソウ 2009 ゴマ 2008 キランソウ 2007 ホウキギ(コキア、ホウキグサ) 2006 オタカンサス 2005 オリーブ 2004 ニシキギ

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10月23日(火) ムカゴイラクサ

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このムカゴが食べられるか否か、そんな単純な疑問を解決するのに10年も要したのだから自分であきれてしまいます。
忘れていたわけではないのに、躍起には追いかけなかったことを反省です。今回はそのムカゴイラクサがしびれを切らしたように、森の暗い小径で小さなスポットライトを浴びて目の前に現れてくれました。
強い光線のおかげで、名前の元になった棘がハッキリ見えます。前回の掲載では蕾だった花が、今回は咲き終わっているよう(写真右端)なのはご愛敬で、これはムキになって追いかけるほどのものではないようです。
さてムカゴです。こっくりした味で、クセはありませんでした。わずかなアクも茹でたら抜けるでしょうし、けっこういけそうです。「食後」も体調には特に異常がなかったので、取りあえず自分に限れば、10年目の結論は「可食」でした。

過去のきょう 2017 イワオモダカ 2016 ヒナタイノコヅチ 2015 ナガボノワレモコウとワレモコウ 2014 シロヨメナ 2013 シロホトトギス 2012 ケンポナシ 2011 パキスタキス・ルテア 2010 アカバナ 2009 マユハケオモト 2008 マルバグミ 2007 ツリバナ 2006 チカラシバ 2005 ホウキギ(コキア、ホウキグサ) 2004 マユミ

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10月22日(月) モミ

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苔に覆われキヅタに絡まれたアカマツの切り株です。堂々とした太さで、ほぼ岩と化したその上に、なんとモミの実生苗が1本ありました。
じつはここ、今年5月に雄花しか見つからず歯ぎしりしたモミの森からほど近い(40~50m)場所です。あの日は見つけられなかったものの、やはり雌花は咲いて種がここまで飛んだのかと、再び悔しさがよみがえります。
しかし落ち着いて考えると、ほんの5カ月で種から芽吹いて葉を数段出すまでに育つわけがありません。これは少なくとも発芽から2・3年は経った姿でしょう。つまり、今年は咲かなかったにしても、数年前は雌花が立派に咲いたのです。
こんなとき、木々の息の長さを実感します。人間の一生なんて、彼らの瞬きにしか値しないのかと寂しく思いながら、それでもしつこく雌花を追うことにします。

過去のきょう 2017 ツルグミ 2016 トチュウ 2015 ジュウガツザクラ 2014 マルバノキ 2013 パパイア 2012 ホトトギス 2011 アメリカヅタ 2010 トリカブト 2009 オキナワスズメウリ 2008 ウラハグサ(フウチソウ) 2007 ケショウビユ(イレシネ・ヘルブスティー) 2006 ホソバアキノノゲシ 2005 シャクチリソバ 2004 ベニバナトキワマンサク

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10月21日(日) センウズモドキ

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おお、このタネを少しいただいてくれば、ウチでも劇毒を採取できるわけだ…なんてことは露ほども考えません。この手の危ない植物は「見るだけ~」にして、間違っても触らないようにしている臆病な爺さまです。
したがって、花(に見える萼)のなかはスルーです。もっとも、トリカブト類の見分けは花よりも葉が大事なので、アンタッチャブルにはそれほど困りません。この見事なまでに深く3枚に切れ込んだ葉はセンウズモドキの特徴でした。
困るのはこの変な名前で、漢字だと川烏頭擬です。烏頭(うず)がトリカブトだとは知っていても、川の意味がわかりません。別に川っ淵に育つわけではなく、ふつうの林縁がテリトリーです。どうやらセンウズはトリカブト類の生薬名らしいというところまで解明しても、それのモドキにされてしまった経緯がまったくわかりません。
ただ、それだけ変な名前とこの3深裂の葉を重ね合わせると記憶に刷り込みやすそうではあって、再会のときも「センウズモドキ!」と呼べそうな気がします。

<掲載済みトリカブト類・和名50音順> ☆ エゾトリカブト ☆ セイヨウトリカブト(アコニット) ☆ トリカブト(品種不明) ☆ ハナトリカブト ☆ ヤマトリカブト ☆ レイジンソウ

過去のきょう 2017 シュウカイドウ 2016 エビスグサとカワラケツメイ 2015 ハグロソウ 2014 サツマイモ 2013 アマチャヅル 2012 キンメイモウソウチク 2011 コミカンソウ 2010 レイジンソウ 2009 ミゾソバ(白花) 2008 ハマトラノオ 2007 ウメバチソウ 2006 アキノキリンソウ 2005 サザンカ 2004 モッコク

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10月20日(土) ツクバネ

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まだ2時を少し回ったころだったというのに、山陰でかつ木陰となると、こんな悲しい光量しかありませんでした。久しぶりに見つけたツクバネは、撮影時間がほぼ同じだったのにフラッシュを焚かざるを得なかった前回に比べれば、自然光(ISO1600)で撮影できただけマシと思うしかない情けない写真になりました。
ただし、自分としてはいろいろ得たところがあって、その第一は実がパラパラとかなりついていたことです。写真では、中央のもの以外にも3個が認められるし、あちこち目を移せばこのくらいの確率で枝には追い羽根がぶら下がっているのでした。
次はこの木がけっこうな高さを持つことを確認できました。半寄生という性質から小さいものと思っていると、立ったままこうして見上げるほどに高いのでした。

そして悔しいのは宿主がわからなかったことです。前回と違い、根もとはジトッと見つめたというのに、なんの根に寄生しているのかわからないのです。少なくてもこの1本について言えば、株立ちの立派な木にしか見えず、いずれ根もとを掘り返してみる観察会とかに恵まれないと確認はむずかしいと知りました。
ほかには、前回は実が色づいていて羽根(苞)は緑という色合いだったのに、今度はそれが逆(実が緑、苞が茶)だったことも「あれれ?」でした。いずれはどっちも枯れっ枯れになってクルクルと舞い落ちるはずでも、その色変化は木により場所により(前回とは違う場所でした)、あるいは気候によって違うようです。
ただし、そんな微妙な色合いのことよりは、花も見たい(できれば雄株の花も)し、竹トンボのように舞い落ちる季節にも遭遇したいものです。なぜか同じようなときにしか出会えないツクバネは、自分にとって大きな課題樹ではあります。

<補注> 三度目の出会いでは若々しい実の姿を見られたし、宿主問題にも少しだけ目処が立ちました。(2020年9月1日

過去のきょう 2017 アベマキ 2016 ホンカイドウ 2015 ユーカリ 2014 ネコノチチ 2013 ラクウショウ 2012 ヤクシソウ 2011 キクダイダイ 2010 サルビア(サルビア・スプレンデンス) 2009 アオノリュウゼツラン 2008 イワダレソウ 2007 アケビ 2006 アキギリ 2005 キダチチョウセンアサガオ(八重) 2004 ゴールデンピラミッド

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10月19日(金) アカバナツユクサ

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白いツユクサを見つけて喜んだのは去年のことだったのに、今度はツユクサの花がこんなに強いピンク(赤紫)色でした。ツユクサと言えば可憐なイメージなのに、ちょっと派手すぎて、イメージが狂います。
背丈もムラサキツユクサに近い感じです。時期だって、けっこう冷え込むようになってもまだこんなですから、なんか変な感じです。
熱帯アメリカの産だそうで、熱帯という言葉に惑わされます。来月に入っても花をつけることがあるらしいので、メキシコあたりでも高地ならば、関東の秋など屁でもない気候なのだろうと、行ったこともない野山を想像してみました。

過去のきょう 2017 バアソブ 2016 トダシバ 2015 カワミドリ 2014 原種シクラメン(ヘデリフォリウム) 2013 コナギ 2012 カンノンチクとシュロチク 2011 ヒシ 2010 タヌキマメ 2009 エノキウツギ(ウオトリギ) 2008 マツブサ 2007 ミヤマガマズミ 2006 ヨモギ 2005 イシミカワ 2004 ギシギシ

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10月18日(木) クロキ

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クロキの実がようやくいい色になっていました。4月に開花・結実して緑色の赤ちゃん状態だったものが、5月・6月と順調に生長して膨らんではきたものの、夏を越してもいっこうに黒さが出てこなくて、少しヤキモキしていたのです。
先月初めころさえ、まだ緑のままなのを確認しているので、この急な冷え込みで一気に色がついたようです。というか、写真にはまだ緑色の実も見える(実際にパラパラと目についた)ので、緑から黒への変化はかなり急激なのでしょう。
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歪(いびつ)と言えるほどぷっくり膨らんでいるので、一粒いただいてみました。枝の実に触るとポロッと簡単にとれるので、この黒々した実がたわわについたシーンというのは案外にむずかしい(次々に落ちてしまう)みたいです。
で、お味です。けっこうジューシーで期待したのに、思わず口を拭うその顔はあまり人に見られたくないものだったに違いありません。

過去のきょう 2017 ハンノキ 2016 ウルシ 2015 エゴノキ 2014 ガマズミ 2013 アカガシ 2012 シマススキ 2011 アレカヤシ 2010 コウリンタンポポ イヌショウマ 2009 ヒメグルミ 2008 クスノキ 2007 スズラン 2006 サラシナショウマ 2005 タイワンホトトギス 2004 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

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10月17日(水) アサガオ

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あまり冴えないアサガオの写真に撮影データを貼り付けてなんのつもりかと言うと、撮影時刻(18:38)の異常さを強調したいのです。
おかしいだろー、アサガオはだいたい昼前後には萎むものだろー!と憤激しながら、14年も前のヒルガオVSアサガオの観察記録を見直したら、なんとそこにはもっと夜更かし型(19:23撮影)のアサガオが記録されていました。
さて、そこで今回と昔の撮影場所を比べてみました。どちらもかなり明るく街灯に照らされた場所で、フラッシュなしできれいに撮れています。つまり、前の晩が明るいと朝寝坊&夜更かし型の花になるらしいのです。
そりゃそうです。夜遅くまで明るい部屋でテレビやスマホの画面に見入っていたら、人間だってリズムが狂います。地震のせいで節電「させられる」のでなく、日本国民よ、自発的意思でもって「暗い夜」に戻ろうではありませんか。

過去のきょう 2017 ヤブツルアズキ 2016 ジョウロウホトトギスとキイジョウロウホトトギス 2015 ヒダカミセバヤ 2014 サイカク 2013 タイアザミ 2012 シマトネリコ 2011 アンゲロニア 2010 ヒイラギモクセイ 2009 キチジョウソウ 2008 ヨウシュイボタ 2007 トウガラシ(タカノツメ) 2006 スズメウリ 2005 クロマイ 2004 サザンカ

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10月16日(火) オオモクセイ

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なんだ、これ!?とびっくりです。花はギンモクセイヒイラギモクセイを思わせる純白でも、なんだか全体にガッシリと大きいのです。
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まず葉が厚くて大きいのです。花びらも同じく厚くて大きく、花柄も長めです。これまでにモクセイ類(Osmanthus)は上述の2種のほかキンモクセイウスギモクセイの計4種類を収録していてそれで完了と思っていました。このオオモクセイの存在には当時の学習ではかすりもしなかったようで、まったく初めて知りました。
九州がホームグラウンドのようで、道理でいままで見なかったわけです。その九州でも、鹿児島では準絶滅危惧種指定です。会えたのは超ラッキーでした。
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帰り道、ヒイラギモクセイがポトポトと花を散らしていたので、オオモクセイが落としていた花と同じ撮り方をしてみました。鮮度は同じなのに、オオモクセイの花がほかのモクセイ類とは別格の張りを持っていることがわかります。

過去のきょう 2017 ゴマキ 2016 ガマズミ 2015 ツクバネガシ 2014 ヒメザクロ 2013 ニッサボク 2012 ツルニンジン(ジイソブ) 2011 アラカシ 2010 ユーパトリウム・チョコレート 2009 キバナノツキヌキホトトギス 2008 エゾユズリハ 2007 アキカラマツ 2006 ツリフネソウ 2005 シュウメイギク(ピンク) 2004 タイワンホトトギス

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10月15日(月) キイジョウロウホトトギス

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そのまま咲けばいいと思うのです。写真上側では、蕾はまだ下を向いています。紀伊上臈杜鵑草の茎は蔓状に垂れ下がるので、上についた蕾の方が下のものよりも若く、かつ根もとには近い位置にあることになります。
その若い蕾の先っぽはどちらかと言うと地面に向いているのに、その下についたお兄さん・お姉さんたちはグイッと首を持ち上げています。ならばそのまま空に向かって花を開けばいいのに、意地悪くうつむいて咲くのです。
つまり、下向き→上向き→下向きというこの流れの中間アクションになんの意味があるのかが本日の悩みです。一度上を向く必要がどこにあるのでしょう。養分だって、下を向いていた方がうまく流れてきそうです。日光だって、艶めく葉の照り返しがあるから、わざわざ蕾の向きを変える意味はそれほどない気がします。
気分なんでしょうねえ。「さぁ、行くぞ、咲くぞ!」っていう気合い…、イチローだってルーチンが必要でしたもんねえ。あれをやんないで彼がヒットを放ったら、見ている方はさぞかしつまんなくなっちゃったことでしょうねえ。

過去のきょう 2017 ツルギキョウ 2016 ノダケ 2015 コメナモミ 2014 マルバルコウ(マルバルコウソウ) 2013 ワレモコウ 2012 テイカカズラ 2011 トウネズミモチ 2010 オオオナモミ 2009 シロホトトギス 2008 ツルシキミ 2007 オオベンケイソウ 2006 クズ 2005 シュウメイギク 2004 ノブドウ

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番外編 : 悩ましき望遠レンズ

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8年で使用不能ってどうなの?とブータレながら、ズームの動きがぎこちなくなってしまった望遠レンズを泣く泣く買い増しました。2010年、K-xダブルズームキットで入手した望遠にこの不具合が出るのは二度目で、かつて、メーカーで有償修理をしています。少なからぬお金をまたかけても、三度目がすぐ発生しそうな気がします。
そこで、前から欲しかった300mmよりも長い望遠購入を考えたものの、その重さと大きさを考えたらやはり二の足を踏んでしまいました。かつ、同じ300mmでももうワンランク上のレンズも出ていたのに、これは値段の重さでパスしてしまいました。
結果、手に入れたのはこの「HD PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED WR」でした。ダブルズームキットについていたものと、レンジもF値もまったく一緒です。たぶん、キットの望遠はこの「WR」の簡易版だったのだろうと思います。
レビューでは「音がうるさい」という評価が多発していたのに、元々が同じものを使っていた自分にはまったく気になりません。ただ、ときどきオートの合焦に手間取る点まで前と同じだし、撮った結果も、使用前・使用後は本人でさえわからないのでは?と懸念しています。うーん、やっぱランクアップすべきだったか(涙)。

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10月14日(日) ザミア・フルフラセア

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両手で抱えきれないほどにゆったりと広がる株がじつに美的です。頼りがいのある葉軸はのびやかでしなやかで、フェルトの質感が優しげです。その葉軸に繁く並ぶ小葉も、肉厚で硬質ではあるのに柔らか感が漂います。
芯があるのに人当たりのいい美形のお嬢さんをイメージしてしまうのは爺様の勝手として、これがソテツと近縁だと知れば誰でも驚くだろうと思うのです。メキシコソテツという別名を持っていて、生まれ故郷はたしかにその辺のようです。
もっとも、かつてはソテツ科同士だったのに、いまはザミア科が新設されたので、ソテツ呼ばわりは混乱の元になります。部屋に置いてもソテツのような危険性はないので、観葉植物として市場にも出回っています。ただ、この写真のクラスまで育つと、一般家庭では暴力的なお嬢さんになってしまうのが難点です。

<補注> ヒロハザミアという和名を持ってはいても、その名は流通的にはこのZamia furfuraceaだけでなく、同属のZ. pumilaにも使われ、さらにこのZ. pumilaはfurfuraceaのシノニムとも疑われる(真相不明)ので、ここでは和名を無視しておきます。

過去のきょう 2017 クマノミズキ 2016 アカシデ(ソロ) 2015 サワフタギ 2014 キミノクロガネモチ 2013 サネカズラ 2012 ナルコユリ 2011 ヨモギギク(タンジー) 2010 ヒルムシロ 2009 ヒシ 2008 ヒメマツバボタン 2007 ベンケイソウ 2006 ホトトギス 2005 ポポー 2004 キツネノマゴ

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10月13日(土) シャクチリソバ

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このところ、コブナグサエノキグサが思いがけなく大きな群落を作っているのを見つけて悦に入っていました。そしたらなんとシャクチリソバまでこの体で、しかしこれはもともと勢いの強い性質なので、うれしがるには腰が引けます。
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ただ、かつて取り上げたころよりは自分の視点が少し違っていて、今回はググッと花に寄ってみました。ヒゼンマユミでその存在を知り、ソバの花も同じしくみであるヘテロスタイリーという性質がシャクチリソバにもあるかどうかの確認です。
雌シベの先が3裂しているのはわかっても、その長さはみな一様に見えます。かなりの数の花を見ても長さの違いは認められなかったので、同じソバの仲間とは言え、シャクチリソバにはヘテロスタイリーの性質はなさそうです。
ただ、このことを名言した資料が見当たらなくて、この段階では「なさそう」としか言えないのが悲しいところです。脱粒性が強くて食用にしにくいシャクチリソバは誰にも見向きされないのか、少しだけ哀れな存在に思えてきました。

過去のきょう 2017 キレンゲショウマ 2016 ホソバヒメミソハギ 2015 コバギボウシ 2014 カラスウリ 2013 ツマベニアナナス 2012 ヤマハンノキ 2011 ツリバナ 2010 デンジソウ 2009 センキュウ 2008 ハグマノキ 2007 ユキザサ 2006 ナワシログミ 2005 イヌサフラン 2004 ガマズミ

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10月12日(金) タイワンアカマツ

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先月の最終最後を飾って(?)くれた台風24号の爪痕です。ただ、このボッキリやられた大枝のおかげで、「あれ、この松、なんだ?」と注目することになったのですから、被害だ・損害だとばかり非難しては台風がかわいそうというものです。
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一見するとアカマツでも、枝振りや葉の付き方(繁り方)が「ふつう」とは違います。タイワンアカマツというそうで、台湾を日本が領していたときついた名前です。
本来は中国南部に多い木で、彼の地ではこの枝葉の様子からこれを馬尾松(日本語読みだとバビショウ)と称します。そうと知ると、二葉松という基本構造はアカマツなどと同じでも、枝がなんとなく馬の尻尾に見えてくるから笑えます。

過去のきょう 2017 フシノハアワブキ 2016 ヤブツバキ 2015 カラコギカエデ 2014 ヤブツバキ 2013 サガリバナ 2012 ハマビシ 2011 モンテンボク(テリハハマボウ) 2010 カシワバハグマ 2009 ベニバナチャ 2008 ナツメ 2007 ジュウガツザクラ 2006 ヤブタバコ 2005 ダンギク 2004 コムラサキ

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10月11日(木) コブナグサ

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先日はエノキグサが思いがけなく大きな群落を作っていてうれしかったのに、今度はコブナグサで同じ感動を味わいました。大きな池の淵が盛り上がってくる斜面で小鮒がピチピチ…ではなくてコブナグサがサヤサヤでした。
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葉表の煌めきと縁(へり)の毛深さが対照的です。茎を抱いた姿も優しいし、軽いうねりを見せて葉先に流れるラインがとてもきれいです。
対するにこの花(穂)です。もっと寄ってみれば、小穂のなかに花らしきものがあるはずなのに、いつも「ま、いっか」で、今回もスルーしてしまいました。

過去のきょう 2017 エノキグサ 2016 ツユクサ 2015 ミズカンナ 2014 ツルドクダミ 2013 ダリア(雪乃) 2012 ウンナンオガタマ 2011 ツヅラフジ(オオツヅラフジ) 2010 アメリカセンダングサ 2009 コンニャク 2008 クマノミズキ 2007 ハブソウ 2006 サンショウ 2005 ワタ 2004 ケープヒルムシロ

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10月10日(水) ヒメザクロ

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ヒメザクロは4年前にも同じ季節に似たような写真を載せています。なのにまたぞろ取り上げる理由と言えば、認識の修正と疑問の提示というところでしょうか。
「あ、高いや」というのが今回の木で気づいたことで、前回、樹高は「ほぼ背丈」としたのに対し、この木は明らかに2m超えしていました。露地でどこまで大きくなるかの限界はわからなくても、剪定しなければ案外に高く育つものでした。
ただ、樹形が「ふつう」と違うのは明らかで、枝の叢生ぶりが顕著です。縦横に走るのが「ふつう」の枝振りなら、姫は縦へ縦へとのびる感じです。
もう一つは、この実、割れるの?という疑問です。ザクロの実の割れ方は、このお口がカパッと開くのではなく、膨らんだお腹が「はじける」わけで、この姫さまも同じようになるものかどうか、もう少し追跡調査が必要になりました。

<追録> 上述した「この実、割れるの?」という疑問は、かなり速攻で解決です。けっこう「ふつう」と変わらない割れっぷり(↓)でした。
ただ、それでなくても食べでのないゼリー部分は極端に少なく、これは完全に鑑賞目的で育てるもののようです。(2018年10月15日)
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過去のきょう 2017 コバノチョウセンエノキ 2016 ヤナギバルイラソウ 2015 ウラジロモミ 2014 シラハギ 2013 ハマビワ 2012 キバナアキギリ 2011 バナナ 2010 ウナギツカミ 2009 ハゼノキ 2008 カラハナソウ 2007 アブラガヤ 2006 リンドウ 2005 ソバ 2004 シャリンバイ

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10月9日(火) ツルギキョウ

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悲嘆の涙は去年流し尽くしたようで、今年はため息しか漏れません。ハァー・フゥー、またもや遅かりし由良之助、花というより、こりゃゴミじゃわい。
しかし、今回は雌シベ(柱頭)の存在がハッキリわかったし、花びらも5枚になっていて、その基部が紫色であることがかすかに見てとれます。あと少し、あと一息で念願のツルギキョウの花を写すことができそうです。
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一縷の望みはこの蕾です。というか、去年と違ってこの蔓には案外にたくさん(と言っても4~5個)の蕾がまだついているのです。
さてこの先、けっこうヒマなし爺さんです。そんな忙しブリッ子にこの蔓草が愛想良く応えてくれるものか、はたまたこの先の空模様はどんなか、心配です。涙もため息も売り切れたので、あとは歓声しかないのですけれど…。

<追録> パラリパラリとしつこい雨粒にもめげずに出かけ、ついにツルギキョウの開花をとらえました。まるで淑女が恥じらうような姿です。(2018年10月14日)
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嬢ちゃん、ちょっとお顔を見せてごらんとばかり、花の内側に迫ります。
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まずは開花間もない状態で、雄シベが雌シベを囲む形で柱頭を包んでいます。雄シベの花糸がまだ半透明白色で、子房にも膨らみがありません。
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次の段階の花では葯が割れて花粉が噴き出していました。花糸がやや飴色に変化し始めています。雄性先熟型(キキョウ科の特性)であり、このとき、自家受粉を避けるため、柱頭は閉じたままです。
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そして、雌性期に入る段階です。雄シベは萎れて雌シベから離れ、柱頭が開き始めます。子房が少しばかり盛り上がりを見せているのがわかります。

やれやれ、念願が叶いました。開花を一度休んでいた株が二度目の盛り(と言っても密やかなものです)を迎えていたようで、思いがけず仔細に受粉の様子を見ることができました。草木の神様に感謝です。

過去のきょう 2017 テンニンソウ 2016 ホソバアキノノゲシ 2015 熱帯スイレン(ブルーギガンティア) 2014 ミクリ 2013 サクラタデ 2012 シナノキ 2011 ツルウメモドキ 2010 アキニレ 2009 ツルドクダミ 2008 オケラ 2007 オヤマボクチ 2006 アロニア 2005 ギンモクセイ 2004 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

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10月8日(月) オオカナメモチ

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2階建ての家よりも大きな木全体がこんな具合でした。この粒々がもっと色づいていたならば、ほとんどイクラ丼の状態です。
そうか、花があんなに密集して咲くのだから、実がこれだけつくのは当たり前か…と、これまで気づかずにいた自分にあきれてしまいました。同属のカナメモチは、実が赤くなったところを見ています。オオカナメモチの実もああなるはずです。
ただ、今回の木は望遠でもこれが精一杯の近づけないところにありました。引いた絵で「今度こそイクラ丼!」と喜ぶのはいいとして、できればもう少しマジマジと迫りたいので、グッと近づくことができたあの木を再訪してみることにします。

過去のきょう 2017 ツルアジサイ 2016 ベニバナトキワマンサク 2015 ユーカリ 2014 ニンジンボク 2013 ネコノチチ 2012 ボタンヅル 2011 オクモミジハグマ 2010 ヤマハッカ 2009 ハネミギク 2008 ホソバヒメミソハギ 2007 マツカゼソウ 2006 ユウゼンギク 2005 カリガネソウ 2004 ギンモクセイ

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10月7日(日) タイヌビエ

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カタカナ表記が原則とは言え、それではいかにも読みにくい植物名があって、これも田犬稗なら一発なのに、タイヌビエではなかなかピンときません。有用な稗があって、その「役立たず」版があり、さらにそれに生育地を冠したという重層構造で、こういう場合は漢字表記が優先というルールを勝手に作りたいところです。
じつはその「役立たず」版(イヌビエ)と「田」版(タイヌビエ)の境目がわかりにくくて困りました。両方のサンプル写真をシゲシゲ眺め比べると、穂のゆったり加減が違って、タイヌビエの小穂の方が長めです。お米農家さんにとっては嫌な強害草で、こうも豊かに稔られると、さぞかし憎々しく見えることでしょう。

過去のきょう 2017 ゴキヅル 2016 トウガラシ(ブラックパール) 2015 チョウマメ(クリトリア) 2014 ペンタス 2013 シマスズメノヒエ 2012 コクテンギ 2011 オオミサンザシ 2010 ハッカ(ニホンハッカ) 2009 ヒメヒゴタイ 2008 ミヤギノハギ 2007 コガネバナ 2006 ヤマジノホトトギス 2005 オギ 2004 ハス

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10月6日(土) セイタン

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そう言えばビャクダン(白檀)もコクタン(黒檀)もシタン(紫檀)も、「檀」の字のついた木々をまだ収録できていません(注)。なのに、それらよりはグッと知名度の下がるセイタン(青檀)に会ってしまいました。
白・黒・紫の檀の字シリーズはなんとなく抹香臭いのに、青檀にはそちら関係の用途はなくて、中国で紙の材料にする(した?)そうです。
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さらに檀の字シリーズが面白いのは分類的にはバラバラなことで、このセイタンはニレ科に属します。たしかに木肌はこんなにゴツゴツ・ガサガサです。
春には地味な花をつけ、翼を持った実になるらしいのに、かなりレアな存在の木なので、いつそれを見られるか、先は長くなりそうです。いや、それよりもほかの檀の字さんたちを収録しなくては…と思い直すと気が重くなりました。

<補注> 遅ればせながら、ビャクダンを収録しました。(2019年2月11日

過去のきょう 2017 ミズナラ 2016 イソフジ 2015 マーガレットコスモス 2014 シナユリノキ 2013 テイキンザクラ 2012 ツルボ 2011 キセルアザミ 2010 アンズ 2009 ヤマボウシ 2008 タラヨウ 2007 コメナモミ 2006 シラハギ 2005 コブシ 2004 ザクロ

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10月5日(金) エノキグサ

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お椀のような総苞のなかに、かろうじてまだ雌花が残っていました。先輩たちはすでにマリモのような緑の実になっています。
そして、そこから長くのび出した雄花の穂はもう少し花らしい状態でした。エノキグサの花をもう少しちゃんと写したいという去年の願いは3割ほど達成です。
じつはここにたくさんのエノキグサを見つけたのは先月半ばのことで、そのときなら花はもっときれいだったのです。ただ、その日は撮影条件が悪く、ようやく再訪したらすでにこんな状態…、来年に期すところ大という状態でした。
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ただ収穫はあって、エノキグサがこんなに背が高い(30~40cm)ことを知ったし、こんなにたくさん群がることも意外でした。道路と田んぼの間の空隙地がまるでエノキグサ村です。来年もこの村が繁栄することをそっと祈っておきます。

過去のきょう 2017 シロガネヨシ(パンパスグラス) 2016 アレチウリ 2015 オニヤブソテツ 2014 ホソバオケラ 2013 ガマ 2012 ナツハゼ 2011 コナラ 2010 デュランタ(タイワンレンギョウ) 2009 フジカンゾウ 2008 センブリ 2007 コバノガマズミ 2006 オオバショウマ 2005 ヒガンバナ(農薬変化) 2004 キンモクセイ

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10月4日(木) ヒヨクヒバ(イトヒバ)

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先日の台風24号(志木近辺は日曜深夜~月曜未明通過)が大きな土産を置いていってくれました。これはハタザクラの横にある大木です。
なにせこのブログの発端となった桜の隣にあるので、いつも気にはしていました。ただ、かつてはイトスギという名札がつけられていたし、いまはそれがヒノキとされていて、おまけに高くて枝に手が届かないので確かめようもなく、ずっと「まっ、いいか」としてきたのです。それが大枝1本バリンと折れて落ち、枝葉に触り放題でした。
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これ、どう見ても例のヒヨクヒバです。気孔帯がヒノキとはまったく違います。異常生長した葉はこれまで見たヒヨクヒバの糸部分そのものです。
また、イトスギ(別名イトヒバ)は自分でまだ見てはいないものの、シーボルトの日本植物誌にはその絵がありました。一口で言えば、その葉はヒヨクヒバから翼部分を取り去った、つまり全体が糸だけのピロピロしたもののようです。
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ただ、この大木をヒヨクヒバと決めつけるには不安要素がありました。それは樹高で、写真は右側のハタザクラを尻目にこの木がそびえる様子です。目測でおよそ15mあって、いかにも大き過ぎではないかと思ったのです。
ところが調べてみると、仙台のお寺さんに樹高22mという大物がありました。じつはハタザクラの本名(チョウショウインハタザクラ)でわかるとおり、ここはかつて長勝院というお寺の境内でした。お寺にヒヨクヒバという取り合わせにも納得です。
ずいぶんな被害をもたらした台風も、こんなに役に立ってくれたわけだし、すぐにその現場に引き寄せてくれた神仏もいらしたみたいで、このごろ毎日仏壇に手を合わせているのはまんざら無駄ではないかと現金なことを考えました。

<補注> この大木は残念ながら根もとから伐採されてしまいました。幹の内部は半分以上も空洞になっていたので、安全上の措置だったようです。(2019年5月31日)

過去のきょう 2017 アワブキ 2016 サザンカ 2015 ハンノウツツジ 2014 ホソバヒイラギナンテン 2013 シナサワグルミ 2012 クサヨシ 2011 ナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ) 2010 ギンミズヒキ 2009 アキグミ 2008 イノコヅチ 2007 キジョラン 2006 シラヤマギク 2005 ウスギモクセイ 2004 メキシカン・ブッシュ・セージ

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追加編 : 台風被害の木々

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きょうの本編で述べたように、台風24号はかなりの爪痕を残してくれました。その被害の一端を、倒れた木々から見てみます。
根こそぎとはまさにこのことで、直径20cmほどのアカメガシワがこのとおりでした。
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こちらは、きょうの本編・ヒヨクヒバの元品種であるサワラです。直径40cmほどの主幹が根こそぎやられた上に、大枝がこうして数カ所折れていました。
こういう様子をヒヨクヒバと併せ考えると、サワラの系統はやや折れやすい(割れやすい)木質のようです。
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これはハリエンジュで、用水をまたぐ橋になってくれたのはいいとして、さらに農道までふさいでくれたのは困りものでした。おかげでこの先の田んぼの持ち主たちは刈り入れどきに回り道を余儀なくされたのでした。

<追録> やや珍しい木であるシラキもやられていました。おかげで、と言えば不謹慎ながら、いかにも白い材質が確認できました。(撮影:2018年10月7日)
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10月3日(水) センニチコウ

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「そう言えば前回掲載のとき、花のことはけっこう端折ったっけなぁ」と3年前の記事内容を反省し、たまたま見かけたセンニチコウに迫ってみました。
…と、そこにかわいい闖入(ちんにゅう)者が出現です。とても熱心にチューチューやり始めて、レンズを恐れるそぶりがありません。これはとても好都合で、カサカサしてドライフラワーみたいなセンニチコウの花に蜜があることの証明です。
そこで、2枚の苞葉のなかで咲く花に管を突っ込むところを写そうとしたものの、なかなか素速いのです。しかもお口が体の陰になったりして、かなり粘ったものの、うまいシーンが撮れません。さらに、ヤマトシジミの証明となる翅の表模様を撮りたいのに、待っても待ってもしっかりとは翅を開いてくれないのです。
なのでつい、指で翅を開こうとしたら、あらあ、飛び去ってしまいました。で、残ったものはこの虻蜂取らず(ではなく花蝶撮らず?)の1枚というわけです。

<補注> センニチコウの園芸種に面白いものが現れました。(2021年10月22日

過去のきょう 2017 ナツエビネ 2016 ナンテンハギ 2015 コウホネ 2014 ビャクブ 2013 タカノハススキ 2012 ヤマコウバシ 2011 キャラボク 2010 アオハダ 2009 サイカチ 2008 エゴノキ 2007 ノブキ 2006 マルバハギ 2005 タケノコイモ 2004 クサギ

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10月2日(火) ハイビスカス・アーノッテアヌス

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ふつうのハイビスカスもそうだし、つい先日載せたフラミンゴタイプも同じで、だいたいにハイビスカスの花は横向きか俯き気味に咲きます。その頭でこれを見るとヤケに威勢がいいのです。花柱は昂然と空を目指します。
枝振りもそうで、かなり逞しく縦方向にのびます。一方、葉はほかのハイビスカスのように葉脈が目立つことがなく、いたってふつうの質感です。
意外なことに、ハイビスカス類はその原種の産地が世界に散らばっていて、このアーノッテアヌスはハワイの出自なのでした。先に挙げたような特徴のほか、無垢な白花であることがほかのハイビスカスと大きく区別されるところです。現地の強い陽光の下で、紺碧の空を背景にして撮影してみたい(↓)ものです。

<追録> 残念ながらハワイとはいかなくても、温室からは抜け出し、青空の下で撮影ができました。(撮影:2022年8月22日)
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<補注1> 記事中でリンクしているハイビスカスのほかに、八重種も収録しました。(2019年11月8日
<補注2> 「紫音」を収録しました。(2020年7月11日
<補注3> 地を這うハイビスカスを収録しました。(2020年9月23日

過去のきょう 2017 ウバメガシ 2016 コウヤボウキ 2015 ナンテン 2014 ムクゲ(ルーシー) 2013 サザンカ 2012 オオケタデ 2011 ソリダスター 2010 ヤブマメ 2009 スイフヨウ 2008 ハナヅルソウ 2007 タマシロオニタケ 2006 ステルンベルギア 2005 ガマズミ 2004 クジャクソウ

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10月1日(月) ホオズキ(タンバホオズキ)

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「ああ、もう少し早い時期だったら」ともったいなく思うほど、ホオズキがみごとな稔り具合でした。ひと月も前なら、画面全体がオレンジ色だったはずです。
いや、逆にあとひと月も待てば、透かし篭オブジェの展覧会が期待できるかなどと捕らぬ狸を皮算用しながら眺め回していると、根もとに名札がありました。「タンバホオズキ」、あれれ、ただのホオズキではないのですか?
大きな実がたくさんつく早生の園芸品種だそうで、特に丹波地方だけではなく、全国的にかなり普及しているようです。つまり、いままで畑でなにげなく撮って「ホオズキ」としていたものは、じつはタンバホオズキだった疑いが濃厚になりました。
というか、この名札付き「丹波」をしかと目に焼き付けた上で、次は正真正銘の「ただの」ホオズキをじっくり比較観察する必要が生まれてしまいました。実がこれより小さくて、稔りもプアー(であろう)只野さん、どっかにいませんかぁ。(注)

<補注> タンバホオズキという種類を知って焦ったものの、実(萼)が大きなものも小さなものも、分類的には同じ Alkekengi officinarum var. franchetii でした。実が大きな品種をタンバホオズキ、小さなものをサンズンホウズキと呼び分け、サンズンの方はあえてその冠をつけずにホオズキとしているようです。
<呼び分けを知らなかったときの過去記事(掲載順)> ☆ 2004年12月14日 ☆ 2006年6月11日 ☆ 2007年9月16日 ☆ 2009年8月10日 ☆ 2014年1月19日

過去のきょう 2017 ラセイタソウ 2016 シカクマメ 2015 ナガボノワレモコウ 2014 ヒメジソ 2013 ジュズダマ 2012 サンショウ 2011 ハゼノキ 2010 ギンドロ(ウラジロハコヤナギ) 2009 チャノキ 2008 プルメリア 2007 アケボノソウ 2006 ゴンズイ 2005 ハゲイトウ 2004 シュウメイギク

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