1月22日(月) ハイゴケ
苔玉の素材に使われるので、地味な風体のわりにはふだん目にする機会が多い植物です。また、盆栽の土の表面を覆う役目もあるし、和風庭園でも使われるし、この手の植物のなかではなかなかの売れっ子です。
這うように広がるからハイゴケ…味のない名だなぁと思うのは自分だけではなくて、牧野博士は「ムクムク縮緬苔」という別名を記述(↓)しています。ところがこれに対する賛同者には恵まれなかったようで、大先生もハズすことはあるのでした。
這うように広がるからハイゴケ…味のない名だなぁと思うのは自分だけではなくて、牧野博士は「ムクムク縮緬苔」という別名を記述(↓)しています。ところがこれに対する賛同者には恵まれなかったようで、大先生もハズすことはあるのでした。
<補注> ハイゴケ(Hypnum plumaeforme)には近い仲間がたくさんあるようで、写真のものが狭義のハイゴケでいいかどうか、あまり自信がありません。
<追録> 少し陽気が良くなって、牧野博士が「ムクムク縮緬苔」と名付けた気持ちがわかる絵が撮れました。自分的には、スケールは大違いでもコバノナンヨウスギを思い浮かべました。(撮影:2023年3月8日)
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