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4月2日(月) ノラボウナ

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いわゆる武蔵野地域の野菜です。江戸時代、五日市近辺で栽培が始まったそうで、天明・天保の飢饉を救った作物として、いまでもこの辺では親しまれています。
野良坊と漢字を当てることはあっても、「坊」の意味は不明のようです。野良生えの音便だとする説が最有力でも、農民が年貢逃れのため、「野良にボーッと生えているだけで、役に立たない」と言い訳したという異説もあります。かなりのコジツケに思える一方で、農民たちの苦心が偲ばれて、ちょっと惹かれます。
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上がってくる花茎を摘んでは食べ、摘んでは食べます。そのため、ひとさまの畑で蕾がこの先立派に開いた写真を得るのはむずかしいはずです。西洋アブラナの系統だというので、だいたいあの手の花だろうと思っておくことにします。

<追録> 奇特にも花を咲かせている畝がありました。花茎の徒長がすさまじいことに仰天です。(撮影:2018年4月8日)
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