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3月28日(水) マメザクラ

180328mamezakura
桜(野生種)の源流の一つなのだそうで、ありがたくご尊顔を拝しました。そのわりには素っ気ない名前がつけられたものです。
別にこの木にお豆ができるわけではなく、この「豆」はおチビさんという意味です。背があまり高くならず、花もソメイヨシノあたりと比べるとふた回りほど小振りです。その花が俯いて咲くのも控えめな印象です。
別名を富士桜や箱根桜とするように、そういう亜高山帯をテリトリーとします。上述した特徴とか寒さに強い特性は、そういう場所に適応した結果なのでした。早咲きの桜として幅をきかせているフユザクラは、このマメザクラを片親とすることは、今回の調べで得た知識です。名前は小さくても、桜界の重鎮(注)です。

<補注1> イギリスの地で生み出されたオカメザクラも、このマメザクラを掛け合わせの一方の親にしています。(2022年3月22日
<補注2> 補注1に示したオカメザクラと同じように、マメザクラを交配の片親としてイギリスで作出された桜にウミネコがあります。ともにCollingwood "Cherry" Ingram氏の作品です。(2023年4月11日
<補注3> マメザクラの変種であるキンキマメザクラを収録しました。(2024年3月19日

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