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3月31日(土) セイヨウオキナグサ

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どうにかオキナグサに見えると言えば見えるし、「アネモネでしょ、これ」と言っても大ハズレじゃないし…みたいな、なんとも困った見かけです。
ただ、困るのはこちらの勝手で、元々ヨーロッパでは人気者だし、このごろは日本でもその育てやすさから愛好する人が増えているようです。
この紫色タイプが主流でも、白花(じつは萼片)がうつむくタイプもあり、ほかに赤とかピンクもあるようです。そんなカラフルなところも「アネモネでしょ、これ」と言いたくなるところで、同じキンポウゲ科だから仕方ないかと納得です。

過去のきょう 2017 ヒナギク(デージー) 2016 ソライロキキョウアヤメ(アリステア・エクロニー) 2015 スギナ 2014 ユリノキ 2013 オオムラサキ(オオムラサキツツジ) 2012 ジンチョウゲ 2011 エゾムラサキツツジ 2010 リビングストンデージー 2009 ヤブサンザシ(雌) 2008 サラサモクレン 2007 オオシマザクラ 2006 クロモジ 2005 ヤマモモ

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3月30日(金) シダレヤナギ

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お茶目な植木屋さん、やっぱりいました。住宅街のど真んなかなので、自生だなんて考えにくい状況です。雌雄を間違えたのではなく、つまらないお約束に逆らって、あえて雌株を植えてくれたのだと思います。大感謝です。
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その雌花の柱頭が、誇らしげに白く盛り上がっていました。先週も、10本ほどの並木を舐めるように調べ、失望の淵に沈んだだけに、余計に輝いて見えます。
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その辟易させられた雄花がこれです。いま考えれば、雄株はその根もとにこの雄花がボタボタ散っていて、あえて上空の花を調べる必要もないのでした。
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対して雌株の根もとはきれいなものです。ただ、残骸なしイコール雌株と即断はしにくいので、雌株探しは首が疲れます。雌株の場合、雄株に比べて枝条が短いとする参考資料もあって、言われればそうも見えます。ただ、決定的な差とも思えず、雌株はやはりグッと上を向き、目を凝らして「あったー!」と喜ぶべきものです。

過去のきょう 2017 ドクウツギ 2016 アンズ 2015 ニワザクラ 2014 フリージア 2013 カミガヤツリ(パピルス) 2012 ヤエムグラ 2011 アジサイ 2010 モミジバスズカケノキ 2009 ミミガタテンナンショウ 2008 ヒサカキ 2007 ハナカイドウ 2006 チオノドクサ 2005 ベニバナトキワマンサク

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3月29日(木) ゲジゲジシダ

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か、かわいいっす。初夏の姿も面白くて、ホニャララシダなどと勝手な名付けをしたものだったのに、いまのこの姿は、コニャンコシダとでもしてあげますか。
それにしてもシダ類というのは多彩です。おとといのハナヤスリ(類)なんてキャラが立ちすぎているし、シダとは思わず花を待ったデンジソウには参りました。
当家にいきなり降臨したマツバランには驚かされたし、根性の曲がったトクサには、つい人生相談に乗ってあげたくなりました。
それらの「変だろ、おまえ」タイプに比べれば、このコニャンコシダはただただ愛おしくて、ホントの子猫と同じように、ずっと眺めていたくなります。

過去のきょう 2017 フキ(ふきのとう) 2016 レリア・アンシバリナ(洋ラン) 2015 アンスリウム(オオベニウチワ) 2014 ハシバミ 2013 ニワウメ 2012 クヌギ(雄花の芽) 2011 コノテガシワ(センジュ) 2010 ヒアシンス 2009 アーモンド 2008 ニシキモクレン 2007 カラシナ 2006 アマナ 2005 キブシ

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3月28日(水) マメザクラ

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桜(野生種)の源流の一つなのだそうで、ありがたくご尊顔を拝しました。そのわりには素っ気ない名前がつけられたものです。
別にこの木にお豆ができるわけではなく、この「豆」はおチビさんという意味です。背があまり高くならず、花もソメイヨシノあたりと比べるとふた周りほど小振りです。その花がうつむいて咲くのも控えめな印象です。
別名を富士桜や箱根桜とするように、そういう亜高山帯をテリトリーとします。上述した特徴とか寒さに強い特性は、そういう場所に適応した結果なのでした。早咲きの桜として幅をきかせているフユザクラは、このマメザクラを片親とすることは今回の調べで得た知識です。名前は小さくても、桜界の重鎮です。

過去のきょう 2017 シラハトツバキ 2016 ハコネウツギとニシキウツギ 2015 フユザンショウ 2014 フィットニア(アミメグサ、ベニアミメグサ) 2013 ミスミソウ(ユキワリソウ) 2012 ヒロハアマナ 2011 アケボノアセビ 2010 メタセコイア(雌花) 2009 オランダカイウ(カラー) 2008 ミズバショウ 2007 ヘビイチゴ 2006 ハナノキ 2005 モモ

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3月27日(火) ヒロハハナヤスリ

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見ている時期が2カ月近くも違っては、広葉と小広葉を比べようとすること自体に無理が伴います。前に収録したコヒロハハナヤスリと同じ季節まで待つべき冷静さは、こんな極小サイズを撮影できたうれしさの前に吹き飛んでしまいます。
それでもこれが「小広葉」ではなく「広葉」だろうとする(できる)根拠は栄養葉の基部にあります。まだ開ききっていない「そこ」は捲れていて、開けばここが切形か心形になることがわかります。対する小広葉は、ここがスッと狭まります。
とは強弁しながら、内心はいまの時期の小広葉と2カ月先の広葉を撮らなければと焦りまくりです。さらに、ほかのハナヤスリ類(注1)にも「早く見つけてよ」と急かされて、身が細る思いです…さすがヤスリだけに、とオヤジ締めです。

<補注1> 同科同属には、まだ、コハナヤスリ、トネハナヤスリ、ハマハナヤスリ、チャボハナヤスリなど、あるいはそれらの雑種もあって、なかなかに深い世界です。

<追録> 4日後にとらえた小広葉(↓)です。後ろに落ちているケヤキの枯れ葉をスケールにすると、背丈や葉幅は広葉と大差ありません。ただ、栄養葉基部にはこの時点から捲き込みがないことがわかります。(2018年4月1日)
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<補注2> 3週間後、まったく同じ日の撮影でヒロハとコヒロハを比較してみました。(2018年4月16日)

過去のきょう 2017 ツクシチャルメルソウ 2016 オオムギ(六条大麦) 2015 アマナとヒロハノアマナ 2014 タカトオコヒガン 2013 ジャボチカバ(キブドウ) 2012 モクレイシ 2011 ユキゲユリ(チオノドクサ・ルシリエ) 2010 メタセコイア(雄花) 2009 ヤブサンザシ 2008 キブシ 2007 ミツマタ 2006 ザゼンソウ 2005 ヒュウガミズキ

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3月26日(月) マルバマンサク

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運がいいのか悪いのか、悩ましい1枚です。「いい」だろうポイントは、本来は落ちているはずの葉が残っていたことで、花色の淡さだけでなく、名前のとおり葉先の尖りが穏やかであることがわかります。
「悪い」と嘆きたいのは、その先端の具合が「ふつう」と大差ないことです。なにせ比較対象するものが枯れきったこれ1枚と黄葉後の集団写真では、科学性の欠片もありません。この葉先の「正しい」比較は夏まで持ち越すことにします。
そう言えば、この木の品種であるアカバナマンサクの葉もまだ押さえていないことを思い出しました。事態がまったく進んでいないと嘆くべきか、とりあえずマルバに出会えたことを喜ぶべきか、どうにも悩ましい1枚です。

過去のきょう 2017 ダンコウバイ 2016 マンサク 2015 ツノハシバミ 2014 ヒマラヤユキノシタ 2013 フラサバソウ 2012 シュンラン 2011 ハッカクレン 2010 ハチジョウキブシ(雌花) 2009 フッキソウ 2008 キュウリグサ 2007 ダイコン 2006 シンビジウム 2005 チューリップ

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3月25日(日) ハクサイ

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「虚を突かれた」と言えばカッコつけすぎで、単にハクサイが花をつけることを連想できませんでした。新鮮に驚いて撮った、うれしい1枚です。
同じアブラナ科の野菜でも、ミズナなんて最初から花狙いでした。ほかもだいたい花を写したくて、開花前に収穫されがちなのを恨めしがっていたのに、ハクサイだけ、おかしなことです。頭を結ばれて終わりと思っていたようです。
それにしてもここまで来るとハクサイの面影はほぼ消滅しています。こうやって薹が立てばチンゲンサイとかタアツァイなどとも区別がつけにくく、それでも旬のときはそれぞれが独特の食味を誇るわけで、アブラナ科アブラナ属は偉大です。

過去のきょう 2017 ヒメウズ 2016 キクバオウレン 2015 マツバラン 2014 ウグイスカグラ 2013 オトコヨウゾメ 2012 カワヅザクラ 2011 フチベニベンケイ(カネノナルキ) 2010 ハオルシア・オブツーサ(雫石) 2009 カランコエ・ラクシフロラ 2008 ハナノキ(雄花) 2007 ナツグミ 2006 シュンラン 2005 フッキソウ

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3月24日(土) ツゲ(ホンツゲ)

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持ち越し課題というヤツを、1年かけてめでたく解決です。もしかして、あの場所でジッと待っていれば済んだ話に、376日もかけてしまいました。雄花群のなかに雌花が現れるまでの時間差は、1週間から10日くらいなのでした。
ただ、構造をわかったつもりで見てもややこしい花なので、まずは「ここが雌花だよ」という意味で、子房が膨らみ始めた段階(↑)から逆回しに掲載です。
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このつくり(いくつかの雄花群のてっぺんに雌花ができる)を理解してから見ると、葉の付け根ごとにその塊があり、各々のてっぺんに女王様がいることがわかります。女王様の冠には3個の舌状の雌シベがあり、その中央で蜜腺が光ります。
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この蜜腺は雄花にもあって、4本の雄シベの付け根が光っています。ということはツゲは虫媒花、ということは次の課題は花粉媒介者をここに写し込むことです。
これもまた、ここでジッと待っていればよかった話なのに、爺さん、そこまでヒマでもなくて、「いつか幸運は訪れてくれるだろうさ」と捨て台詞を残して退散です。

過去のきょう 2017 イボタノキ 2016 モモ 2015 シナミザクラ(カラミザクラ) 2014 ハナニラ 2013 オランダガラシ(クレソン) 2012 ノシラン 2011 サワラ 2010 スノーフレーク 2009 ヒサカキ 2008 キクラミネウス水仙・ジャンブリー 2007 ゼンマイ 2006 カツラ(雄花) 2005 ヒアシンス

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3月23日(金) カイワレダイコン

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カイワレダイコンはふつう水耕栽培され、スプラウト状態で食べます。それを畑に植えるとこんな感じで、やはりダイコンではあるものの、ちょっと寸足らずです。
肝心の「大根」部分も、「細根(笑)」くらいにしかならないそうで、植物としてはダイコンに間違いはなくても、いまふつうに栽培されるダイコンとは違う生い立ちのものらしいのです。以前、「野草」状態のダイコンを見たことがあって、あれはまだふつうのダイコンの面影を残していました。カイワレはもっと根源的に違う感じです。
そういえば、カイワレの意味も定かではなく、当てる漢字も「穎割」「貝割」とふた通りが出てきます。なんだか謎に包まれた細根くんなのでした。

過去のきょう 2017 アルアウディア・アスケンデンス 2016 ソラマメ 2015 ヒロハノアマナ(ヒロハアマナ) 2014 コシノヒガン 2013 コブシ 2012 ウメ(西王母) 2011 クロッカス 2010 ハルニレ 2009 トキワイカリソウ 2008 フサアカシア 2007 セントウソウ 2006 カンスゲ 2005 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)

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3月22日(木) ヤマトレンギョウ

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ヤマトレンギョウのことを調べていたら、自生地の一つに阿哲台の名前を見つけてうれしくなりました。なんと、あのアテツマンサクと同郷なのでした。
ならば阿哲レンギョウとすればいいのに、もう少し広い範囲で育つので、ヤマトとしたものでしょう。この場合のヤマトは、卑弥呼の国はどこ?のヤマトではなく、概念的な日本の意味で、我が国固有種であることを示したかったようです。
つまり、中国や韓半島の出自であるほかのレンギョウ(レンギョウシナレンギョウチョウセンレンギョウ)と区別する意味です。あと、日本固有種には小豆島レンギョウがあって、これを写せばレンギョウ5点セットが完成します。

<補注> 小豆島レンギョウを掲載しました。(2018年4月9日)

過去のきょう 2017 サボテン(マミラリア・ラウイ・ダシアカンサ) 2016 シロモジ 2015 アマメシバ 2014 ローダンセマム・アフリカンアイズ 2013 セツブンソウ 2012 ヤマアイ(雄花) 2011 アカシデ 2010 パンノキ 2009 ヤドリギ 2008 ミニアイリス 2007 タアツァイ 2006 コノテガシワ 2005 ダンコウバイ

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3月21日(水) ゴボウ

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花を見ただけでも感動ものだったのに、「その後」まで確認することができました。ただし、時期的にはとても変で、花からここまで、じつに8カ月です。
ゴボウというのはそういう性格かもしれないし、前とは全然違う場所なので、生育経緯の違いかもしれないし、品種もわからないし…なんというか、花後には枯れてこんな風になるんだな、という確認ができたことだけに満足しておきます。
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満足ついでに種も見せてもらいました。ふむふむ、ガリガリッとして長細いのは、いかにもゴボウの種という雰囲気です。ただ、そこまでトゲ、必要ですか?
総苞から種から、なにもかもチクチクしまくりです。しかもどうやら先端は銛状になっているらしく、髪の毛より細いトゲが指の皮にツプッと刺さって抜けません。ただ、アザミのトゲのように疼痛はないのが救いで、放っておいたらなくなりました。

<追録> ゴボウの葉が勢いを得て、もう夏がそこまで来ていることを知らせていました。(2018年5月4日)
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過去のきょう 2017 ミケリア・プラティペタラ 2016 ニガナ 2015 ヤマネコノメソウ 2014 キブシ 2013 オトメツバキ 2012 カジイチゴ 2011 オウバイモドキ(ウンナンオウバイ) 2010 アツバチトセラン(サンセベリア、トラノオ) 2009 クサイチゴ 2008 アネモネ 2007 チンゲンサイ 2006 アブラナ 2005 ツクシ

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3月20日(火) バルサ

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子供時代、この木(材)にはずいぶんお世話になりました。工作には不可欠、とても軽いわりに丈夫で、加工しやすくて、あの感触、忘れられません。
その木が生のままでいるのを見たとき、「やっぱ、だねー」と思いました。幹も葉も、なんとなく感じが似ています。ただ、分類的にバルサは桐とは無縁だし、材の比重も桐の1/3しかないし、上の感想はパッと見だけの印象です。
さて、バルサをググるとき、あえて「バルサ」とだけ入れてみました。はるかさんがズラッと並ぶだろうと予測したのです。ところが上位にはFCバルセロナがズラリ、特に画像にすると、もう紺赤縞だらけです。木材が出てこないのはわかっていても、サッカー人気とあのドラマの不人気、妙なところで確認してしまったのでした。

過去のきょう 2017 ハッカクレン 2016 アブラチャン 2015 アカシデ 2014 熱帯スイレン 2013 バイモ 2012 フキ(ふきのとう) 2011 コノテガシワ 2010 ソシンカ 2009 クサボケ 2008 房咲き水仙・グランドモナーク 2007 カブ 2006 スズメノカタビラ 2005 ハクモクレン

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3月19日(月) オオシロショウジョウバカマ

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この名前は「オオ」と「シロ」の間を少し開けて呼ぶべきです。つまり、ふつうのショウジョウバカマの花は紅色を帯びるのに対し、こちらは「シロ」なのです。
そして「オオ」です。撮影時期がやや早すぎ、花茎の太さと長さを示せなかったことが悔やまれはしても、資料画像を見るとたしかに雄大な姿です。
琉球列島でもかなり奥深い渓谷でしか見られなくなっている絶滅危惧種です。それを現地に行かずに写せたのはうれしいことでも、なんとなく罪悪感というか姑息な気分が自分のなかに漂うのは我慢すべきことなのでしょう。

過去のきょう 2017 オオバベニガシワ 2016 リュウキュウベンケイ 2015 ミミガタテンナンショウ 2014 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2013 アメリカハナノキ(雄株) 2012 コリヤナギ 2011 オオイヌノフグリ 2010 コブシ 2009 モクレイシ 2008 ロドレイア 2007 コマツナ 2006 ウグイスカグラ 2005 コブシ

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3月18日(日) アオギリ

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クマの赤ちゃんがここにもいました。アオギリポポー、なんの関係もない二つの木の冬芽が、まるで縫いぐるみみたいなモコモコ仲間なのでした。
ただし、ポポーの頂芽がまるでクマの爪みたいだったのに対し、こちらは側芽よりさらにモッコリです。たぶんここには、あの「わかりにくい」花が詰まっているはずです。
枝の色もさすがに「アオ」ギリです。そう言えば、アオギリについては花やばかり追いかけてきて、冬芽とか枝とかに注目するのは初めてでした。もう少しすれば、側芽から若葉が萌え出すでしょうから、楽しみに待つことにします。

過去のきょう 2017 フキ(ふきのとう) 2016 ハルニレ 2015 シュゼンジカンザクラ 2014 ラショウモンカズラ 2013 ウケザキクンシラン 2012 クロッカス(クリームビューティ) 2011 フサザクラ 2010 ウグイスカグラ 2009 ユーカリノキ 2008 ヒメリュウキンカ 2007 ミズナ 2006 スギ 2005 バイカオウレン

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3月17日(土) ミチノクフクジュソウ

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ミチノクと名付けられてはいても、北海道以外、全国に分布します。日本に4種あるフクジュソウの原種の一つです。あとの二つは分布が限定的なので、今生でまみえることは最初からあきらめ、このミチノクフクジュソウとふつうのフクジュソウの二つだけはしっかり覚えたいものと願っています。
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こちら(↑)が「ふつう」です。萼(花の外側、茶色く見える)がほかの花びらとほぼ同じ長さです。1枚目写真(ミチノク)の萼は明らかに短めです。
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ところが!なのです。この3枚目も「ふつう」で、これだとむしろミチノクよりも萼が短めです。気にして見ると、「ふつう」の萼の長さにはけっこう差があるのです。
となると、見分けができないじゃないか!となります。ところが、意外にも区別のポイントは単純で、開花時期なのです。
1枚目の撮影日は3月15日なのに対し、2・3枚目(つまりふつうのフクジュソウ)は2月26日です。そして、その状態を見ると、ミチノクがいかにも咲き始め状態(茎が短く、葉の開出が少ない)なのに対し、半月も前の「ふつう」はもうすでにかなり成長段階にあることが明らかです。つまり、ミチノクは遅いのです。

さらに、原種以外にも、先日載せた秩父紅のような園芸品(変種や交雑品)は少なからずあるわけで、フクジュソウを極めるには我が「福寿」が不可欠なのでした。

過去のきょう 2017 ウォールム・バンクシア(バンクシア・アエムラ) 2016 ムラサキオモト 2015 ベニウチワ(アンスリウム・シェルツェリアナム) 2014 ナンテン 2013 ナギイカダ 2012 ウメ(鹿児島紅) 2011 ロニセラ・フラグランティシマ 2010 ソメイヨシノ 2009 ヤマアイ(雌花) 2008 マツバギク 2007 ソテツ 2006 アンズ 2005 トサミズキ

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3月16日(金) ツルアジサイ

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1月にはまだ残っていた花の残骸はさすがに吹き飛んでいて、あの時期の姿を撮影できた幸運に改めて感謝です。そして今回はヒゲ根をモジャモジャと生やした太い蔓が主役です。これだけパワフルなら、いい花が咲くことでしょう。
おっともう一点、芽に注目です。いかにもアジサイ科アジサイ属らしく、芽吹いた葉の彫りの深さがふつうのアジサイとよく似ています。
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ただし、アジサイが裸芽だったのに対し、こちらには芽鱗がありました。同科同属でも、細部のしかけはこうして違うのが厄介なところです。
驚くのは鋸歯です。ツルアジサイの特徴(似たもの同士のイワガラミとの比較点)である鋭角的なギザギザは、この時期から顕著なのでした。

過去のきょう 2017 タマツヅリ(セダム・モルガニアヌム) 2016 シュロ(ワジュロ) 2015 ホウカンボク 2014 イチリンソウ 2013 熱帯スイレン 2012 セツブンソウ 2011 バクチノキ 2010 ミツマタ(タイリンミツマタ) 2009 ヒュウガミズキ 2008 マメツゲ(マメイヌツゲ) 2007 ロケット 2006 キクザキイチゲ 2005 オオタチツボスミレ

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3月15日(木) ノカラマツ

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画面右端のツクシに比べれば、ノカラマツの幼生のチビちゃんぶりがわかります。開花時には楔形が印象的だった葉も、この時期はまだ尖りが不足です。
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そして10日ほど前はこんな感じでした。1枚目写真でも感じられる葉や茎の赤さが、芽生えてすぐはこんなに顕著です。
さらにかわいらしいのは葉のクチュクチュ度合いです。上着のボタンホールに挿したら、ちょっとお洒落でしょう。もちろん、絶滅危惧種でそんな遊びはできません。愛おしくその感触を楽しみながら、こうして写真だけ撮らせてもらいました。

過去のきょう 2017 コバノガマズミ 2016 ナツズイセン 2015 アオイスミレ 2014 エノキ 2013 アメリカハナノキ(雌株) 2012 カワヅザクラ 2011 カンノンチク 2010 ヒマラヤゴヨウ 2009 トサミズキ 2008 クサノオウ 2007 モミジイチゴ 2006 カタクリ 2005 ヒイラギナンテン

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3月14日(水) ゴンズイ

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瑞々しく膨らんだ冬芽もいいし、間抜け顔の葉痕もゴンズイらしくてかわいくても、一番の注目点は枝の模様でした。なんと、お魚のゴンズイの幼魚にそっくりです。山のゴンズイと海のゴンズイには、こんな共通点がありました。
長いつきあいのゴンズイ(木の方)なのに、いまごろ皮目の模様に気づくなんて恥ずかしい話です。ちなみにいまの時期の前後の記録を確認したら、芽がまだ小さいうちの写真にも、芽吹いたあとの写真にも、模様はしっかり写っていました。
草木の奥深さとはた衛門のうかつさと、この二つが混じり合うと「へェー」とか「ホォー」とかが尽きることがありません。幸せなことなのでしょう。

<追録> 上の記事から10日ほどあと、若葉が芽吹きました。
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過去のきょう 2017 ユキワリイチゲ 2016 ツバキ・ドンケラリー(正義) 2015 シダレヤナギ 2014 デンドロビウム(ユキダルマ 'キング') 2013 ホトケノザ 2012 カタクリ 2011 カイヅカイブキ 2010 ハルニレ 2009 オオイヌノフグリ 2008 マツバギク 2007 ウチワノキ 2006 アセビ 2005 ユキツバキ

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3月13日(火) ワサビナ

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ワサビを名乗るくらいなので、噛むと(飲み込むときに)それらしいヌケ感が来ます。お料理の味をちょっと複雑にしたいとき便利な素材です。
ただ、問題はこれがカラシナの一種だということで、山葵なのか辛子なのか、素性と名前がこんがらがっているのです。上に書いたヌケ感さえ、考えると山葵のそれか辛子のそれか、どうも怪しくなってきます(味覚音痴?)。
いえ、こんがらがるのは自分の頭と舌の問題で、セイヨウカラシナの変種にこのワサビナがあるだけのことです。ワサビも立派にアブラナ科です。根っこはみな同じなのだから、ツーンの区別ができなくても落ち込む必要はないことにします。

過去のきょう 2017 ツゲ(ホンツゲ) 2016 コブラオーキッド(メガクリニウム・マキシマムとメガクリニウム・プラチラキス) 2015 ミチタネツケバナ 2014 カエデ類、ほか2種 2013 ハルサザンカ(絞笑顔) 2012 ワイヤープランツ 2011 ススキ 2010 レバノンスギ 2009 アシ(ヨシ) 2008 ヒメカンスゲ 2007 オガタマノキ 2006 ダンコウバイ 2005 シキミ

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3月12日(月) カラタチ

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昔はこの枝を見て「恐ろしや」としか思えなかったものが、いまは「はて、冬芽はいったいどこのどれ?」と考えるのだから進歩したものです。ただし、だいぶジトーッと見ても見つけられないのだから、カラタチもくすぐったかったことでしょう。
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あ、これですか。芽じゃなくて目みたいです。棘の付け根というか、股部分にポツリポツリとついています。この位置と形を覚えてから1枚目写真に戻ると、「あ、これ。お、ここにも」という感じで、いくつも見つかります。
それにしてもささやかな芽です。この芽からいったいなにが出て来てどう育つのか、目を離さずにじっくり見てあげるつもりです。

<追録> 20日後にはこう(↓)なりました。(撮影:2018年4月1日)
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そのあと、若葉に紛れるようにして花が咲きます。(撮影:2007年4月8日)
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花はあっと言う間に終わり、4月のうちにかわいい実になります。カラタチの春は大忙しです。(撮影:2018年4月29日)
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過去のきょう 2017 サボテン(金晃丸) 2016 アオモジ 2015 ポポー 2014 キジョラン(とアサギマダラの幼虫) 2013 アズマイチゲ 2012 セリバオウレン 2011 ムスカリ 2010 シシユズ(オニユズ) 2009 コブシ 2008 オオハナワラビ 2007 シロバナタンポポ 2006 サンシュユ 2005 オランダミミナグサ

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3月11日(日) バビアナ・セダルベルゲンシス

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秋に植えた球根が、早春からこうして開花します。毛だらけの葉が、いかにも寒さに強そうです。ものすごく寸足らずなことも耐寒性にはプラスみたいです。
バビアナにはホザキアヤメという和名があり、このセダルベルゲンシスならアヤメに見えなくもありません。分類的にもアヤメ科ではあります。
ただし、ホザキというほど花茎が立ち上がらない(連続開花する花穂を作らない)し、ほかの品種の花(濃いピンクや白)はとてもアヤメには見えません。バビアナはバビアナでいいかということで、自分的にはこの和名はスルーです。

<補注> この植物は、流通的にはセ「デ」ルベルゲンシスと表記されることが多いようです。ただし、「学名はカタカナ読み」の原則に従えば、cedarbergensisはセダルベルゲンシスだし、発音的にもこの方がしやすいので「ダ」を採用します。

過去のきょう 2017 ビヨウタコノキ 2016 クリスマスローズ・ピンクフロスト 2015 カラクサケマン 2014 バンペイユ(晩白柚) 2013 ヒスイカズラ 2012 オウバイ 2011 リンドウ 2010 ハチジョウキブシ(雄花) 2009 クリスマスローズ(フォエチダス) 2008 アセビ 2007 シラー・シベリカ・アルバ 2006 ネモフィラ・ペニーブラック 2005 シバザクラ

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3月10日(土) スキミア(ミヤマシキミ)

180310skimmia
さぁて、どうしたもんだろう?という写真です。花壇にきれいに植えられていたこのコンパクト(脛丈ほど)な木、けっこうこのごろの流行りなのです。
で、そうやって園芸的に使われるとき、この木はスキミアと呼ばれます。ところがこの名前は学名(Skimmia japonica)の端折りで、つまりはミヤマシキミなのです。
たしかに、ミヤマシキミはその名(深山)に反して個人宅の庭木や庭園の植え込みとして見かけるので、その傾向が拡大したと思えば辻褄は合うのでしょう。しかし、まだ野山の木の風情を残すミヤマシキミと、いかにも園芸品ですと言わんばかりのスキミアとの間のどこかに線は引けないものかと悩むのです。
さらに、シキミとスキミア、偶然とは言え紛らわしいではありませんか。あろうことか、ネットにはシキミアという表記も飛び交っていて、「違う、違う!」と声を大にしたくなります。独り悶々と眺める爺さんを尻目に、「スキミア」の蕾が賑やかです。

過去のきょう 2017 ベンガルヤハズカズラ 2016 キンヨウボク(錦葉木):暫定 2015 トウカエデ 2014 ヤマルリソウ 2013 グズマニア・テレサ 2012 タネツケバナ 2011 ノハラアザミ 2010 ソラマメ 2009 サクラ(啓翁桜) 2008 ユリノキ 2007 ウズラバタンポポ 2006 フッキソウ 2005 ハナニラ

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3月9日(金) サクラソウ

180309sakurasou
サクラソウの芽吹きです。1円硬貨がまるで平昌の銀メダルに見えます。
そんなかわいさに似合わず、白く光る毛がツンツンしています。だいぶ暖かくなったとは言え、川風が吹きまくる夜の冷えにはこういう防備が必要です。
気の早い株は別として、花の見ごろまではおおむねあと1カ月です。こんなささやかな芽をその程度の日数で開花まで導くのが「春の力」なのでしょう。

過去のきょう 2017 サンシュユ 2016 ウンナンサクラソウ 2015 コゴメイヌノフグリ 2014 シラカシ 2013 オガタマノキ 2012 エレガンテシマ 2011 フクジュソウ 2010 ユリノキ 2009 モミジイチゴ 2008 ユキワリイチゲ 2007 ゲンカイツツジ 2006 カナメモチ 2005 オウバイモドキ(ウンナンオウバイ)

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番外編 : 水鳥2種

Kinkurohajiro
<キンクロハジロ> これは目立ちました。まるでミニパトカーです(笑)。金色の目が警察の徽章がわりです。
で、目が「金」色、体色が「黒」くて、「羽」が「白」です。草木で言えばマーガレットコスモスみたいで、どうにも脱力感の漂うこの名前に惚れてしまいました。
Magamo
<マガモ> 真鴨というくらいですから、鴨類のなかの代表ということでしょう。アヒルの祖先というのもわりと大切な基礎知識です。
頭の緑色が美しいのが雄で、この旦那、両手に花でした。くそー、どの世界にもモテ男はいるみたいです。
雄の首にある白い輪がマガモの特徴なのに、こっちを向いてくれませんでした。それでも白い部分がチラリと写っているのでよしとしておきます。

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3月8日(木) モミジバスズカケノキ

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この冬、例年になく木々の冬芽を見るのが楽しくなったのは、ハクウンボクの「葉柄内芽」という変なしかけを知ったからでした。
おかげで、そのしかけを持つ仲間としてキハダプラタナス類の「そこ」を見直し、「ホントだぁ」とうれしがっていたら、ふと気づきました。葉痕側だけ見ているけれど、落ちた葉の柄って、やっぱりポケット状になっているのでしょうか?
で、ハクウンボクやキハダの木の周囲を探しても、もはや落ち葉は風に吹き飛ばされ、見つけにくい状態でした。ところがプラタナスの葉はこれだけ枯れてもけっこう重さがあり、しかも丈夫で、たくさん残っていました。
労せず葉柄のポケットを確認できました。思った以上にハッキリして大きく、ほぼカプセルと言える形状です。次はこの葉が枝から離れる瞬間、つまりカプセルから冬芽が顔を出すところを目撃したいという欲が湧いてきます。

過去のきょう 2017 ロマネスコ 2016 セイヨウトチノキ(マロニエ、ウマグリ) 2015 ガジュマル 2014 ハボタン(珊瑚系) 2013 スイレン 2012 マルバマンネングサ 2011 クロベ 2010 メタセコイア(雄花) 2009 ハーデンベルギア 2008 ハナキササゲ(オオアメリカキササゲ) 2007 ヒイラギナンテン 2006 フキ(ふきのとう) 2005 クリスマスローズ

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3月7日(水) タマネギ

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畑を見かけるたび、タマネギが花をつけていないかチェックするのに、いままでどうも縁がありません。花が咲くまで放置してくれる人が少ないのか、あるいはふつうのネギの葱坊主だと思って(けっこう似ている)見過ごしてきたか、どちらかです。
そこで辛抱たまらず、まだ蕾もないシーンです。この段階だと、葉はヒョロついて、ふつうのネギとの違いは明らかなので、この畑をこれから見張ることにします。
で、転んでもただでは起きずに黒ビニール(マルチ)に注目してみました。タマネギの場合、わりとこの育て方が多いので、その理由に興味がありました。
野菜というのは原産地の気候下で一番健やかに育つ(つまり生育効率もいいし、おいしくもなる)ので、寒さには強いタマネギとは言え、こうやってわずかに地温を上げてやるのがいいらしいのです。たしかに、先日掲載のケールはマルチなしでした。
ビニール一枚で地温がどれほど違うものか測ってみたくなります。しかし、他人の畑に温度計を差し込むのもためらわれるので、そんなものだと思うことにします。

<補注> 上の写真の状態から、まだかまだかと追いかけ続けて2カ月半、ようやく花が開き(↓)ました。(2018年5月24日)
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葉の間から花茎が出て、そこに蕾があるのを見つけたのは4月17日のことでした。
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それから、花をくるんでいる薄皮が破れて個別の花蕾が展開したものの、ここから「開花」までがじつに長い道のりでした。(2018年撮影:5月10日)
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あちこちのタマネギ畑を覗き歩いたおかげで、例の紫色のタマネギも見つけました。ただ、この畑では、ふつうのタマネギにも紫の方にも蕾はついていませんでした。(2018年撮影:5月21日)
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過去のきょう 2017 ツノハシバミ 2016 フキタンポポ 2015 クンシラン 2014 シラカシ 2013 オクナ・キルキー(ミッキーマウスノキ) 2012 ヒメサザンカ・エリナ 2011 マンサク 2010 ジャノメエリカ 2009 キルタンサス 2008 バショウ 2007 エリカ・コロランス・ホワイトデライト 2006 クロッカス 2005 セツブンソウ

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3月6日(火) サルナシ

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けっこう親しんだつもりだったサルナシに、「ゲゲ、そういうところがあったのか」と驚かされました。これ、葉枕内隠芽(ようちんないいんが)と言います。
ちなみに、さすがのATOKもこれは「用珍な委員が」と変換しました。業界用語度合いはかなり高めのようです。
枕といってもいまどきの羽毛とか低反発とかのそれを連想してはダメで、昔風の瀬戸物製などに見られる真んなかが凹んだ形です。葉柄を落とした痕跡が、ちょうどあの枕のように中央が窪んでいるのです。そして、そのまた真んなかにポツンとあるのが冬芽(追録参照)です。顕著に出ないで隠れているみたいなので「隠芽」です。
さて問題は隠芽のままではどうしようもないことです。「隠れていないで出ておいで」と呼びかけても、まだその気はないようでした。もう少し春らしくなって隠れんぼをやめるころ、またお顔を覗きに来ることにします。

<追録> え、そっちから出るの!?とびっくりしました。てっきり、枕の凹んだところにある「ポツン」が芽だと思っていたら、割れるのは枕の側面(上側)なのでした。(撮影:2018年3月31日)
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過去のきょう 2017 エゲリア・ナヤス 2016 ススキノキ 2015 シロバナオオベニゴウカン 2014 ムルチコーレ(コレオステフス・ミニコス、クリサンセマム・ムルチコーレ) 2013 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアヌス) 2012 ガーデンシクラメン 2011 ヤマコウバシ 2010 キンギョツバキ 2009 エンドウ(莢豌豆) 2008 テンリンジガッコウ(椿) 2007 ネモフィラ・インシグニス 2006 ショウジョウバカマ 2005 ヨモギ

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3月5日(月) ノウルシ

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赤い竹の子状態から半月しか経っていないのに、うわ、もう開きますか!? 本来なら40~50cmになる草丈がまだ半分くらいなのに、気の早いことです。
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もっとも、別の群落はまだこんな具合でした。緊張感に満ちていた芽がゆるやかに解け、やわらかな緑みが次第に増してきています。
あとひと月すれば、ここは黄色い海です。そして5月にかけて実を結び、梅雨のころにはいったん姿を消すはず…じゃなかったかなぁ、とアヤフヤに記憶をたぐってみて、花のあとはぜんぜん記録していないことに気づきました。
せっかく2月の芽出しから見つめてきたのだから、今年こそ丁寧に、目の前から消え去るところまで、じっくり見てあげようと思います。

過去のきょう 2017 コンシマダケ 2016 スハマソウ(ユキワリソウ) 2015 ハコネシダ 2014 ナツミカン(ナツダイダイ、ナツカン) 2013 ウバメガシ 2012 センダン 2011 ウメ(黄梅) 2010 サンシュユ 2009 タチカンツバキ 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ミツバツツジ 2006 オウバイ 2005 ネコヤナギ

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3月4日(日) ウメ(小梅・信濃梅)

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虻が懸命に吸蜜していて(写真左上方の花)、あんな小さい体でも、きっと花粉の媒介には貢献しているのでしょう。ふつうの花梅とは違い、実梅には彼らの手助けが欠かせません。がんばれ・がんばれ、あーぶーくん!
先月の緋梅のところで触れたように、梅の区別としては花梅と実梅というのが一番根本的な階層です。そして、庭木として愛好されやすい花梅はそこから系・性とこまかく分かれていくのに対し、実梅はざっくりとみんな一緒のグループです。
その実梅グループのなかには、実が大粒で有名な南高とか、花梅にも劣らず豪華に咲く白加賀とかある(両種未収録)なかで、この小梅というのは名前も手抜きだし、花も見たとおり散漫です。暮らしに役立つ実をたくさんつければ、名前も見かけもどうでもいいでしょ!という呟きが聞こえてきそうです。
別名を信濃梅と称するのは、一大産地の名を冠したものではあっても、信州の質実剛健気質を映してもいるのかと愚考します。

過去のきょう 2017 ハマハタザオ 2016 ツルネラ・ウルミフォリア 2015 オオカンザクラ 2014 セイロンベンケイ(トウロウソウ、ハカラメ) 2013 セツブンソウ 2012 ナズナ 2011 ウメ(月影枝垂) 2010 センダン 2009 スノードロップ 2008 イチョウ 2007 ヒメカンアオイ 2006 タギョウショウ 2005 スノードロップ

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3月3日(土) チャセンシダ

180303tyasensida
夏だったなら「茶筅」を連想するほどに繁くのびる葉も、かなり無残に茶色の軸だけの姿をさらしていました。シダの宿命(ではなく、はた衛門の勝手な台所事情)で、どうしても春までのつなぎ役として、こんな醜態を撮られることが多くなります。
山のなかというよりは、わりと人里近いところに出るシダです。そんなわけで、名前にも生活用品があてられたのでしょう。
ん、ウチに茶筅はあったろうか(冷や汗)。ん、粉茶はあっても、抹茶はいまストックがないかも…。別に当家が標準とは言わずとも、なにぶん生活様式は変わっておりまして、「チャセンってなに?」という時代もすぐそこかも、です。

過去のきょう 2017 ユーフォルビア・プニセア 2016 ヘラシダ 2015 ヒメキンセンカ(ホンキンセンカ、フユシラズ) 2014 アサヒカズラ 2013 ミッキーマウスノキ(オクナ・セルラタ) 2012 ウメ(白梅) 2011 シナマンサク 2010 ゴールデンクラッカー 2009 オオカンザクラ 2008 ボクハン(椿) 2007 ヒトツバ 2006 オオバイノモトソウ 2005 カンヒザクラ

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3月2日(金) モクレイシ

180302mokureisi
けっこうしつこく追いかけてきたモクレイシなのに、初めて見るシーン(皮が剥けた実と、かなり膨らんだ蕾のツーショット)です。まだ皮を被っている実と小さな蕾の取り合わせは12月に見ているので、その続編ということになります。
受粉した雌花の子房が膨らみ始めるのが前年の3月なので、この実はたぶんもう丸1年も実をやっている(?)はずなのに、赤い輝きは衰えていません。
その実を長持ちさせたこの冬の冷気が、逆に開花を遅らせているのでしょう。雄花なら最速で2月21日に開花を掲載しているので、もう少しあきらめずに追いかけたら、モクレイシ(雌株)が実と花のツーショットを撮らせてくれそうな気がします。

過去のきょう 2017 アヤメ 2016 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2015 ナリヒラヒイラギナンテン 2014 ハボタン(高性種) 2013 ギシギシ 2012 オランダミミナグサ 2011 セイバンモロコシ 2010 バンクシア・エリシフォリア 2009 クロチク 2008 ケンポナシ 2007 ラナンキュラス 2006 ヤマノイモ 2005 ギンヨウアカシア

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番外編 : 大もの・小もの・変わりもの

Daisagi
大きな木の上から周りを睥睨するようなこの態度、腹が立ちます。何様なんじゃ、お前は! 飛び立つところを撮りたくて鉄砲の真似をしても、レンズと銃口の違いはちゃんとわかるようで、落ち着いたものです。
推定体長1m、デカいのは態度だけでなく、名前はそのまんまダイサギです。
Aosagi
こちらは体色がやや青いので、そのまんまアオサギです。
ダイサギにはほんの少し及ばなくても、十分なデカさです。こちらは地べたにいて、射程(?)範囲に近づくとノッタラノッタラと場所を変え、それでも追いかけるとバッサァーと飛んで逃げました。
Kosagi
そやつらに比べると、カラスよりはずっと大きいのに、つい小ものに見えてしまうわけで、名前もかわいそうにコサギです。「冷えるなぁ」と首をすくめているので、よけいに小さく見えます。
Wakakehonseiinko
そんなサギ3種からはガラッと毛色違いで、インコです。ただ、インコとは言っても体長40cmはあって、屋外で見かけるとドキッとします。以前、撮り損なったときは4・5羽の群れだったのに、今回はこれ1羽でした。
首のワッカが名前の由来で、ワカケホンセイインコです。こんなのが昔からいたわけもなく、逃げ出したか捨てられたか野生化していて、困った景色を作っています。

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3月1日(木) ケール

180301kale
いまごろ新年会での話が登場です。畑をやっている知人に、「今年の目玉はなに?」と聞いたら「ケールだよん」ということで、「うわ、それ、撮りたかったんだ」と撮影予約をしたものでした。で、そろそろかなと畑を訪問しました。
え、これですか。思っていたケールと違います。じつは事前に農産物センターで買ったケール(の葉)はもっと色黒でした。さらにホムセンで見た種袋の写真には、なんかベターとしたキャベツの葉的な姿がありました。
ケールってなに?と混乱していたところへこのチリチリ葉っぱです。これってほぼカキ菜で、植えた人に聞かなければ見分け不能です。ということで、植えた人が「これがケール!」と言っていたケールです。頭、ワヤクチャです(涙)。

<補注> ケール屋さんの情報ページを覗いてみました。はあ、これじゃワタシが涙するわけです。ケール、恐るべし!

過去のきょう 2017 リュウケツジュ(ドラセナ・ドラコ) 2016 ミチタネツケバナ 2015 ベニモンヨウショウ 2014 カンツバキ 2013 カワヤナギ 2012 ネコヤナギ 2011 ヒガンバナ 2010 デコポン 2009 フチベニベンケイ(カネノナルキ) 2008/font> カリン 2007 アリアケスミレ 2006 リキュウバイ 2005 フキ(ふきのとう)

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