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3月7日(水) タマネギ

180307tamanegi
畑を見かけるたび、タマネギが花をつけていないかチェックしてきたのに、去年まで縁がありません。花が咲くまで放置する人が少ないのか、あるいはふつうのネギの葱坊主だと思って(けっこう似ている)見過ごしてきたか、どちらかです。
そこで辛抱たまらず、まだ蕾もないシーンです。この段階だと、葉はヒョロついて、ふつうのネギとの違いは明らかなので、この畑をこれから見張ることにします。

さて、転んでもただでは起きずに黒ビニール(マルチ)に注目してみました。タマネギの場合、この育て方がわりと多いので、その理由に興味がありました。
野菜というのは原産地の気候下で一番健やかに育つ(つまり生育効率もいいし、おいしくもなる)ので、寒さには強いタマネギとは言え、こうやってわずかに地温を上げてやるのがいいらしいのです。たしかに、先日掲載のケールはマルチなしでした。
ビニール1枚で地温がどれほど違うものか(注)測ってみたくなります。しかし、他人の畑に温度計を差し込むのもためらわれるので、そんなものだと思うことにします。

<追録> 上の写真の状態から、まだかまだかと追いかけ続けて2カ月半、ようやく花が開き(↓)ました。(撮影:2018年5月24日)
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葉の間から花茎が出て、先端に蕾がある(↓)のを見つけたのは4月17日でした。
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それから、蕾をくるんでいる薄皮が破れて個別の花蕾が展開した(↓)ものの、ここから「開花」までがじつに長い道のりでした。(撮影:2018年5月10日)
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あちこちのタマネギ畑を覗き歩いたおかげで、例の紫色のタマネギも見つけました。ただ、この畑では、ふつうのタマネギにも紫の方にも蕾はついていませんでした。(撮影:2018年5月21日)
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<補注1> タマネギの延長でニンニクの花を収録しました。(2020年6月6日
<補注2> 地温を上げるには透明ビニールシートが一番向いていて、なにも被せない場合とでは、6月で4度の差が出るというデータがありました。(2022年3月)

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