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3月6日(火) サルナシ

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けっこう親しんだつもりだったサルナシに、「ゲゲ、そういうところがあったのか」と驚かされました。これ、葉枕内隠芽(ようちんないいんが)と言います。
ちなみに、さすがのATOKもこれは「用珍な委員が」と変換しました。業界用語度合いはかなり高めのようです。
枕といってもいまどきの羽毛とか低反発とかのそれを連想してはダメで、昔の瀬戸物製などに見られる真んなかが凹んだ形です。葉柄を落とした痕跡が、ちょうどあの枕のように中央が窪んでいるのです。そして、そのまた真んなかにポツンとあるのが冬芽(追録参照)です。顕著に出ないで隠れているみたいなので「隠芽」です。
さて問題は隠芽のままではどうしようもないことです。「隠れていないで出ておいで」と呼びかけても、まだその気はないようでした。もう少し春らしくなって隠れんぼをやめるころ、またお顔を覗きに来る(↓)ことにします。

<追録> え、そっちから出るの!?とびっくりしました。てっきり、枕の凹んだところにある「ポツン」が芽だと思っていた(それは葉の維管束痕)ら、割れるのは枕の側面(上側)なのでした。(撮影:2018年3月31日)
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<補注> サルナシ5度目の登場は蔓が主役です。(2022年2月4日

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