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12月31日(日) エビスグサ

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ふだんは発泡酒あたりで慎ましやかな晩酌だというのに、暮れ・正月だけはヱビスビールを張り込むのが恒例でした。それなのに、きのう買い込んだのはなぜかプレモルでして、ヱビスさんごめんなさい!でエビスグサです。
ただ、大きく撓んだ莢はまるで稲穂のようにも見え、あるいは青海波にも思えてきて、けっこう年末年始向きの絵です。花はもちろん葉まで落としきった姿に美を感じてしまうなんて、大人になったというか、いい加減の度合いが進んだというか…。
いい加減でないのはエビスグサで、多くの莢はまだケツメイシをしっかり抱え込んでいました。莢を揺すると、菱形立方体とでも呼ぶべきあの形の実が掌にパラパラと散らばります。そういえばケツメイシって紅白には出ないんだよねェ、とか話もまったく散らばりながら、締まらない今年の締めは終わります。

過去のきょう 2016 クマシデ 2015 ソシンロウバイ 2014 カラスノゴマ 2013 フッキソウ 2012 コブシ 2011 シシバタニワタリ 2010 ソヨゴ 2009 ヒマラヤスギ 2008 スエコザサ 2007 サカキ 2006 オキザリス・プルプレア 2005 クリハラン 2004 マンリョウ

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12月30日(土) ヒイラギ

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ヒイラギ姉さんには「夏に来なさいよ」と言われていたのに、あれから1カ月もしないうちにまた訪ねてみました。姉さんはことのほか喜んでくれて、臙脂色に膨らみ始めた小さな子房や、赤紫に色づいた果柄を見せてくれました。
いや、マジメな話、足繁く通ってみるものです。初夏に黒紫色になった実を写して結果オーライよりは値打ちが十倍くらい違います。役には立たなかった雄シベがけっこうしぶといこととか、花びらがスポッと抜けていく様子とか、心が震えます。
ときどき、仕事の場面で「結果よりプロセス」みたいなことをいう甘ちゃんがいて苦々しく思っていたものです。その言い回しは仕事じゃなくて草木を観察するときに使うものだよ!と、今度、甘ちゃんたちに教えてやろうと思います。

<追録> ほぼ同じ時期の雄株も念のために掲載です。子房の膨らみはまったくなく、柄も色づかないままです。(撮影:2018年1月3日)
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<補注> 実が緑色に膨らんだ状態までは確認できたものの、その後の黒紫色状態はまんまと見逃してしまいました。(2018年7月10日

過去のきょう 2016 レックスベゴニア・ワイルドファイアー 2015 ガザニア(クンショウギク) 2014 ヤブミョウガ 2013 ホトケノザ 2012 スハマソウ 2011 ミカイドウ 2010 ネメシア 2009 サワラ 2008 ヨルガオ 2007 ポインセチア 2006 コガマ 2005 コトネアスター 2004 ソシンロウバイ

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12月29日(金) チャボタイゲキ

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いままでこれをナツトウダイと思い込んでいました。
開花を見つけた最初は5月で、それが2月になり、1月になり、ついに年のうちに見つけるに及んで、いくらなんでも「ナツ」トウダイはおかしすぎると気づきました。
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結果、過去掲載のものも含め、これはナツトウダイ(Euphorbia sieboldiana)ではなく、チャボタイゲキ(E. peplus)だと思うに至りました。ナツトウダイはもう少し背丈があり、かつ茎葉の赤みが少ない感じで、まだ見ていなかったようです。
10年間の間違いをここで正し、来年はちゃんとした(?)ナツトウダイを見つけることにします。涙ながらに、過去記事も全部修正です。

もう一つ、きょうは涙することがあって、きのうも草、きょうも草です。草・木・草・木と代わりばんこに載せていて、去年の大晦日が木でした。ならば今年は草のはずなのに、出し物を考えていたらまた木になってしまうことに気づきました。
どこで順番が狂ったものか調べたら、原因は3月のイボタノキでした。永年捜していた「イボタ蝋の素」をようやく見つけ、早く載せたいと焦ったようです。じつは同じことを3年前にもやっていて、そのときも同じような理由でミスっています。
いい歳をしてトチ狂うなんて恥ずかしい限りです。新年の書き初めのお題は「熟慮」にせねば!と思っても、書き初めなんてする人でもなく、10年も勘違いしていたチャボタイゲキをお題にして、きょうを順番調整の日としてしまいます。

過去のきょう 2016 モクセンナ 2015 クロガネモチ 2014 ヤドリギ 2013 オタフクナンテン 2012 シナマンサク 2011 アオネカズラ 2010 カシワバハグマ 2009 イタドリ 2008 セイタカアワダチソウ 2007 ツルマサキ 2006 サツキ 2005 トサミズキ 2004 キダチアロエ

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12月28日(木) オケラとホソバオケラ

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信号待ちでポケーッとしていたら、目の前をスーッと綿毛が飛んでいきました。あ、なんの種だろう?とかなりそそられたものの、公衆の面前でそれを追いかけて捕まえるというドタバタをやる勇気は出ませんでした。
飛び去る綿毛の種類を一瞬で見分ける目が欲しいとは、この季節、よく思います。なので、こんな姿を見かけると、「なるほど、オケラの種は細長くて銀色か」「綿毛はけっこう粗めでヒッツキ虫なんだ」とか、ブツブツいうわけです。
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そうなると似た種類のホソバオケラはどうかと気になります。そうすると、これはまた同じオケラ属でありながら、種の姿が大違いでした。葉は細いくせに実は太くて、造物主は不公平が生じないよう、けっこうバランスに配慮しているのでした。
よし、これで見分けられる綿毛が2種類増えたぞ!と鼻の穴が膨らんだのも束の間で、「こんなものは街の交差点に飛んで来ないでしょ」と気づきました。

過去のきょう 2016 ブラサボラ・デビッドサンダー 2015 メドハギ 2014 ビロードモウズイカ 2013 フユノハナワラビ 2012 ススキ 2011 バラ(シャルル・ド・ゴール) 2010 サンキライ(サルトリイバラ) 2009 イイギリ 2008 ヤツガシラ 2007 ヤブツバキ 2006 サネカズラ 2005 カンアオイ 2004 ブルーデージー

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12月27日(水) エスキナンサス・スペキオスス

<品種特定> 本文にあるように、記事掲載当初はこのエスキナンサスの種類を特定できませんでした。そして5年ののち、これがスペキオススと判明したので、本文は当時のまま、記事タイトルをフルネームに訂正します。(2022年9月30日
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マレーからスマトラ、ジャワあたりの森には、このエスキナンサス属(ナガミカズラ属)が160種ほども生息しているのだそうです。ほかの木に着生して垂れ下がりながら、こんな赤系の花を咲かせる常緑の蔓性低木(または草本)たちです。
原産地からして寒さは苦手かと思えば、日本でも室内なら冬越し可能で、ハンギングにする観葉植物として売り出し中です。たしかに、派手な花に見飽きても、この革質の元気そうな葉には鑑賞価値があると納得です。
葉と花の様子から調べると、たくさんあるナガミカズラ属のなかでもエスキナンサス・エブラルディーか同・スペキオススかとあたりをつけました。ただ、見分けを詳述したサイトはまだ少なくて、正体はもっと流通したころに確定させましょう。

<このあと収録したエスキナンサス・掲載順> ☆ ツイスター(2018年12月29日) ☆ マルモラツス(2019年1月23日) ☆ クリムゾンベル(2020年3月20日) ☆ プルケール(2021年11月15日

過去のきょう 2016 ドンベヤ・里見の春 2015 タラノキ 2014 ヤマハギ 2013 チドリノキ 2012 キミノセンリョウ 2011 球根ベゴニア 2010 スギ 2009 ナツメヤシ 2008 ハスノハカズラ 2007 オレガノ・バーバラチンゲイ 2006 ムサシアブミ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 レースラベンダー

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12月26日(火) ツルギキョウ

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葉がここまで枯れ上がり、萼まで陽を透かすほどに干上がったというのに、ツルギキョウの実のふてぶてしさに変化がありません。もう割れ出していていいころだと思ったのに、1カ月前とほとんど様子が同じです。
いやいや、その気で見れば蓋のような部分(たぶん花台の痕跡)が前よりも色味を失い、心持ち凹んだようです。どこがどう開くものか、下手な予想はしないと先月決めたというのに、やっぱり「ああかな、こうかな」と考えてしまいます。
それにしても、かなり似た形のバアソブの実がじつにあっさりと割れたのに対し、ツルギキョウの「もったいぶり」は際立ちます。花はまだ見ず、実でこれだけじらされ、こうしてズルズルと悪女の術中にハマってゆくウブなオジサンです。

<補注> 下手な予想はみごとに覆されました。(2018年2月9日

過去のきょう 2016 リュウビンタイ 2015 ヌマツルギク 2014 ウラハグサ(フウチソウ) 2013 リョウメンシダ 2012 メガルカヤ(とオガルカヤ) 2011 ワイヤープランツ 2010 ポピ-マロー 2009 フサザクラ 2008 ハマボウ 2007 レンギョウ 2006 ハナイソギク 2005 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ) 2004 センダン

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12月25日(月) カラスザンショウほか(時間差離脱総集編)

自分でもしつこいぞと思うようになってきた「時間差離脱」です。ここまでみんながそうだと、どうやら複葉の木が葉を落とすときはこれが標準方式のようです。
今後は、時間差ではなく小葉と葉柄(葉軸)が一緒にドサッと落ちる木を見つけたときこそ大ニュースとして取り上げるとして、ここでいったん「時間差特集」をして、去年のツタに端を発したマイフィーバーをいったん閉めることにします。
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公平にアイウエオ順として、まずはカラスザンショウです。4年前、「実がすごっ!」と驚いた写真にも、じつはしっかり葉軸だけ写っています。嘆き節を唸りたいところでも、ここはステップバイステップで成長している自分を褒めておきましょう。
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それはセンダンも同じことで、なんと13年前の写真にピヨーンピヨーンと葉軸だけが残っています。そこから成長した証拠が今回の写真で、センダンが2~3回羽状複葉であるため、まるで蜘蛛の巣でしょ!というところを強調しました。
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そしてノグルミの葉軸は初登場です。花にだけやたらこだわっていたことを脱し、ようやくこの姿に気づくことができました。
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さて今回のトリを飾るのはこんな写真です。これだけでムクロジとわかるまで成長したかどうかはまだ???でも、これが葉軸だと認識でき、振り仰いでムクロジだと確認できたのだからテスト合格としておきましょう。シャンシャン!

<掲載済みの時間差離脱・和名50音順> ☆ イヌエンジュ ☆ エンジュ ☆ カイコウズ(アメリカディゴ) ☆ カホクザンショウ(カショウ) ☆ キハダ ☆ サワグルミ ☆ センダン ☆ チャンチン ☆ ツタ ☆ トチノキ ☆ ニワウルシ(シンジュ) ☆ ハゼノキ ☆ ハマセンダン ☆ フジ(ノダフジ) ☆ ランシンボク(カイノキ)

過去のきょう 2016 フユイチゴ 2015 モクレイシ 2014 サネカズラ 2013 マユミ 2012 モミ 2011 ルメクス 2010 コウヨウザン 2009 クロガネモチ 2008 ハマゴウ 2007 ノササゲ 2006 シロタエヒマワリ 2005 キンメイモウソウチク 2004 ボケ

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12月24日(日) ツワブキ

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過去に6回もここに登場(下欄参照)していて、もういいでしょ感あふれるツワブキなのに、新たな発見がありました。花を束ねている壷(総苞)の付け根にピロンと出ている尖ったパーツ、いったいそれなんですか、ツワブキさん。
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ツワブキというのは、花の茎と葉の茎が根元からまったく別々です。したがって、花の茎には葉がないはずなのに、これは退化した葉の痕跡なのでした。
本来は放棄した機能なのに、「やっぱりあった方がいいじゃん」としつこく出現してくれているわけで、思わず自分のお尻をなでてみました。

<過去のツワブキ> ☆ 1月12日(綿毛) ☆ 4月3日(茎の調理) ☆ 10月26日(咲き始め) ☆ 10月31日(花に虻) ☆ 11月10日(影絵遊び) ☆ 12月22日(花と葉)

過去のきょう 2016 レリオカトレア・リグレイ(洋ラン) 2015 ノカンゾウ 2014 コセンダングサ 2013 ツチアケビ 2012 ノガリヤス 2011 メグスリノキ 2010 ヤバネヒイラギモチ 2009 タラノキ 2008 コウヨウザン 2007 シキザクラ 2006 シキザキホソバアカシア 2005 シモバシラ 2004 ポインセチア

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12月23日(土) チョウセンレンギョウ

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きのうのスノードロップと同じように、「ずいぶん早くから咲くんだね」という軽い驚きを感じながら撮りました。幾株か並んで植えられている場所なので、特別に気の早い株を見つけたというわけでなく、どれもチラホラと花を開いていました。
かつて、1月20日掲載で「フライングの開花」だとして取り上げています。フライングよりもひと月早い開花をなんと表現したものか、言葉に詰まります。
本来の開花期はソメイヨシノと同じころで、花のあとを追って葉が開きます。その葉が繁くなったころの様子もとらえていて、花はまだまだ立派でした。たしかいったんなか休みするような記憶はあっても、大まかに言うなら4カ月以上も花を見ていられる勘定です。これをお得ととらえるか鬱陶しいと思うか、微妙です。
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さて、数本並んだ植え込みのなかで、陽当たりがよくて写しやすかったこの一本は雌株でした。鳥の嘴を思わせる実の殻がちょっとユーモラスです。
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まだ種を残した殻もありました。種の色が意外なほど淡くて、時期的には完熟して自然落下してはいるのに、これで正解の色か不安に感じます。

過去のきょう 2016 センダンとエンジュ 2015 アメリカアサガラ 2014 セイヨウキヅタ(ヘデラ・ヘリックス、イングリッシュ・アイビー) 2013 カラスザンショウ 2012 リュウキュウマメガキ 2011 センボンヤリ 2010 シロガネヨシ(パンパスグラス) 2009 マメキンカン 2008 ユキツバキ 2007 ミヤマフユイチゴ 2006 ユリオプスデージー 2005 スイカズラ 2004 ニワナズナ(アリッスム)

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12月22日(金) スノードロップ

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あまりにミーハーな形の緑色の斑紋に、思わずケケケと下品な笑いが出ました。どうせなら天地が逆の方がいいわけで、萼のところから切り取ってグラスにでも浮かべて店に置いたら、けっこう売れ筋商品になれるかもしれません。
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逆さの花の内側を眺めたらこんな感じです。「ねえ、覗くんじゃなくて横から見るんでしょ」とスノードロップさんに怒られても、つい男の性(さが)でして…。
過去掲載をチェックしたら、3月4日がなぜか2回、そして最速開花記録として1月9日に取り上げていたので、今回はその記録を更新です。もっとも、今回のものと1月のものは早咲き種であり、異常気象を心配することはありません。
じつは心配すべきは自分の観察力で、あらためて見直したら1月9日の花もハートマークでした。ケケケと笑っていたのはスノードロップだったという悲しいオチです。

<補注> スノードロップが種をつけることに気づきました。(2021年1月17日

過去のきょう 2016 赤ダイコン(紅ダイコン) 2015 ムシトリナデシコ 2014 ヤマユリ 2013 ヒメツルソバ 2012 ツワブキ 2011 トネリコバノカエデ 2010 トウワタ(アスクレピアス) 2009 ナナミノキ 2008 カラシナ(セイヨウカラシナ) 2007 ミヤマシキミ 2006 ナガエコミカンソウ 2005 バラ(グリーンアイス) 2004 トベラ

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12月21日(木) シラカンバ

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シラカンバに果穂(写真左下)がプラプラしているのを見つけました。おかげで、まだシラカンバの雌花を写していないことを思い出しました。
雄花はもうずいぶん前に若葉と一緒に撮りました。そのとき雌花(雌雄同株)も探しておけばよかったのに、というのはいまだから出る反省です。あとはすっかり葉を落とした姿とか黄葉をわずかに残した枝とかに寄り道していて、情けないことに雌花のことは忘れたままで過ごしていました。
ところでその雌花撮影のとき、気をつけるべきことがあるのでした。なんとシラカンバも花粉症の原因になるのだそうです。雌花が開くということは、雄花の見えない花粉が大量に飛散しているわけで、マスクが欠かせません。
もっとも、雌花のことさえずっと忘れていた人ですから、たぶん来春あたりも「やった、雌花だ」と喜びながら、あっけらかんと口を開けていることでしょう。

過去のきょう 2016 アカメガシワ 2015 西洋ツゲ(ボックスウッド) 2014 ブナ 2013 ツクバネウツギ 2012 イイギリ 2011 ナタマメ 2010 カエンキセワタ(レオノティス) 2009 カラスザンショウ 2008 タネツケバナ 2007 カラタチバナ 2006 ユキヤナギ 2005 ハンノキ 2004 ギョリュウバイ

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12月20日(水) ヒルムシロ

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水面に浮かんだクヌギの枯れ葉がポイントです。これによって、狙った被写体が水中にあることがわかりやすいだろうと自画自賛です。
結実したとき、ヒルムシロの穂は水面から突き出ていたのに、ときが経つとこうして沈下してしまうのでした。ホテイアオイの自発的な動きに比べれば、このヒルムシロやヒシは自然降下的な成り行きではあっても、水生植物には空気中で受粉した種を水中に戻しておこうという意思が備わっているように感じます。
さて、葉っぱだけで感動してからもう7年、これでヒルムシロは卒業かと一瞬は考えたものの、大事な課題が残っていました。この種の芽吹きの観察です。
ウチのメダカ池でこの種を育てるプランもあるにはあったものの、先月懺悔したように、どうも大物の栽培には向かないサイズ(注)と悟りました。幸いにこうしてジトッと観察できる場所に恵まれたし、今後も岡場所通いを楽しむことにします。

<補注> ヒルムシロの発芽率はとても良くないそうで、池のサイズ以前に自家栽培プランは潰えそうです。なお、ふつうのヒルムシロだと思っていたここのものはフトヒルムシロであった虞(おそれ)が出ています。(2021年8月27日

過去のきょう 2016 熱帯スイレン 2015 ヒデリコ 2014 ナルコユリ 2013 カラスウリ 2012 ナギナタコウジュ 2011 トキワサンザシ(ピラカンサ) 2010 アマクリナム 2009 センリョウ 2008 タンキリマメ 2007 クネンボ 2006 ヒイラギ 2005 キリ 2004 イヌホオズキ

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12月19日(火) ネーブルオレンジ

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Navel-orangeを和訳して「臍(へそ)だいだい」と呼ぶことにしたら、売り上げはずいぶん減ることでしょう。お臍のことを英語で言う必要がほとんどないおかげで、このオレンジがそんな変な名前だとは意識しないで食べてきました。
そのお臍(ややデベソ・笑)が寒風に晒されていました。冬から春にかけてが出荷時期だそうで、この稔りは正常な姿であり、広島と静岡の2県だけでも年間5千トン近くが生産されています。もっとも、ふつうの温州ミカンの収穫量は、トップの和歌山だけで16万トンですから、これがホントの桁違いです。
ミカン科ミカン属のなかのオレンジの一群にはスイート/サワー/マンダリンの三つの系統があり、そのスイート系はバレンシアなどを含むコモンオレンジ群とネーブルオレンジ群・ブラッドオレンジ群からなって…などという面倒なことを覚えようとするとせっかくのデベソくんが苦いお味になるので、すっきり忘れることにします。

過去のきょう 2016 ツタ(ナツヅタ) 2015 タイワンサザンカ 2014 イヌブナ 2013 イイギリ 2012 オガタマノキ 2011 ススキ 2010 クロマツ 2009 イチョウ 2008 モチノキ 2007 ハクウンボク 2006 フユザクラ 2005 トコナツ 2004 ジュウガツザクラ

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12月18日(月) ススキ(とオギとヨシ)

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ススキの冠毛がキラキラと誘うので、接写でもしてみようと見つめたら、おかしなことに気づきました。冠毛というのは種の先についているものとばかり思っていたのに、ススキの場合、穂の軸から柄が出て冠毛の先に種という並び順なのでした。
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こりゃビックリ!というわけで、いつも似たものとして比較するオギもチェックです。
ああ、良かった、オギはちゃんと種の先に毛が…と思ったら、先だけではなく、種の付け根にも毛があります。冠毛というのはおおむね萼が変化したものらしいのに、これでは種の上下に萼があったことになってしまいます。
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ならばついでにヨシ(アシ)はどうかと調べたら、これはまた種が翼を広げたように全体から冠毛がのび出しているのでした。

つまり、飛んでいる綿毛を捕まえてその作りを見れば、ススキかオギかヨシか区別ができる…という夢ができたものの、綿毛はこの3種だけ出すものでもなく、夢は淡く儚く消えて、残るのはいつもながらの「不思議だなぁ」の感慨だけでした。

<補注> ススキとオギ=イネ科ススキ属 ヨシ=イネ科ヨシ属
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過去のきょう 2016 エイザンスミレ 2015 ベニニガナ 2014 クサソテツ 2013 シオデ 2012 シモバシラ 2011 ソシンロウバイ 2010 リンドウ 2009 チドリノキ 2008 マルバアキグミ 2007 ハクサンボク 2006 ムクロジ 2005 マリアアザミ 2004 ワビスケ

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12月17日(日) イヌカラマツ

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これでもう少し白いとか赤いとか(注)したら、「バラです」「ダリアです」と真面目な顔をしてウソをつけそうです。そして、同じことは前にふつうのカラマツの松ぼっくりを見たときも考えていました。「カラ松ぼっくり」、かなり惚れ込んでしまいます。
ところで、この松ぼっくりは「ふつう」と「犬」を見分けるためのポイントでした。一番下で横向きになっているのがその役に立っていて、正面からではわからない球果の長さを示しています。比べると、「ふつう」はたしかに平べったく感じます。
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ただ、意外にも「ふつう」よりも落葉がずいぶん早めで、葉はもうほとんど残っていませんでした。しかし、「ふつう」よりきれいという黄葉をまんまと見逃してしまった悔しさはなくて、来年の楽しみができたよ!と負け「犬」の遠吠えをしておきます。

<補注> 「白いとか赤いとか」ではなく緑のとき、この松ぼっくりはほとんどグリーンローズに見えました。(2019年8月10日

過去のきょう 2016 テッケンユサン(アブラスギ、ユサン) 2015 オリーブ 2014 パキラ 2013 アツバキミガヨラン 2012 フウ 2011 クリスマスローズ(ニゲル) 2010 ニワウルシ(シンジュ) 2009 アキニレ 2008 ハマヒサカキ 2007 キジョラン 2006 ヤブコウジ 2005 ローズマリー 2004 トウネズミモチ

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12月16日(土) シラヤマギク

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背が高すぎて写しにくいとか、花がショボイとか、暗がりに育つから光線具合が悪いとか、シラヤマギクには悪態ばかりついてきました。ところが、寒風のなかでは茎は倒れ、花は消え、周りの木々は葉を落とし、問題はすべて解消です。
あえて問題を探せば、これでもシラヤマギク?という点でしょうか。ただ、一応の証明は可能で、散房花序の様子ははっきり残っているし、葉柄が長くて卵状心形の葉も、やっとこさっとこ、その形をとどめていてくれました。
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その花後の様子がこれで、花に劣らずの渋さでした。まるで安物のダウンみたいなどと言ったら、シラヤマギクになにか恨みでもありそうです。そんな因縁などなにもなくて、なんとなくからかいたくなってしまう、妙なキャラなんでしょうねえ。

過去のきょう 2016 ミズヒキ 2015 タカサゴユリ 2014 ハキダメギク 2013 洋ラン(品種不明) 2012 イソギク 2011 コウシンバラ 2010 フウ 2009 サンビタリア 2008 シラキ 2007 コスモス(矮性) 2006 タアツァイ 2005 リュウキュウマメガキ 2004 ネズミモチ

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12月15日(金) ウバメガシ

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くわー、そうだったのか! こんな手、ありかよぉ…と目を洗われました。およそ3年かけて、ウバメガシのドングリがハカマなしで落ちていた理由がわかりました。
この写真には、奥でピントを合わせた1個を含んで5個のハカマが写っています。ほかの枝も同じことで、全部のドングリがハカマを脱いで木を離れたかどうかは証明できなくても、かなりの確率でウバメガシはスッポンポン好きなのでした。
問題は「ウバメガシは露出癖あり」と結論づけられるかどうかです。これからこの季節に何本のウバメガシをチェックできるやら、10本・20本見たところでしたり顔などできはしません。さらなる問題は、ブナ科の面々にウバメガシと同じ性癖をお持ちの人がいないとも限らず、ウバメガシだけを変態扱いするのも早計だということです。
二年成のドングリのことを気が長いと思っていたら、それを見つめるこちらにはもっともっとしつこーい観察が求められていたことをしみじみ知りました。

過去のきょう 2016 ザボン(ブンタン、ボンタン) 2015 ホソバシャリンバイ 2014 カシワ 2013 シシユズ(オニユズ) 2012 マンサク 2011 ビオラ 2010 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2009 アオギリ 2008 ツクバネ 2007 カラスザンショウ 2006 チャボヒバ 2005 クロガネモチ 2004 カナムグラ

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12月14日(木) フランネルフラワー

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鉢植えになっていて、一瞬、エーデルワイスの大型判(園芸種)かと思いました。ただ、それにしては葉の形がぜんぜん違います。
学名をActinotus helianthiと言って、豪州大陸からのものだそうです。いろいろ珍しいものを世界中から持ち込む業者さんのご苦労が偲ばれます。
そんな奮闘努力は持ち込んでからもあるわけで、アクチノツス・ヘリアンチではたぶん絶対にポピュラーになりません。そこで捻り出した名前がフランネルフラワーということのようです。花(総苞片)の質感からしてごく妥当な発想でしょう。
ところが問題はあるもので、日本の園芸界にはフランネルと言えばすぐにイメージされる先輩がいるのです。自分でもずっとフランネルソウと呼んでいたスイセンノウがそれで、花がぜんぜん違うとは言え、ややこしいことになったものです。

<補注> 春から夏にかけても花が咲く二期咲き性です。(2022年6月)

過去のきょう 2016 ヘミグラフィス・エキゾチカ 2015 ハイアワユキセンダングサとウインターコスモス 2014 カリガネソウ 2013 タコノアシ 2012 キジョラン(とアサギマダラの卵) 2011 フサザクラ 2010 ノハラアザミ 2009 サンパチェンス 2008 カラスザンショウ 2007 フウ 2006 ムラサキキャベツ 2005 ハナヒョウタンボク 2004 ホオズキ

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12月13日(水) ハゼノキ

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うわあ、こんなに実をつけたハゼノキを初めて見ました。1本の木にこれだけつくのであれば、蝋燭を作るのにも不自由しないことでしょう。
いつものことながら、豊穣な実のつきを見ると上機嫌になってルンルンと歩いていたら、今度は実が一つもなくて派手に化粧した1本(↓)に会いました。片や色味皆無で実がワッサワサ、此方実が皆無でこれ見よがしに真っ赤っかです。
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子孫を作らない雄株は負担が少なくて落葉も遅い…などとまたも珍説(注)をヒネってみたものの、2年前には落葉どころか紅葉さえしない雌株も見ています。
こういうときは恒例の千代子節を口ずさむしかありません。ただ、この雄株写真の収穫は用済みの茶筅のような枝先です。先日のチャンチンに続いて「小葉と葉柄の時間差離脱」が実証できて、どうやらこれは珍説を脱却できたようです。

<補注> シロモジの雌雄ではまったく反対の現象を見つけたので、やはりこれは珍説だったようです。(2019年12月8日

過去のきょう 2016 セコイア(センペルセコイア、アメリカスギ) 2015 ヌマミズキ 2014 ヒマラヤスギ 2013 サザンカ 2012 カキノキ(次郎) 2011 タヌキマメ 2010 キッコウハグマ 2009 イタヤカエデ 2008 カラハナソウ 2007 ハンカチノキ 2006 カランコエ・ベハレンシス 2005 ワビスケ 2004 イシミカワ

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12月12日(火) フジバカマ

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先週載せたお目々パッチリのアキノノゲシに比べると、その綿毛というか種があまりに地味なフジバカマです。さすがに秋の七草、佇まいが和風です。
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さてこれをフジバカマと断定するには、例の3裂した葉を確認したいところなのに、あいにくその葉はほぼ原型をとどめていません。対生であることだけはわずかに認められるものの、それだけでフジバカマとするのは無謀です。
タネを明かせば、秋にここでフジバカマが咲いていました。埼玉でも準絶滅危惧種なので、見かけた場所はしっかり記憶しています。
湿った土地が好きで、ときどき攪乱されることが必要という性質は、あのタコノアシと同じです。3年前に見つけた近所の聖地では、去年からタコノアシを見失ってしまいました。ここのフジバカマがそうならないことを祈るばかりです。

過去のきょう 2016 タチツボスミレ 2015 スカシタゴボウ 2014 タコノアシ 2013 オオツワブキ 2012 ヤブタバコ 2011 カマクラヒバ 2010 チョコレートコスモス 2009 ネズミモチ 2008 ツルアリドオシ 2007 カラマツ 2006 エピデンドラム・ラディカンス(洋ラン) 2005 ノゲシ 2004 イヌリンゴ

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12月11日(月) コウシンバラ

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コウシンバラは通算三度目の登場で、しかも同じ師走に花が咲いている姿もすでに一度収録済みです。それでもあえて載せたいわけはこの花色です。
過去二度はマゼンダっぽい強い花色だったのに対し、今回のものはこんなに優しい色目でした。というか、最初はなにか洋種の栽培品だろうと思って近づいたら名札がついていて、「え、これがコウシン?」と驚いたという図式です。
調べたら、コウシンバラには赤やピンクだけでなく、白の花まであるのだそうで、やれやれ、次は白を見つける課題ができてしまいました。ただ、花のサイズや花弁の数(二重)はだいたいこのあたりが標準のようです。
加えて小葉のつき方や枝の赤みなどがこのバラの特徴だという知識は得ても、「ほかもだいたいこんなもんでしょ」と思ってしまういい加減さでは、いつまで経っても名札頼りから抜け出せないこと間違いなしというものです。

過去のきょう 2016 イイギリ、ほか2種 2015 イタヤカエデ 2014 ハナゾノツクバネウツギ(アベリア) 2013 ヒマラヤザクラ 2012 アスナロ 2011 ゴクラクチョウカ 2010 ヤマアジサイ 2009 ノイバラ 2008 ラシャカキグサ 2007 シャシャンボ 2006 デルフィニウム 2005 トウカエデ 2004 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ)

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12月10日(日) キンミズヒキ

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キンミズヒキのヒッツキ虫が大活躍中です。捕まえられてしまったオギの種(綿毛)は、哀れなことに地上に降下することができません。
そうやって他人に迷惑をかけるだけでは飽き足らず、自分のヒッツキ虫をヒッツケちゃうお馬鹿さんまでいて、もうバトルロイヤルですな、こりゃ。
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さてそのキンミズヒキの足下(↑)を見ると、周囲はもうみんな麦わら色に干からびているのを尻目に、まだ若葉を萌え出させていたりして、タフですな、こりゃ。
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そんなキンミズヒキの8月末の画像(↑)です。細く続く野道を遮断するように、こうして無限花序をのばしてくれて、花の時期から迷惑なお方ですな、こりゃ。
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同じ日(2017年8月28日)の花のアップです。すでに萎れた花(右端)から蕾(左端)まではこんな寸法で、きれいに開いている花は10個くらいのものです。周囲に迷惑かけまくりのくせに、当人はいたって渋ちんですな、こりゃ。
そんな花よりも、この写真の見どころは蕾です。なんと、萼の縁にはもう立派にヒッツキ虫がいて、話はめでたく文頭に戻ることができました。

<補注> 2月のうちの芽吹き状態を収録しました。(2021年2月26日

過去のきょう 2016 ウチワゴケ 2015 ストック(アラセイトウ) 2014 ヒメガマ 2013 セリバオウレン 2012 ワラビ 2011 ウワミズザクラ 2010 リコリス・オーレア 200 ヤーコン 2008 チョクザキヨメナ 2007 メグスリノキ 2006 ゴクラクチョウカ 2005 ブルーベリー 2004 フクシア

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12月9日(土) チャンチン

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たぶんチャンチンは春に赤い色素を使い果たしてしまうのだ…と、悪い冗談を考えつつ見上げました。きれいな紅葉を期待したのに、がっかりです。
ただ、肩透かしのお詫びのように、チャンチンも「小葉と葉柄の時間差離脱」タイプであることを見せてくれていました。まるで小枝のように立派な葉柄も、これから本当の枝を順次離れていくことでしょう。
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さて、これ(↑)は去年の春(4月14日)に撮ったのに出し損なっていた画像です。まるで季節を間違えたかのような葉の色は、若葉を紫外線から守る役目でしょう。この時点から1カ月経つ(冒頭リンク先)と、葉が緑みを増しています。
ということで、チャンチンのことを少しはわかったかと言うとまだまだで、肝心の花を見ていません。花と樹皮が香るから香椿(チャンチン)というこの木の核心はつかめないまま(樹皮では香りを感じられず)で、次の夏こそ!と毎度の決意です。

<追録> じつは来夏まで待てない不安が、上の記録には二つありました。一つはチャンチンは本当はとてもきれいに紅葉するのではないか、もう一つは樹皮はじつは匂うのではないかということです。
当然ながらきのうの記事とは別の場所のチャンチンを訪ねました。結果、二つの不安は解消で、葉色の変化はやはり冴えず、樹皮はちっとも香りませんでした。
…という記録だけでは悲しいので、ついでながら葉痕を写してきました。だがしかし、それはタラほど豪華でもなく、ニワトコほどユーモラスでもなく、まるで駄目押しのように悲しい結果なのでした。(撮影:2017年12月10日)
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<補注> 花の残骸というか、花穂を見ました。(2019年7月1日

過去のきょう 2016 エンジュ 2015 ヒメタイサンボク 2014 トウカエデ 2013 コナラ 2012 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアナ) 2011 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 2010 イロハモミジ 2009 メタセコイア 2008 アオハダ 2007 ケヤキ 2006 サンダーソニア 2005 サンシュユ 2004 メキシカン・ブッシュ・セージ

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12月8日(金) コアカザ

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全体の色合いや果穂のつくりがふつうのアカザとよく似ています。違いは草丈で、アカザがしばしば1mほどにもなるのに対し、こちらはせいぜいその半分です。
その丈も勢いが盛りの夏のことであり、いまの時期だと這うように脛の下あたりで、枯れ色ばかりになった野辺にわずかな色味を加えています。
さて色味と言えば、この小型版の方はコアカザだけで「コシロザ」はないのかな?と考えてしまいます。もっとも、ふつう版の方も、学名上はアカザはシロザの変種という扱いで、大ぐくりには一緒に考えてよさそうです。このコアカザも、赤みのないものをコシロザと呼ぶ人もいるようで、鷹揚に構えないとくたびれます。

過去のきょう 2016 オウゴンカズラ(ポトス・エンジョイ) 2015 ハグロソウ 2014 テンニンソウ 2013 オオハナワラビ 2012 ヤブマメ 2011 ネコノチチ 2010 ホソバオケラ 2009 イイギリ 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ダケカンバ 2006 コクサギ 2005 サンキライ 2004 ガーデンシクラメン

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12月7日(木) アズサ(ヨグソミネバリ)

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「ミズメとアズサは別物説」の続編です。いや、「説」などとするのはおこがましくて、素人がいったいどこまで突っ張れるものかの記録としておきましょう。
黄葉の様子は先月載せたミズメを思い出させます。ただ、こちらには果穂は見つからなくて残念でした。悔し紛れに構図に入れた幹に赤土色(アズサの特徴)を感じたというのは勝手な強弁です。この色問題は、アズサと思うもの・ミズメと思うものの両方を、樹齢やその日の光線具合などをそろえて比較するまで持ち越しです。
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そこで今回の注目点は鋸歯です。先日、ミズメとした葉は、不規則ではあるものの重鋸歯ではないと見ました。対して今回の葉は一つの刻みが複数の尖りを持っているように思える部分が目立ち(特に一番手前のもの)ます。
…と思う一方で、こんなことはサンプリングの仕方でどうにでもなりそうという不安は尽きません。すべての葉を比較するなんて無理なことはあきらめるとして、それに代わるくらいのフラットな気持ちで「ミズメとアズサ」を追いかけるつもりです。

過去のきょう 2016 カイノキ 2015 カナクギノキ 2014 イヌザンショウ 2013 ムラサキシキブ 2012 ヤマコウバシ 2011 メキシカン・マリーゴールド 2010 アカガシワ 2009 ウシハコベ 2008 コハウチワカエデ 2007 ギヌラ・パープルパッション 2006 ヤマハゼ 2005 ストック 2004 イチョウ

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12月6日(水) アキノノゲシ

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綿毛をつけた種が黒くて大きくて、アキノノゲシがこんなお目々パッチリのカワイコちゃんだったなんて知りませんでした。その脇で、開花後にまた閉じた総苞がまるでイチジク浣腸みたいです。ん、カワイコちゃんと浣腸、、、イヤな思い出…。
昔、掌を骨折したときのこと、手術に先立って浣腸されたのでした。それはイチジク浣腸なんて生やさしいものではなく、注射器の親分みたいなぶっといヤツでした。そして、それを持ってやって来たのはうら若い看護婦さんでした。
あれってきっと実習みたいなもんで、新人さんの役目なんだろうな、と冷静に思いを巡らすことができるのは時間が経った証拠です。当時はもう恥ずかしいばかりで、白衣の女性を見かけると反射的に目を伏せていたものでした。

<補注> レタス類がアキノノゲシ属だと知りました。(2021年6月6日

過去のきょう 2016 ヘミグラフィス・アルテルナタ 2015 タイワンホトトギス 2014 ツルムラサキ 2013 タチシオデ 2012 ノブキ 2011 ホソイトスギ(イタリアンサイプレス) 2010 フユザンショウ 2009 ハゼノキ 2008 ハウチワカエデ 2007 ソヨゴ 2006 タラノキ 2005 メギ 2004 ダリア

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12月5日(火) コヤスノキ

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ちょうどひと月前、まだ青くて硬い実を見て、それが割れるタイミングを「半月後」と予測しました。この殻の干上がり具合からして、それは正解だったようです。
ただ、徘徊老人にもなかなか都合というものがあって、超レアなこの木があるこの場所に足が向きませんでした。ドキドキしながら駆けつけて、こんな大正解のシーンを得られたのだから、もう大感激&大興奮、ヨッシャー!です。
今年たった3回訪ねただけで、花を撮り、膨らんだ実をチェックし、輝く真っ赤な宝石まで写せたなんて、最高の僥倖でした。今年の運はこれで使い果たしたでしょうけれど、なあにあと少しすれば新しい年の運が来てくれるはずです。

過去のきょう 2016 アメリカハナノキ 2015 アブラチャン 2014 ツタ(ナツヅタ) 2013 フユザンショウ 2012 バンジロウ 2011 カラミンサ 2010 デンジソウ 2009 コンテリクラマゴケ 2008 チドリノキ 2007 イヌリンゴ 2006 ツルリンドウ 2005 ナンテン 2004 ネリネ

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12月4日(月) ツルマメ

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「もう勘弁してくれ~」というオギの悲鳴が聞こえてきそうです。花のとき豆のときにはこれほど悪辣に周りに絡みついているとは思いもしませんでした。ワタシがもしオギだったなら、息苦しくてきっと発狂していることでしょう。
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そんな悪辣ぶりは蔓だけにとどまらず、この莢の憎々しげなヒネクレ具合と言ったらありません。小型の枝豆みたいでおいしかった豆は真っ黒に干上がって、バチンと捩れる莢に弾き出される仕掛け(ヤブツルアズキなどと同じ)でした。
これだけの豆がバチン・バチンと飛ばされ続けたら、来年もまたここのオギはグルグル・ギリギリと絡みつかれること必定で、同情の念、しきりです。

過去のきょう 2016 バルボフィラム・エリザベス・アン "バックルベリー" 2015 ハナミョウガ 2014 ハナビシソウ(カリフォルニアポピー) 2013 ヒヨドリジョウゴ 2012 シュロソウ 2011 シマトネリコ 2010 クサボケ 2009 カラスザンショウ 2008 コシアブラ 2007 ハンノキ 2006 センニチコボウ 2005 フユイチゴ 2004 カラスウリ

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12月3日(日) ヒイラギ

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おととい、セイヨウヒイラギを載せて、じつはそこでふつうのヒイラギの実にも触れようと考えました。ところが「おっと!」、ヒイラギの実を撮影していません。
過去3回の登場は、蕾状態が1回と開花状態が2回、それぞれでシツコイほどに葉の形にはこだわっているものの、実を気にした様子は皆無です。かつ、ヒイラギが雌雄異株であることには気づいていなかった雰囲気ありありです。
そこであらためてヒイラギの雌株(両性花↑)を撮影です。庭木としては花つきの良い雄株が好まれるため、雌株には少し巡り会いにくいはずなのに、ふだんの精進のせい(笑)で、たやすく目の前に現れました。
2本の雄シベを従えて緑の子房から突き出た柱頭が、「夏にはちゃんと実を写しに、ここに来なさいよ!」としたり顔で釘を刺して(注)くれました。

<追録(雄株)> 上の両性花の写真と比べると、雌シベの痕跡らしきもの(緑色の尖り)をつけた花はあっても、それが長くのび出したり、付け根に子房を備えるものがありません。これが雄花(雄株↓)です。
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別の場所の雄株(↓)です。同じように、2本の雄シベに挟まれた場所に小さな尖りはあっても、それが長くはのびず、もちろん柱頭がありません。
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念のためもう一本、別の場所の雄株(↓)です。これは立派な長屋門を構えた農家の門前にあった古木です。こちらも、雌シベの痕跡のような緑みは認められても、それが突き出たものはありません。
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なお、この木は古くて大きい(樹高3m以上)のに、葉にはもれなく棘(写真右上方)がありました。古木になると葉が丸くなるというのは、必ずしもすべての木に当てはまることではないと知りました。

<補注> 実の追跡に失敗してしまいました。(2018年7月10日

過去のきょう 2016 ハナノキ 2015 サワフタギ 2014 トサミズキ 2013 ハゼノキ 2012 アメリカマンサク 2011 ルドベキア・プレーリーサン 2010 アカメガシワ 2009 フウトウカズラ 2008 タカノツメ 2007 アカカタバミ 2006 スギナ 2005 ナンキンハゼ 2004 キダチチョウセンアサガオ

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12月2日(土) マメグンバイナズナ

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「豆」と呼ばれるのは、豆をつけるわけではなくて「小さい」という意味です。比較すべきふつうのグンバイナズナがなかなか見つからなくて、直接の比較はまだなのが悔しいところでも、図鑑的に、たしかにこの実は「ふつう」より小型です。
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加えて、草の背丈も「ふつう」の2/3ほどと豆サイズです。こうして繁く葉をつけて立ち上がった株もあれば、1枚目写真のように花穂が徒長した形もあり、あるいは立ち上がらず這うような姿もあって、これはこの季節に見せる特徴のようです。
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かつて初夏に出会ったとき(↑)は、その無限花序の勢いがよく、背丈も脛の下あたりまでありました(撮影:08年6月8日)。このときは土手上の道端で見つけたし、今回は駐車場脇の空き地で撮影していて、わりと慎ましい暮らしぶりです。

<追録> マメグンバイナズナとグンバイナズナを見分けるためのポイントの一つ、種の数を確認しました。マメグンバイナズナの熟した実は触ると簡単に左右に割れ、そのそれぞれに種が1粒ずつ入っています。一方のグンバイナズナは、1室に種が複数個入っているはずです。(撮影:2017年12月11日)
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過去のきょう 2016 クレマチス 2015 シャガ 2014 アメリカセンニチコウ 2013 サフラン 2012 球根ベゴニア 2011 早咲きツバキ(西王母) 2010 ナナミノキ 2009 ハダカホオズキ 2008 サンザシ 2007 アラカシ 2006 アメリカツルマサキ 2005 ビワ 2004 ユズ

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12月1日(金) セイヨウヒイラギ

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12月に入った途端にクリスマスホーリー(流通名)を持ち出すとは、我ながらあざとい所業です。ただ、本当に丁寧に手入れされた木で、あと3週間も待ったら、この美しさに陰りが出てしまうことを心配したのが掲載の舞台裏です。
今回のこのいかにも園芸品という姿に比べると、前に取り上げた1本はかなりワイルドな状態でした。もちろん、セイヨウヒイラギが日本の野山に自生することはなくても、もしかして鳥がこんな場所に種を運んだかと思うに十分な姿でした。
そんな前回の木は大きくて、古い枝には棘の少ない丸っぽい葉もあるのに対し、今回の木はまだ若く、すべての葉が尖っています。こうして異なる状態の木を見ることができたおかげで、類似の渡来品(アメリカヒイラギモチシナヒイラギ)との見分けについてほんのわずかだけ自信らしきもの(注)が芽生えてきました。

<補注> 「自信らしきもの」とは恐ろしいことを書いたもので、リンクさせた「シナヒイラギ」さえ、標準和名を知らなかったというお粗末が判明しました。(2018年11月25日

過去のきょう 2016 トチノキ 2015 アオキ 2014 カラタチバナ 2013 カカオ 2012 イタビカズラ 2011 ムラサキセンブリ 2010 カンレンボク 2009 コウヤボウキ 2008 イブキジャコウソウ  2007 クヌギ 2006 イヌツゲ 2005 マユミ 2004 シチヘンゲ(ランタナ)

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