5月10日(木) ヤガミスゲ
牧野博士によると「あたかも金平糖」だそう(花穂の姿)で、図鑑にこういう記述があるととても親しみが湧くし、記憶しやすくなります。
ところが、その記憶したい名前の「ヤガミ」が問題で、「地名と考えられる」とはしていても、それが具体的にどこかの言及がありません。それどころか、ヤガミという音を充足する漢字には、矢上を筆頭に八神・矢神・弥上・八上などがあり、ちょっと特殊になると山神や岩神と書いても「やがみ」と読む始末です。
そんな「やがみ」が日本全国に点々と散らばっていて、このスゲの本拠地はさっぱり特定できません。水気を好むという特性も、分布は全国にわたるので、あまりにも茫漠としたプロフィールにしかなりません。
要は、自分にわかるのは「金平糖」だけという情けない話です。とは言いながら、この金平糖から白いヒゲ(柱頭)が出たり小さな葯がこぼれたりするのをこれから眺めているうちに、ヤガミスゲという名前を丸呑みしたいものと目論んでいます。
ところが、その記憶したい名前の「ヤガミ」が問題で、「地名と考えられる」とはしていても、それが具体的にどこかの言及がありません。それどころか、ヤガミという音を充足する漢字には、矢上を筆頭に八神・矢神・弥上・八上などがあり、ちょっと特殊になると山神や岩神と書いても「やがみ」と読む始末です。
そんな「やがみ」が日本全国に点々と散らばっていて、このスゲの本拠地はさっぱり特定できません。水気を好むという特性も、分布は全国にわたるので、あまりにも茫漠としたプロフィールにしかなりません。
要は、自分にわかるのは「金平糖」だけという情けない話です。とは言いながら、この金平糖から白いヒゲ(柱頭)が出たり小さな葯がこぼれたりするのをこれから眺めているうちに、ヤガミスゲという名前を丸呑みしたいものと目論んでいます。
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