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6月30日(土) ツタ(ナツヅタ)

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近所のお屋敷の塀がズズズィーッとツタで覆われていて、今年こそツタの花を撮るのだと「決意」していたので、ここは第一の標的でした。
「ころはいま」とばかり出撃し、深々とした葉を掻き分けると、あれれ? 見えるのは雌性期になったものばかり、長い塀をズンズン掻き分け続けても雄シベと花びらは一つも出てきません。足下に目をやると、死屍累々とばかりに緑の小片と黄色の粉が降り積もっているではありませんか。え?遅かった?
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しかし、ちゃんとリザーブの撮影場所を持っているのです。昔、大きなケヤキに絡んだ紅葉をとらえ、「説明無用、ツタ」などとうそぶいたのがここでした。根もとの笹藪を漕ぎながら近づくと、あった!ありました。立派な雄性期の花です。
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ここはこうして雄性期のものとそれが終わった雌性期のものが共存しています。念のため第三の場所も確認したら、そこも同じく雌雄期混在でした。
となると、あの長い塀がすべて雌性期だったのが不思議です。蕾はまだたくさんあった(注)ので、大きなリズムであの塀全体は同調しているのでしょう。

<補注> カプセル状で蕾に見えたものは実でした。したがって、雌雄期が何度か繰り返すのではないかという予測はまったく的外れで、1カ所目はほかの場所に比べて開花時期が早かっただけのようです。(2018年7月20日)

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